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【第47話:反撃の時】
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ぐっ!? 全身に激痛が走る……踏み出す一歩が重い……。
まるでぬかるみの中を歩いているようだ。
でも、今立ち止まるわけにはいかない!
「はぁぁ!!」
剣を抜く必要はない。
「なっ!? そ、そいつを止めろぉ!!」
「衛兵を舐めるなよ、若造がぁ!!」
オレは盾を掲げて駆け出すと、驚き怒声をあげているオックスの部下たちのもとへと一気に距離を詰めた。
「ま、待て!! お前たち、すぐにそいつから離れるんだ!」
オックスが慌てて叫んで指示を出しているが、腐っても衛兵と言うべきか。
突っ込んできたオレに対して迎え撃つべく身構えてしまっていた。
「オックス! 慎重なその性格にずっと後手に回されてしまっていたが、ここにきてそれが仇となったな!」
今までオックスの部下たちは、指示に従って前後に別れ、お互いの距離を取ってオレを包囲していた。
だが、目的の部屋の前に辿り着いたことと、今までオレが素直にオックスの言う事に従っていたことで油断していたのだろう。
今オックスの部下たちは全員、オックスとオレの間に集まっている!
「スキル範囲化! 身体能力向上1.5倍!」
オックスが何事にも慎重で、自分の身可愛さに部下をオレとの間に集めたことがお前の敗因だ!
全能力向上と違い、身体能力向上だと1.5倍を一度受けただけで全身に痛みが走る。
鍛えていれば全く動けないほどではないが、激痛と言っていい痛みが突然全身に入れば動けるものはそうそういない。
そして、オックスの部下たちも例外ではなかった。
「ぐぁぁ⁉ い、いでぇぇぇ!」
「ぎゃぁ⁉ ぐふっ⁉」
突然の痛みに襲われて武器を落とし、中にはしゃがみこんだり、のたうち回っているものまでいる。
「せめて今まで重ねた罪を悔いて逝け! スキル範囲化! 重ね掛け!」
「「「や、や”め”ろ”ぉ”ぉぉぉ!!」」」
制止する声が重なるが、ここで甘い心を覗かせてしまえば、オレが本当に大切にしている人たちの命を危険に晒してしまうだろう。
「身体能力向上1.5倍!」
「「「ぎゃぁぁぁ……!!」」」
オレの目の前で崩れていく男たち。
まだ完全にこと切れていないように思えるが、確認している時間はない。
オレも身体が悲鳴をあげているが、二度のデバフを掛けていたのが解除されたので逆に動きはマシになっていた。
「貴様ぁぁぁ!! よくもやってくれたな! 女たちも道連れにしてやる!!」
オックスはオレの行動を見て激昂して通信の魔道具を握り締め、発動させるために今にも魔力を込めようとしていた。
くっ!? やはり間に合わないか!?
オレは剣を引き抜くと、そのままオックスに向けて投げつけた。
「おっと! あぶないあぶない……」
しかし、さすが衛兵隊長といったところか、滑らかに引き抜いた片手剣で難なく弾かれてしまった。
「オックスゥゥ!!」
オレの叫びに一瞬愉悦に歪んだ顔を見せるオックス。
「ふははは!! 後悔してももう遅い!」
しかし……オレが叫んだのはこちらに注意を向けるためだ!
オックスが今まさに魔力を込めようとした瞬間、天井付近から急降下してきた影が魔道具を持つ手に!
「あいつらもこれで道連れ……なっ!?」
突然のことに動きを止めるオックスは、手元からなくなった連絡用の魔道具に呆然としていた。
「メリア! よくやった!」
魔道具を咥えてまた天井付近へと戻っていく影、メリアの召喚した小鳥ピッチュに声をかけると、そのまま一気にオックスへと詰め寄った。
オックスは咄嗟に剣を構え、オレを迎え撃とうとしたが、ここにきてオックスが少し冷静さを取り戻してしまったようだ。
「はっ!? さ、サイクロプス! あいつを殺すんだ!!」
自分は横にずれつつ、後ろで控えさせていたサイクロプスを前面に押し出してきたのだ。
「はははは! 剣を投げたのは失敗だったね!」
「ちっ!? 全能力向上1.2倍!」
オレもフィアと前衛としての特訓を積んできたが、さすがに衛兵隊長と正面から戦うのは厳しい。
おまけに今は手元には剣はなく、身体も限界に達しているため全能力向上は安全圏の1.2倍にしておかないとすぐに限界がきそうときてる。
さらに……サイクロプスが攻撃に加わると、もう逃げと守りの一手になってしまった。
「ふはははは! さっきまでの勢いはどうしたんだね!」
サイクロプスの巨体から繰り出される拳は、一撃でもまともに受けるとおしまいだ。
距離を取って補助魔法でケリを付けたいところだが、オックスが上手く回り込んでそうさせてくれない。
「くっ!? 身体能力向上1.5倍!」
「おっと! フォーレスト君の話を聞いて補助魔法の間合いは調べさせて貰っているんだ!」
ここまでの道中でも察してはいたが、補助魔法の間合いを完全に把握されてしまっているのか⁉
オレの発動した補助魔法は届かず虚空へと消えてしまった。
悪事の限りを尽くしてきたような男だが、同時に衛兵隊長としての実力もたしかに持っている。
剣術では勝てず、その用意周到さ、そして立ち回り。
悔しいが、戦いにおいてのあらゆる経験値が違う。
このままでは不味い……。
防戦一方になってしまっている。
「だが……それでもオレは負けない!!」
考えろ! 補助魔法の可能性を!
まるでぬかるみの中を歩いているようだ。
でも、今立ち止まるわけにはいかない!
「はぁぁ!!」
剣を抜く必要はない。
「なっ!? そ、そいつを止めろぉ!!」
「衛兵を舐めるなよ、若造がぁ!!」
オレは盾を掲げて駆け出すと、驚き怒声をあげているオックスの部下たちのもとへと一気に距離を詰めた。
「ま、待て!! お前たち、すぐにそいつから離れるんだ!」
オックスが慌てて叫んで指示を出しているが、腐っても衛兵と言うべきか。
突っ込んできたオレに対して迎え撃つべく身構えてしまっていた。
「オックス! 慎重なその性格にずっと後手に回されてしまっていたが、ここにきてそれが仇となったな!」
今までオックスの部下たちは、指示に従って前後に別れ、お互いの距離を取ってオレを包囲していた。
だが、目的の部屋の前に辿り着いたことと、今までオレが素直にオックスの言う事に従っていたことで油断していたのだろう。
今オックスの部下たちは全員、オックスとオレの間に集まっている!
「スキル範囲化! 身体能力向上1.5倍!」
オックスが何事にも慎重で、自分の身可愛さに部下をオレとの間に集めたことがお前の敗因だ!
全能力向上と違い、身体能力向上だと1.5倍を一度受けただけで全身に痛みが走る。
鍛えていれば全く動けないほどではないが、激痛と言っていい痛みが突然全身に入れば動けるものはそうそういない。
そして、オックスの部下たちも例外ではなかった。
「ぐぁぁ⁉ い、いでぇぇぇ!」
「ぎゃぁ⁉ ぐふっ⁉」
突然の痛みに襲われて武器を落とし、中にはしゃがみこんだり、のたうち回っているものまでいる。
「せめて今まで重ねた罪を悔いて逝け! スキル範囲化! 重ね掛け!」
「「「や、や”め”ろ”ぉ”ぉぉぉ!!」」」
制止する声が重なるが、ここで甘い心を覗かせてしまえば、オレが本当に大切にしている人たちの命を危険に晒してしまうだろう。
「身体能力向上1.5倍!」
「「「ぎゃぁぁぁ……!!」」」
オレの目の前で崩れていく男たち。
まだ完全にこと切れていないように思えるが、確認している時間はない。
オレも身体が悲鳴をあげているが、二度のデバフを掛けていたのが解除されたので逆に動きはマシになっていた。
「貴様ぁぁぁ!! よくもやってくれたな! 女たちも道連れにしてやる!!」
オックスはオレの行動を見て激昂して通信の魔道具を握り締め、発動させるために今にも魔力を込めようとしていた。
くっ!? やはり間に合わないか!?
オレは剣を引き抜くと、そのままオックスに向けて投げつけた。
「おっと! あぶないあぶない……」
しかし、さすが衛兵隊長といったところか、滑らかに引き抜いた片手剣で難なく弾かれてしまった。
「オックスゥゥ!!」
オレの叫びに一瞬愉悦に歪んだ顔を見せるオックス。
「ふははは!! 後悔してももう遅い!」
しかし……オレが叫んだのはこちらに注意を向けるためだ!
オックスが今まさに魔力を込めようとした瞬間、天井付近から急降下してきた影が魔道具を持つ手に!
「あいつらもこれで道連れ……なっ!?」
突然のことに動きを止めるオックスは、手元からなくなった連絡用の魔道具に呆然としていた。
「メリア! よくやった!」
魔道具を咥えてまた天井付近へと戻っていく影、メリアの召喚した小鳥ピッチュに声をかけると、そのまま一気にオックスへと詰め寄った。
オックスは咄嗟に剣を構え、オレを迎え撃とうとしたが、ここにきてオックスが少し冷静さを取り戻してしまったようだ。
「はっ!? さ、サイクロプス! あいつを殺すんだ!!」
自分は横にずれつつ、後ろで控えさせていたサイクロプスを前面に押し出してきたのだ。
「はははは! 剣を投げたのは失敗だったね!」
「ちっ!? 全能力向上1.2倍!」
オレもフィアと前衛としての特訓を積んできたが、さすがに衛兵隊長と正面から戦うのは厳しい。
おまけに今は手元には剣はなく、身体も限界に達しているため全能力向上は安全圏の1.2倍にしておかないとすぐに限界がきそうときてる。
さらに……サイクロプスが攻撃に加わると、もう逃げと守りの一手になってしまった。
「ふはははは! さっきまでの勢いはどうしたんだね!」
サイクロプスの巨体から繰り出される拳は、一撃でもまともに受けるとおしまいだ。
距離を取って補助魔法でケリを付けたいところだが、オックスが上手く回り込んでそうさせてくれない。
「くっ!? 身体能力向上1.5倍!」
「おっと! フォーレスト君の話を聞いて補助魔法の間合いは調べさせて貰っているんだ!」
ここまでの道中でも察してはいたが、補助魔法の間合いを完全に把握されてしまっているのか⁉
オレの発動した補助魔法は届かず虚空へと消えてしまった。
悪事の限りを尽くしてきたような男だが、同時に衛兵隊長としての実力もたしかに持っている。
剣術では勝てず、その用意周到さ、そして立ち回り。
悔しいが、戦いにおいてのあらゆる経験値が違う。
このままでは不味い……。
防戦一方になってしまっている。
「だが……それでもオレは負けない!!」
考えろ! 補助魔法の可能性を!
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