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【第45話:最後の質問】
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ダンジョンの中を更に三〇分ほど歩いただろうか。
魔物が出た後から分かれ道も何度かあったが、指示通りに進んできた。
やはりオックスたちは何度もここに来ていて、このダンジョンのことを知り尽くしているようだ。
その指示には全く迷いがなかった。
「こっちでいいのか?」
ここにくるまでの道中では何度も魔物と戦う事になったが、どれもDランク以下の魔物だったので問題なく処理した。
今も一匹のオークを倒したところだ。
「あぁ、そのまま真っすぐ進んでくれ。ん~……せっかくフォーレストくんがいるのに、ちょうどいい魔物が出なかったのは残念だね。だけど、そろそろ目的地だ。もう考えは纏まったかな?」
考え……そんなのもちろん断るに決まっているのだが、目的地というのが何なのか?
オレに何をさせるつもりなのかが、ここまで来てもわからない……。
ちょうどいい魔物の「ちょうどいい」っていうのはどういう意味だ?
そもそもオックスのこの自信はいったいなんなのだ?
完全に後手に回っている上に、相手が何をしようとしているのか、なにを隠し持っているのかがわからず焦りが募る……。
「…………」
オレがどうするべきか悩み、答えられずにいると、オックスはしびれをきらしたようだ。
「……そうか。ここまで真面目だと逆に使いづらいし、もういいよ」
次の指示の内容次第では、もうここで仕掛けるべきか?
しかし、オックスの前にはその部下四人もいる。
オックスの元へ辿り着く前にさっきの魔道具で連絡を入れられてしまう可能性が高い。
「本当は私が魔物を捉えるのに囮になって貰ったり、いろいろこき使ってやろうとおもっていたのだが残念だ」
ん? なんだ……さっきから「ちょうどいい魔物」って言ってたのは、使役する魔物を補充したかったからか?
ロックオーガやサラマンダーに代わるBランクの魔物を狙っていたってことは、今はそこまでの魔物は従えていない?
「おっと? ヘタな真似をするんじゃないぞ? この魔道具で連絡を入れれば、お前の妹やあの姉妹とは二度と話をすることは出来なくなるぞ?」
オックスがいつでも発動させられるようにその魔道具を手に持ち、こちらに見せつけてきた。
「くっ!? わかっている! それで、オレに何をさせるつもりだ!」
この状況では、さすがに魔道具の発動を阻止しつつ制圧するのは無理だ。
ひとまずはオックスの指示に従うしかない……。
「その先に少し見えている扉だ。そこから中に入れ」
「……あの扉を開けて入ればいいのか? この部屋はなんなんだ?」
あまり期待せずに聞いてみたのだが、意外にもすんなりと答えてくれた。
「そこにね。衛兵一部隊を全滅させた奴がいるのさ。一応だが、いわゆるボス部屋みたいなものだね」
「ボス部屋だと⁉」
通称ボス部屋。
一般的にはダンジョンの最奥にあるダンジョン内で一番強いとされている魔物が巣くう場所のことをさす。
そう。最奥にあるのだ。
「いや、だけど……ここは最奥ではないだろ?」
もしかするとここは小さなダンジョンなのかもしれないが、それにしてもダンジョンの入口から近すぎる。
「そう、だから一応と言ったんだよ」
「……どういうことだ?」
「サラマンダーやロックオーガのように従えようとしたんだが、失敗したんでね。閉じ込めたんだよ」
「馬鹿な。たとえ魔物使いだろうと、ダンジョンのボスを従られるわけが……」
「そうでもないさ。このアーティファクトがあればね」
オックスは連絡用の魔道具を持つ逆の手で胸元に手を突っ込むと、おもむろにペンダントのようなものを取り出した。
「これはね。もともと召喚魔法使いや魔物使いのためアーティファクトなんだけど、別に使用者のクラスに制限とかなくてね。どんな魔物でも一匹だけ従えることができるのさ」
「なんだと……」
そんな凄まじい能力を持つアーティファクトが存在するのか……。
ん? という事は、オックスは魔物使いですらないということか?
「嘘じゃないさ。こんな風にね」
オックスはそういうとペンダントのようなアーティファクトを掲げる手に魔力を込めた。
すると……オックスの前に光があふれ、そこには一体の魔物が鎮座していた。
「っ⁉ そ、そんなことが……」
とんでもない能力のアーティファクトだ……。
オレが見つめる先には一体の巨漢が佇んでいる。
「サイクロプス……」
一つ目の巨人、サイクロプス。
ロックオーガやサラマンダーよりも格で言うと少し下に見られているが、それでもBランクの魔物だ。
しかし……なぜだ。
今、オックス自身が一匹だけ従えられると……あれは嘘だったのか?
ここに来るまでに、魔物を補充することが出来るような機会はなかったはずだ。
「不思議そうだね。まぁもう逃がすつもりはないし教えてあげよう。さっきの部屋さ」
さっきの部屋とはフィアたちを監禁している部屋か?
それともその前の部屋か?
「ん? あぁ、どっちの部屋もだよ。強そうな魔物を見繕って確保してあるのさ」
「なっ!? そういうことか!?」
一度に従えることができる魔物が一匹でも、確保してどこかに閉じ込めておけばいいってことか!?
しかも一匹ずつ操れば檻なりなんなりに入れてから解除すれば、閉じ込めるのも難しくないだろう。
さらにダンジョンにいる魔物は食事を必要としない。
維持費もかからないのだから、他にも強力な魔物を何体も確保している可能性もでてきたぞ。
一度に使役できる魔物が一匹だけなのは救いだが、うまく使えば国を傾けることだってできそうな力だ……。
「フォーレスト君がいくら強くても、私の持ち駒を全て倒せると思うかい? さぁ、これが最後の質問だ。私の駒になる気はないかい?」
オックスは醜悪な笑みを浮かべ、もう一度同じ質問をしてきたのだった。
魔物が出た後から分かれ道も何度かあったが、指示通りに進んできた。
やはりオックスたちは何度もここに来ていて、このダンジョンのことを知り尽くしているようだ。
その指示には全く迷いがなかった。
「こっちでいいのか?」
ここにくるまでの道中では何度も魔物と戦う事になったが、どれもDランク以下の魔物だったので問題なく処理した。
今も一匹のオークを倒したところだ。
「あぁ、そのまま真っすぐ進んでくれ。ん~……せっかくフォーレストくんがいるのに、ちょうどいい魔物が出なかったのは残念だね。だけど、そろそろ目的地だ。もう考えは纏まったかな?」
考え……そんなのもちろん断るに決まっているのだが、目的地というのが何なのか?
オレに何をさせるつもりなのかが、ここまで来てもわからない……。
ちょうどいい魔物の「ちょうどいい」っていうのはどういう意味だ?
そもそもオックスのこの自信はいったいなんなのだ?
完全に後手に回っている上に、相手が何をしようとしているのか、なにを隠し持っているのかがわからず焦りが募る……。
「…………」
オレがどうするべきか悩み、答えられずにいると、オックスはしびれをきらしたようだ。
「……そうか。ここまで真面目だと逆に使いづらいし、もういいよ」
次の指示の内容次第では、もうここで仕掛けるべきか?
しかし、オックスの前にはその部下四人もいる。
オックスの元へ辿り着く前にさっきの魔道具で連絡を入れられてしまう可能性が高い。
「本当は私が魔物を捉えるのに囮になって貰ったり、いろいろこき使ってやろうとおもっていたのだが残念だ」
ん? なんだ……さっきから「ちょうどいい魔物」って言ってたのは、使役する魔物を補充したかったからか?
ロックオーガやサラマンダーに代わるBランクの魔物を狙っていたってことは、今はそこまでの魔物は従えていない?
「おっと? ヘタな真似をするんじゃないぞ? この魔道具で連絡を入れれば、お前の妹やあの姉妹とは二度と話をすることは出来なくなるぞ?」
オックスがいつでも発動させられるようにその魔道具を手に持ち、こちらに見せつけてきた。
「くっ!? わかっている! それで、オレに何をさせるつもりだ!」
この状況では、さすがに魔道具の発動を阻止しつつ制圧するのは無理だ。
ひとまずはオックスの指示に従うしかない……。
「その先に少し見えている扉だ。そこから中に入れ」
「……あの扉を開けて入ればいいのか? この部屋はなんなんだ?」
あまり期待せずに聞いてみたのだが、意外にもすんなりと答えてくれた。
「そこにね。衛兵一部隊を全滅させた奴がいるのさ。一応だが、いわゆるボス部屋みたいなものだね」
「ボス部屋だと⁉」
通称ボス部屋。
一般的にはダンジョンの最奥にあるダンジョン内で一番強いとされている魔物が巣くう場所のことをさす。
そう。最奥にあるのだ。
「いや、だけど……ここは最奥ではないだろ?」
もしかするとここは小さなダンジョンなのかもしれないが、それにしてもダンジョンの入口から近すぎる。
「そう、だから一応と言ったんだよ」
「……どういうことだ?」
「サラマンダーやロックオーガのように従えようとしたんだが、失敗したんでね。閉じ込めたんだよ」
「馬鹿な。たとえ魔物使いだろうと、ダンジョンのボスを従られるわけが……」
「そうでもないさ。このアーティファクトがあればね」
オックスは連絡用の魔道具を持つ逆の手で胸元に手を突っ込むと、おもむろにペンダントのようなものを取り出した。
「これはね。もともと召喚魔法使いや魔物使いのためアーティファクトなんだけど、別に使用者のクラスに制限とかなくてね。どんな魔物でも一匹だけ従えることができるのさ」
「なんだと……」
そんな凄まじい能力を持つアーティファクトが存在するのか……。
ん? という事は、オックスは魔物使いですらないということか?
「嘘じゃないさ。こんな風にね」
オックスはそういうとペンダントのようなアーティファクトを掲げる手に魔力を込めた。
すると……オックスの前に光があふれ、そこには一体の魔物が鎮座していた。
「っ⁉ そ、そんなことが……」
とんでもない能力のアーティファクトだ……。
オレが見つめる先には一体の巨漢が佇んでいる。
「サイクロプス……」
一つ目の巨人、サイクロプス。
ロックオーガやサラマンダーよりも格で言うと少し下に見られているが、それでもBランクの魔物だ。
しかし……なぜだ。
今、オックス自身が一匹だけ従えられると……あれは嘘だったのか?
ここに来るまでに、魔物を補充することが出来るような機会はなかったはずだ。
「不思議そうだね。まぁもう逃がすつもりはないし教えてあげよう。さっきの部屋さ」
さっきの部屋とはフィアたちを監禁している部屋か?
それともその前の部屋か?
「ん? あぁ、どっちの部屋もだよ。強そうな魔物を見繕って確保してあるのさ」
「なっ!? そういうことか!?」
一度に従えることができる魔物が一匹でも、確保してどこかに閉じ込めておけばいいってことか!?
しかも一匹ずつ操れば檻なりなんなりに入れてから解除すれば、閉じ込めるのも難しくないだろう。
さらにダンジョンにいる魔物は食事を必要としない。
維持費もかからないのだから、他にも強力な魔物を何体も確保している可能性もでてきたぞ。
一度に使役できる魔物が一匹だけなのは救いだが、うまく使えば国を傾けることだってできそうな力だ……。
「フォーレスト君がいくら強くても、私の持ち駒を全て倒せると思うかい? さぁ、これが最後の質問だ。私の駒になる気はないかい?」
オックスは醜悪な笑みを浮かべ、もう一度同じ質問をしてきたのだった。
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