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【第35話:それぞれの想い】
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早めの晩飯を食べ終えたオレたちは、これからの事について話し合っていた。
「メリアちゃんに探索を頼んでいるけど、私たちはただ待ってるだけでいいの?」
「そうなんだよな。でも、オレたちが動き回るためには、結局メリアの護衛にオレかフィアが残らないとダメだろ? そうなるとリスクの割には得るものが少ないし……」
ここはあまり魔物は多くない森だし、木々の間隔も空いているので他の魔物に突然襲われるような確率は低いのだが、それでも皆無ではない。
それに空から俯瞰できるメリアの索敵能力を考えると、オレたちが森の中を歩き回って先にサラマンダーを発見できる可能性はかなり低い。
「探索は私に任せてよ。お兄ちゃんたちは戦いに備えてゆっくり過ごしたらいいんじゃないかな?」
「ん~なんか悪いな。また今度、美味しいものでも食べに連れて行くから」
「やった~♪ 約束だからね! フィアさんとロロアちゃんも一緒に行こうね!」
う……ま、まぁ二人にも日々感謝しているしかまわないのだが、次回はちゃんとお金を持って行かないと……。
昨日のケーキ屋では、手持ちだと支払いがギリギリだったからな。
いや、そんなことは今はどうでもいい……。
どうもメリアといると村で平和に暮らしていた頃の気持ちが甦るのか、ついついサラマンダーと戦いにきたことを忘れてしまいそうになる。
「じゃぁ、サラマンダーを探すのはメリアに任せるよ。ありがとうな」
と、オレが礼を言った時だった。
楽しそうにしていたメリアの顔が急にこわばったかと思うと、唐突に聞き取れないような声で何か呟いた。
「……ぅそ…………ちゃった……」
メリアの表情を見る限り、なにかあったのは間違いない。
もしかして小鳥に何かあったのだろうか?
「おい? メリア? どうしたんだ? 何かあったのか?」
フィアとロロアの二人も心配そうに見守っている。
「もしかして、ピッチュが何かに倒されたのか?」
召喚魔法で呼び出した魔物や動物などが倒された場合、その日はもう呼び出せないと聞いた事がある。
だからそういうことなのかと思い尋ねてみたのだが、どうやらそういうわけではないようだ。
「ぅ、うん……ちょっと待って……ピッチュは大丈夫だから。ちょっとだけ待って……」
だが妹を待っている間に、フィアが言った言葉が当たっていた。
「ねぇ……メリアちゃん、もしかしてサラマンダーが見つかったの?」
「……うん」
「なっ!? 本当なのか!?」
今までのメリアの話から、そう簡単に見つかる事はないだろうと思っていた。
だから、まさか探索を開始してすぐに発見できるなんて完全に予想外だ。
オレ、フィア、ロロアの三人は、固唾を飲んでメリアの言葉を待った。
「サラマンダーに間違いないわ……あれだけ探し回っても見つけられなかったのに……」
「そうか……場所は近いのか?」
「少し離れてはいるけど、そんなに時間はかからないと思う。少し村よりかな?」
正直に言うと、メリアの話を聞いてから、もしかすると戦わなくて済むのではないかと思っていたところがあり、ちょっと複雑な気分だ。
でも……見つかったのならやることは決まっている!
「わかった! こんなに早く見つかるのは予想外だけど、戦う覚悟はもう王都を出る時にしてきている。厳しい戦いになるだろうが、見つかったのなら倒すのみだ!!」
「そうね……わかったわ! もう我儘言ったりしない。でも……絶対に倒して無事に帰ってくるのよ!!」
「お姉ちゃん……フォーレストさんは絶対に私が守ってみせるから!」
「そうだな。怪我をした際は頼む。うん、ロロアに守って貰えるのなら勝ったも同然だ。フィアも心配しないで大丈夫だ。それよりも妹を、メリアを頼むぞ?」
なんだかこういうのはこそばゆいな。
でも、きっとこれが本当のパーティーなんだなと、ちょっと嬉しい。
「お兄ちゃん、私のことより自分の事を心配して……まさかサラマンダーが見つかるなんて思ってなかったから……」
メリアからすると、自分で探してまったく見つけられなかったから、サラマンダーは少なくとももう村の近くにいないのではないかと思っていたのだろう。
だから今までかなり楽観的な態度だったし、オレの事を心配するような態度も見せなかった。
しかし、今はまるで自分のせいのようにでも思っているのか、神妙な顔をしていた。
「はぁ……なにを責任感じてるんだよ。見つからないままだと、いつ村が襲われるか長い間不安にさらされるところだったんだぞ? それが、メリアが見つけてくれたお陰でその心配がなくなったんだ」
「お兄ちゃん……」
「心配するな。これでもシルバーランクの冒険者なんだ。サラマンダーを退治して無事に戻ってきてみせるさ!」
「……うん! お兄ちゃんがずっと陰に隠れて魔法の特訓していたのも見てきたしね。それだけじゃない。冒険者に必要だと思ったことはなんでも練習してたもんね。わかった! 信じて待ってるから、絶対に無事に帰ってきてよ!」
なんだと……思いっきりバレてるじゃないか……。
まさか、野営に必要だろうと料理の練習までしてたこととかもバレてるのか……?
ま、まぁ今はそんなことを気にしているような状況ではないな。
「じゃぁ早速向かおうと思うから、サラマンダーを発見した場所をもう少し詳しく教えてくれ」
そのあとオレは、メリアから話を聞き、だいたいの場所を把握すると、覚悟を決めてからロロアの方に向かって頷いた。
「よし! 場所は把握した。じゃぁ、ロロア……行こうか!」
「はい! フォーレストさん!」
こうしてオレとロロアは、メリアとフィアを馬車に残し、サラマンダーの元へと向かったのだった。
「メリアちゃんに探索を頼んでいるけど、私たちはただ待ってるだけでいいの?」
「そうなんだよな。でも、オレたちが動き回るためには、結局メリアの護衛にオレかフィアが残らないとダメだろ? そうなるとリスクの割には得るものが少ないし……」
ここはあまり魔物は多くない森だし、木々の間隔も空いているので他の魔物に突然襲われるような確率は低いのだが、それでも皆無ではない。
それに空から俯瞰できるメリアの索敵能力を考えると、オレたちが森の中を歩き回って先にサラマンダーを発見できる可能性はかなり低い。
「探索は私に任せてよ。お兄ちゃんたちは戦いに備えてゆっくり過ごしたらいいんじゃないかな?」
「ん~なんか悪いな。また今度、美味しいものでも食べに連れて行くから」
「やった~♪ 約束だからね! フィアさんとロロアちゃんも一緒に行こうね!」
う……ま、まぁ二人にも日々感謝しているしかまわないのだが、次回はちゃんとお金を持って行かないと……。
昨日のケーキ屋では、手持ちだと支払いがギリギリだったからな。
いや、そんなことは今はどうでもいい……。
どうもメリアといると村で平和に暮らしていた頃の気持ちが甦るのか、ついついサラマンダーと戦いにきたことを忘れてしまいそうになる。
「じゃぁ、サラマンダーを探すのはメリアに任せるよ。ありがとうな」
と、オレが礼を言った時だった。
楽しそうにしていたメリアの顔が急にこわばったかと思うと、唐突に聞き取れないような声で何か呟いた。
「……ぅそ…………ちゃった……」
メリアの表情を見る限り、なにかあったのは間違いない。
もしかして小鳥に何かあったのだろうか?
「おい? メリア? どうしたんだ? 何かあったのか?」
フィアとロロアの二人も心配そうに見守っている。
「もしかして、ピッチュが何かに倒されたのか?」
召喚魔法で呼び出した魔物や動物などが倒された場合、その日はもう呼び出せないと聞いた事がある。
だからそういうことなのかと思い尋ねてみたのだが、どうやらそういうわけではないようだ。
「ぅ、うん……ちょっと待って……ピッチュは大丈夫だから。ちょっとだけ待って……」
だが妹を待っている間に、フィアが言った言葉が当たっていた。
「ねぇ……メリアちゃん、もしかしてサラマンダーが見つかったの?」
「……うん」
「なっ!? 本当なのか!?」
今までのメリアの話から、そう簡単に見つかる事はないだろうと思っていた。
だから、まさか探索を開始してすぐに発見できるなんて完全に予想外だ。
オレ、フィア、ロロアの三人は、固唾を飲んでメリアの言葉を待った。
「サラマンダーに間違いないわ……あれだけ探し回っても見つけられなかったのに……」
「そうか……場所は近いのか?」
「少し離れてはいるけど、そんなに時間はかからないと思う。少し村よりかな?」
正直に言うと、メリアの話を聞いてから、もしかすると戦わなくて済むのではないかと思っていたところがあり、ちょっと複雑な気分だ。
でも……見つかったのならやることは決まっている!
「わかった! こんなに早く見つかるのは予想外だけど、戦う覚悟はもう王都を出る時にしてきている。厳しい戦いになるだろうが、見つかったのなら倒すのみだ!!」
「そうね……わかったわ! もう我儘言ったりしない。でも……絶対に倒して無事に帰ってくるのよ!!」
「お姉ちゃん……フォーレストさんは絶対に私が守ってみせるから!」
「そうだな。怪我をした際は頼む。うん、ロロアに守って貰えるのなら勝ったも同然だ。フィアも心配しないで大丈夫だ。それよりも妹を、メリアを頼むぞ?」
なんだかこういうのはこそばゆいな。
でも、きっとこれが本当のパーティーなんだなと、ちょっと嬉しい。
「お兄ちゃん、私のことより自分の事を心配して……まさかサラマンダーが見つかるなんて思ってなかったから……」
メリアからすると、自分で探してまったく見つけられなかったから、サラマンダーは少なくとももう村の近くにいないのではないかと思っていたのだろう。
だから今までかなり楽観的な態度だったし、オレの事を心配するような態度も見せなかった。
しかし、今はまるで自分のせいのようにでも思っているのか、神妙な顔をしていた。
「はぁ……なにを責任感じてるんだよ。見つからないままだと、いつ村が襲われるか長い間不安にさらされるところだったんだぞ? それが、メリアが見つけてくれたお陰でその心配がなくなったんだ」
「お兄ちゃん……」
「心配するな。これでもシルバーランクの冒険者なんだ。サラマンダーを退治して無事に戻ってきてみせるさ!」
「……うん! お兄ちゃんがずっと陰に隠れて魔法の特訓していたのも見てきたしね。それだけじゃない。冒険者に必要だと思ったことはなんでも練習してたもんね。わかった! 信じて待ってるから、絶対に無事に帰ってきてよ!」
なんだと……思いっきりバレてるじゃないか……。
まさか、野営に必要だろうと料理の練習までしてたこととかもバレてるのか……?
ま、まぁ今はそんなことを気にしているような状況ではないな。
「じゃぁ早速向かおうと思うから、サラマンダーを発見した場所をもう少し詳しく教えてくれ」
そのあとオレは、メリアから話を聞き、だいたいの場所を把握すると、覚悟を決めてからロロアの方に向かって頷いた。
「よし! 場所は把握した。じゃぁ、ロロア……行こうか!」
「はい! フォーレストさん!」
こうしてオレとロロアは、メリアとフィアを馬車に残し、サラマンダーの元へと向かったのだった。
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