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【第25話:特別な依頼】
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ゴブリンの集落殲滅依頼を終えてから、ひと月ほどの時が流れた。
あれから何度も依頼をこなし、一度も失敗することなく達成する事が出来たので、パーティーのすべり出しとしてはかなり優秀なはずだ。
もちろん、毎日依頼をこなしていたわけでは無い。
しっかり身体を休める日も設けていたし、連携も含めた様々な訓練も積極的に行うようにしていた。
毎日が本当に充実している。
そして今日は、軽い訓練を終えたのち、冒険者ギルドでめぼしい依頼がないか探す事になっていた。
だからみんなで受付に行ったのだが……。
「あの……そろそろパーティー名を決めて申請して欲しいのですが……」
受付嬢のシリアが、少し申し訳なさそうに言うのを聞いて思い出した。
パーティー名を決めるように言われていたのを……。
フィアとロロアの二人と出会ったあの日だ。
その場でそのままパーティー登録まではしたのだが、急だったのでシリアが気を利かせて、後日で良いからパーティー名を決めて申請してくださいと言ってくれたのに、ずっとそのままだった。
「す、すまない。まだ決めてないんだ……」
二人はオレとパーティーを組む前から行動を共にしていたのだが、正式にパーティー登録はしていない。
だから今回が初めてのパーティーという事になるのだが……。
「え? まだ決めてなかったの? 好きなの決めちゃって良いわよ。フォーレストのパーティーなんだし」
「え? オレの?」
「え? フォーレストさんがリーダーですよね?」
三人のやり取りを見ていた受付嬢のシリアが、小さくため息を吐きながら、
「依頼は完璧にこなしているのに、フォーレストさんって、そういうところがありますよね。この場で決めるのが難しいのでしたら、次の依頼までに考えてくれればいいです」
と言って、この場ですぐにというのは許してくれた。
しかし、フィアとロロアの二人も何度も頷いているのだが、そういうところってどういうところだ……。
「わ、わかった。考えておく」
「駆け出しのパーティーならまだしも、最近は冒険者の間で話題にあがるほどに活躍されているのですから、ちゃんとしたパーティー名をお願いしますね」
え……話題にあがるほどなのか?
自分たちがそんな事になっているとは、想像もしていなかった。
「わ、わかったから。ちゃんと考えておくから」
「ちゃんとカッコイイのをお願いね」
好きなの付ければと言っておきながら……まぁ文句言うなら、フィアにも考えて貰えば良いか。
「名前はちゃんと考えておくから。それよりも、依頼を紹介してもらいに来たんだから、話を進めよう」
「そうね。という事でシリア、何か私たち向けの依頼は無いかしら?」
この一ヶ月の間に、フィアは受付嬢のシリアと随分仲良くなったようで、一度ロロアも連れて三人でご飯にも行っていた。
「ん~フィアたちに向いている依頼ね……ん~……」
良くも悪くも冒険者やギルドのために、まっすぐ信じる道を突っ走っていくシリアにしては、なんだか珍しい反応だ。
「どうしたのよ? 何か歯切れが悪いわね?」
フィアもそんな様子に気付いたようで、どうしたのかと尋ねていた。
「うん……実は、シルバーランク以上の冒険者に向けた依頼が一つ来ているのだけど、正直あまりおすすめ出来ないかなって思って……」
シリアが歯切れの悪い、こんな態度を見せるのは珍しいな。
いつも冒険者ギルドの受付嬢として全力投球な感じなのに、何か迷っているような感じだ。
「おすすめ出来ないと言うのは危険な依頼なのか? それとも報酬が安いとか条件が悪いとか?」
「いいえ。その……あまり大きな声では言えないのですが、依頼がちょっとあまり信用の置けない所からなので……」
冒険者ギルドに依頼を出すのは、身元さえしっかり証明出来て、報酬を払える人なら基本的には誰でも出す事が出来る。
だけどシリアは今「信用の置けない所から」と言った。
つまり個人が出した依頼ではないという事ではないだろうか。
「ん~、そんな事言われると逆にちょっと気になるわね。でもフォーレスト、なんか私も嫌な予感がするからやめておきましょ」
フィアの嫌な予感は、ちょっと本気で勘弁して欲しい。
前回のその嫌な予感は、ロックオーガとの遭遇という恐ろしい形で現実の物となっているからな。
だからその依頼は断ろうとしたのだが、そこで意外な人物から声を掛けられた。
「出来れば……フォーレストくんみたいな優秀で信用できる冒険者に、その依頼は受けて欲しいな」
「オックスさん! ご無沙汰しています!」
そこに現れたのはこの街の衛兵隊長の一人であるオックスさんだった。
街の外の問題に関しては衛兵だけでは手が足りないので、衛兵と冒険者が協力して事に当たるのはそこまで珍しい話ではない。
奥から現れたので、何かギルドと打ち合わせでもしていたのだろう。
それよりも依頼を受けて欲しいと言うのはどういうことだ?
「今、そこの受付嬢が持っている依頼書は衛兵から出されたものだからだよ」
オックスさんには世話になったし、受けても良いのだが、シリアが渋っていた理由が気になる。
「衛兵からの依頼ということですか?」
「そうだね。正確にいうと国からの特別な依頼だ。それでどうかな? 依頼を受けてくれないかな?」
「国からですか? いったいどういった依頼なのでしょうか?」
フィアの悪い予感と言うのも気にはなるが、恩のある人からの頼みだし、出来れば受けたいと思い始めていた。
「依頼の内容は……新しく発見されたダンジョンの調査だよ。不正をしないような冒険者に依頼をしたいから、出来ればフォーレストくんのような信用のおける冒険者に受けて欲しい」
そして依頼の内容を聞いたオレは、もう既に、何が何でもこの依頼を受けたいと思っていたのだった。
あれから何度も依頼をこなし、一度も失敗することなく達成する事が出来たので、パーティーのすべり出しとしてはかなり優秀なはずだ。
もちろん、毎日依頼をこなしていたわけでは無い。
しっかり身体を休める日も設けていたし、連携も含めた様々な訓練も積極的に行うようにしていた。
毎日が本当に充実している。
そして今日は、軽い訓練を終えたのち、冒険者ギルドでめぼしい依頼がないか探す事になっていた。
だからみんなで受付に行ったのだが……。
「あの……そろそろパーティー名を決めて申請して欲しいのですが……」
受付嬢のシリアが、少し申し訳なさそうに言うのを聞いて思い出した。
パーティー名を決めるように言われていたのを……。
フィアとロロアの二人と出会ったあの日だ。
その場でそのままパーティー登録まではしたのだが、急だったのでシリアが気を利かせて、後日で良いからパーティー名を決めて申請してくださいと言ってくれたのに、ずっとそのままだった。
「す、すまない。まだ決めてないんだ……」
二人はオレとパーティーを組む前から行動を共にしていたのだが、正式にパーティー登録はしていない。
だから今回が初めてのパーティーという事になるのだが……。
「え? まだ決めてなかったの? 好きなの決めちゃって良いわよ。フォーレストのパーティーなんだし」
「え? オレの?」
「え? フォーレストさんがリーダーですよね?」
三人のやり取りを見ていた受付嬢のシリアが、小さくため息を吐きながら、
「依頼は完璧にこなしているのに、フォーレストさんって、そういうところがありますよね。この場で決めるのが難しいのでしたら、次の依頼までに考えてくれればいいです」
と言って、この場ですぐにというのは許してくれた。
しかし、フィアとロロアの二人も何度も頷いているのだが、そういうところってどういうところだ……。
「わ、わかった。考えておく」
「駆け出しのパーティーならまだしも、最近は冒険者の間で話題にあがるほどに活躍されているのですから、ちゃんとしたパーティー名をお願いしますね」
え……話題にあがるほどなのか?
自分たちがそんな事になっているとは、想像もしていなかった。
「わ、わかったから。ちゃんと考えておくから」
「ちゃんとカッコイイのをお願いね」
好きなの付ければと言っておきながら……まぁ文句言うなら、フィアにも考えて貰えば良いか。
「名前はちゃんと考えておくから。それよりも、依頼を紹介してもらいに来たんだから、話を進めよう」
「そうね。という事でシリア、何か私たち向けの依頼は無いかしら?」
この一ヶ月の間に、フィアは受付嬢のシリアと随分仲良くなったようで、一度ロロアも連れて三人でご飯にも行っていた。
「ん~フィアたちに向いている依頼ね……ん~……」
良くも悪くも冒険者やギルドのために、まっすぐ信じる道を突っ走っていくシリアにしては、なんだか珍しい反応だ。
「どうしたのよ? 何か歯切れが悪いわね?」
フィアもそんな様子に気付いたようで、どうしたのかと尋ねていた。
「うん……実は、シルバーランク以上の冒険者に向けた依頼が一つ来ているのだけど、正直あまりおすすめ出来ないかなって思って……」
シリアが歯切れの悪い、こんな態度を見せるのは珍しいな。
いつも冒険者ギルドの受付嬢として全力投球な感じなのに、何か迷っているような感じだ。
「おすすめ出来ないと言うのは危険な依頼なのか? それとも報酬が安いとか条件が悪いとか?」
「いいえ。その……あまり大きな声では言えないのですが、依頼がちょっとあまり信用の置けない所からなので……」
冒険者ギルドに依頼を出すのは、身元さえしっかり証明出来て、報酬を払える人なら基本的には誰でも出す事が出来る。
だけどシリアは今「信用の置けない所から」と言った。
つまり個人が出した依頼ではないという事ではないだろうか。
「ん~、そんな事言われると逆にちょっと気になるわね。でもフォーレスト、なんか私も嫌な予感がするからやめておきましょ」
フィアの嫌な予感は、ちょっと本気で勘弁して欲しい。
前回のその嫌な予感は、ロックオーガとの遭遇という恐ろしい形で現実の物となっているからな。
だからその依頼は断ろうとしたのだが、そこで意外な人物から声を掛けられた。
「出来れば……フォーレストくんみたいな優秀で信用できる冒険者に、その依頼は受けて欲しいな」
「オックスさん! ご無沙汰しています!」
そこに現れたのはこの街の衛兵隊長の一人であるオックスさんだった。
街の外の問題に関しては衛兵だけでは手が足りないので、衛兵と冒険者が協力して事に当たるのはそこまで珍しい話ではない。
奥から現れたので、何かギルドと打ち合わせでもしていたのだろう。
それよりも依頼を受けて欲しいと言うのはどういうことだ?
「今、そこの受付嬢が持っている依頼書は衛兵から出されたものだからだよ」
オックスさんには世話になったし、受けても良いのだが、シリアが渋っていた理由が気になる。
「衛兵からの依頼ということですか?」
「そうだね。正確にいうと国からの特別な依頼だ。それでどうかな? 依頼を受けてくれないかな?」
「国からですか? いったいどういった依頼なのでしょうか?」
フィアの悪い予感と言うのも気にはなるが、恩のある人からの頼みだし、出来れば受けたいと思い始めていた。
「依頼の内容は……新しく発見されたダンジョンの調査だよ。不正をしないような冒険者に依頼をしたいから、出来ればフォーレストくんのような信用のおける冒険者に受けて欲しい」
そして依頼の内容を聞いたオレは、もう既に、何が何でもこの依頼を受けたいと思っていたのだった。
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