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【第20話:集落】
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フィアの活躍で二度の戦闘を一瞬で終わらせたオレたちは、順調に集落へと近づいていた。
そのスピードは、オレのバフの効果も加わり、かなりのものとなっている。
フィアは、低位の魔物であるゴブリンにどうにかできるような相手ではなかった。
ただ、やはり森の中での戦闘はかなりやりにくいようで、模擬戦の時に見た実力は発揮しきれていないようにも思えるので、出来る範囲でオレもサポートに入っている。
集落での戦闘では無理をさせないように、オレももっと頑張らなければ……。
そしてオレたちは、フィアの活躍もあり、予想より少し早く集落を発見した。
「あれか……確かに集落は、そこまで大きくはないようだな」
「そうね。あとは、どの方向から攻め込むか、だね。ロロアの安全が出来るだけ確保できる場所を探さないと」
フィアがそう言うと、ロロアがちょっと申し訳なさそうに、
「私もフォーレストさんみたいにもう少し戦えたら……ごめんなさい」
と言って頭を下げた。
だから、そんな必要はないと伝えようとしたのだが……。
「気にする必要はない。そもそも魔法使いなのに戦うオレが変わってるんだ。普通の魔法使いは後方に控えていて、本当なら誰かに守られているものなんだから」
「そうそう。フォーレストが変わり者なだけよ。だから、フォーレストと一緒にしちゃダメ」
な、なんだろう。人からストレートに言われるとちょっと凹む。
確かにオレって変わってるよな。補助魔法使いなのに接近戦するし、補助魔法使いなのに切り札は敵の肉体の破壊だし……。
「ん? どうしたのよ?」
「い、いや、なんでもない。それより攻め込むポイントを探そう」
そこからオレたちは、あまり近づきすぎないように距離を取りながら、集落をぐるりと回り込むように移動していき……ようやく良さそうな場所を発見した。
「ここならロロアも隠れられる場所があるし、オレたちも攻め込む時、茂みに隠れながら接近できそうじゃないか?」
そこは、背の高い木の他に草が生い茂っており、屈みながら移動すれば身を隠しながら集落に近づけそうだった。
その上、山の斜面に差し掛かっているところには、ロロアが隠れて待機しておくのにも良さそうな場所もある。
「いいわね。ここにしましょ」
「ロロアも問題ないか?」
「はい。問題ありません。良いポイントだと思います」
「よし。じゃぁあとは事前に立てた作戦通りにいくぞ」
作戦では、まず最初にオレが範囲化からの全能力向上で三人の能力を1.5倍にすることになっていた。
なぜ後方で待機するロロアも含めるかというと、襲われた時に少しでも対抗できるようにと言うのが一つ。
そしてもう一つは、このバフを掛ける事で回復魔法の効果が向上するからだ。
「範囲化、全能力向上1.5倍」
三人の身体が一瞬だけほのかに光を発し、すぐに収まった。
もうこれでバフは完了している。
「やっぱりこのバフは凄いわね。うまく使いこなせればもっと強くなれるはずよ」
「わ、私はちょっとふわふわした感じがして、バフの恩恵は全然使いこなせてないですが、回復の効果が上がっているのは実感しています。やっぱり凄いです」
今までの扱いが扱いだったので、こうも能力の事を素直に褒められると、ちょっと照れくさい。
オレ自身も、補助魔法をもっと上手く扱えるように頑張らないとな。
でもまずは……目の前のゴブリンの集落殲滅に集中だ!
「それじゃぁ……行くぞ!」
◆
ゴブリンの集落はサイズこそ一回り小さいが、人間の村に似ている。
もちろんかなり粗末なつくりではあるのだが、家もあれば、集落を囲む柵も作られており、遠目に見ると寂れた人間の村のように見えなくもない。
そしてこの集落には、見張り台までもが建てられていた……。
「見張り台は厄介だな……と思ったんだが、今は誰もいないようだな」
ゴブリンの知能はそこまで高くない。
こういう事もあるか?
「ラッキーね! 今のうちにもっと近づくわよ」
「わかった。出来ればこのまま見つからずに、集落まで入りたいな」
集落まで行けば、周りに木などは生えておらず、フィアも槍を思う存分振るう事ができるし、長物の武器で有利に戦える。
入口の門は閉ざされているが、柵の所まで見つからずに近づければ、乗り越えるのは難しくない高さだし、何とかこのまま見つからずに侵入したいところだ。
オレたちは集落の周りに生い茂る草に隠れ、慎重に近づいていった。
そして……オレたちの警戒をよそに、見つかることなく柵へと辿り着いた。
「なんだ? いくら小さな集落とは言え、見張りの一人もいないとか、ちょっとおかしくないか?」
ゴブリンは一匹だけだと弱い。
だからこそ警戒心の強い魔物だという認識だったのだが、そのままあっさりと柵を乗り越える事が出来た。
「そうね……順調だけど、気は抜かないで行きましょ。じゃぁ、まずは門を破壊しにいくわよ」
まずは、ゴブリンの数が予想外に多かった場合や、何か想定していない事態に陥った時のために、退路の確保だ。
ここでようやく門の前にいるゴブリンを発見したが、一匹だけだったので、相手の隙を突いて接近し、フィアが声も出させずに一撃で仕留めた。
「よし! 閂は外して金具は壊しておいた。これで、退路は確保できたぞ」
門に設けられた閂を外し、金具を壊したので、これで何かあっても、いつでも門から外へと脱出できる。
「さぁ、こそこそするのはここまでよ。準備はいい?」
「あぁ、大丈夫だ。バフの効果時間はまだまだ残っているが、時間が勿体ないし、さっさと始めるとしよう」
ここまでは全て順調だ。
森の中でなければ火を放てば更に楽が出来るのだが、生憎そういう訳にもいかない。
だからここからは……見つけ次第各個撃破だ!
そのスピードは、オレのバフの効果も加わり、かなりのものとなっている。
フィアは、低位の魔物であるゴブリンにどうにかできるような相手ではなかった。
ただ、やはり森の中での戦闘はかなりやりにくいようで、模擬戦の時に見た実力は発揮しきれていないようにも思えるので、出来る範囲でオレもサポートに入っている。
集落での戦闘では無理をさせないように、オレももっと頑張らなければ……。
そしてオレたちは、フィアの活躍もあり、予想より少し早く集落を発見した。
「あれか……確かに集落は、そこまで大きくはないようだな」
「そうね。あとは、どの方向から攻め込むか、だね。ロロアの安全が出来るだけ確保できる場所を探さないと」
フィアがそう言うと、ロロアがちょっと申し訳なさそうに、
「私もフォーレストさんみたいにもう少し戦えたら……ごめんなさい」
と言って頭を下げた。
だから、そんな必要はないと伝えようとしたのだが……。
「気にする必要はない。そもそも魔法使いなのに戦うオレが変わってるんだ。普通の魔法使いは後方に控えていて、本当なら誰かに守られているものなんだから」
「そうそう。フォーレストが変わり者なだけよ。だから、フォーレストと一緒にしちゃダメ」
な、なんだろう。人からストレートに言われるとちょっと凹む。
確かにオレって変わってるよな。補助魔法使いなのに接近戦するし、補助魔法使いなのに切り札は敵の肉体の破壊だし……。
「ん? どうしたのよ?」
「い、いや、なんでもない。それより攻め込むポイントを探そう」
そこからオレたちは、あまり近づきすぎないように距離を取りながら、集落をぐるりと回り込むように移動していき……ようやく良さそうな場所を発見した。
「ここならロロアも隠れられる場所があるし、オレたちも攻め込む時、茂みに隠れながら接近できそうじゃないか?」
そこは、背の高い木の他に草が生い茂っており、屈みながら移動すれば身を隠しながら集落に近づけそうだった。
その上、山の斜面に差し掛かっているところには、ロロアが隠れて待機しておくのにも良さそうな場所もある。
「いいわね。ここにしましょ」
「ロロアも問題ないか?」
「はい。問題ありません。良いポイントだと思います」
「よし。じゃぁあとは事前に立てた作戦通りにいくぞ」
作戦では、まず最初にオレが範囲化からの全能力向上で三人の能力を1.5倍にすることになっていた。
なぜ後方で待機するロロアも含めるかというと、襲われた時に少しでも対抗できるようにと言うのが一つ。
そしてもう一つは、このバフを掛ける事で回復魔法の効果が向上するからだ。
「範囲化、全能力向上1.5倍」
三人の身体が一瞬だけほのかに光を発し、すぐに収まった。
もうこれでバフは完了している。
「やっぱりこのバフは凄いわね。うまく使いこなせればもっと強くなれるはずよ」
「わ、私はちょっとふわふわした感じがして、バフの恩恵は全然使いこなせてないですが、回復の効果が上がっているのは実感しています。やっぱり凄いです」
今までの扱いが扱いだったので、こうも能力の事を素直に褒められると、ちょっと照れくさい。
オレ自身も、補助魔法をもっと上手く扱えるように頑張らないとな。
でもまずは……目の前のゴブリンの集落殲滅に集中だ!
「それじゃぁ……行くぞ!」
◆
ゴブリンの集落はサイズこそ一回り小さいが、人間の村に似ている。
もちろんかなり粗末なつくりではあるのだが、家もあれば、集落を囲む柵も作られており、遠目に見ると寂れた人間の村のように見えなくもない。
そしてこの集落には、見張り台までもが建てられていた……。
「見張り台は厄介だな……と思ったんだが、今は誰もいないようだな」
ゴブリンの知能はそこまで高くない。
こういう事もあるか?
「ラッキーね! 今のうちにもっと近づくわよ」
「わかった。出来ればこのまま見つからずに、集落まで入りたいな」
集落まで行けば、周りに木などは生えておらず、フィアも槍を思う存分振るう事ができるし、長物の武器で有利に戦える。
入口の門は閉ざされているが、柵の所まで見つからずに近づければ、乗り越えるのは難しくない高さだし、何とかこのまま見つからずに侵入したいところだ。
オレたちは集落の周りに生い茂る草に隠れ、慎重に近づいていった。
そして……オレたちの警戒をよそに、見つかることなく柵へと辿り着いた。
「なんだ? いくら小さな集落とは言え、見張りの一人もいないとか、ちょっとおかしくないか?」
ゴブリンは一匹だけだと弱い。
だからこそ警戒心の強い魔物だという認識だったのだが、そのままあっさりと柵を乗り越える事が出来た。
「そうね……順調だけど、気は抜かないで行きましょ。じゃぁ、まずは門を破壊しにいくわよ」
まずは、ゴブリンの数が予想外に多かった場合や、何か想定していない事態に陥った時のために、退路の確保だ。
ここでようやく門の前にいるゴブリンを発見したが、一匹だけだったので、相手の隙を突いて接近し、フィアが声も出させずに一撃で仕留めた。
「よし! 閂は外して金具は壊しておいた。これで、退路は確保できたぞ」
門に設けられた閂を外し、金具を壊したので、これで何かあっても、いつでも門から外へと脱出できる。
「さぁ、こそこそするのはここまでよ。準備はいい?」
「あぁ、大丈夫だ。バフの効果時間はまだまだ残っているが、時間が勿体ないし、さっさと始めるとしよう」
ここまでは全て順調だ。
森の中でなければ火を放てば更に楽が出来るのだが、生憎そういう訳にもいかない。
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