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【第10話:期待と覚悟】
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「補助魔法と固有スキルの組み合わせが……」
強くなれるかもしれない。
その可能性を与えられた気がした。
「オレ、補助魔法や固有スキルの事、全然わかってなかったかもしれないです。でもこれからは……強くなるため、可能性を現実のものとするため、あらゆる努力をしていきたい!」
気付けばオレは、立ち上がってそんな事を叫んでいた。
「がははは。若いっていいのぉ!」
はっ……我に返るとちょっと恥ずかしい……。
だけど、そんなオレの姿を見て、ギルドマスターのドモンは嬉しそうに微笑んでくれた。
まぁただ、ギルドマスターは凄い強面なため、その微笑みは若干恐ろしい表情にも見えるが……。
「しかし、ようやく死んだ目に力が戻ってきたみてぇだな! 俺個人としても、冒険者ギルドのトップとしても、フォーレストのこれからの活躍を期待しているからよぉ。次はちゃんとした仲間を見つけて励むんだぜ?」
「はい! ありがとうございます!!」
今まであまり期待などされた事がないというのもあるのかもしれないが、オレの可能性を信じてくれているようなその態度に、何だか無性に嬉しくなった。
ただ……その後に続く言葉は完全に予想外だったが……。
「という訳で、今日からシルバーランクの冒険者って事になったから、頑張れよ!」
「……へ? し、シルバー……」
冒険者にはその実力に応じて、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの四段階のランクが存在している。
だが、ランクが四段階存在すると言っても、冒険者のほとんどの者が生涯ブロンズランクで終わるため、シルバーランクと言うのは一流の冒険者の証とされていた。
だから、冒険者になってたかだか半年程度のオレが成れるランクじゃない。
オレは言葉の意味はわかっても、頭の理解が追い付かなかった。
だと言うのに……。
「あと、近いうちにさっそく指名依頼出すつもりだから、出来るだけ王都にいてくれ」
「……え? し、指名依頼!?」
ちょ、ちょっと待ってくれ!?
指名依頼なんて、実績のあるベテランの冒険者や、本当に実力を認められたほんの一握りの冒険者しか受けられないものだぞ……。
それがなんでオレなんかに?
それにしてもこれ、ギルドマスター絶対にわざと畳み掛けるように言って、オレが混乱するのを楽しんでいるだろ!?
今もこっちを見て、必死に笑いを堪えているし!?
だけど……どん底だと思っていた冒険者生活。
何もかもを諦めかけた先日の裏切り。
そんな最悪な状況から、ようやく立ち直れそうだと思っていたら、いきなり目標にしていた夢が連続で叶ってしまった。
「うはははは! フォーレストは揶揄い甲斐のある奴だなぁ!」
「え? じゃぁやっぱり冗談なんですね!」
「いや? 冗談なんて何一つ言ってねぇぞ?」
「うっ!?」
「がははは! まぁそんな顔するな! 俺は有望な冒険者が現れて本気で喜んでんだぜ?」
な、なんかどっと疲れた気がするぞ……。
「は、はぁ……もうオレで遊ばないでくださいよ」
「悪い悪い。お、そうだ。肝心のこれを渡すのを忘れていたぜ」
これで話は終わりかと思い、帰ろうと思った所で、ギルドマスターはデカい袋を取り出してテーブルの上に置いた。
「ほらっ懸賞金だ。重たいからギルド預金にしておくのがお薦めだぞ?」
え……嘘だろ?
オレが普段冒険に出る時に使っている背負い袋ぐらいの大きさがあるんだが……。
「こ、これって、中身は全部お金なのですか?」
驚いて、思わずそんな間抜けな質問をしてしまった……。
「がははは。フォーレストは面白いな! 懸賞金なんだから金に決まってるだろ? 奴ら本当に裏で色々な犯罪に手を染めていやがってな。それなのに、お国はまったく尻尾を掴めなくて相当困っていたらしくてよ。仲間の裏切りを狙って相当懸賞金額をふっかけていたらしいんだ」
豪快に笑いながら、そう話すギルドマスターを見ながら、ちらりと袋の中身を確認して卒倒しそうになった。
「ぎ、ギルドマスター! ここ、これはギルド預金にしておいてください!!」
衛兵隊長のオックスに貰ったお金とは比べ物にならない額のお金だった。
これ、一〇年ぐらい遊んで暮らせる額じゃないか……。
「がははは。わかった! じゃぁ、そこの書類に受取サインしておいてくれ。あ、あと、ギルドカードも一旦預かるぞ。預金もそうだがシルバーに変更しないとダメだからな」
それからオレが状況に取り残されている間に、ギルドマスターはギルド職員を呼んで、さっさと手続きを済ませてしまった。
そして、今オレの手に……。
「ほれ。新しいギルドカードだぞ」
手渡された銀色に輝くカードを、オレはただ呆然と眺めていた。
冒険者としての高みを目指し、いつかはシルバーランクにと思っていたのに、こんなに早く……そして、こんなにあっけなくランクアップするとは夢にも思わなかった。
「どうだ? 一応、そんなでも皆の憧れのカードだぞ?」
オレがシルバーランクになる資格なんてあるのだろうか。
相応しい実力を持っているのだろうか。
いや……せっかく掴んだチャンスなんだ。怖気づいてどうする!
「……そうですね。これに相応しい冒険者になれるように精進します!」
「お。ようやくちょっとは覚悟が決まったか? んじゃ、これから期待しているからな!」
こうしてオレは、今日、冒険者としての新たなスタートを切ったのだった。
強くなれるかもしれない。
その可能性を与えられた気がした。
「オレ、補助魔法や固有スキルの事、全然わかってなかったかもしれないです。でもこれからは……強くなるため、可能性を現実のものとするため、あらゆる努力をしていきたい!」
気付けばオレは、立ち上がってそんな事を叫んでいた。
「がははは。若いっていいのぉ!」
はっ……我に返るとちょっと恥ずかしい……。
だけど、そんなオレの姿を見て、ギルドマスターのドモンは嬉しそうに微笑んでくれた。
まぁただ、ギルドマスターは凄い強面なため、その微笑みは若干恐ろしい表情にも見えるが……。
「しかし、ようやく死んだ目に力が戻ってきたみてぇだな! 俺個人としても、冒険者ギルドのトップとしても、フォーレストのこれからの活躍を期待しているからよぉ。次はちゃんとした仲間を見つけて励むんだぜ?」
「はい! ありがとうございます!!」
今まであまり期待などされた事がないというのもあるのかもしれないが、オレの可能性を信じてくれているようなその態度に、何だか無性に嬉しくなった。
ただ……その後に続く言葉は完全に予想外だったが……。
「という訳で、今日からシルバーランクの冒険者って事になったから、頑張れよ!」
「……へ? し、シルバー……」
冒険者にはその実力に応じて、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの四段階のランクが存在している。
だが、ランクが四段階存在すると言っても、冒険者のほとんどの者が生涯ブロンズランクで終わるため、シルバーランクと言うのは一流の冒険者の証とされていた。
だから、冒険者になってたかだか半年程度のオレが成れるランクじゃない。
オレは言葉の意味はわかっても、頭の理解が追い付かなかった。
だと言うのに……。
「あと、近いうちにさっそく指名依頼出すつもりだから、出来るだけ王都にいてくれ」
「……え? し、指名依頼!?」
ちょ、ちょっと待ってくれ!?
指名依頼なんて、実績のあるベテランの冒険者や、本当に実力を認められたほんの一握りの冒険者しか受けられないものだぞ……。
それがなんでオレなんかに?
それにしてもこれ、ギルドマスター絶対にわざと畳み掛けるように言って、オレが混乱するのを楽しんでいるだろ!?
今もこっちを見て、必死に笑いを堪えているし!?
だけど……どん底だと思っていた冒険者生活。
何もかもを諦めかけた先日の裏切り。
そんな最悪な状況から、ようやく立ち直れそうだと思っていたら、いきなり目標にしていた夢が連続で叶ってしまった。
「うはははは! フォーレストは揶揄い甲斐のある奴だなぁ!」
「え? じゃぁやっぱり冗談なんですね!」
「いや? 冗談なんて何一つ言ってねぇぞ?」
「うっ!?」
「がははは! まぁそんな顔するな! 俺は有望な冒険者が現れて本気で喜んでんだぜ?」
な、なんかどっと疲れた気がするぞ……。
「は、はぁ……もうオレで遊ばないでくださいよ」
「悪い悪い。お、そうだ。肝心のこれを渡すのを忘れていたぜ」
これで話は終わりかと思い、帰ろうと思った所で、ギルドマスターはデカい袋を取り出してテーブルの上に置いた。
「ほらっ懸賞金だ。重たいからギルド預金にしておくのがお薦めだぞ?」
え……嘘だろ?
オレが普段冒険に出る時に使っている背負い袋ぐらいの大きさがあるんだが……。
「こ、これって、中身は全部お金なのですか?」
驚いて、思わずそんな間抜けな質問をしてしまった……。
「がははは。フォーレストは面白いな! 懸賞金なんだから金に決まってるだろ? 奴ら本当に裏で色々な犯罪に手を染めていやがってな。それなのに、お国はまったく尻尾を掴めなくて相当困っていたらしくてよ。仲間の裏切りを狙って相当懸賞金額をふっかけていたらしいんだ」
豪快に笑いながら、そう話すギルドマスターを見ながら、ちらりと袋の中身を確認して卒倒しそうになった。
「ぎ、ギルドマスター! ここ、これはギルド預金にしておいてください!!」
衛兵隊長のオックスに貰ったお金とは比べ物にならない額のお金だった。
これ、一〇年ぐらい遊んで暮らせる額じゃないか……。
「がははは。わかった! じゃぁ、そこの書類に受取サインしておいてくれ。あ、あと、ギルドカードも一旦預かるぞ。預金もそうだがシルバーに変更しないとダメだからな」
それからオレが状況に取り残されている間に、ギルドマスターはギルド職員を呼んで、さっさと手続きを済ませてしまった。
そして、今オレの手に……。
「ほれ。新しいギルドカードだぞ」
手渡された銀色に輝くカードを、オレはただ呆然と眺めていた。
冒険者としての高みを目指し、いつかはシルバーランクにと思っていたのに、こんなに早く……そして、こんなにあっけなくランクアップするとは夢にも思わなかった。
「どうだ? 一応、そんなでも皆の憧れのカードだぞ?」
オレがシルバーランクになる資格なんてあるのだろうか。
相応しい実力を持っているのだろうか。
いや……せっかく掴んだチャンスなんだ。怖気づいてどうする!
「……そうですね。これに相応しい冒険者になれるように精進します!」
「お。ようやくちょっとは覚悟が決まったか? んじゃ、これから期待しているからな!」
こうしてオレは、今日、冒険者としての新たなスタートを切ったのだった。
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