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【第5話:どうでもいいや】
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「一生パーティーの雑用係としてこき使ってあげるわ」
口元を歪め、見下すように笑みを浮かべるローリエ。
そこに、オレの知っている彼女の姿はまったく重ならない。
でも、これが本当のローリエなのだろう。
「そんなこと言われて、はいそうですかって返事……すると思うのか?」
だけどそれなら、抗ってやる……。
一生こんな奴の下で雑用を続けるなんて、絶対にごめんだ。
さっきまでのような激情は無くなり、オレの心は、まるで凪のように静かだ。
「ぷくくく。フォーレスト、あなたさっき僕とバクスの二人にボコボコにされたとこじゃないですかぁ? わかってます?」
わかってないのはチャモ、お前の方だ。
こいつらは全能力向上の事も、倍率を1.5倍まで上げられる事も知らない。
反動が大きい上に魔力を上げる意味もないから、全能力向上はパーティーでは一度も使った事がないし、通常は回復魔法を掛け続けないと身体がもたないので、倍率も安全圏の1.2倍までしか上げた事がない。
まぁそもそも、オレの事も補助魔法の事もを馬鹿にしていたから、知ろうとも思ってなかっただろうけどな。
三人同時に相手をするのは厳しいだろうが、それでも油断している三人の各個撃破を狙えば、オレにも勝機はあるはずだ。
そう考えていたのだが……。
「なんだぁ? バクス、こいつ誰だよ?」
「お? なんだなんだ? 誰か攫ってきたのか?」
「なんだ~野郎じゃん? なに? まさか、この真面目そうな奴をうちのクランにいれるつもりなの? やめろよな~」
「へ~、ちょっと可愛いじゃない! ねぇねぇ! あたし、この子いたぶっちゃっていい?」
奥からぞろぞろと現れるガラの悪い者たちに唖然とする。
「な、なんだ……こいつらは……」
クランだと……? バクスたちはクランに所属しているのか?
複数の冒険者パーティーを纏めた集まりをクランと言う。
だが、バクスたちがクランに所属しているなど聞いた事が無かった……。
「あらぁ~。ごめんね~。フォーには言ってなかったかしら? 診療所って……私のクラン『薔薇の棘』のたまり場なのよね~」
えっ……私のクランだと……。
ローリエのクランなのか……?
「えぇ~? これ、ローリエちゃんの獲物なの~?」
「うはっ! こいつ、前にローリエが言ってた村で騙して遊んでるって言ってた奴か! ウケル~!」
無理だ……いくら全能力向上1.5倍の状態でも、一〇人を超える奴を相手に勝てるわけがない……。
に、逃げないと!?
「馬鹿な奴もいるもん……ぐはっ!?」
「なっ!? ぎゃっ!?」
オレは振り向きざまに後ろにいた男を殴り飛ばすと、出口を塞いでいたもう一人にも体当たりして、診療所の外に出る事に成功する。
「あぁっ!? みんな捕まえて!! 逃がさないで!!」
逃げ出したオレを見て、ローリエがすぐに叫ぶがもう遅い。
全能力1.5倍は伊達じゃない!
全員を倒す事は出来なくても、逃げるだけなら誰もオレに追い付けないはずだ!
「くっ!? あいつはえぇぞ!?」
そのまま通りへと飛び出し、これで逃げ切ったと思った瞬間……しかし、最悪なタイミングでバフが切れてしまった。
「ぐ!? あと少しなのに!? だ、ダメだ……痛みでまともに動けない……」
どうして、こんなタイミングで!?
なぜ、オレばかりこんな目に合うんだ!!
悔しくて滲む視界の中、這いつくばるオレの視界いっぱいに、見覚えのある顔が映し出された。
覗き込むように見つめていたのは、ローリエ。
見慣れたはずの顔が、見たこともない恐ろしい悪魔のような笑みを浮かべて、口を開いた。
「うふふふ。ざ~んねん。二度と逃げ出したり反抗したり出来ないように、これからじっくりとその身体に痛みを刻みつけてあげるわね?」
ローリエがそう呟いた瞬間、お腹に衝撃が走った。
「ぐぼ!?」
どうやら、誰かに思い切りお腹を蹴られたようだ……。
倒れていた通りから、吹き飛び、先ほど抜けた裏路地へと戻される。
でも、お腹を蹴られた痛みよりも、壁に激突した衝撃よりも、バフが切れた事による痛みの方が強かった。
はははは……なんだよ……そりゃ、みんなに馬鹿にされるわけだよな。
「ははは……バフ、使えねぇ……」
気付けば、乾いた笑いと共に、そんな呟きをもらしていた。
1.2倍までで止めるのも当たり前だ。
こんなの味方にかけてたら、そりゃぁ嫌われて当然だわ……。
「おら! こい! アジトに着いたら、この半年間、俺に口ごたえしていた事を後悔させてやる!」
バクスに髪の毛を掴まれ、ずるずると引き摺られているというのに、まだバフの効果切れの痛みの方が強いのだから笑ってしまうよな……。
なんだかもう、どうでもいいや。
口元を歪め、見下すように笑みを浮かべるローリエ。
そこに、オレの知っている彼女の姿はまったく重ならない。
でも、これが本当のローリエなのだろう。
「そんなこと言われて、はいそうですかって返事……すると思うのか?」
だけどそれなら、抗ってやる……。
一生こんな奴の下で雑用を続けるなんて、絶対にごめんだ。
さっきまでのような激情は無くなり、オレの心は、まるで凪のように静かだ。
「ぷくくく。フォーレスト、あなたさっき僕とバクスの二人にボコボコにされたとこじゃないですかぁ? わかってます?」
わかってないのはチャモ、お前の方だ。
こいつらは全能力向上の事も、倍率を1.5倍まで上げられる事も知らない。
反動が大きい上に魔力を上げる意味もないから、全能力向上はパーティーでは一度も使った事がないし、通常は回復魔法を掛け続けないと身体がもたないので、倍率も安全圏の1.2倍までしか上げた事がない。
まぁそもそも、オレの事も補助魔法の事もを馬鹿にしていたから、知ろうとも思ってなかっただろうけどな。
三人同時に相手をするのは厳しいだろうが、それでも油断している三人の各個撃破を狙えば、オレにも勝機はあるはずだ。
そう考えていたのだが……。
「なんだぁ? バクス、こいつ誰だよ?」
「お? なんだなんだ? 誰か攫ってきたのか?」
「なんだ~野郎じゃん? なに? まさか、この真面目そうな奴をうちのクランにいれるつもりなの? やめろよな~」
「へ~、ちょっと可愛いじゃない! ねぇねぇ! あたし、この子いたぶっちゃっていい?」
奥からぞろぞろと現れるガラの悪い者たちに唖然とする。
「な、なんだ……こいつらは……」
クランだと……? バクスたちはクランに所属しているのか?
複数の冒険者パーティーを纏めた集まりをクランと言う。
だが、バクスたちがクランに所属しているなど聞いた事が無かった……。
「あらぁ~。ごめんね~。フォーには言ってなかったかしら? 診療所って……私のクラン『薔薇の棘』のたまり場なのよね~」
えっ……私のクランだと……。
ローリエのクランなのか……?
「えぇ~? これ、ローリエちゃんの獲物なの~?」
「うはっ! こいつ、前にローリエが言ってた村で騙して遊んでるって言ってた奴か! ウケル~!」
無理だ……いくら全能力向上1.5倍の状態でも、一〇人を超える奴を相手に勝てるわけがない……。
に、逃げないと!?
「馬鹿な奴もいるもん……ぐはっ!?」
「なっ!? ぎゃっ!?」
オレは振り向きざまに後ろにいた男を殴り飛ばすと、出口を塞いでいたもう一人にも体当たりして、診療所の外に出る事に成功する。
「あぁっ!? みんな捕まえて!! 逃がさないで!!」
逃げ出したオレを見て、ローリエがすぐに叫ぶがもう遅い。
全能力1.5倍は伊達じゃない!
全員を倒す事は出来なくても、逃げるだけなら誰もオレに追い付けないはずだ!
「くっ!? あいつはえぇぞ!?」
そのまま通りへと飛び出し、これで逃げ切ったと思った瞬間……しかし、最悪なタイミングでバフが切れてしまった。
「ぐ!? あと少しなのに!? だ、ダメだ……痛みでまともに動けない……」
どうして、こんなタイミングで!?
なぜ、オレばかりこんな目に合うんだ!!
悔しくて滲む視界の中、這いつくばるオレの視界いっぱいに、見覚えのある顔が映し出された。
覗き込むように見つめていたのは、ローリエ。
見慣れたはずの顔が、見たこともない恐ろしい悪魔のような笑みを浮かべて、口を開いた。
「うふふふ。ざ~んねん。二度と逃げ出したり反抗したり出来ないように、これからじっくりとその身体に痛みを刻みつけてあげるわね?」
ローリエがそう呟いた瞬間、お腹に衝撃が走った。
「ぐぼ!?」
どうやら、誰かに思い切りお腹を蹴られたようだ……。
倒れていた通りから、吹き飛び、先ほど抜けた裏路地へと戻される。
でも、お腹を蹴られた痛みよりも、壁に激突した衝撃よりも、バフが切れた事による痛みの方が強かった。
はははは……なんだよ……そりゃ、みんなに馬鹿にされるわけだよな。
「ははは……バフ、使えねぇ……」
気付けば、乾いた笑いと共に、そんな呟きをもらしていた。
1.2倍までで止めるのも当たり前だ。
こんなの味方にかけてたら、そりゃぁ嫌われて当然だわ……。
「おら! こい! アジトに着いたら、この半年間、俺に口ごたえしていた事を後悔させてやる!」
バクスに髪の毛を掴まれ、ずるずると引き摺られているというのに、まだバフの効果切れの痛みの方が強いのだから笑ってしまうよな……。
なんだかもう、どうでもいいや。
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