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【第30話:王国の盾】
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魔法と怒号が飛び交う中、その者たちは、ただ必死に耐えていた。
ある者は反撃しようと魔法を空に向かって放ち、またある者は弓で狙い撃つ。
だが、魔法も矢も、魔族の張った強力な障壁を破る事は出来ず、すべて徒労に終わっていた。
「くっ!? とにかく走れ! 止まれば掴まり、掴まればその先は死しか待っておらぬぞ!」
叫んだ壮年の男の名はドリス。
近衛騎士団の騎士団長で、『王国の盾』とも呼ばれる障壁魔法と白銀に輝く盾の使い手。
今、国王たち王族を乗せた馬車とその護衛の騎士たちは、新魔王軍『天』の魔族約100体の空からの攻撃を受けているのだが、何とか耐えれているのは、ドリスの張った大型障壁魔法のお陰だった。
「ドリス様、すみません! 我々は本当になんの役にも……」
そして、そのドリスと並走して馬を走らせているのは、シイラルスという青年。
若くして風雅騎士団の団長に任命された、剣の天才。
しかし、剣聖と讃えられるその剣の腕も、空高くから放たれる魔法の前では、全く意味を持たなかった。
今、ここには近衛騎士団30名、風雅騎士団50名の80名の騎士以外に、宮廷魔法使いの者たちが10名ほどいるのだが、ドリス以外に障壁を張りながら移動できるような特殊な展開の仕方が出来るものはいなかった。
もちろん3時間ほど前に合流した案内役の銀狐騎士団の騎士2名にも、そのような真似は出来ない。
そもそも正確に言えば、ドリスの障壁は魔法ではなく、スキルによって展開されているので、障壁魔法と呼ぶには少し語弊があるのかもしれない。
つまり、もしドリスの障壁が消え去ってしまうと、その場に留まって障壁魔法を張る事は出来るが、移動が出来なくなってその場で耐えるしか出来なくなり、魔力が尽きれば一方的に空から攻撃されて死を待つしか無いという事を意味していた。
「くっはっはっはっ! いつまでもそのような障壁を張り続けられるものではあるまい! 悪あがきを!」
空から見下すように笑い飛ばしているのは、この部隊を任されている魔族の部隊長。
薄い紫色の肌に、額には左右に小さな二つの角。
背中からは大きな翼を生やして、空を飛んでこそいるが、その見た目は人族と大きく変わりはしなかった。
しかし、見た目と違い、その魔力は大きな違いがあった。
「さぁ、お前ら! もっと魔法を派手にぶち込め! 俺に奴らの無様な姿を、泣き喚く姿を拝ませろ!」
魔族の部隊長の命令に答え、今まで散発的に放たれていた攻撃魔法が、その強さを一気に増していく。
「ぐふっ……こ、これしきの攻撃……」
「ドリス団長!」
口から少なくない血を吐き、苦し気な呻き声をあげたドリスを見て、慌てて周りの者が馬を寄せて近づき、回復魔法をかけた。
「……すまぬ。だが、これしきの事で倒れたりはせぬ! 何としてでも王をお守りするぞ!」
強靭な精神力で障壁を維持し、皆を鼓舞するドリスがいなければ、もうとっくに魔族に蹂躙されていただろう。
しかし、そこへ駆けつけてしまった者たちがいた。
「ど、ドリス団長! 不味いです! 前方から!」
先頭を走る騎士から声がかけられ、ドリスが向けた視線の先にいたのは……。
「なっ!? あれは『銀狐騎士団』か!?」
前方に見えたのは馬車を含む、騎士100人以上でこちらに向かうサクロス公爵たちだった。
「くっ!? サクロス様! どいてください!! 道を、道を空けてください!」
案内役の同じ銀狐騎士団の騎士が叫ぶが、隊列を組んで移動している上に、助けに入ろうと速度を上げており、その声に応える事は難しかった。
「あ、あの空の奴らを追い払え!」
その上、サクロス公爵は戦いの場に遭遇するなど初めての事で、完全に気が動転しており、冷静な判断など出来ようはずがなかった。
「くっ!? このままでは危ない! ぶつかるぞ! し、仕方ない! こちらが停止する! 皆、止まれぇ!! 迎え撃つぞ!!」
そしてドリスはこのままでは危険だと判断し、一か八か、魔族を迎え撃つため、部隊の歩みを止める事を決断した。
それでもこの時ドリスは、銀狐騎士団が加わった事で、もしかすれば勝てるのではないかと、淡い期待を抱いていた。
ただ、その淡い期待は、僅かな時間で砕かれる事になるのだが……。
「こ、国王陛下はご無事ですか!?」
「あ、あなたはサクロス公爵様!? なぜ、あなたがこのような場に!?」
ドリスが驚くのも無理は無かった。
実際、サクロス家の家長であるサラドにも、大人しく街で待つようにと言われていたのに、それを誠意を見せたいと押しのけて来てしまったのだ。
しかも、馬車で来てしまったため、街道を塞ぐ形になってしまい、すぐに動き出す事も出来なくなってしまっていた。
「そそ、それは、こ、国王陛下を私自ら出迎えたく思い……」
ドリスは会話の間も、障壁を維持しているが、その顔色はみるみる悪化していた。
停止した事で、魔族にとっても的を絞りやすくなり、先ほど以上に攻撃が激しくなっていたのだ。
「そ、そうです……か。しかし、国王は病床で臥せっております。申し訳ありませぬが、このまま街まで移動させて頂きたい」
シュガレシアの街まで辿り着けば、そこには街を守る障壁がある。
王都では魔王によって障壁を破られてしまったが、少なくとも今襲ってきている魔王軍の魔族だけなら耐えれるはずだという判断だった。
もちろん街まで行けば、街が少なくない被害を受けるのはわかっていたが、それでもそれ以外に打てる手がなかった。
「そ、それは勿論構いませんが、あ、あの空の者どもを何とかしなければ! 銀狐騎士団よ! あれを何とかしろ!」
「はっ!」
サクロス公爵のその指示に、気持ちの良い返事を返した銀狐騎士団の騎士団長だったが、銀狐騎士団にしても、指示を出したサクロス公爵にしても、魔族の事をまったく理解出来ていなかった。
銀狐騎士団の団長の指示によって、それぞれが使用できる攻撃魔法や弓矢などを使い、空に向かって攻撃を放っていくが、先ほど近衛騎士団や風雅騎士団の放った攻撃の焼き直しのように、その攻撃はまったく効果をあげなかった。
そして今度は、先ほどの倍じゃ効かない量の血を吐き、膝をつくドリス。
既にドリスは限界を超えて障壁のスキルを展開しており、障壁が維持できなくなるのも時間の問題だった。
「ドリス団長!? くっ!? 宮廷魔法使いよ! 代わりに障壁魔法を展開するのだ!!」
それを見かねた風雅騎士団のシイラルスが、ドリスに変わって慌てて指示を出すが、10人がかりでもドリスほど広範囲を覆う障壁を展開する事は難しく、王と公爵たちが乗る馬車を中心に、先ほどの半分ほどしか守る事が出来なかった。
そして、ちょうど障壁魔法を展開し終わったタイミングで、とうとうドリスの障壁が砕け散ってしまう。
「くっはっはっ! そらぁ! 今だ! はみ出した奴から殺せぇぇ!!」
そこへ、待ってましたとばかりに魔族が一斉に魔法を放つ。
「くそぉ!? このまま何のお役に立つことも出来ずに……ぐぁわぁ!?」
わずかに騎士の中にも障壁魔法を張れる者はいたが、魔族の放つ様々な攻撃魔法は強力で、障壁や盾ごと騎士たちを葬っていった。
思わず目を背けたくなるような光景に、片膝をついて口から血を垂らしながら、悔しさに顔を歪めるドリス。
「こ、ここまでなのか……」
そして、とうとうあきらめの言葉を口にしてしまった瞬間だった。
「よく頑張ったな。後はオレに任せな」
いつの間にか、小柄な少年が目の前に立っている事に気付いた。
「お、お前はいったい……?」
もちろん、その少年の名は……。
「オレの名はステルヴィオ。アグニスト殿下に頼まれて助けにきたぜ」
そう言って、ドリスの障壁を上回る範囲の巨大な障壁を展開させたのだった。
ある者は反撃しようと魔法を空に向かって放ち、またある者は弓で狙い撃つ。
だが、魔法も矢も、魔族の張った強力な障壁を破る事は出来ず、すべて徒労に終わっていた。
「くっ!? とにかく走れ! 止まれば掴まり、掴まればその先は死しか待っておらぬぞ!」
叫んだ壮年の男の名はドリス。
近衛騎士団の騎士団長で、『王国の盾』とも呼ばれる障壁魔法と白銀に輝く盾の使い手。
今、国王たち王族を乗せた馬車とその護衛の騎士たちは、新魔王軍『天』の魔族約100体の空からの攻撃を受けているのだが、何とか耐えれているのは、ドリスの張った大型障壁魔法のお陰だった。
「ドリス様、すみません! 我々は本当になんの役にも……」
そして、そのドリスと並走して馬を走らせているのは、シイラルスという青年。
若くして風雅騎士団の団長に任命された、剣の天才。
しかし、剣聖と讃えられるその剣の腕も、空高くから放たれる魔法の前では、全く意味を持たなかった。
今、ここには近衛騎士団30名、風雅騎士団50名の80名の騎士以外に、宮廷魔法使いの者たちが10名ほどいるのだが、ドリス以外に障壁を張りながら移動できるような特殊な展開の仕方が出来るものはいなかった。
もちろん3時間ほど前に合流した案内役の銀狐騎士団の騎士2名にも、そのような真似は出来ない。
そもそも正確に言えば、ドリスの障壁は魔法ではなく、スキルによって展開されているので、障壁魔法と呼ぶには少し語弊があるのかもしれない。
つまり、もしドリスの障壁が消え去ってしまうと、その場に留まって障壁魔法を張る事は出来るが、移動が出来なくなってその場で耐えるしか出来なくなり、魔力が尽きれば一方的に空から攻撃されて死を待つしか無いという事を意味していた。
「くっはっはっはっ! いつまでもそのような障壁を張り続けられるものではあるまい! 悪あがきを!」
空から見下すように笑い飛ばしているのは、この部隊を任されている魔族の部隊長。
薄い紫色の肌に、額には左右に小さな二つの角。
背中からは大きな翼を生やして、空を飛んでこそいるが、その見た目は人族と大きく変わりはしなかった。
しかし、見た目と違い、その魔力は大きな違いがあった。
「さぁ、お前ら! もっと魔法を派手にぶち込め! 俺に奴らの無様な姿を、泣き喚く姿を拝ませろ!」
魔族の部隊長の命令に答え、今まで散発的に放たれていた攻撃魔法が、その強さを一気に増していく。
「ぐふっ……こ、これしきの攻撃……」
「ドリス団長!」
口から少なくない血を吐き、苦し気な呻き声をあげたドリスを見て、慌てて周りの者が馬を寄せて近づき、回復魔法をかけた。
「……すまぬ。だが、これしきの事で倒れたりはせぬ! 何としてでも王をお守りするぞ!」
強靭な精神力で障壁を維持し、皆を鼓舞するドリスがいなければ、もうとっくに魔族に蹂躙されていただろう。
しかし、そこへ駆けつけてしまった者たちがいた。
「ど、ドリス団長! 不味いです! 前方から!」
先頭を走る騎士から声がかけられ、ドリスが向けた視線の先にいたのは……。
「なっ!? あれは『銀狐騎士団』か!?」
前方に見えたのは馬車を含む、騎士100人以上でこちらに向かうサクロス公爵たちだった。
「くっ!? サクロス様! どいてください!! 道を、道を空けてください!」
案内役の同じ銀狐騎士団の騎士が叫ぶが、隊列を組んで移動している上に、助けに入ろうと速度を上げており、その声に応える事は難しかった。
「あ、あの空の奴らを追い払え!」
その上、サクロス公爵は戦いの場に遭遇するなど初めての事で、完全に気が動転しており、冷静な判断など出来ようはずがなかった。
「くっ!? このままでは危ない! ぶつかるぞ! し、仕方ない! こちらが停止する! 皆、止まれぇ!! 迎え撃つぞ!!」
そしてドリスはこのままでは危険だと判断し、一か八か、魔族を迎え撃つため、部隊の歩みを止める事を決断した。
それでもこの時ドリスは、銀狐騎士団が加わった事で、もしかすれば勝てるのではないかと、淡い期待を抱いていた。
ただ、その淡い期待は、僅かな時間で砕かれる事になるのだが……。
「こ、国王陛下はご無事ですか!?」
「あ、あなたはサクロス公爵様!? なぜ、あなたがこのような場に!?」
ドリスが驚くのも無理は無かった。
実際、サクロス家の家長であるサラドにも、大人しく街で待つようにと言われていたのに、それを誠意を見せたいと押しのけて来てしまったのだ。
しかも、馬車で来てしまったため、街道を塞ぐ形になってしまい、すぐに動き出す事も出来なくなってしまっていた。
「そそ、それは、こ、国王陛下を私自ら出迎えたく思い……」
ドリスは会話の間も、障壁を維持しているが、その顔色はみるみる悪化していた。
停止した事で、魔族にとっても的を絞りやすくなり、先ほど以上に攻撃が激しくなっていたのだ。
「そ、そうです……か。しかし、国王は病床で臥せっております。申し訳ありませぬが、このまま街まで移動させて頂きたい」
シュガレシアの街まで辿り着けば、そこには街を守る障壁がある。
王都では魔王によって障壁を破られてしまったが、少なくとも今襲ってきている魔王軍の魔族だけなら耐えれるはずだという判断だった。
もちろん街まで行けば、街が少なくない被害を受けるのはわかっていたが、それでもそれ以外に打てる手がなかった。
「そ、それは勿論構いませんが、あ、あの空の者どもを何とかしなければ! 銀狐騎士団よ! あれを何とかしろ!」
「はっ!」
サクロス公爵のその指示に、気持ちの良い返事を返した銀狐騎士団の騎士団長だったが、銀狐騎士団にしても、指示を出したサクロス公爵にしても、魔族の事をまったく理解出来ていなかった。
銀狐騎士団の団長の指示によって、それぞれが使用できる攻撃魔法や弓矢などを使い、空に向かって攻撃を放っていくが、先ほど近衛騎士団や風雅騎士団の放った攻撃の焼き直しのように、その攻撃はまったく効果をあげなかった。
そして今度は、先ほどの倍じゃ効かない量の血を吐き、膝をつくドリス。
既にドリスは限界を超えて障壁のスキルを展開しており、障壁が維持できなくなるのも時間の問題だった。
「ドリス団長!? くっ!? 宮廷魔法使いよ! 代わりに障壁魔法を展開するのだ!!」
それを見かねた風雅騎士団のシイラルスが、ドリスに変わって慌てて指示を出すが、10人がかりでもドリスほど広範囲を覆う障壁を展開する事は難しく、王と公爵たちが乗る馬車を中心に、先ほどの半分ほどしか守る事が出来なかった。
そして、ちょうど障壁魔法を展開し終わったタイミングで、とうとうドリスの障壁が砕け散ってしまう。
「くっはっはっ! そらぁ! 今だ! はみ出した奴から殺せぇぇ!!」
そこへ、待ってましたとばかりに魔族が一斉に魔法を放つ。
「くそぉ!? このまま何のお役に立つことも出来ずに……ぐぁわぁ!?」
わずかに騎士の中にも障壁魔法を張れる者はいたが、魔族の放つ様々な攻撃魔法は強力で、障壁や盾ごと騎士たちを葬っていった。
思わず目を背けたくなるような光景に、片膝をついて口から血を垂らしながら、悔しさに顔を歪めるドリス。
「こ、ここまでなのか……」
そして、とうとうあきらめの言葉を口にしてしまった瞬間だった。
「よく頑張ったな。後はオレに任せな」
いつの間にか、小柄な少年が目の前に立っている事に気付いた。
「お、お前はいったい……?」
もちろん、その少年の名は……。
「オレの名はステルヴィオ。アグニスト殿下に頼まれて助けにきたぜ」
そう言って、ドリスの障壁を上回る範囲の巨大な障壁を展開させたのだった。
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