15 / 44
【第15話:オークの魔王 その5】
しおりを挟む
魔王ドリアクは、目で追うのがやっとの速度で迫るステルヴィオに、
「小癪なぁ!!」
怒号と共に巨大な剣を、横に一閃振り抜いた。
「当たるかよ!」
しかし、ステルヴィオは剣を難なく掻い潜ると、魔神剣で魔王ドリアクを捉え、剣ごと腕を斬り裂いてみせた。
「ぐぬぅ! 魔王覇気を紙のように!?」
いや、斬り裂いたのではない。
消失させたと言った方が正確だろう。
目で捉える事も不可能だろうステルヴィオの一撃に、しっかりと反応して大剣で受けてみせた魔王ドリアクは、十分称賛に値する強さだ。
だが、魔神剣を受け止めたかに見えた大剣は、その柄を残してほとんどが消失し、咄嗟に避けたドリアクの腕の一部をおまけとばかりに掠め取っていった。
「すげぇな。アレを避けるか」
しかし、驚いたのはステルヴィオの方も同様だった。
消えゆく魔神剣をちらりと見つめ、代わりに虚空から愛用の魔剣を取り出し、悔し気に構えを取った。
先の一撃に使用したのは『魔神剣』。
堕ちた神、魔神が扱う剣を一時的に顕現させるスキルだ。
その剣で斬れぬものは無く、あらゆるものを消滅させる強力無比な神剣だが、今のステルヴィオの力では一振りするのが限界だった。
「ほう。今のがとっておきだったわけか」
一瞬痛みに後ずさった魔王ドリアクだったが、すぐさま取り巻きのオークの1体から高位の回復魔法が飛んできて、腕の傷は既に修復されていた。
「まぁ、とっておきっちゃぁ、とっておきだなぁ。正攻法で魔王覇気を破るのは面倒だから、手っ取り早く終わらせたかったんだけど」
そして、こんな会話をしているうちに、オークキングの一体が近づき、魔王ドリアクに自分の大剣を渡していた。
「あっ! ずっりぃなぁ!」
全然悔しそうではないが、悔しそうな台詞を言って楽しそうなステルヴィオ。
その時だった。
そのステルヴィオの態度に我慢の限界が来たのか、オークキングの一体が後方から斬りかかってきた。
「不遜な態度を悔いて死ねぇ!! ……げぎゃっ!?」
だが、吹き飛んだのは3mの巨体を誇るオークキングの方だった。
「魔王覇気に対抗できるのは、聖光覇気か……同じ魔王覇気だけなんだぜ?」
大剣の一振りをわざと避けずに、何もせずにその身体で受けただけなのだが、それだけでオークキングは吹き飛んだのだ。
「お前たちはコイツに手を出すな! 魔王覇気とは絶対なる力! やるだけ無駄だ!」
「自分も使えるからって、威張るなよ。やったのはオレなんだぜ?」
そんなとぼけた事を言いつつ、一瞬で魔王ドリアクの足元に斬りかかった。
魔神剣は元々巨大な上に、その斬撃は伸びるので体格差はあってないようなものだったが、今ステルヴィオの使っている魔剣は、斬れ味こそ凄まじいものの、特別な力などは持っていなかった。
そのため、必然的に斬りつける部位が足になってしまったのは仕方ない。
もちろんステルヴィオの身体能力をもってすれば、飛び上がれば簡単に魔王ドリアクの頭部を斬り裂く事も出来るのだが、アルテミシアのようなスキルを持たないステルヴィオがそんな事をすれば、良い的になるだけだろう。
「チビがちょこまかと!!」
だがステルヴィオは、そのチビを活かして魔王ドリアクの足元を駆けまわり、魔王の足を斬り刻んでいく。
「チビがぁぁ!!」
魔王ドリアクも負けじと大剣を豪快に振り回すが、ステルヴィオはチビだけに狙いが定まらない。
「チビチビチビチビ、うっせーよっ!? 人間でオレの歳なら普通なんだよ!!」
「ぐぬぅ!?」
魔王ドリアクも分厚い魔王覇気を纏っているので、どれも致命傷には程遠いのだが、本来なら斬られるはずのない魔王覇気をたやすく斬り裂くステルヴィオに徐々に焦りの色を濃くさせていく。
しかし実際は、ステルヴィオにもそこまで余裕があるわけではなかった。
それは、魔王覇気を行使していられる時間に限界があるからだ。
約半年前、魔王アンドロと戦った時よりも、ステルヴィオの魔王覇気の扱いはかなり上達しており、その持続時間も相当伸びている。
それでも魔王たちと比べてステルヴィオが唯一大きく劣る所があるとすれば、この魔王覇気を行使し続ける事が出来る時間の長さだった。
勇者の扱う『聖光覇気』と魔王が扱う『魔王覇気』は、その本質は似ている。
それなのに、実際戦ってみればほとんどの場合は勇者が劣勢に立たされる。
それは、勇者と魔王では覇気そのものの出力の違いが起因する事が多いのだが、それ以上に敗因として一番多く挙げられるのが覇気の持続時間だ。
実際、半年前にアルテミシアがゴブリンの魔王アンドロに呆気なく負けてしまったのも、聖光覇気を纏っていられる時間が短かったのが一番大きな原因だった。
「ぐぬぅ! 確かに強い! だが、お前では我に勝てぬぞ!」
そしてそれは、オークの魔王ドリアクも見抜いていた。
勇者と同じように持久戦に持ち込めば、やがて魔王覇気を維持できなくなり、自分が勝利するだろうと。
「どうした! いつまでも、そうやって逃げ回っているつもりか!」
今はまだステルヴィオが圧倒しているとはいえ、このままでは魔王ドリアクの言うように持久戦に持ち込まれて負けてしまう事もありえる。
(ゼロを呼び出せばすぐ片付くんだが、あいつ今日は鍛錬の成果をチェックするみたいな事言ってたしなぁ……。仕方ない。とっておきその2行ってみようか)
しかし、そんな事はステルヴィオの方が何倍もよくわかっている事だった。
「まぁこのまま戦っても何とか勝てる気はするんだが……一気に片を付けさせて貰うぜ!」
そう言って一旦魔王ドリアクから距離を取ると、魔剣を鞘に戻し、呼吸を整えると目を閉じた。
「ぬっ! 何をするつもりだ!」
しかし、それを黙って見ててくれるほど、魔王ドリアクは甘くは無かった。
大技を放つ前の隙だと気付くと、一時的に更に魔王覇気の出力を上げて、巨体からは信じられない速度で斬り込んできた。
「お前は危険過ぎる! 我がここで終らせてやろう!」
地面を爆発させるような踏み込みで振るわれた大剣が迫る中、ステルヴィオはまだ目を閉じたままだったが、
「ったく……まだ慣れてないってのに……」
そこでようやく目を開き、腰の魔剣に手をかけた。
「何をするつもりか知らぬが、もう遅い! 死ねぇぇぇ!!」
最初のステルヴィオの攻撃に迫る速度で繰り出された袈裟斬りが、小さな体を捉えようとしたその時、
「遅かねぇよ」
ステルヴィオの身体から、不浄と清浄の光が同時にあふれ出た。
「それに……死ぬのはお前だ! 『聖魔混合』! はぁぁぁっ!!」
裂帛の気合いの元、抜剣と共に繰り出された剣閃が魔王覇気を纏った大剣を紙のように斬り裂き、返す剣で袈裟斬りを放って魔王ドリアクの身体を斜に斬り裂くと、その巨体を両断したのだった。
「小癪なぁ!!」
怒号と共に巨大な剣を、横に一閃振り抜いた。
「当たるかよ!」
しかし、ステルヴィオは剣を難なく掻い潜ると、魔神剣で魔王ドリアクを捉え、剣ごと腕を斬り裂いてみせた。
「ぐぬぅ! 魔王覇気を紙のように!?」
いや、斬り裂いたのではない。
消失させたと言った方が正確だろう。
目で捉える事も不可能だろうステルヴィオの一撃に、しっかりと反応して大剣で受けてみせた魔王ドリアクは、十分称賛に値する強さだ。
だが、魔神剣を受け止めたかに見えた大剣は、その柄を残してほとんどが消失し、咄嗟に避けたドリアクの腕の一部をおまけとばかりに掠め取っていった。
「すげぇな。アレを避けるか」
しかし、驚いたのはステルヴィオの方も同様だった。
消えゆく魔神剣をちらりと見つめ、代わりに虚空から愛用の魔剣を取り出し、悔し気に構えを取った。
先の一撃に使用したのは『魔神剣』。
堕ちた神、魔神が扱う剣を一時的に顕現させるスキルだ。
その剣で斬れぬものは無く、あらゆるものを消滅させる強力無比な神剣だが、今のステルヴィオの力では一振りするのが限界だった。
「ほう。今のがとっておきだったわけか」
一瞬痛みに後ずさった魔王ドリアクだったが、すぐさま取り巻きのオークの1体から高位の回復魔法が飛んできて、腕の傷は既に修復されていた。
「まぁ、とっておきっちゃぁ、とっておきだなぁ。正攻法で魔王覇気を破るのは面倒だから、手っ取り早く終わらせたかったんだけど」
そして、こんな会話をしているうちに、オークキングの一体が近づき、魔王ドリアクに自分の大剣を渡していた。
「あっ! ずっりぃなぁ!」
全然悔しそうではないが、悔しそうな台詞を言って楽しそうなステルヴィオ。
その時だった。
そのステルヴィオの態度に我慢の限界が来たのか、オークキングの一体が後方から斬りかかってきた。
「不遜な態度を悔いて死ねぇ!! ……げぎゃっ!?」
だが、吹き飛んだのは3mの巨体を誇るオークキングの方だった。
「魔王覇気に対抗できるのは、聖光覇気か……同じ魔王覇気だけなんだぜ?」
大剣の一振りをわざと避けずに、何もせずにその身体で受けただけなのだが、それだけでオークキングは吹き飛んだのだ。
「お前たちはコイツに手を出すな! 魔王覇気とは絶対なる力! やるだけ無駄だ!」
「自分も使えるからって、威張るなよ。やったのはオレなんだぜ?」
そんなとぼけた事を言いつつ、一瞬で魔王ドリアクの足元に斬りかかった。
魔神剣は元々巨大な上に、その斬撃は伸びるので体格差はあってないようなものだったが、今ステルヴィオの使っている魔剣は、斬れ味こそ凄まじいものの、特別な力などは持っていなかった。
そのため、必然的に斬りつける部位が足になってしまったのは仕方ない。
もちろんステルヴィオの身体能力をもってすれば、飛び上がれば簡単に魔王ドリアクの頭部を斬り裂く事も出来るのだが、アルテミシアのようなスキルを持たないステルヴィオがそんな事をすれば、良い的になるだけだろう。
「チビがちょこまかと!!」
だがステルヴィオは、そのチビを活かして魔王ドリアクの足元を駆けまわり、魔王の足を斬り刻んでいく。
「チビがぁぁ!!」
魔王ドリアクも負けじと大剣を豪快に振り回すが、ステルヴィオはチビだけに狙いが定まらない。
「チビチビチビチビ、うっせーよっ!? 人間でオレの歳なら普通なんだよ!!」
「ぐぬぅ!?」
魔王ドリアクも分厚い魔王覇気を纏っているので、どれも致命傷には程遠いのだが、本来なら斬られるはずのない魔王覇気をたやすく斬り裂くステルヴィオに徐々に焦りの色を濃くさせていく。
しかし実際は、ステルヴィオにもそこまで余裕があるわけではなかった。
それは、魔王覇気を行使していられる時間に限界があるからだ。
約半年前、魔王アンドロと戦った時よりも、ステルヴィオの魔王覇気の扱いはかなり上達しており、その持続時間も相当伸びている。
それでも魔王たちと比べてステルヴィオが唯一大きく劣る所があるとすれば、この魔王覇気を行使し続ける事が出来る時間の長さだった。
勇者の扱う『聖光覇気』と魔王が扱う『魔王覇気』は、その本質は似ている。
それなのに、実際戦ってみればほとんどの場合は勇者が劣勢に立たされる。
それは、勇者と魔王では覇気そのものの出力の違いが起因する事が多いのだが、それ以上に敗因として一番多く挙げられるのが覇気の持続時間だ。
実際、半年前にアルテミシアがゴブリンの魔王アンドロに呆気なく負けてしまったのも、聖光覇気を纏っていられる時間が短かったのが一番大きな原因だった。
「ぐぬぅ! 確かに強い! だが、お前では我に勝てぬぞ!」
そしてそれは、オークの魔王ドリアクも見抜いていた。
勇者と同じように持久戦に持ち込めば、やがて魔王覇気を維持できなくなり、自分が勝利するだろうと。
「どうした! いつまでも、そうやって逃げ回っているつもりか!」
今はまだステルヴィオが圧倒しているとはいえ、このままでは魔王ドリアクの言うように持久戦に持ち込まれて負けてしまう事もありえる。
(ゼロを呼び出せばすぐ片付くんだが、あいつ今日は鍛錬の成果をチェックするみたいな事言ってたしなぁ……。仕方ない。とっておきその2行ってみようか)
しかし、そんな事はステルヴィオの方が何倍もよくわかっている事だった。
「まぁこのまま戦っても何とか勝てる気はするんだが……一気に片を付けさせて貰うぜ!」
そう言って一旦魔王ドリアクから距離を取ると、魔剣を鞘に戻し、呼吸を整えると目を閉じた。
「ぬっ! 何をするつもりだ!」
しかし、それを黙って見ててくれるほど、魔王ドリアクは甘くは無かった。
大技を放つ前の隙だと気付くと、一時的に更に魔王覇気の出力を上げて、巨体からは信じられない速度で斬り込んできた。
「お前は危険過ぎる! 我がここで終らせてやろう!」
地面を爆発させるような踏み込みで振るわれた大剣が迫る中、ステルヴィオはまだ目を閉じたままだったが、
「ったく……まだ慣れてないってのに……」
そこでようやく目を開き、腰の魔剣に手をかけた。
「何をするつもりか知らぬが、もう遅い! 死ねぇぇぇ!!」
最初のステルヴィオの攻撃に迫る速度で繰り出された袈裟斬りが、小さな体を捉えようとしたその時、
「遅かねぇよ」
ステルヴィオの身体から、不浄と清浄の光が同時にあふれ出た。
「それに……死ぬのはお前だ! 『聖魔混合』! はぁぁぁっ!!」
裂帛の気合いの元、抜剣と共に繰り出された剣閃が魔王覇気を纏った大剣を紙のように斬り裂き、返す剣で袈裟斬りを放って魔王ドリアクの身体を斜に斬り裂くと、その巨体を両断したのだった。
0
お気に入りに追加
177
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる