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【第7話:それぞれの仲間】
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部屋に響くノックの音に、扉に視線が集まった。
「入ってまーす」
「ス、ステルヴィオ様!? あのっ! 大丈夫です! どうぞ!」
ふざけるステルヴィオの言葉をアルテミシアが慌てて訂正すると、「失礼します」との言葉とともに扉が開かれ、数名の男女が部屋に入ってきた。
入室に合わせて立ち上がったのはアルテミシアだけだったが、その彼女に促されてステルヴィオやネネネとトトトも立ち上がる。
ちなみにゼロは、さっきから執事を気取ってソファーの後ろでずっと立ったままだったので、そのまま何もしていない。
「あぁ、気を使わなくて良いよ。僕たちも同じ冒険者だ」
最初に口を開いたのは、ギルド職員に続いて入ってきた腰に剣を携えた剣士風の若い男だった。
部屋に入ってきたのは、全部で6人。
先の2人に続くのは、大きな盾を背負った大男と、弓を持つ痩せぎすの男、それに魔法使い風のローブを被った女性と、教会の僧服を纏った少女の姿だった。
「そ、そうなのですね。私たちは、先日この国に入ったばかりなのですが、世界を旅しながら、冒険者として活動しているものです」
ステルヴィオが口元に笑みを浮かべて何も答えないので、アルテミシアが慌てて代わりに答える。
「へ~世界を旅してまわっている冒険者ですか」
男のその言葉に、アルテミシアに催促されたステルヴィオがようやく口を開くが……。
「羨ましいだろ? 自由に国を出られないもんな~。他にもしがらみとか多いんだろ? 勇者だと?」
最後の言葉に、ゼロを除いた全員の視線が集まった。
「!? ……これは参った……。きみ凄いねぇ。まさか一瞬で正体がバレるなんて思わなかったよ」
ステルヴィオが小さく「神の匂いがしたからな」と呟くが、それは聞こえなかったようだ。
「まぁな。勇者と会うのは初めてじゃないしね」
「へ~? ちなみにそれはどこの国の勇者だい?」
この国の勇者と思われるその男の質問に、一瞬アルテミシアの顔に影が差すが、
「ちょっと言いたくないかな? だけど……その勇者は、真っすぐで、純粋で、すげぇ良い奴だぜ」
その言葉に顔を朱に染めて嬉しそうに俯いた。
「そうか。僕が言うのも何だけど、勇者にも色々いるらしいから、良い勇者と出会ったんだね」
その言葉にステルヴィオは一言「そうだな」と返す。
「あぁ……話が盛り上がっているところ悪いんだが、先にちょっといいか?」
そう言葉を発したのは、最初に部屋に入ってきたギルド職員と思われる男だ。
ただ、先のギルドセイバーのような強者の風格こそないが、只者ではないだろう何かを感じさせる男だった。
「私はこの街の冒険者ギルドで、ギルドマスターをやっている『メルゲン』というものだ。さきの決闘の騒ぎは報告を受けた。うちの冒険者が迷惑をかけたようで悪かったな」
そう言って、深く頭を下げるギルドマスターのメルゲン。
その時、ちょうどお茶を運んできたサリーもそれを見て、慌てて一緒に頭を下げた。
お茶をこぼしたのは言うまでもない。
「す、すみません!」
サリーがメルゲンにジト目で睨まれ、慌ててお茶を淹れ直しに出ていったのは置いておくとして、ステルヴィオの「気にしないでいいよ」という謝罪の受け入れを聞いて、それでメルゲンとのやり取りは終わった。
「じゃぁ、次は僕たちで良いかな?」
勇者と言われた男は、皆に視線を送り、了承の意を確認すると話を続ける。
「僕はこの国『ラドロア』で認定された勇者『レックス』だ。そして彼らは、勇者の従者として僕をサポートしてくれているパーティーメンバーだ。ほら、みんなも自己紹介をして」
ラドロアの勇者レックスに促され、従者たちの自己紹介が始まった。
盾持ちの戦士がゾット、痩せぎすの弓使いがザーダ、女魔法使いがソリアと続き、最後の僧服に身を包んだ少女の番になって、ステルヴィオが待ったをかけた。
「なんで、そのままの流れで従者として自己紹介してんの?」
ステルヴィオの発言に、本気で何のことかわからないとオドオドする少女を見て、勇者レックスが助け舟を出した。
「えっと? リリスは聖光教会から派遣された従者だけど、何か気になる事でもあったかい?」
その言葉に何かを返そうとしたステルヴィオだったが、その時そっと肩に手を添えられた事に気付いて、ゆっくりと首を振って否定した。
「あぁ、いや。悪かった。オレの勘違いだ。忘れてくれ」
勇者レックスは、あっさり謝罪したステルヴィオを見て少し気になりながらも、それじゃぁ君たちの自己紹介を頼むと促した。
「自己紹介と言っても、オレたちはただの冒険者だから、名前と冒険者ランクぐらいしか、言う事ないんだけな」
と、そう前置いてから、それぞれが冒険者ランクと名前を話していく。
最後にケルが自分で自己紹介しそうになって、頭を思いっきり叩かれていたが……。
「こいつは従魔のケル。ハウンド系の魔物だから鼻が利くし、警戒スキル持ちだから、討伐系の依頼で森に入った時などには、意外と役に立つんだ」
ステルヴィオの紹介の言葉を受けて、ケルが余所行きの可愛い仕草でワンと吠えると、女性陣の頬が弛んだ。……あざとい……。
「へぇ~。かわいい従魔だね。うちのパーティーにも欲しいぐらいだ」
女性陣だけでなく勇者レックスにも好評のようだ。
「自己紹介は、こんな感じで良かったか? それで、オレたちをここへ呼んだ理由はなんなんだ? 教えてくれないか?」
ステルヴィオは、さっき受付の前で揉めた時、勇者レックスたちの存在と視線に気付いていた。
だが、実力主義のこの国で勇者と接触するなら、その実力を見せておいた方が良いだろうという程度の考えだったので、勇者の方から声を掛けられるとは思っていなかった。
(もしかすると、ゼロは何か他にも気付いているのか?)
そんな風に考えるステルヴィオだったが、ここでゼロに聞くわけにもいかず、まずは素直に接触してきた理由を勇者レックスに尋ねた。
「それは私の方から説明しよう」
しかし、その説明はギルドマスターのメルゲンが引き取った。
「ところで、なぜこのヘクシーの街が『冒険の街』として有名になったか、その理由は知っているか?」
「ん? 魔力汚染された『サグレアの森』が近くにあるからだろ?」
即答するステルヴィオに頷きを返しつつも、だがメルゲンは質問を重ねる。
「現状確かにそうなのだろうが……では、こう聞こう。なぜ魔力汚染が起きたかは知っているか?」
しかし、その質問に答えたのは、
「昔、その森に魔王が『魔界門』を開いて、多くの魔物が放たれたからですね」
今まで後ろで静かに控えていたゼロだった。
「入ってまーす」
「ス、ステルヴィオ様!? あのっ! 大丈夫です! どうぞ!」
ふざけるステルヴィオの言葉をアルテミシアが慌てて訂正すると、「失礼します」との言葉とともに扉が開かれ、数名の男女が部屋に入ってきた。
入室に合わせて立ち上がったのはアルテミシアだけだったが、その彼女に促されてステルヴィオやネネネとトトトも立ち上がる。
ちなみにゼロは、さっきから執事を気取ってソファーの後ろでずっと立ったままだったので、そのまま何もしていない。
「あぁ、気を使わなくて良いよ。僕たちも同じ冒険者だ」
最初に口を開いたのは、ギルド職員に続いて入ってきた腰に剣を携えた剣士風の若い男だった。
部屋に入ってきたのは、全部で6人。
先の2人に続くのは、大きな盾を背負った大男と、弓を持つ痩せぎすの男、それに魔法使い風のローブを被った女性と、教会の僧服を纏った少女の姿だった。
「そ、そうなのですね。私たちは、先日この国に入ったばかりなのですが、世界を旅しながら、冒険者として活動しているものです」
ステルヴィオが口元に笑みを浮かべて何も答えないので、アルテミシアが慌てて代わりに答える。
「へ~世界を旅してまわっている冒険者ですか」
男のその言葉に、アルテミシアに催促されたステルヴィオがようやく口を開くが……。
「羨ましいだろ? 自由に国を出られないもんな~。他にもしがらみとか多いんだろ? 勇者だと?」
最後の言葉に、ゼロを除いた全員の視線が集まった。
「!? ……これは参った……。きみ凄いねぇ。まさか一瞬で正体がバレるなんて思わなかったよ」
ステルヴィオが小さく「神の匂いがしたからな」と呟くが、それは聞こえなかったようだ。
「まぁな。勇者と会うのは初めてじゃないしね」
「へ~? ちなみにそれはどこの国の勇者だい?」
この国の勇者と思われるその男の質問に、一瞬アルテミシアの顔に影が差すが、
「ちょっと言いたくないかな? だけど……その勇者は、真っすぐで、純粋で、すげぇ良い奴だぜ」
その言葉に顔を朱に染めて嬉しそうに俯いた。
「そうか。僕が言うのも何だけど、勇者にも色々いるらしいから、良い勇者と出会ったんだね」
その言葉にステルヴィオは一言「そうだな」と返す。
「あぁ……話が盛り上がっているところ悪いんだが、先にちょっといいか?」
そう言葉を発したのは、最初に部屋に入ってきたギルド職員と思われる男だ。
ただ、先のギルドセイバーのような強者の風格こそないが、只者ではないだろう何かを感じさせる男だった。
「私はこの街の冒険者ギルドで、ギルドマスターをやっている『メルゲン』というものだ。さきの決闘の騒ぎは報告を受けた。うちの冒険者が迷惑をかけたようで悪かったな」
そう言って、深く頭を下げるギルドマスターのメルゲン。
その時、ちょうどお茶を運んできたサリーもそれを見て、慌てて一緒に頭を下げた。
お茶をこぼしたのは言うまでもない。
「す、すみません!」
サリーがメルゲンにジト目で睨まれ、慌ててお茶を淹れ直しに出ていったのは置いておくとして、ステルヴィオの「気にしないでいいよ」という謝罪の受け入れを聞いて、それでメルゲンとのやり取りは終わった。
「じゃぁ、次は僕たちで良いかな?」
勇者と言われた男は、皆に視線を送り、了承の意を確認すると話を続ける。
「僕はこの国『ラドロア』で認定された勇者『レックス』だ。そして彼らは、勇者の従者として僕をサポートしてくれているパーティーメンバーだ。ほら、みんなも自己紹介をして」
ラドロアの勇者レックスに促され、従者たちの自己紹介が始まった。
盾持ちの戦士がゾット、痩せぎすの弓使いがザーダ、女魔法使いがソリアと続き、最後の僧服に身を包んだ少女の番になって、ステルヴィオが待ったをかけた。
「なんで、そのままの流れで従者として自己紹介してんの?」
ステルヴィオの発言に、本気で何のことかわからないとオドオドする少女を見て、勇者レックスが助け舟を出した。
「えっと? リリスは聖光教会から派遣された従者だけど、何か気になる事でもあったかい?」
その言葉に何かを返そうとしたステルヴィオだったが、その時そっと肩に手を添えられた事に気付いて、ゆっくりと首を振って否定した。
「あぁ、いや。悪かった。オレの勘違いだ。忘れてくれ」
勇者レックスは、あっさり謝罪したステルヴィオを見て少し気になりながらも、それじゃぁ君たちの自己紹介を頼むと促した。
「自己紹介と言っても、オレたちはただの冒険者だから、名前と冒険者ランクぐらいしか、言う事ないんだけな」
と、そう前置いてから、それぞれが冒険者ランクと名前を話していく。
最後にケルが自分で自己紹介しそうになって、頭を思いっきり叩かれていたが……。
「こいつは従魔のケル。ハウンド系の魔物だから鼻が利くし、警戒スキル持ちだから、討伐系の依頼で森に入った時などには、意外と役に立つんだ」
ステルヴィオの紹介の言葉を受けて、ケルが余所行きの可愛い仕草でワンと吠えると、女性陣の頬が弛んだ。……あざとい……。
「へぇ~。かわいい従魔だね。うちのパーティーにも欲しいぐらいだ」
女性陣だけでなく勇者レックスにも好評のようだ。
「自己紹介は、こんな感じで良かったか? それで、オレたちをここへ呼んだ理由はなんなんだ? 教えてくれないか?」
ステルヴィオは、さっき受付の前で揉めた時、勇者レックスたちの存在と視線に気付いていた。
だが、実力主義のこの国で勇者と接触するなら、その実力を見せておいた方が良いだろうという程度の考えだったので、勇者の方から声を掛けられるとは思っていなかった。
(もしかすると、ゼロは何か他にも気付いているのか?)
そんな風に考えるステルヴィオだったが、ここでゼロに聞くわけにもいかず、まずは素直に接触してきた理由を勇者レックスに尋ねた。
「それは私の方から説明しよう」
しかし、その説明はギルドマスターのメルゲンが引き取った。
「ところで、なぜこのヘクシーの街が『冒険の街』として有名になったか、その理由は知っているか?」
「ん? 魔力汚染された『サグレアの森』が近くにあるからだろ?」
即答するステルヴィオに頷きを返しつつも、だがメルゲンは質問を重ねる。
「現状確かにそうなのだろうが……では、こう聞こう。なぜ魔力汚染が起きたかは知っているか?」
しかし、その質問に答えたのは、
「昔、その森に魔王が『魔界門』を開いて、多くの魔物が放たれたからですね」
今まで後ろで静かに控えていたゼロだった。
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