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【第4話:冒険者として】
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ラドロアに入って3日、ステルヴィオ一行は、ようやくラドロア最初の街『ヘクシー』へと到着した。
ヘクシーの街は、ラドロアの中ではかなり小さな街なのだが、高い魔物除けの街壁に囲まれ、騎士団も常駐する守りの堅い街だった。
何故このような小さな街にこれほどの守りが備わっているのかと言うと、街の近くに魔力汚染された森が広がっており、そこから絶えず魔物があふれ出してくるためで、冒険者が集まる街としても有名な街だった。
「ほう。中々活気のある街ですね」
ゼロが街の中央に走る石畳の大通りに溢れる人を見て呟くと、ステルヴィオを楽し気に言葉を返した。
「こういう活気のある街は良いよな~。なぜかわくわくするし!」
「私は馬鹿みたいに、わくわくはしませんが?」
上げて落とすようなゼロの態度に機嫌を損ねたステルヴィオが、抗議のジト目を向けるのだが、向けられた本人は全く気にしていなかった。
「え、えっと、ステルヴィオ様。話には聞いていましたが、本当に冒険者が多い街なのですね。冒険者の街として有名なのですか?」
街の往来で注目を浴びている事に気付いたアルテミシアが、苦笑しつつも話を逸らすようにそう尋ねる。
移動に使っていた人形馬車は、今はステルヴィオのスキルによってとある場所に置かれているので、今は皆で街の中を歩ており、その変わった構成メンバーから周囲の注目が集まっていた。
「あぁ、冒険の街ヘクシーと言えば、冒険者なら誰でも知っているような街だぞ。オレも一度来てみたかったんだよな~」
アルテミシアは知らなかったようだが、有名な吟遊詩人の歌にも登場する街で、その名前は冒険者に限らず広く知られていた。
頭の後ろで両手を組み、鼻歌交じりに歩き出す単純なステルヴィオに笑みを向け、その後を追うアルテミシア。
街の事は本当に知らなかった彼女だが、ステルヴィオはどうやら彼女の思惑通りに機嫌を直したようだ。単純である。
そんな一行が向かうのは冒険者ギルド。
本来なら早く勇者がいるはずの『古都リ・ラドロア』に向かうべきなのだが、ステルヴィオには致命的に足りない物があった。
「さて……おまんま食べる為に頑張って働きますか~」
その言葉に軽いため息を吐くアルテミシア。
「ですから、お金でしたら私が……」
「アルテミシア。無駄ですよ。ステルヴィオは変なとこ頑固ですからね。そもそも魔王の遺産を1つでも売り払えば、お金に困ることなど無くなるのですがね」
アルテミシアは勇者として活動していた時に国から多くの援助を受けていたので、当面困らない程度にはお金を所持していた。
しかし、ステルヴィオは皆を養うのは自分の役目だと、アルテミシアのお金を受け取ろうとしなかった。
それに、そもそもゼロの言うように、いくつか手に入れた魔王の遺産を一つでも売れば、当面の活動資金は困らないのだが、何事も経験だと冒険者をやめるつもりはないようだった。
「そもそもヴィオは、さっさとどこかの国で勇者認定してもらうべきにゃ」
「トトト~、それ言っちゃダメだよ~? ヴィオ、何気に認定して貰えないこと気にしてるのにゃ」
一柱の神に選ばれ、加護を受けし強力なギフトを授かった者の事を勇者と呼ぶ。
この言葉通りならば、確かにステルヴィオは間違いなく勇者である。
だが、とある理由から、聖光教会が神託でステルヴィオの事を知る事はない。
「ぅぐっ!? そこのちびっこぉ! ナチュラルにオレの心を削ってくるなぁ!」
「「きゃははは! 自称勇者のヴィオが怒ったにゃ!」」
ちなみにネネネとトトトが『ステルヴィオ』の事を『ヴィオ』と呼ぶのは、二人が小さい頃、『ステルヴィオ』と発音できなかったからなのだが、今、その自称勇者《・・・・》ヴィオは言葉によるクリティカルヒットを受けて、ガクリと膝をついていた。
そんないつものじゃれ合いをしながら暫く歩いていると、あっという間に目当ての冒険者ギルドが見えてきたのだった。
~
ステルヴィオたちは、先日まである国の王都の冒険者ギルドで活動していた。
その王都にある本部ギルドに並ぶほど、この街の冒険者ギルドは大きかった。
石造りの建物は、高さこそ3階建てとそこまで高くはないが、その広さは100人を超える冒険者が集まってもまだ余裕があるほどで、外には訓練用の広場まで併設されていた。
『凄く大きい建物だね~』
『……無駄にデカい……』
『こんな小さい街にこんなデカい冒険者ギルドなんているのか?』
ステルヴィオに抱えられたケルが、周りに人がいない隙をついて愚痴をこぼすが、
「もう中に入るから、だ・ま・っ・て・ろ!」
そう言って口を押さえられて、ふごふごと藻掻く。
そして、そのまま正面にある大きな扉をくぐってギルドに入ると、1階のホールを横切り、まずは活動届を提出するために受付に向かった。
冒険者は国の垣根を超えて活動できるように配慮されているが、主な活動場所を移す場合は、都度活動届を出す事が義務付けられているためだ。
もう昼前だと言うのにまばらに人が並ぶ受付の中、奥に誰も並んでいない受付を見つけると、近づき話しかけた。
「すまない。他から来たんで活動場所の変更手続きを頼む」
ステルヴィオが代表して用件を伝えると、まずは自分のギルドカードをカウンターの上に置く。
孤児だったステルヴィオは自分の正確な歳を知らないが、冒険者登録に年齢制限はなく、正確な歳を知っている必要はない。
そのような理由からギルドカードに歳は記述されていないが、登録された日付の方は記載されており、その日付から既に5年が経つステルヴィオにとって、活動届の手続きは慣れたものだった。
そしてその5年の間には、他にも様々な経験を積んでおり……。
「えっ……? Bランク冒険者……?」
若いギルド職員が見せる見慣れた反応に溜息をつきつつ、ステルヴィオは頷きを返す。
「そうだけど、何か問題でもあるのか?」
「い、いえ! 失礼しました!」
ギルド職員が驚くのも無理は無かった。
冒険者にはランク制度が存在するのだが、Bランクと言うのは一流の冒険者の証でもあったからだ。
「あ、お前らもギルドカード出してくれ」
振り返ってゼロたちにもギルドカードの提出を促すと、ステルヴィオは皆に場所を譲る。
そして、今度は思わず大声をあげるギルド職員。
「えぇぇーっ!? この二人がっ!?」
今度こそ大声をあげて驚くギルド職員に、周りにいる冒険者たちの視線が集まる。
アルテミシアが申し訳なさそうにAランクのギルドカードをカウンターに置いた事にも驚いていたが、ネネネとトトトの二人がBランクのギルドカードを置くと、我慢できなくなったようで、先の大声に繋がったという訳だ。
今もその職員は口をあんぐりと開けて混乱している。
「な、何事ですか? 新人君! しっかりしなさい!」
騒がしい様子に気付いた他の職員が、慌てて駆け寄ってきた。
アルテミシアと同じぐらいの年齢に見えるスタイルの良い女性で、フリーズしている職員の肩を揺すっている。
「はっ!? サリー先輩、すみません!! あの! 双子が幼女の猫耳でBランクでAランクまでいたんです!」
「う、うん。全然わからないわね……。とりあえずここは変わるから、新人君は奥で書類整理手伝ってきて」
申し訳なさそうに頭を下げて去っていく新人君を見送ると、サリーと呼ばれたギルド職員は、ステルヴィオたちに向かって深く頭を下げて非礼を詫びる。
「うちの職員が大変失礼いたしました。私はこのヘクシーの街の冒険者ギルドで受付嬢をしておりますサリーと申します。ここからは私の方で手続きをさせて頂きますので、どうぞお許しください」
「あぁ、慣れてるから大丈夫だ。オレのランクに動揺して、ちびっ子二人のランクに驚いて、アルのランクがスルーされる所までがワンセットだからな」
「は、はぁ? そうなのです、ね、ぇええぇ!?」
サリーはカウンターに並べられたギルドカードを見て、新人君が取り乱したその理由を身をもって知るのだった。
ヘクシーの街は、ラドロアの中ではかなり小さな街なのだが、高い魔物除けの街壁に囲まれ、騎士団も常駐する守りの堅い街だった。
何故このような小さな街にこれほどの守りが備わっているのかと言うと、街の近くに魔力汚染された森が広がっており、そこから絶えず魔物があふれ出してくるためで、冒険者が集まる街としても有名な街だった。
「ほう。中々活気のある街ですね」
ゼロが街の中央に走る石畳の大通りに溢れる人を見て呟くと、ステルヴィオを楽し気に言葉を返した。
「こういう活気のある街は良いよな~。なぜかわくわくするし!」
「私は馬鹿みたいに、わくわくはしませんが?」
上げて落とすようなゼロの態度に機嫌を損ねたステルヴィオが、抗議のジト目を向けるのだが、向けられた本人は全く気にしていなかった。
「え、えっと、ステルヴィオ様。話には聞いていましたが、本当に冒険者が多い街なのですね。冒険者の街として有名なのですか?」
街の往来で注目を浴びている事に気付いたアルテミシアが、苦笑しつつも話を逸らすようにそう尋ねる。
移動に使っていた人形馬車は、今はステルヴィオのスキルによってとある場所に置かれているので、今は皆で街の中を歩ており、その変わった構成メンバーから周囲の注目が集まっていた。
「あぁ、冒険の街ヘクシーと言えば、冒険者なら誰でも知っているような街だぞ。オレも一度来てみたかったんだよな~」
アルテミシアは知らなかったようだが、有名な吟遊詩人の歌にも登場する街で、その名前は冒険者に限らず広く知られていた。
頭の後ろで両手を組み、鼻歌交じりに歩き出す単純なステルヴィオに笑みを向け、その後を追うアルテミシア。
街の事は本当に知らなかった彼女だが、ステルヴィオはどうやら彼女の思惑通りに機嫌を直したようだ。単純である。
そんな一行が向かうのは冒険者ギルド。
本来なら早く勇者がいるはずの『古都リ・ラドロア』に向かうべきなのだが、ステルヴィオには致命的に足りない物があった。
「さて……おまんま食べる為に頑張って働きますか~」
その言葉に軽いため息を吐くアルテミシア。
「ですから、お金でしたら私が……」
「アルテミシア。無駄ですよ。ステルヴィオは変なとこ頑固ですからね。そもそも魔王の遺産を1つでも売り払えば、お金に困ることなど無くなるのですがね」
アルテミシアは勇者として活動していた時に国から多くの援助を受けていたので、当面困らない程度にはお金を所持していた。
しかし、ステルヴィオは皆を養うのは自分の役目だと、アルテミシアのお金を受け取ろうとしなかった。
それに、そもそもゼロの言うように、いくつか手に入れた魔王の遺産を一つでも売れば、当面の活動資金は困らないのだが、何事も経験だと冒険者をやめるつもりはないようだった。
「そもそもヴィオは、さっさとどこかの国で勇者認定してもらうべきにゃ」
「トトト~、それ言っちゃダメだよ~? ヴィオ、何気に認定して貰えないこと気にしてるのにゃ」
一柱の神に選ばれ、加護を受けし強力なギフトを授かった者の事を勇者と呼ぶ。
この言葉通りならば、確かにステルヴィオは間違いなく勇者である。
だが、とある理由から、聖光教会が神託でステルヴィオの事を知る事はない。
「ぅぐっ!? そこのちびっこぉ! ナチュラルにオレの心を削ってくるなぁ!」
「「きゃははは! 自称勇者のヴィオが怒ったにゃ!」」
ちなみにネネネとトトトが『ステルヴィオ』の事を『ヴィオ』と呼ぶのは、二人が小さい頃、『ステルヴィオ』と発音できなかったからなのだが、今、その自称勇者《・・・・》ヴィオは言葉によるクリティカルヒットを受けて、ガクリと膝をついていた。
そんないつものじゃれ合いをしながら暫く歩いていると、あっという間に目当ての冒険者ギルドが見えてきたのだった。
~
ステルヴィオたちは、先日まである国の王都の冒険者ギルドで活動していた。
その王都にある本部ギルドに並ぶほど、この街の冒険者ギルドは大きかった。
石造りの建物は、高さこそ3階建てとそこまで高くはないが、その広さは100人を超える冒険者が集まってもまだ余裕があるほどで、外には訓練用の広場まで併設されていた。
『凄く大きい建物だね~』
『……無駄にデカい……』
『こんな小さい街にこんなデカい冒険者ギルドなんているのか?』
ステルヴィオに抱えられたケルが、周りに人がいない隙をついて愚痴をこぼすが、
「もう中に入るから、だ・ま・っ・て・ろ!」
そう言って口を押さえられて、ふごふごと藻掻く。
そして、そのまま正面にある大きな扉をくぐってギルドに入ると、1階のホールを横切り、まずは活動届を提出するために受付に向かった。
冒険者は国の垣根を超えて活動できるように配慮されているが、主な活動場所を移す場合は、都度活動届を出す事が義務付けられているためだ。
もう昼前だと言うのにまばらに人が並ぶ受付の中、奥に誰も並んでいない受付を見つけると、近づき話しかけた。
「すまない。他から来たんで活動場所の変更手続きを頼む」
ステルヴィオが代表して用件を伝えると、まずは自分のギルドカードをカウンターの上に置く。
孤児だったステルヴィオは自分の正確な歳を知らないが、冒険者登録に年齢制限はなく、正確な歳を知っている必要はない。
そのような理由からギルドカードに歳は記述されていないが、登録された日付の方は記載されており、その日付から既に5年が経つステルヴィオにとって、活動届の手続きは慣れたものだった。
そしてその5年の間には、他にも様々な経験を積んでおり……。
「えっ……? Bランク冒険者……?」
若いギルド職員が見せる見慣れた反応に溜息をつきつつ、ステルヴィオは頷きを返す。
「そうだけど、何か問題でもあるのか?」
「い、いえ! 失礼しました!」
ギルド職員が驚くのも無理は無かった。
冒険者にはランク制度が存在するのだが、Bランクと言うのは一流の冒険者の証でもあったからだ。
「あ、お前らもギルドカード出してくれ」
振り返ってゼロたちにもギルドカードの提出を促すと、ステルヴィオは皆に場所を譲る。
そして、今度は思わず大声をあげるギルド職員。
「えぇぇーっ!? この二人がっ!?」
今度こそ大声をあげて驚くギルド職員に、周りにいる冒険者たちの視線が集まる。
アルテミシアが申し訳なさそうにAランクのギルドカードをカウンターに置いた事にも驚いていたが、ネネネとトトトの二人がBランクのギルドカードを置くと、我慢できなくなったようで、先の大声に繋がったという訳だ。
今もその職員は口をあんぐりと開けて混乱している。
「な、何事ですか? 新人君! しっかりしなさい!」
騒がしい様子に気付いた他の職員が、慌てて駆け寄ってきた。
アルテミシアと同じぐらいの年齢に見えるスタイルの良い女性で、フリーズしている職員の肩を揺すっている。
「はっ!? サリー先輩、すみません!! あの! 双子が幼女の猫耳でBランクでAランクまでいたんです!」
「う、うん。全然わからないわね……。とりあえずここは変わるから、新人君は奥で書類整理手伝ってきて」
申し訳なさそうに頭を下げて去っていく新人君を見送ると、サリーと呼ばれたギルド職員は、ステルヴィオたちに向かって深く頭を下げて非礼を詫びる。
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「は、はぁ? そうなのです、ね、ぇええぇ!?」
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