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第三章 追憶と悔恨
【第132話:スピーチ】
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そこは城の中にある一番の大広間。
天井まで8mもの高さがあり、そこに施された装飾は花と鳥をモチーフにした華やかなものだった。
部屋の脇では音楽が奏でられており、オレはこの世界に来て久しぶりに聞く音楽と言う文化に少し日本を思い出して感傷に浸っていた。
「ユウトさん。どうしたんですか?」
隣にいるリリルが話しかけてくる。
そのまっすぐにオレを見つめる瞳はとても澄んでおり、思わずドキリとしてしまう。
リリルと出会ってからまだそこまで長い時は過ごしていないはずなのだが、最近少し大人びてきて美しい少女から美しい女性と呼べるような凛々しさを含むようになっていた。
「いや。久しぶりにちゃんとした音楽を聴いて、ちょっと感傷に浸ってしまっていたようだね」
オレは少し恥ずかしくなり、照れ隠しに苦笑しながらそうこたえる。
「素敵な音楽ですよね」
いつもの旅装からドレスに着替えたリリルはとても素敵で、思わず見惚れてしまう。
……のだが、そこに背中に突然衝撃がはしる。
バシッ!
「ユウト~!ちょ~っとそこのバルコニーで話でもしようか?」
背中を叩かれて少し咳き込みながら振り返ると、そこには恐ろしいほどに満面の笑みのオズバンさんがバルコニーのある方を親指で指さしていた。
(あ。これヤヴァイ奴だ……)
オレが内心冷や汗を流していると、音楽が鳴りやみ拍手が巻き起こる。
そう。今、オレ達は招待された晩餐会で軽くお酒を飲みながら『暁の刻』のメンバー+オズバンさん、バッカムさん達と一緒に会話を楽しんでいた。
「僕もオサケ?を飲んでも良いでござるか?」
「メイはダメだよ。あ、あとリリルもダメだからね」
オレが、以前出会ったばかりの頃に、リリルにお酒を飲ませて絡まれた事を思い出しながら少しからかうように話しかけると、もう!と少し頬を膨らませながら怒っていた。
メイの方は、ムムムと言いながら皆が美味しそうに飲むのを見てまだ諦めきれないようだ。
「じゃぁ、これ少し舐める程度に飲んでみる?」
ちなみにこの世界ではお酒を飲むのに年齢制限などはないので、法的にはメイが飲んでも良いのだが、オレは何か前世の価値観が残っているのか抵抗があるので今まで飲ませた事はなかった。
オレの言葉を受けて嬉しそうにグラスを受け取ったメイが恐る恐る口を付けたのだが、
「ぺぺっぺっ!全然美味しくないでござる!」
と、吐き出してしまった。
周りにはオレ達以外にも貴族風な方々がいらっしゃるのだが、オレ達はやっぱり少し浮くようで少し遠巻きに注目を浴びている。
最初は少しそういう目が気になって場違い感から緊張していたが、久しぶりに軽く飲んだお酒が潤滑剤になったのか、オレ達だけで気にせず楽しんでいた。
(しかし、この世界レムリアスに来てからは息つく暇なく色々な事に巻き込まれていたから、こうやってゆっくり過ごす事自体久しぶりだよなぁ……)
オレはこの世界に来てからほとんどゆっくりした日がないなと、若干ひきながら思い返していると、先ほどの拍手を上回る歓声が巻き起こる。
オレも皆の視線につられるようにそちらを見ると、皇帝をはじめとしたサルジ皇子達皇族と、
「ユウトっち!」
元気に手を振るグレスがオレを見つけて手招きしていた。
少し恥ずかしいと思いつつもオレも呼ばれているのに無視するわけにもいかず、リリルとメイを連れてサルジ皇子たちの方に歩いて向かう。
「こんな華やかな場に招待頂き、ありがとうございます」
皇帝やその親族の方々への挨拶を済ませると、皆に紹介された後、前世通しても初めてとなるスピーチなるものを顔を引き攣らせながらする羽目になったのだった。
~
翌日、しばらく皇都に滞在する事になったオレ達は、城をあとにして料理が旨いと評判の宿にきていた。
サルジ皇子からは好きなだけ城に泊まるように言われたのだが、オレも含めて皆落ち着かないという事で満場一致したので辞退させて頂いた。
リリルはこの後オズバンさんと一緒にバッカムさんの仕入れに付き合うという事で一旦別れ、今はオレとメイ、そして従魔のパズ、キントキ、ケリーの二人と三匹でぶらぶらと屋台で買い食いなどして、今日はゆっくり過ごす事になっていた。
パズ達とは、昨日はあまり一緒にいれなかったからね。
まぁパズ達従魔も豪華な食事が出たようで、拗ねたりはしていなかったのでその点は良かった。
ちなみにグレスはここでは凄い人気者のようで、朝から宿に押し掛けた人達に拉致……じゃなくて連れられていったので、今頃朝からお酒を楽しんでいるだろう。
俺っちは酒はあんまり好きじゃないっち!とか聞こえた気がしたが、楽しそうだったので大丈夫だろう。
「それじゃぁオレ達も屋台巡りに行くか!」
オレが皆に声を掛けると、
「ばぅ!」
と吠えて、パズがオレの頭の上の定位置にスタンバイする。
「今日はキントキの上じゃないのか?」
と、オレが尋ねると、
「がぅ!」
「今日は僕が乗るでござる♪」
キントキとメイが金太郎スタイルで元気よくご機嫌にこたえを返す。
(そう言えば元々メイの定位置だったな)
良く見るとケリーもパズ並みに小さくなってキントキの頭の上に乗っかっている。
こうして少し変わった集団だろうオレ達は歩きはじめる。
その日は美味しい屋台のB級グルメを皆で食べ歩き、久しぶりの平和な一日を満喫するのだった。
天井まで8mもの高さがあり、そこに施された装飾は花と鳥をモチーフにした華やかなものだった。
部屋の脇では音楽が奏でられており、オレはこの世界に来て久しぶりに聞く音楽と言う文化に少し日本を思い出して感傷に浸っていた。
「ユウトさん。どうしたんですか?」
隣にいるリリルが話しかけてくる。
そのまっすぐにオレを見つめる瞳はとても澄んでおり、思わずドキリとしてしまう。
リリルと出会ってからまだそこまで長い時は過ごしていないはずなのだが、最近少し大人びてきて美しい少女から美しい女性と呼べるような凛々しさを含むようになっていた。
「いや。久しぶりにちゃんとした音楽を聴いて、ちょっと感傷に浸ってしまっていたようだね」
オレは少し恥ずかしくなり、照れ隠しに苦笑しながらそうこたえる。
「素敵な音楽ですよね」
いつもの旅装からドレスに着替えたリリルはとても素敵で、思わず見惚れてしまう。
……のだが、そこに背中に突然衝撃がはしる。
バシッ!
「ユウト~!ちょ~っとそこのバルコニーで話でもしようか?」
背中を叩かれて少し咳き込みながら振り返ると、そこには恐ろしいほどに満面の笑みのオズバンさんがバルコニーのある方を親指で指さしていた。
(あ。これヤヴァイ奴だ……)
オレが内心冷や汗を流していると、音楽が鳴りやみ拍手が巻き起こる。
そう。今、オレ達は招待された晩餐会で軽くお酒を飲みながら『暁の刻』のメンバー+オズバンさん、バッカムさん達と一緒に会話を楽しんでいた。
「僕もオサケ?を飲んでも良いでござるか?」
「メイはダメだよ。あ、あとリリルもダメだからね」
オレが、以前出会ったばかりの頃に、リリルにお酒を飲ませて絡まれた事を思い出しながら少しからかうように話しかけると、もう!と少し頬を膨らませながら怒っていた。
メイの方は、ムムムと言いながら皆が美味しそうに飲むのを見てまだ諦めきれないようだ。
「じゃぁ、これ少し舐める程度に飲んでみる?」
ちなみにこの世界ではお酒を飲むのに年齢制限などはないので、法的にはメイが飲んでも良いのだが、オレは何か前世の価値観が残っているのか抵抗があるので今まで飲ませた事はなかった。
オレの言葉を受けて嬉しそうにグラスを受け取ったメイが恐る恐る口を付けたのだが、
「ぺぺっぺっ!全然美味しくないでござる!」
と、吐き出してしまった。
周りにはオレ達以外にも貴族風な方々がいらっしゃるのだが、オレ達はやっぱり少し浮くようで少し遠巻きに注目を浴びている。
最初は少しそういう目が気になって場違い感から緊張していたが、久しぶりに軽く飲んだお酒が潤滑剤になったのか、オレ達だけで気にせず楽しんでいた。
(しかし、この世界レムリアスに来てからは息つく暇なく色々な事に巻き込まれていたから、こうやってゆっくり過ごす事自体久しぶりだよなぁ……)
オレはこの世界に来てからほとんどゆっくりした日がないなと、若干ひきながら思い返していると、先ほどの拍手を上回る歓声が巻き起こる。
オレも皆の視線につられるようにそちらを見ると、皇帝をはじめとしたサルジ皇子達皇族と、
「ユウトっち!」
元気に手を振るグレスがオレを見つけて手招きしていた。
少し恥ずかしいと思いつつもオレも呼ばれているのに無視するわけにもいかず、リリルとメイを連れてサルジ皇子たちの方に歩いて向かう。
「こんな華やかな場に招待頂き、ありがとうございます」
皇帝やその親族の方々への挨拶を済ませると、皆に紹介された後、前世通しても初めてとなるスピーチなるものを顔を引き攣らせながらする羽目になったのだった。
~
翌日、しばらく皇都に滞在する事になったオレ達は、城をあとにして料理が旨いと評判の宿にきていた。
サルジ皇子からは好きなだけ城に泊まるように言われたのだが、オレも含めて皆落ち着かないという事で満場一致したので辞退させて頂いた。
リリルはこの後オズバンさんと一緒にバッカムさんの仕入れに付き合うという事で一旦別れ、今はオレとメイ、そして従魔のパズ、キントキ、ケリーの二人と三匹でぶらぶらと屋台で買い食いなどして、今日はゆっくり過ごす事になっていた。
パズ達とは、昨日はあまり一緒にいれなかったからね。
まぁパズ達従魔も豪華な食事が出たようで、拗ねたりはしていなかったのでその点は良かった。
ちなみにグレスはここでは凄い人気者のようで、朝から宿に押し掛けた人達に拉致……じゃなくて連れられていったので、今頃朝からお酒を楽しんでいるだろう。
俺っちは酒はあんまり好きじゃないっち!とか聞こえた気がしたが、楽しそうだったので大丈夫だろう。
「それじゃぁオレ達も屋台巡りに行くか!」
オレが皆に声を掛けると、
「ばぅ!」
と吠えて、パズがオレの頭の上の定位置にスタンバイする。
「今日はキントキの上じゃないのか?」
と、オレが尋ねると、
「がぅ!」
「今日は僕が乗るでござる♪」
キントキとメイが金太郎スタイルで元気よくご機嫌にこたえを返す。
(そう言えば元々メイの定位置だったな)
良く見るとケリーもパズ並みに小さくなってキントキの頭の上に乗っかっている。
こうして少し変わった集団だろうオレ達は歩きはじめる。
その日は美味しい屋台のB級グルメを皆で食べ歩き、久しぶりの平和な一日を満喫するのだった。
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