105 / 137
第三章 追憶と悔恨
【第103話:昇格試験 その2】
しおりを挟む
「それでは早速ですが第一試験の魔力測定をお願いします。魔導具は3つ用意しておりますので、ユウトさん、リリルさん、メイさんの3人からお願いします」
そう言って握力測定のような形の魔導具をそれぞれが渡される。
「これは握って魔力を込めるだけでいいのですか?」
リリルが質問すると、担当でついてくれていたギルド職員の女の子が、
「はい。そのバーを握りしめて出来るだけ沢山の魔力を流し込んでみてください。10分以内にメモリを振り切れば合格です」
と言って興味深そうに魔導具のメモリをのぞき込んでくる。
そしてリリルが精神を集中して魔力を高めていくと、20秒ほどで
ピピピピピッ!!
と針が振り切れてすぐに音が鳴り出す。
「え!?もう!?」
ギルド職員の女の子は数秒で針を振り切った事に驚き、
「ご、合格です……。リリルさん、凄いですね!」
と言って合格を告げると、後でサインしてください! とか言っている。
(なんかミーハーな子だな……)
そんな風に思いながら眺めていると、隣のメイにも職員が魔導具を持ってきて
「じゃぁ、メイさんもお願いします」
そう言って開始を告げる。
メイは魔力特化ではないのでリリルよりは時間がかかったが、それでも1分もかからずにアラームが鳴って針を振り切るのだった。
「こ、こんな小さな子が1分もかからずに……。ご、合格です。さすが隣国の皇帝様の推薦があるだけはありますね……」
そしてようやくオレの番が回ってくるのだが、
「普通は時間がかかるので同時に出来るように3つ用意したのですが、一つで十分でしたね……」
と言って引き攣った笑みを浮かべながら魔導具を渡してくる。
オレも適当にハハハと愛想笑いでこたえると、
「じゃぁ、はじめますね~」
と言って本気で魔力を流し込む。
そして10秒ほど経過したところで、
バシュッ!
という音と共に煙を噴き出して……
ボンッ!
と爆発する測定用魔道具……。
「・・・・・・」
どうやら壊れてしまったようだ……。
「うあぁぁ!ギルド秘蔵の魔道具がぁぁ!」
その後数分間に渡って絶叫する職員の声がこだまするのだった。
~
しばらくの放心状態の後に復活したギルド職員に
「ご、合格でいいです……」
と伝えられる。
(なんか扱いが適当になってる気が……)
そんなやり取りをしていると、オレの後ろでパズとキントキの番が回ってきていた。
オレは嫌な予感がして振り向くと、今まさにパズが測定器を咥えようとしている姿が目に入る。
「やばい!パズ待ったーー!」
と叫ぶのだが、パズは
パクッ!
と咥えてしまう。そしてパズが咥えるとほぼ同時に
ボンッ!!
一瞬で爆発する魔道具……。
この日、代々オーレンス王国の冒険者ギルドで受け継がれた3つしかない魔道具は、その数を1つに減らしてしまう。
さすがに3つ用意しておいて良かったですねとは言えなかった。
~
少し騒動はあったがオレ達は全員無事に第一の試験は突破して、次の第二の試験の説明を受けていた。
説明事態は最初にしてもらった通り模擬戦をやる事になっていて、その補足の説明をうけていた。
「じゃぁ、そのギルド魔法の強化を受けたゴールドランク冒険者の方と試合すれば良いんですね」
と、オレが確認すると、ワーグナーさんは
「はい。前衛の方は『スキット』さんと後衛の方は『ワドル』さんと戦って頂きます」
そう言うと、後ろに控えていた二人を紹介してくれた。
「俺がスキットだ。まぁさっきの測定を見てたから見た目で判断はしねぇが、本気でやるから怪我しねぇように気を付けろよ」
と忠告してくる。そしてもう一人のワドルさんは
「正直女子供相手に気乗りしないが、ギルドからの指名依頼だから悪く思うな」
と、少しやる気無さそうに挨拶してきた。
こうしてまずは従魔のパズからという話になったのだが、
「あぁ~ちょっと良いっちか?」
と静観していたグレスが割って入る。
「グレス様。どうされました?」
ワーグナーさんが確認すると、グレスは
「最初にパズは絶対やめた方が良いっちよ。パズとやるなら二人同時で、更に残っているシルバーランクを全員サポート役につけるぐらいはした方が良いっち」
そして、これは本気の忠告だっち と提案する。
「な……そこまでなのですか……?」
ワーグナーさんもさすがにプラチナランクのグレスから忠告されては無視することが出来ず、
「すみません。失礼ですが『暁の刻』の中で一番実力の低い方はどなたですか?」
とグレスに質問する。
「ん~。たぶん俺っちだと思うが、試験受けるメンバーの中ではキントキになるんじゃないっちかね?それでも二人がかりの方が良いけど、メイはキントキとの模擬戦で勝ち越してるし、リリルは魔法本気で撃てばこの街吹っ飛ぶし?」
と恐ろしい事を口にする。
しばらくグレスの言った事が飲み込めず、時を止めるワーグナーさんとゴールドランク冒険者の二人。
そして最初に復帰したワーグナーさんが、
「そ、そこまでなのですか!?」
と目を見開く。
しかし、スキットとワドルは自分たちが侮られたと勘違いし、
「ちょっと待ってください。いくらグレスさんでも聞き捨てなりませんよ」
「そうだ。オレ達二人がギルド魔法で強化を得て、更に二人で協力すればグレスさんにだって勝てますよ」
と抗議してくる。
そしてそこから話が紛糾して先に中々進まなくなりそうだったので、オレは
「じゃぁとりあえず前衛で防御の高い技も使える私がお二人相手に『軽く』戦ってみるって言うのはどうでしょう?それで私が圧倒されるようなら最初の予定通りに進めて貰えれば良いですから」
と提案する。
するとグレスも
「あぁ。それが良いっちね。ユウトならまぁ加減も上手くできそうだし」
と言って、『オレ VS スキット&ワドル』の模擬戦をする事が決定するのだった。
そう言って握力測定のような形の魔導具をそれぞれが渡される。
「これは握って魔力を込めるだけでいいのですか?」
リリルが質問すると、担当でついてくれていたギルド職員の女の子が、
「はい。そのバーを握りしめて出来るだけ沢山の魔力を流し込んでみてください。10分以内にメモリを振り切れば合格です」
と言って興味深そうに魔導具のメモリをのぞき込んでくる。
そしてリリルが精神を集中して魔力を高めていくと、20秒ほどで
ピピピピピッ!!
と針が振り切れてすぐに音が鳴り出す。
「え!?もう!?」
ギルド職員の女の子は数秒で針を振り切った事に驚き、
「ご、合格です……。リリルさん、凄いですね!」
と言って合格を告げると、後でサインしてください! とか言っている。
(なんかミーハーな子だな……)
そんな風に思いながら眺めていると、隣のメイにも職員が魔導具を持ってきて
「じゃぁ、メイさんもお願いします」
そう言って開始を告げる。
メイは魔力特化ではないのでリリルよりは時間がかかったが、それでも1分もかからずにアラームが鳴って針を振り切るのだった。
「こ、こんな小さな子が1分もかからずに……。ご、合格です。さすが隣国の皇帝様の推薦があるだけはありますね……」
そしてようやくオレの番が回ってくるのだが、
「普通は時間がかかるので同時に出来るように3つ用意したのですが、一つで十分でしたね……」
と言って引き攣った笑みを浮かべながら魔導具を渡してくる。
オレも適当にハハハと愛想笑いでこたえると、
「じゃぁ、はじめますね~」
と言って本気で魔力を流し込む。
そして10秒ほど経過したところで、
バシュッ!
という音と共に煙を噴き出して……
ボンッ!
と爆発する測定用魔道具……。
「・・・・・・」
どうやら壊れてしまったようだ……。
「うあぁぁ!ギルド秘蔵の魔道具がぁぁ!」
その後数分間に渡って絶叫する職員の声がこだまするのだった。
~
しばらくの放心状態の後に復活したギルド職員に
「ご、合格でいいです……」
と伝えられる。
(なんか扱いが適当になってる気が……)
そんなやり取りをしていると、オレの後ろでパズとキントキの番が回ってきていた。
オレは嫌な予感がして振り向くと、今まさにパズが測定器を咥えようとしている姿が目に入る。
「やばい!パズ待ったーー!」
と叫ぶのだが、パズは
パクッ!
と咥えてしまう。そしてパズが咥えるとほぼ同時に
ボンッ!!
一瞬で爆発する魔道具……。
この日、代々オーレンス王国の冒険者ギルドで受け継がれた3つしかない魔道具は、その数を1つに減らしてしまう。
さすがに3つ用意しておいて良かったですねとは言えなかった。
~
少し騒動はあったがオレ達は全員無事に第一の試験は突破して、次の第二の試験の説明を受けていた。
説明事態は最初にしてもらった通り模擬戦をやる事になっていて、その補足の説明をうけていた。
「じゃぁ、そのギルド魔法の強化を受けたゴールドランク冒険者の方と試合すれば良いんですね」
と、オレが確認すると、ワーグナーさんは
「はい。前衛の方は『スキット』さんと後衛の方は『ワドル』さんと戦って頂きます」
そう言うと、後ろに控えていた二人を紹介してくれた。
「俺がスキットだ。まぁさっきの測定を見てたから見た目で判断はしねぇが、本気でやるから怪我しねぇように気を付けろよ」
と忠告してくる。そしてもう一人のワドルさんは
「正直女子供相手に気乗りしないが、ギルドからの指名依頼だから悪く思うな」
と、少しやる気無さそうに挨拶してきた。
こうしてまずは従魔のパズからという話になったのだが、
「あぁ~ちょっと良いっちか?」
と静観していたグレスが割って入る。
「グレス様。どうされました?」
ワーグナーさんが確認すると、グレスは
「最初にパズは絶対やめた方が良いっちよ。パズとやるなら二人同時で、更に残っているシルバーランクを全員サポート役につけるぐらいはした方が良いっち」
そして、これは本気の忠告だっち と提案する。
「な……そこまでなのですか……?」
ワーグナーさんもさすがにプラチナランクのグレスから忠告されては無視することが出来ず、
「すみません。失礼ですが『暁の刻』の中で一番実力の低い方はどなたですか?」
とグレスに質問する。
「ん~。たぶん俺っちだと思うが、試験受けるメンバーの中ではキントキになるんじゃないっちかね?それでも二人がかりの方が良いけど、メイはキントキとの模擬戦で勝ち越してるし、リリルは魔法本気で撃てばこの街吹っ飛ぶし?」
と恐ろしい事を口にする。
しばらくグレスの言った事が飲み込めず、時を止めるワーグナーさんとゴールドランク冒険者の二人。
そして最初に復帰したワーグナーさんが、
「そ、そこまでなのですか!?」
と目を見開く。
しかし、スキットとワドルは自分たちが侮られたと勘違いし、
「ちょっと待ってください。いくらグレスさんでも聞き捨てなりませんよ」
「そうだ。オレ達二人がギルド魔法で強化を得て、更に二人で協力すればグレスさんにだって勝てますよ」
と抗議してくる。
そしてそこから話が紛糾して先に中々進まなくなりそうだったので、オレは
「じゃぁとりあえず前衛で防御の高い技も使える私がお二人相手に『軽く』戦ってみるって言うのはどうでしょう?それで私が圧倒されるようなら最初の予定通りに進めて貰えれば良いですから」
と提案する。
するとグレスも
「あぁ。それが良いっちね。ユウトならまぁ加減も上手くできそうだし」
と言って、『オレ VS スキット&ワドル』の模擬戦をする事が決定するのだった。
0
お気に入りに追加
1,120
あなたにおすすめの小説
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~
ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉
攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。
私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。
美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~!
【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避
【2章】王国発展・vs.ヒロイン
【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。
※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。
※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差)
イラストブログ https://tenseioujo.blogspot.com/
Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/
※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
解体の勇者の成り上がり冒険譚
無謀突撃娘
ファンタジー
旧題:異世界から呼ばれた勇者はパーティから追放される
とあるところに勇者6人のパーティがいました
剛剣の勇者
静寂の勇者
城砦の勇者
火炎の勇者
御門の勇者
解体の勇者
最後の解体の勇者は訳の分からない神様に呼ばれてこの世界へと来た者であり取り立てて特徴らしき特徴などありません。ただひたすら倒したモンスターを解体するだけしかしません。料理などをするのも彼だけです。
ある日パーティ全員からパーティへの永久追放を受けてしまい勇者の称号も失い一人ギルドに戻り最初からの出直しをします
本人はまったく気づいていませんでしたが他の勇者などちょっとばかり煽てられている頭馬鹿なだけの非常に残念な類なだけでした
そして彼を追い出したことがいかに愚かであるのかを後になって気が付くことになります
そしてユウキと呼ばれるこの人物はまったく自覚がありませんが様々な方面の超重要人物が自らが頭を下げてまでも、いくら大金を支払っても、いくらでも高待遇を約束してまでも傍におきたいと断言するほどの人物なのです。
そうして彼は自分の力で前を歩きだす。
祝!書籍化!
感無量です。今後とも応援よろしくお願いします。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる