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第二章 激動
【第88話:ゲルド皇国の戦い その15】
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皇都まで800mほどまで来た闇の眷属の軍勢は、この時点では勝利を疑っているものなどだれ一人いなかった。
「ゾゾ様!そろそろ到着いたします。作戦通りにまずは地竜にて城壁を打ち破ろうと思いますがよろしいですか?」
ゾゾと呼ばれた魔物がこの闇の眷属の大軍勢を任された上位魔人だった。
オレは絶対あのゼクスとかいう魔人が率いているのだと思っていたのだが、どうも違うようだった。
(しかし、こいつも尋常じゃない力を秘めているな……)
オレは『第三の目』で闇の軍勢の状況を監視していた。
(まず地竜に城壁を破らせるのなら地竜を前に展開するはず。それならこちらの思惑通りだな)
予定通り地竜を前に移動させ始めたので、オレはそのまま『第三の目』を閉じる事にする。
しかし、このゾゾとかいう魔人も相当な強さを持っているのがわかり気を引き締める。
(ただ……奴ほどの強さじゃないな……あいつはちょっと桁が違った……)
今の奴もゼクスと同じ上位魔人と呼ばれているようだが、ゼクスほどの脅威を感じなかった。
それともオレ達が強くなったからだろうか?などと考えていると、声をかけられる。
「ユウト殿。そろそろ回り込むのに移動しないといけないのではござらぬか?」
とメイが聞いてくる。
「そうだな。そろそろオレとメイとキントキは移動しはじめよう。リリル。タイミングは任せるから頼んだよ」
オレはメイへの返事をした後、あの魔法を決めればきっと余裕だから と緊張気味のリリルにリラックスするよう話しかける。
リリルには、後ろにいた地竜が前に移動し終わったと同時に後ろ陣取る形になる上位魔物の軍勢に広範囲魔法を叩き込んでもらう事になっていた。
これによって地竜のブレスは魔物や魔人を巻き込むことになるので迂闊に放てなくなり、身動きも取りにくくなるはず。
そして混乱しているのを利用してサイドからメイとキントキで地竜を仕留めにかかってもらい、オレは中に入り込んで魔人を始末していく作戦だった。
~
オレ達は森を経由して隠れながら移動し、予定通りの場所にたどり着く。
「順調でござる。あとはリリル殿のあの魔法を合図にスタートでござる」
と、メイがワクワクを抑えきれない様子だ。
(メイってこんな戦闘狂だったかな……)
などと少し心配になったのは内緒だ。
そんな事を考えていると地竜の移動がほぼ完了した。
~
リリルは魔力を纏い、一気に森の茂みから飛び出していた。
最後方の魔物の何匹かが気が付いて騒ぎ始める。
「よし!私だって頑張らないと!」
そう決意をあらたにすると、リリルは特別な詠唱魔法を開始する。
≪わが身は力。その源は火。全てを焼き尽くす紅蓮の刃よ。我に仇なす敵を切り裂け!≫
ここまでは普通の詠唱魔法だった。
しかし……ここで終わらない。
≪この世界は器。その器に定められし自然の摂理を奇跡の名のもとに覆す!≫
≪そして世界よ跪け!神に与えられしこの力を以って捻じ曲げ奇跡とする!≫
するとリリルを中心にまるで聖なる力を行使する時のような光の文様が現れる。
『神聖化:贖罪の刃!』
そう唱え終わった瞬間に光の文様から莫大な魔力がリリルに供給され、右手に持った愛用の杖を通して炎の刃が放たれる。
ドゴォォォォォォォォォ!!!
そして、振り払われる杖に沿って放たれた炎の刃はバカげた大きさをしていた。
全長500mもの巨大な炎の刃は、上位魔物と分類される魔物の軍勢を次々飲み込んでいく。
そして豪炎が収まったそこには残り数百にまで数を落とした魔物しか存在していなかった。
【権能:魔法神聖化】
『神の力を借りて詠唱魔法の威力を数十倍にまで引き上げる力』
セリミナ様からリリルが授かった権能だった。
~
「ほら~もうオレ様寝てて良いっちか?」
視認できる距離まで詰め寄っていた魔物の軍勢が、突如後ろの森辺りから現れたまるで「地獄の業火」としか例えようのない巨大な炎に飲み込まれてほぼ全滅したのだ。
「……あぁ……でも、この戦いきっと歴史に名を残すぞ?参戦しとかないと後で後悔するんじゃないか……?」
サルジ皇子はそう言ってグレスにこたえると、グレスも「あぁ確かに!」とやる気を出してパチンコを取り出すのだった。
そして、地竜にブレイズショットを放とうと狙いを定めていると、狙いを定めていた地竜の体が突然ひしゃげる。
「ぬぉ!?今度は何事っちか!?」
すると権能で状況を確認したサルジ皇子が、
「さっきの魔法使いと同じ『暁の刻』のメンバーだ。10歳ぐらいの少女のな……」
と教えてあげるのだった。
~
「もう負けないでござるよ!」
そう言いながら再度権能を行使し、ハチェットを振り被る。
すると、半透明の巨大な手とハチェットが現れて、メイが振り下ろすと同時にその巨大な手とハチェットも振り下ろされる。
ドゴン!!
今度は頭に一撃をくらった地竜がたまらず倒れ込む。
ズシーーーン!!
そして倒れ込んだ地竜に向けて、オレ直伝の連撃を繰り出すのだった。
もちろん巨大な手とハチェットを使って。
ドゴゴゴゴゴン!!
こうして一匹目の地竜はあっけなくメイに討ち取られるのだった。
【権能:鬼殺しの手】
『仮初の巨大な手を出現させて操る力』
メイがセリミナ様から与えられた権能。
ちなみにメイはキントキとの勝負にいまだ勝ち越している事を付け加えておこう……。
「ゾゾ様!そろそろ到着いたします。作戦通りにまずは地竜にて城壁を打ち破ろうと思いますがよろしいですか?」
ゾゾと呼ばれた魔物がこの闇の眷属の大軍勢を任された上位魔人だった。
オレは絶対あのゼクスとかいう魔人が率いているのだと思っていたのだが、どうも違うようだった。
(しかし、こいつも尋常じゃない力を秘めているな……)
オレは『第三の目』で闇の軍勢の状況を監視していた。
(まず地竜に城壁を破らせるのなら地竜を前に展開するはず。それならこちらの思惑通りだな)
予定通り地竜を前に移動させ始めたので、オレはそのまま『第三の目』を閉じる事にする。
しかし、このゾゾとかいう魔人も相当な強さを持っているのがわかり気を引き締める。
(ただ……奴ほどの強さじゃないな……あいつはちょっと桁が違った……)
今の奴もゼクスと同じ上位魔人と呼ばれているようだが、ゼクスほどの脅威を感じなかった。
それともオレ達が強くなったからだろうか?などと考えていると、声をかけられる。
「ユウト殿。そろそろ回り込むのに移動しないといけないのではござらぬか?」
とメイが聞いてくる。
「そうだな。そろそろオレとメイとキントキは移動しはじめよう。リリル。タイミングは任せるから頼んだよ」
オレはメイへの返事をした後、あの魔法を決めればきっと余裕だから と緊張気味のリリルにリラックスするよう話しかける。
リリルには、後ろにいた地竜が前に移動し終わったと同時に後ろ陣取る形になる上位魔物の軍勢に広範囲魔法を叩き込んでもらう事になっていた。
これによって地竜のブレスは魔物や魔人を巻き込むことになるので迂闊に放てなくなり、身動きも取りにくくなるはず。
そして混乱しているのを利用してサイドからメイとキントキで地竜を仕留めにかかってもらい、オレは中に入り込んで魔人を始末していく作戦だった。
~
オレ達は森を経由して隠れながら移動し、予定通りの場所にたどり着く。
「順調でござる。あとはリリル殿のあの魔法を合図にスタートでござる」
と、メイがワクワクを抑えきれない様子だ。
(メイってこんな戦闘狂だったかな……)
などと少し心配になったのは内緒だ。
そんな事を考えていると地竜の移動がほぼ完了した。
~
リリルは魔力を纏い、一気に森の茂みから飛び出していた。
最後方の魔物の何匹かが気が付いて騒ぎ始める。
「よし!私だって頑張らないと!」
そう決意をあらたにすると、リリルは特別な詠唱魔法を開始する。
≪わが身は力。その源は火。全てを焼き尽くす紅蓮の刃よ。我に仇なす敵を切り裂け!≫
ここまでは普通の詠唱魔法だった。
しかし……ここで終わらない。
≪この世界は器。その器に定められし自然の摂理を奇跡の名のもとに覆す!≫
≪そして世界よ跪け!神に与えられしこの力を以って捻じ曲げ奇跡とする!≫
するとリリルを中心にまるで聖なる力を行使する時のような光の文様が現れる。
『神聖化:贖罪の刃!』
そう唱え終わった瞬間に光の文様から莫大な魔力がリリルに供給され、右手に持った愛用の杖を通して炎の刃が放たれる。
ドゴォォォォォォォォォ!!!
そして、振り払われる杖に沿って放たれた炎の刃はバカげた大きさをしていた。
全長500mもの巨大な炎の刃は、上位魔物と分類される魔物の軍勢を次々飲み込んでいく。
そして豪炎が収まったそこには残り数百にまで数を落とした魔物しか存在していなかった。
【権能:魔法神聖化】
『神の力を借りて詠唱魔法の威力を数十倍にまで引き上げる力』
セリミナ様からリリルが授かった権能だった。
~
「ほら~もうオレ様寝てて良いっちか?」
視認できる距離まで詰め寄っていた魔物の軍勢が、突如後ろの森辺りから現れたまるで「地獄の業火」としか例えようのない巨大な炎に飲み込まれてほぼ全滅したのだ。
「……あぁ……でも、この戦いきっと歴史に名を残すぞ?参戦しとかないと後で後悔するんじゃないか……?」
サルジ皇子はそう言ってグレスにこたえると、グレスも「あぁ確かに!」とやる気を出してパチンコを取り出すのだった。
そして、地竜にブレイズショットを放とうと狙いを定めていると、狙いを定めていた地竜の体が突然ひしゃげる。
「ぬぉ!?今度は何事っちか!?」
すると権能で状況を確認したサルジ皇子が、
「さっきの魔法使いと同じ『暁の刻』のメンバーだ。10歳ぐらいの少女のな……」
と教えてあげるのだった。
~
「もう負けないでござるよ!」
そう言いながら再度権能を行使し、ハチェットを振り被る。
すると、半透明の巨大な手とハチェットが現れて、メイが振り下ろすと同時にその巨大な手とハチェットも振り下ろされる。
ドゴン!!
今度は頭に一撃をくらった地竜がたまらず倒れ込む。
ズシーーーン!!
そして倒れ込んだ地竜に向けて、オレ直伝の連撃を繰り出すのだった。
もちろん巨大な手とハチェットを使って。
ドゴゴゴゴゴン!!
こうして一匹目の地竜はあっけなくメイに討ち取られるのだった。
【権能:鬼殺しの手】
『仮初の巨大な手を出現させて操る力』
メイがセリミナ様から与えられた権能。
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