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三章 町をつくる様です
146 四人会議 その3
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「後は町に住むメリットですね」
そりゃあそうでしょう。
何もメリットがなければ、住みなれた町を離れ、未開の町へ移住なんてしないでしょう。
「一つ案として浮かんでいるのが、町に住んで一年間は税金免除などどうでしょう?」
税金なんて、払わなくて良いなら払いたくないですよね。
「それは惹かれるかもしれませんね」
アインの反応は良いです。
「家や畑は格安で借りる事ができますけど、一定年数過ぎるとその方の物になると言うのも考えています」
借りる言いますか、ローンで分割払いの感覚で、自分が耕し続けた畑は、いずれあなたのものになりますよとなれば、耕しがいもあるかなと。
家だって、住み続けると愛着湧くでしょうし。
「それは甘くないですか?」
「勿論キチンと賃料を払っていて、所得税を払っているのが条件です。
いずれ自分のものになるとわかっていれば、やる気も起きますし、仕事にも力が入るでしょう」
アインは甘いと言いますけど、コニーはコニーで、
「農家の人達ばかり優遇にならない?」
と言います。
「農家の方々だけでなく、お店をなされる方も同じ条件にします。
雇われ人の方は…そうですね、お金を貯めて自分で畑や店をやる目標になれば良いですね」
賃料を貯めて、畑なり店なりを借り、規定額の料金を払えるまで収入を安定させることができれば、ゆくゆく自分の土地や持ち家が手に入る。
目標があれば仕事に力も入るでしょう。
「やる気を起こさせるのは出来るでしょうけど、もう少し何かある方が良いのでは?」
もう少し?
税金を少なくして、働けばいずれは土地持ち、家持ちになれる以外ですか…うーん………。
「働くばかりになりそうだな」
「楽しい事がないとやる気がなくなる人もいると思うよ」
「お酒が飲めればそれだけで良いと言う方も居ますけど、楽しめるものがある方が良いでしょうね」
娯楽ですか。
この世界では以前一般的だった、読書や映画鑑賞、ドライブやパチンコ、競輪競馬オートにボートなどの賭け事も無いですし、バッティングセンターや、ゲームセンターもあるわけない。
旅行は一般家庭の方々は、行商でもない限り、自分の住んでいる場所から出ることは無いそうですし……そうなると、
「祭り、ですかね」
思い浮かぶものがそれしか無かったのですけど、アタリの様です。
「うちでは秋に収穫祭をやってるし、アインの国も春にやってたよね」
「ええ、花祭りをやっています」
コニーの収穫祭は納得ですけど、住民の半数が魔族のアインの国で花祭りとは、魔族の方は風流なのですね。
「ああ、あれか。
花に寄せられた虫を小鳥が、その小鳥を目当てに大型の鳥、さらにその大型を狙う肉食獣を狩る祭りだな」
ブルースの語る祭の内容に、風流という言葉は飛んで行きました……。
「人族の国は建国祭を開催しますし、港の町では、入港の少なくなる雨季に、雨祭りを行っています」
雨祭りは十日間の開催期間で、異国の珍しい雨具の展示販売や、雨に因んだ話を唄う吟遊詩人、魔法を使える種族による【洗濯物乾かし選手権】、雨季に入江で産卵する海獣の狩り大会、その海獣を使った料理勝負などのイベントがあるそうです。
そのイベントのおかげで、入港する船の少ない時期でも、祭りのおかげで収入が減る事がなく、安定した暮らしが出来るそうです。
祭りが有れば、普段より商人や旅人が集まる、人が集まれば収入も増えるし活気も出る。
祭りは娯楽の少ないこの世界で、最大のイベントなのだそうです。
色々と案を考える為、祭の詳細は一旦後回しに。
「他所から人が入って来ると、治安の問題も出てきます。
外からの被害は一先ず私達が受け持つとして、兵も集めな方がいいですね」
「軍隊と言うほどでは無いけど、治安維持の為の戦力は、どこでも持ってるからね」
「我は魔獣などから守るのは容易いが、住人の喧嘩などは対処出来ぬぞ」
ブルースには、住人トラブルの対処は難しそうですね。
アインやコニーの様な魔王の治める国でも、兵士居るそうです。
外敵はもとより、窃盗などの取り締まりや、喧嘩や酔っ払いの対処もするのがこの世界の兵士、つまり警察的な感じですか?
そう言った町に必要な人を雇うにも税金が使われるのですね。
公務員の給料は税金なのですから…
「なら、役場も必要ですかね」
私の中で、公務員=警察と役所ですね。
他にも有るけどパッと浮かぶのが、この二つです。
「役場?」
コニーが首を傾げます。
「住民の管理や開発の相談窓口やら色々やってもらわないといけませんよね」
「そう言ったものは位持ちの部下がやってるよ」
どうやらこの世界では国のトップが全ての権限を持ち、その部下の位持ちの方々がお役所仕事をしているのですね。
でも、心情的に私の町で、位(階級)を作りたく無いんですよね。
私は3人に個人的な感情ですけど、位を作りたく無いと話し、一つの仕事として町役場を作り、町の財政、住民管理、治安維持、環境保全などを、それぞれ任せられる人を雇い、町づくりに力を貸してもらう様にしたいと告げました。
「…それが位持ちでは無いのか?」
「上下関係を作りたく無いと言うのはダメでしょうか」
「ダメと言うかなぁ」
「う~~ん…」
ブルースとコニーが少し困った顔をしています。
そりゃあそうでしょう。
何もメリットがなければ、住みなれた町を離れ、未開の町へ移住なんてしないでしょう。
「一つ案として浮かんでいるのが、町に住んで一年間は税金免除などどうでしょう?」
税金なんて、払わなくて良いなら払いたくないですよね。
「それは惹かれるかもしれませんね」
アインの反応は良いです。
「家や畑は格安で借りる事ができますけど、一定年数過ぎるとその方の物になると言うのも考えています」
借りる言いますか、ローンで分割払いの感覚で、自分が耕し続けた畑は、いずれあなたのものになりますよとなれば、耕しがいもあるかなと。
家だって、住み続けると愛着湧くでしょうし。
「それは甘くないですか?」
「勿論キチンと賃料を払っていて、所得税を払っているのが条件です。
いずれ自分のものになるとわかっていれば、やる気も起きますし、仕事にも力が入るでしょう」
アインは甘いと言いますけど、コニーはコニーで、
「農家の人達ばかり優遇にならない?」
と言います。
「農家の方々だけでなく、お店をなされる方も同じ条件にします。
雇われ人の方は…そうですね、お金を貯めて自分で畑や店をやる目標になれば良いですね」
賃料を貯めて、畑なり店なりを借り、規定額の料金を払えるまで収入を安定させることができれば、ゆくゆく自分の土地や持ち家が手に入る。
目標があれば仕事に力も入るでしょう。
「やる気を起こさせるのは出来るでしょうけど、もう少し何かある方が良いのでは?」
もう少し?
税金を少なくして、働けばいずれは土地持ち、家持ちになれる以外ですか…うーん………。
「働くばかりになりそうだな」
「楽しい事がないとやる気がなくなる人もいると思うよ」
「お酒が飲めればそれだけで良いと言う方も居ますけど、楽しめるものがある方が良いでしょうね」
娯楽ですか。
この世界では以前一般的だった、読書や映画鑑賞、ドライブやパチンコ、競輪競馬オートにボートなどの賭け事も無いですし、バッティングセンターや、ゲームセンターもあるわけない。
旅行は一般家庭の方々は、行商でもない限り、自分の住んでいる場所から出ることは無いそうですし……そうなると、
「祭り、ですかね」
思い浮かぶものがそれしか無かったのですけど、アタリの様です。
「うちでは秋に収穫祭をやってるし、アインの国も春にやってたよね」
「ええ、花祭りをやっています」
コニーの収穫祭は納得ですけど、住民の半数が魔族のアインの国で花祭りとは、魔族の方は風流なのですね。
「ああ、あれか。
花に寄せられた虫を小鳥が、その小鳥を目当てに大型の鳥、さらにその大型を狙う肉食獣を狩る祭りだな」
ブルースの語る祭の内容に、風流という言葉は飛んで行きました……。
「人族の国は建国祭を開催しますし、港の町では、入港の少なくなる雨季に、雨祭りを行っています」
雨祭りは十日間の開催期間で、異国の珍しい雨具の展示販売や、雨に因んだ話を唄う吟遊詩人、魔法を使える種族による【洗濯物乾かし選手権】、雨季に入江で産卵する海獣の狩り大会、その海獣を使った料理勝負などのイベントがあるそうです。
そのイベントのおかげで、入港する船の少ない時期でも、祭りのおかげで収入が減る事がなく、安定した暮らしが出来るそうです。
祭りが有れば、普段より商人や旅人が集まる、人が集まれば収入も増えるし活気も出る。
祭りは娯楽の少ないこの世界で、最大のイベントなのだそうです。
色々と案を考える為、祭の詳細は一旦後回しに。
「他所から人が入って来ると、治安の問題も出てきます。
外からの被害は一先ず私達が受け持つとして、兵も集めな方がいいですね」
「軍隊と言うほどでは無いけど、治安維持の為の戦力は、どこでも持ってるからね」
「我は魔獣などから守るのは容易いが、住人の喧嘩などは対処出来ぬぞ」
ブルースには、住人トラブルの対処は難しそうですね。
アインやコニーの様な魔王の治める国でも、兵士居るそうです。
外敵はもとより、窃盗などの取り締まりや、喧嘩や酔っ払いの対処もするのがこの世界の兵士、つまり警察的な感じですか?
そう言った町に必要な人を雇うにも税金が使われるのですね。
公務員の給料は税金なのですから…
「なら、役場も必要ですかね」
私の中で、公務員=警察と役所ですね。
他にも有るけどパッと浮かぶのが、この二つです。
「役場?」
コニーが首を傾げます。
「住民の管理や開発の相談窓口やら色々やってもらわないといけませんよね」
「そう言ったものは位持ちの部下がやってるよ」
どうやらこの世界では国のトップが全ての権限を持ち、その部下の位持ちの方々がお役所仕事をしているのですね。
でも、心情的に私の町で、位(階級)を作りたく無いんですよね。
私は3人に個人的な感情ですけど、位を作りたく無いと話し、一つの仕事として町役場を作り、町の財政、住民管理、治安維持、環境保全などを、それぞれ任せられる人を雇い、町づくりに力を貸してもらう様にしたいと告げました。
「…それが位持ちでは無いのか?」
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「う~~ん…」
ブルースとコニーが少し困った顔をしています。
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