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三章 町をつくる様です
130 トラブル発生です
しおりを挟む 女性の体を奪い、そこを転々として移動する。魂の移し替えの術を最初に使ったのは玉藻の前らしいが、彼女の自堕落な行動に、時の陰陽師が怒り、これを封印した。以降は彼女は殺生石として封じられている。
しかし彼女の術が残り、それのせいで泣く女の怨嗟が残る。
魂を移し替える術は、なにも美を保つためだけのものではない。呪いをばらまく格好の餌なのだ。
百合は巫女たちに「しばらく横になりますが、眠ってはいません。あと荷車の中は決して見ないでください」とだけ言い、横たわった。
コロリと横たわってから、荷車の中から八百比丘尼の体を纏った百合が起き上がる。
彼女の傍には、ぽんを頭に乗せた小十郎が立っていた。
「師匠……」
「私もこの体とはそこまで対話をしていない。魂の移動を特定するから、しばし待て」
そう言うと、百合は目を閉じ、神経を尖らせた。
百合は今まで、八百比丘尼の体に無理矢理魂を移し替えられて以降、何度も絡繰り人形の体と八百比丘尼の体を往復した。その中で、少しだけわかったことがある。
どうしてどれだけ遠く離れていても八百比丘尼の体と絡繰り人形の器を往復できるのか。魂の切れ端が、体に突き刺さっているからだ。自分は自分の魂の切れ端を目指して、魂を移動させているのだ。
だとしたら、何度も何度も女性の体を移動し続けているもうひとりの八百比丘尼もまた、自分自身の魂の切れ端を突き刺しているはずだ。
百合は八百比丘尼の体に残っている、それぞれの魂の切れ端を吟味した。何十人もの女の魂が、八百比丘尼には残っている……これじゃあこの体がそのまま呪いに転じてしまうはずだ。あまりにも多過ぎる。
百合はその魂を吟味してから、その魂と同じものを探しはじめた。自身の魂を少し飛ばす。本来、魂には視界がないのだから、五感を研ぎ澄ませなかったら、八百比丘尼の体に突き刺さっている魂の切れ端の本体を探すなんて無理だ。
百合がそれに躍起になっている中、小十郎は「あ」と声を上げた。
「師匠、なんか寺社仏閣に来た」
「そちらはお前に任せる」
「ひとりでできるかなあ……」
「いざとなったらぽんを頼れ」
「それってちっとも格好よくない」
寺社仏閣に向かってくるのは、女性だった。緋袴を穿き、白衣を締めた。それは小太刀を携えて、きょろきょろと辺りを見回している。
「……さっき会った巫女さんだ」
「……彼女、思えば私が八百比丘尼とも、絡繰りとも気付かなかったな」
普通の人間だったら、果心居士のつくった精密な絡繰りである百合の体を見ても絡繰り人形とは気付かない。そして八百比丘尼の体は平気で目の前で血を操り、彼女を縛り上げた……。彼女は普通にそれに対して驚いていた。
彼女は巫女として寺社仏閣で働いているが、霊的な力はない。それこそ百合が二年前に世話になった尼僧のほうが、よっぽど八百比丘尼について警戒していたほうだろう。
そもそもこの寺社仏閣で、呪いの塊となっている八百比丘尼の体に警戒心を露わにするような人々は少なかった。せいぜいひとりふたりが反射的に荷車を見ていたくらいだ。
嫌な予感を覚え、百合は彼女の魂の色を読み取った……八百比丘尼に突き刺さっている魂の切れ端のどれとも、一致しませんように。そう祈らずにはいられなかったが。
「……彼女までか」
「師匠?」
「小十郎、彼女に……あの巫女さんに……雷を打ち落とせ」
百合の言葉に、小十郎は一瞬息を飲むが、すぐに「ぽん」と声を上げた。途端に、ぽんは「みゃあああああああ」と声を上げた。
雷鳴がとどろき、白刃が落ちる。その真下にはあの巫女が立っていたが。大きな雷を落とせば、普通は倒れる。だが、彼女は倒れることなく、黙って小太刀を振るって雷を斬ってしまったのだ。シャン、と音を立てて小太刀は鞘に収められる。
「……貴様。あの娘の体を乗っ取ったか!?」
「あら……お久し振りですね。尼僧様?」
その声は、たしかに巫女のものだった。
彼女の名前も聞いていない。彼女と親しかった訳でもない。ただ寺社仏閣を荒らされ、それに嘆き、鎮守の森を守っていただけの巫女。
その巫女の体を、八百比丘尼から逃れたはずの彼女が、たしかに使っていたのだ。
「貴様……どうしてその娘の体を乗っ取った!?」
「ああ。今頃発狂してらっしゃることでしょうね。当然です。彼女は足腰立たぬ老婆の体に入れておきましたから。老婆には誰もが油断しますから、体を奪う間借りをするのにちょうどいいのです」
「その老婆はどうした!?」
「新しい美しい体を得て喜んでらっしゃるのでは?」
「……貴様は、八百比丘尼の体から逃れたのであろう? 何故、こうも金鶏伝説を煽った挙げ句、次々と女の体を乗っ取る!?」
「あら。私がされたことをしてもよろしいのでは?」
巫女の体を奪ったかつての八百比丘尼。
本能的に、百合は自分の体を奪ったものではないと気付く……あれは狡猾な女ではあった。そのため、彼女は奪う体は身分で選んでいたのだ……。彼女みたいに、ただ女の体を奪っていた訳ではない。
彼女は巫女の決してしないような、老獪な笑みを浮かべた。
「八百比丘尼は、かつて年を取れない死ねないことに苦しみ、体を捨ててしまいました。私は八百比丘尼の体に入れられ、故郷を追われました。誰だって見知らぬ尼僧には冷たいものです。最初は右も左もわからず、元の体に戻りたいとばかり泣いて、とうとう私は八百比丘尼の体に染みついていた魂を移し替える秘術を会得しましたが……そこで私は気付いてしまったんです。どうせだったら、もっと見た目を気にしたほうがいいと。私の好みの体、私の好みの顔、年若い、肌にハリがある、そんな体を見つけると、欲しくなってしまうんです」
それに百合は絶句した。
かつての八百比丘尼は不老不死に嫌気が差して、玉藻の前から魂を移し替える術を教えてもらったが。今目の前の享楽的な女は違うのだ。
彼女はただ、若くて美しい体で、いつまでも生きていたいのだ……彼女が欲しているのは、若い女たちの体ではない。呪いの塊であるはずの、八百比丘尼の体を欲しているのだと。
「ふ……」
「ふ? それより、理由はお話致しました。あなたは風の噂で人魚の肉を探していると。要は不老不死は望んでいない。いいじゃありませんか。それならば、不老不死を望んでいる私に恵んでくださっても……」
「ふざけるな!! 誰が貴様にこの体を渡すものか!!」
百合は元の体に戻りたかった。ただの百合として生きたかった。
どれだけ八百比丘尼の体が美貌であったとしても、それは彼女のものではない。彼女は彼女で充分満足していた。
だが、目の前の女は自分の欲望以外はどうでもいい。巫女のようにただ寺社仏閣のために働くような巫女すら、平気で足蹴にする。
そんなくだらない生き物に、八百比丘尼のような呪いの産物を渡したら。彼女の欲望のままに呪いが充満するのが目に見えている。
百合はガブリと自分の指先を噛んだ。血が滴り落ち、それが縄のように伸び、百合の指先に括り付けられる。
対して小太刀を構え、くすくすと巫女が笑った。
「あら。あなたも不老不死の体が欲しいんですか?」
「そんなものはいらぬ。私は絡繰り人形の体で存外満足している」
「あら。それならば」
「だが貴様にやるくらいだったら、私がもらい受ける……女たちが憐れだと、少しでも思わないのか?」
百合の問いにも、巫女はへらへらと笑った。もうその表情は、決して巫女がしないであろうものしか浮かべてはいなかった。
「他の方の気持ちなんて知りません。これは私が欲しいのです」
「なら……もういい」
これ以上の話は無駄だ。聞きたくない。
同じ八百比丘尼の被害者でありながらも、魂のあり方だけは真逆だった。
百合は血の縄を伸ばし、巫女を絡め取ろうとするが、巫女は平気でそれを小太刀で断ち切る。彼女のほうは八百比丘尼として生きた時間が長いのだろう、彼女は八百比丘尼の欠点を熟知していた。
「私はなりたい私になるんです……この体を痛めつければ、あなたの中途半場な魂の切れ端は外れますわね。外しますわ」
「させるわけがなかろう!?」
血を小太刀で斬らせながらも、百合は自身の手刀を激しく巫女のほうにふるい落とした。
これはありえたかもしれない己の姿だ。これはいつか来るかもしれない自分の姿だ。それを否定するためにも、百合は負ける訳にはいかなかった。
しかし彼女の術が残り、それのせいで泣く女の怨嗟が残る。
魂を移し替える術は、なにも美を保つためだけのものではない。呪いをばらまく格好の餌なのだ。
百合は巫女たちに「しばらく横になりますが、眠ってはいません。あと荷車の中は決して見ないでください」とだけ言い、横たわった。
コロリと横たわってから、荷車の中から八百比丘尼の体を纏った百合が起き上がる。
彼女の傍には、ぽんを頭に乗せた小十郎が立っていた。
「師匠……」
「私もこの体とはそこまで対話をしていない。魂の移動を特定するから、しばし待て」
そう言うと、百合は目を閉じ、神経を尖らせた。
百合は今まで、八百比丘尼の体に無理矢理魂を移し替えられて以降、何度も絡繰り人形の体と八百比丘尼の体を往復した。その中で、少しだけわかったことがある。
どうしてどれだけ遠く離れていても八百比丘尼の体と絡繰り人形の器を往復できるのか。魂の切れ端が、体に突き刺さっているからだ。自分は自分の魂の切れ端を目指して、魂を移動させているのだ。
だとしたら、何度も何度も女性の体を移動し続けているもうひとりの八百比丘尼もまた、自分自身の魂の切れ端を突き刺しているはずだ。
百合は八百比丘尼の体に残っている、それぞれの魂の切れ端を吟味した。何十人もの女の魂が、八百比丘尼には残っている……これじゃあこの体がそのまま呪いに転じてしまうはずだ。あまりにも多過ぎる。
百合はその魂を吟味してから、その魂と同じものを探しはじめた。自身の魂を少し飛ばす。本来、魂には視界がないのだから、五感を研ぎ澄ませなかったら、八百比丘尼の体に突き刺さっている魂の切れ端の本体を探すなんて無理だ。
百合がそれに躍起になっている中、小十郎は「あ」と声を上げた。
「師匠、なんか寺社仏閣に来た」
「そちらはお前に任せる」
「ひとりでできるかなあ……」
「いざとなったらぽんを頼れ」
「それってちっとも格好よくない」
寺社仏閣に向かってくるのは、女性だった。緋袴を穿き、白衣を締めた。それは小太刀を携えて、きょろきょろと辺りを見回している。
「……さっき会った巫女さんだ」
「……彼女、思えば私が八百比丘尼とも、絡繰りとも気付かなかったな」
普通の人間だったら、果心居士のつくった精密な絡繰りである百合の体を見ても絡繰り人形とは気付かない。そして八百比丘尼の体は平気で目の前で血を操り、彼女を縛り上げた……。彼女は普通にそれに対して驚いていた。
彼女は巫女として寺社仏閣で働いているが、霊的な力はない。それこそ百合が二年前に世話になった尼僧のほうが、よっぽど八百比丘尼について警戒していたほうだろう。
そもそもこの寺社仏閣で、呪いの塊となっている八百比丘尼の体に警戒心を露わにするような人々は少なかった。せいぜいひとりふたりが反射的に荷車を見ていたくらいだ。
嫌な予感を覚え、百合は彼女の魂の色を読み取った……八百比丘尼に突き刺さっている魂の切れ端のどれとも、一致しませんように。そう祈らずにはいられなかったが。
「……彼女までか」
「師匠?」
「小十郎、彼女に……あの巫女さんに……雷を打ち落とせ」
百合の言葉に、小十郎は一瞬息を飲むが、すぐに「ぽん」と声を上げた。途端に、ぽんは「みゃあああああああ」と声を上げた。
雷鳴がとどろき、白刃が落ちる。その真下にはあの巫女が立っていたが。大きな雷を落とせば、普通は倒れる。だが、彼女は倒れることなく、黙って小太刀を振るって雷を斬ってしまったのだ。シャン、と音を立てて小太刀は鞘に収められる。
「……貴様。あの娘の体を乗っ取ったか!?」
「あら……お久し振りですね。尼僧様?」
その声は、たしかに巫女のものだった。
彼女の名前も聞いていない。彼女と親しかった訳でもない。ただ寺社仏閣を荒らされ、それに嘆き、鎮守の森を守っていただけの巫女。
その巫女の体を、八百比丘尼から逃れたはずの彼女が、たしかに使っていたのだ。
「貴様……どうしてその娘の体を乗っ取った!?」
「ああ。今頃発狂してらっしゃることでしょうね。当然です。彼女は足腰立たぬ老婆の体に入れておきましたから。老婆には誰もが油断しますから、体を奪う間借りをするのにちょうどいいのです」
「その老婆はどうした!?」
「新しい美しい体を得て喜んでらっしゃるのでは?」
「……貴様は、八百比丘尼の体から逃れたのであろう? 何故、こうも金鶏伝説を煽った挙げ句、次々と女の体を乗っ取る!?」
「あら。私がされたことをしてもよろしいのでは?」
巫女の体を奪ったかつての八百比丘尼。
本能的に、百合は自分の体を奪ったものではないと気付く……あれは狡猾な女ではあった。そのため、彼女は奪う体は身分で選んでいたのだ……。彼女みたいに、ただ女の体を奪っていた訳ではない。
彼女は巫女の決してしないような、老獪な笑みを浮かべた。
「八百比丘尼は、かつて年を取れない死ねないことに苦しみ、体を捨ててしまいました。私は八百比丘尼の体に入れられ、故郷を追われました。誰だって見知らぬ尼僧には冷たいものです。最初は右も左もわからず、元の体に戻りたいとばかり泣いて、とうとう私は八百比丘尼の体に染みついていた魂を移し替える秘術を会得しましたが……そこで私は気付いてしまったんです。どうせだったら、もっと見た目を気にしたほうがいいと。私の好みの体、私の好みの顔、年若い、肌にハリがある、そんな体を見つけると、欲しくなってしまうんです」
それに百合は絶句した。
かつての八百比丘尼は不老不死に嫌気が差して、玉藻の前から魂を移し替える術を教えてもらったが。今目の前の享楽的な女は違うのだ。
彼女はただ、若くて美しい体で、いつまでも生きていたいのだ……彼女が欲しているのは、若い女たちの体ではない。呪いの塊であるはずの、八百比丘尼の体を欲しているのだと。
「ふ……」
「ふ? それより、理由はお話致しました。あなたは風の噂で人魚の肉を探していると。要は不老不死は望んでいない。いいじゃありませんか。それならば、不老不死を望んでいる私に恵んでくださっても……」
「ふざけるな!! 誰が貴様にこの体を渡すものか!!」
百合は元の体に戻りたかった。ただの百合として生きたかった。
どれだけ八百比丘尼の体が美貌であったとしても、それは彼女のものではない。彼女は彼女で充分満足していた。
だが、目の前の女は自分の欲望以外はどうでもいい。巫女のようにただ寺社仏閣のために働くような巫女すら、平気で足蹴にする。
そんなくだらない生き物に、八百比丘尼のような呪いの産物を渡したら。彼女の欲望のままに呪いが充満するのが目に見えている。
百合はガブリと自分の指先を噛んだ。血が滴り落ち、それが縄のように伸び、百合の指先に括り付けられる。
対して小太刀を構え、くすくすと巫女が笑った。
「あら。あなたも不老不死の体が欲しいんですか?」
「そんなものはいらぬ。私は絡繰り人形の体で存外満足している」
「あら。それならば」
「だが貴様にやるくらいだったら、私がもらい受ける……女たちが憐れだと、少しでも思わないのか?」
百合の問いにも、巫女はへらへらと笑った。もうその表情は、決して巫女がしないであろうものしか浮かべてはいなかった。
「他の方の気持ちなんて知りません。これは私が欲しいのです」
「なら……もういい」
これ以上の話は無駄だ。聞きたくない。
同じ八百比丘尼の被害者でありながらも、魂のあり方だけは真逆だった。
百合は血の縄を伸ばし、巫女を絡め取ろうとするが、巫女は平気でそれを小太刀で断ち切る。彼女のほうは八百比丘尼として生きた時間が長いのだろう、彼女は八百比丘尼の欠点を熟知していた。
「私はなりたい私になるんです……この体を痛めつければ、あなたの中途半場な魂の切れ端は外れますわね。外しますわ」
「させるわけがなかろう!?」
血を小太刀で斬らせながらも、百合は自身の手刀を激しく巫女のほうにふるい落とした。
これはありえたかもしれない己の姿だ。これはいつか来るかもしれない自分の姿だ。それを否定するためにも、百合は負ける訳にはいかなかった。
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