116 / 206
第二章 旅は道連れ
116 南の港街
しおりを挟む
やっと港街へ到着しました。
港には、船を着ける桟橋以外にも、魚人が上陸するスロープの様なものがあるので、そこからの上陸です。
街はとても人が多く、賑やかです。
人族、亜人、獣人、魔族、魚人。
魚人は、下半身が魚の人魚は、陸に上がる時、尾びれが足になるそうです。
上半身が魚の魚人は、上半身を人の姿に変えたり変えなかったり、個人によるそうですけど、猫系の獣人の視線が怖くて、人の姿になる事が多いとか。
…あ、襲われるとかでは無いそうですよ、ただ『美味そう……』と言う視線が怖いそうです。
今期この街を管理しているのは、北の森の王の国の方だそうです。
管理していない期間でも、大使館の様なものがあり、他の国の代表もこの街に住んでいるとか。
国ごとに街を分割して、それぞれの国でまとまっていると言うわけでもなく、四つの国の人々は平和に暮らしているようです。
「他の国との諍いは起きないのですか?」
「どうして諍いが起きるのですか?」
私が問うと、逆にアインに聞かれてしまいました。
日本は平和な国と言われていましたけど、地球規模で見れば、至る所で争いが起こっていましたからね。
戦争、テロ、情報戦に経済戦略、宗教や人種による諍い、色々な差別やイジメ、イビリ…………。
日本だって平和とは言いかねないですよね。
物理的ではなく、心情的な意味で。
「国が違うと、それぞれの主張も有りますし、私の元いた世界では、人種による差別などもありましたから」
「何で?」
不思議そうなシナトラ。
「人は自分と違うとのは忌み嫌う…と言いますか、排除しようとすると言いますか………」
「随分と殺伐とした世界なんだな」
ブルースの言葉に言い返せません。
家族から弾かれ、結婚してからも、駆け落ち者だと陰で言われ、子供ができない事を同情されながら嗤われ……。
勿論良い方も居ましたよ。
それでも私はあの暮らしが幸せだったと言い切れるでしょうか…。
………いえ、幸せでしたね。
だって隣には妻がいてくれたのですから。
妻は私と一緒で幸せだったのでしょうか?
………少しでも幸せを感じてくれてたら良いのですが……。
「……ニー………、ジョニー!」
つい考え込んでしまっていた私を、焦り顔のチャックが呼んでいます。
「どうしかしたか?」
「父ちゃん何かあったの?」
皆が心配して寄って来ます。
「いえ、何も無いですよ」
もし、以前があまり幸せではなかったとしても、再開してから幸せにしてあげる事ができるはずです。
いえ、できるはずではなく、必ず幸せにします。
いくど目かの違いを心に刻み、まずは休息ですよね。
泳いでいたポニー達は疲れているでしょうし、飛んでいたディビッドも疲れたでしょう。
乗っていただけの私達でさえ疲労感が有りますから。
「なんか良い匂いがする!」
「ホントだ!」
魚や肉を焼く匂いに釣られて走り出すルシーとシナトラ。
「おい、待てよ!」
二人のことは追いかけた常識人のディビッドに任せましょう。
「では私は宿を手配して来ます」
「なら我はドド達を乗り物屋に預けて来よう」
「ポニーはオレが付いて行くよ」
アインは宿探し、ブルースとチャックはポニー達を休ませる為に【乗り物屋】へと移動します。
【乗り物屋】はその名の通り、移動する乗り物を預かってくれるお店です。
馬車や馬、走りトカゲ(多分竜ですね)運び鳥(人が乗れる鳥が居るのですよ)、それとバスが一般的な乗り物で、それらを預かってくれるお店です。
因みに海の移動は、オオクロ(鯨ですね)と、跳ね魚(イルカ系統)を数頭繋いで、犬ゾリみたいな感じで船を引かすそうです。
つまり残ったのは私と、抱っこされている白雪だけです。
ルシー以外とは繋がっていますから、私はアインが呼びに来るまで、街を見て回りましょうかね。
私が移動すれば、皆もそちらに集まりますから、バラバラにはぐれる事が無いのですから。
実は少々方向音痴の気があるのですけど、家族のいる場所がわかるので、迷子になる事が無く安心して歩き回れます。
海域が違いますから、リアンスで見かけた魚介と種類が違いますね。
魚は大型でカラフルな物が多いですけど、それ以上にタコにやイカ、カニ、ハマグリ、エビ……魚介類が多いですね。
たこ焼き、焼きイカ、カニしゃぶ、蛤のお吸い物、エビはそのまま焼くだけでも良いですね。
お出汁と醤油が有ればどれもいけますかね。
あ、たこ焼き器が無いです。
どうにかできないですかねぇ。
などと考えながら街中を歩いていたので、前から歩いて来た方に思いっきりぶつかってしまいました。
「あ、すみませ……んーーーー⁈」
私がぶつかってしまったのは、髪の長い、痩せ細った中年男性です。
その男性は、歩いて来てぶつかり、そのまま後ろにひっくり返ってしまい、動かなくなりました!
なんだなんだと野次馬が集まって来ます。
野次馬の喧騒にも目を覚ましません。
「え?ちょっと待ってください。
歩いてぶつかっただけですよね?
ちょっと、あなた生きていますか?」
男性の横に跪き、白雪を抱いていない方の手を鼻先に持っていきます。
あ、息は有りますから、死んではいませんよね?
だいたい、ぶつかったと言っても、肩が触れたくらいなんですよ?
よく見てみると、痩せ細ったその男性は、何日も食べ物を食べていない様に痩せていて、手足はカサカサ、長い髪はボサボサでもつれています。
身につけているものは、服と小さなウエストポーチだけ。
服はゴワゴワですし、ポーチは中に何も入っていない様にぺしゃんこです。
ホームレスの方なのでしょうか?
きっと常時発動させている換気魔法を解くと、臭いも凄いのでしょうね。
現実逃避していないで、警備の方でも呼んできた方がいいですよね。
周りに居る野次馬の方々に頼もうにも、皆さん遠巻きで見ているだけで、誰も近づいて来ません。
厄介ごとに巻き込まれたく無いのはわかりますけど、声くらいかけてくれてもいいと思うんですけどね…。
港には、船を着ける桟橋以外にも、魚人が上陸するスロープの様なものがあるので、そこからの上陸です。
街はとても人が多く、賑やかです。
人族、亜人、獣人、魔族、魚人。
魚人は、下半身が魚の人魚は、陸に上がる時、尾びれが足になるそうです。
上半身が魚の魚人は、上半身を人の姿に変えたり変えなかったり、個人によるそうですけど、猫系の獣人の視線が怖くて、人の姿になる事が多いとか。
…あ、襲われるとかでは無いそうですよ、ただ『美味そう……』と言う視線が怖いそうです。
今期この街を管理しているのは、北の森の王の国の方だそうです。
管理していない期間でも、大使館の様なものがあり、他の国の代表もこの街に住んでいるとか。
国ごとに街を分割して、それぞれの国でまとまっていると言うわけでもなく、四つの国の人々は平和に暮らしているようです。
「他の国との諍いは起きないのですか?」
「どうして諍いが起きるのですか?」
私が問うと、逆にアインに聞かれてしまいました。
日本は平和な国と言われていましたけど、地球規模で見れば、至る所で争いが起こっていましたからね。
戦争、テロ、情報戦に経済戦略、宗教や人種による諍い、色々な差別やイジメ、イビリ…………。
日本だって平和とは言いかねないですよね。
物理的ではなく、心情的な意味で。
「国が違うと、それぞれの主張も有りますし、私の元いた世界では、人種による差別などもありましたから」
「何で?」
不思議そうなシナトラ。
「人は自分と違うとのは忌み嫌う…と言いますか、排除しようとすると言いますか………」
「随分と殺伐とした世界なんだな」
ブルースの言葉に言い返せません。
家族から弾かれ、結婚してからも、駆け落ち者だと陰で言われ、子供ができない事を同情されながら嗤われ……。
勿論良い方も居ましたよ。
それでも私はあの暮らしが幸せだったと言い切れるでしょうか…。
………いえ、幸せでしたね。
だって隣には妻がいてくれたのですから。
妻は私と一緒で幸せだったのでしょうか?
………少しでも幸せを感じてくれてたら良いのですが……。
「……ニー………、ジョニー!」
つい考え込んでしまっていた私を、焦り顔のチャックが呼んでいます。
「どうしかしたか?」
「父ちゃん何かあったの?」
皆が心配して寄って来ます。
「いえ、何も無いですよ」
もし、以前があまり幸せではなかったとしても、再開してから幸せにしてあげる事ができるはずです。
いえ、できるはずではなく、必ず幸せにします。
いくど目かの違いを心に刻み、まずは休息ですよね。
泳いでいたポニー達は疲れているでしょうし、飛んでいたディビッドも疲れたでしょう。
乗っていただけの私達でさえ疲労感が有りますから。
「なんか良い匂いがする!」
「ホントだ!」
魚や肉を焼く匂いに釣られて走り出すルシーとシナトラ。
「おい、待てよ!」
二人のことは追いかけた常識人のディビッドに任せましょう。
「では私は宿を手配して来ます」
「なら我はドド達を乗り物屋に預けて来よう」
「ポニーはオレが付いて行くよ」
アインは宿探し、ブルースとチャックはポニー達を休ませる為に【乗り物屋】へと移動します。
【乗り物屋】はその名の通り、移動する乗り物を預かってくれるお店です。
馬車や馬、走りトカゲ(多分竜ですね)運び鳥(人が乗れる鳥が居るのですよ)、それとバスが一般的な乗り物で、それらを預かってくれるお店です。
因みに海の移動は、オオクロ(鯨ですね)と、跳ね魚(イルカ系統)を数頭繋いで、犬ゾリみたいな感じで船を引かすそうです。
つまり残ったのは私と、抱っこされている白雪だけです。
ルシー以外とは繋がっていますから、私はアインが呼びに来るまで、街を見て回りましょうかね。
私が移動すれば、皆もそちらに集まりますから、バラバラにはぐれる事が無いのですから。
実は少々方向音痴の気があるのですけど、家族のいる場所がわかるので、迷子になる事が無く安心して歩き回れます。
海域が違いますから、リアンスで見かけた魚介と種類が違いますね。
魚は大型でカラフルな物が多いですけど、それ以上にタコにやイカ、カニ、ハマグリ、エビ……魚介類が多いですね。
たこ焼き、焼きイカ、カニしゃぶ、蛤のお吸い物、エビはそのまま焼くだけでも良いですね。
お出汁と醤油が有ればどれもいけますかね。
あ、たこ焼き器が無いです。
どうにかできないですかねぇ。
などと考えながら街中を歩いていたので、前から歩いて来た方に思いっきりぶつかってしまいました。
「あ、すみませ……んーーーー⁈」
私がぶつかってしまったのは、髪の長い、痩せ細った中年男性です。
その男性は、歩いて来てぶつかり、そのまま後ろにひっくり返ってしまい、動かなくなりました!
なんだなんだと野次馬が集まって来ます。
野次馬の喧騒にも目を覚ましません。
「え?ちょっと待ってください。
歩いてぶつかっただけですよね?
ちょっと、あなた生きていますか?」
男性の横に跪き、白雪を抱いていない方の手を鼻先に持っていきます。
あ、息は有りますから、死んではいませんよね?
だいたい、ぶつかったと言っても、肩が触れたくらいなんですよ?
よく見てみると、痩せ細ったその男性は、何日も食べ物を食べていない様に痩せていて、手足はカサカサ、長い髪はボサボサでもつれています。
身につけているものは、服と小さなウエストポーチだけ。
服はゴワゴワですし、ポーチは中に何も入っていない様にぺしゃんこです。
ホームレスの方なのでしょうか?
きっと常時発動させている換気魔法を解くと、臭いも凄いのでしょうね。
現実逃避していないで、警備の方でも呼んできた方がいいですよね。
周りに居る野次馬の方々に頼もうにも、皆さん遠巻きで見ているだけで、誰も近づいて来ません。
厄介ごとに巻き込まれたく無いのはわかりますけど、声くらいかけてくれてもいいと思うんですけどね…。
10
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
異世界転移したよ!
八田若忠
ファンタジー
日々鉄工所で働く中年男が地球の神様が企てた事故であっけなく死亡する。
主人公の死の真相は「軟弱者が嫌いだから」と神様が明かすが、地球の神様はパンチパーマで恐ろしい顔つきだったので、あっさりと了承する主人公。
「軟弱者」と罵られた原因である魔法を自由に行使する事が出来る世界にリストラされた主人公が、ここぞとばかりに魔法を使いまくるかと思えば、そこそこ平和でお人好しばかりが住むエンガルの町に流れ着いたばかりに、温泉を掘る程度でしか活躍出来ないばかりか、腕力に物を言わせる事に長けたドワーフの三姉妹が押しかけ女房になってしまったので、益々活躍の場が無くなりさあ大変。
基本三人の奥さんが荒事を片付けている間、後ろから主人公が応援する御近所大冒険物語。
この度アルファポリス様主催の第8回ファンタジー小説大賞にて特別賞を頂き、アルファポリス様から書籍化しました。

元勇者、魔王の娘を育てる~血の繋がらない父と娘が過ごす日々~
雪野湯
ファンタジー
勇者ジルドランは少年勇者に称号を奪われ、一介の戦士となり辺境へと飛ばされた。
新たな勤務地へ向かう途中、赤子を守り戦う女性と遭遇。
助けに入るのだが、女性は命を落としてしまう。
彼女の死の間際に、彼は赤子を託されて事情を知る。
『魔王は殺され、新たな魔王となった者が魔王の血筋を粛清している』と。
女性が守ろうとしていた赤子は魔王の血筋――魔王の娘。
この赤子に頼れるものはなく、守ってやれるのは元勇者のジルドランのみ。
だから彼は、赤子を守ると決めて娘として迎え入れた。
ジルドランは赤子を守るために、人間と魔族が共存する村があるという噂を頼ってそこへ向かう。
噂は本当であり両種族が共存する村はあったのだが――その村は村でありながら軍事力は一国家並みと異様。
その資金源も目的もわからない。
不審に思いつつも、頼る場所のない彼はこの村の一員となった。
その村で彼は子育てに苦労しながらも、それに楽しさを重ねて毎日を過ごす。
だが、ジルドランは人間。娘は魔族。
血が繋がっていないことは明白。
いずれ真実を娘に伝えなければならない、王族の血を引く魔王の娘であることを。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる