68 / 206
第二章 旅は道連れ
68 指名依頼なんですって
しおりを挟む ケイヤロ国第二王女とよばれた年月よりも、テリル国王太子妃、テリル国王妃とよばれる年月の方が長くなった。
王室の光とよばれる王太子グロリア。
王室の華とよばれる第二王女リリアン。
母として二人の成長を見守ってきた。
王女しか生めない不出来な妃と陰口をたたかれたが、王女しか生まなかったことで二人の娘を手元におくことができた。
グロリアに王太子という重い責務をおわせたことに申し訳なさは感じるが、王太子であることから他国へ嫁ぐのではなく王配をむかえられた。
そしてリリアンもグロリアを支えるために国内の貴族へ嫁がせることができた。
娘たちを自分のそばにとどめておけた幸運をひそかによろこんでいる。
グロリアが第二王子を出産した。第一王子のヒューバートが生まれた時と同じく王国がわいた。これでテリル国は安泰だと。
第二王子の洗礼式に親戚と親しい友人が参加した。洗礼式のあとの昼食会をおえ、男性達は王宮でビリヤード室を新しくしたのでゲームを楽しもうと移動した。
女性陣はお茶とおしゃべりを楽しんだ。すべてが終わったあと名残惜しさがつのり親子三人でグロリアの家に移動した。
「お姉さま、私が国教の教えを破るようなことをしたら、私のことをきらいになってしまうかしら?」
リリアンの思いがけない問いかけにおどろいていると、グロリアが表情をかえずリリアンを見つめ、
「私があなたをきらいになることはないわ。たとえあなたが私の目の前で人を殺したとしても」と答えた。
まさかと思うやりとりに二人を見ると、二人は見つめ合っていた。まるで目だけで会話をするように。
「ありがとうお姉さま。お姉さまがいるから強くいられる。お姉さまがいるから生きていける」
リリアンの笑顔に胸をえぐられるような痛みを感じた。
リリアンにとって支えになるのは母である自分ではなく、グロリアなのだと見せつけられた。
「あなたの幸せを一番に願っている。その幸せを手に入れるために何が起ころうと」
リリアンが何を考えているのかを分かっているかのように答えるグロリアに痛みが強くなった。
姉妹の仲が良いことや、大人として親を必要としないほど自立していることをよろこぶべきなのかもしれない。
しかし自分が二人から疎外されているようでおもしろくなかった。
「二人とも何だか物騒な話をしているけれども王女としての品格を忘れないように」
「分かっています、お母さま。王侯貴族らしい生き方をするのです。愛は配偶者以外から求めようと思います。
ご心配なく。王室の華として誇り高く生きます」
リリアンの言葉に何といってよいのか分からなかった。
リリアンが体調不良で入院した日のことを思い出す。
入院したと聞きあわててかけつけると、
「お母さま、子を授かりました」といわれ安心とよろこびを感じたすぐあとに、
「サミュエルがパートナーと不貞関係にあるのですこし距離をおくことにしました」といわれ呆然とした。
リリアンはサミュエルの裏切りを知った翌日に入院という形で夫と距離をとり、その後は静養のためと自宅ではなく離宮へ移動した。
第二子の出産をひかえたグロリアの代わりに多くの公務をこなしていたリリアンの負担の大きさと、妊娠による体調不良を考えればリリアンの静養は当然と思われ一か月の二人の別居は周りからあやしまれなかった。
リリアンの体調が安定し、王都の自宅にもどったことから王国民に懐妊が発表された。
その時にリリアンは静養が必要だったため公務をはたせなかったことを詫び、自身の懐妊報告にからめ「夫には私のことを心配せずダンスに集中してもらいたい。生まれてくる子に勝利を捧げてほしい」というコメントをだした。
夫をけなげに支える王室の華と名をあげた。
洗礼式で二人はこれまで通りの仲の良さを見せていた。リリアンの大きくなったお腹を愛おしそうに見つめ、妻をかいがいしく気づかうサミュエルの姿は妻を愛する夫そのものだった。
しかし二人の間でどのような話し合いがされたのかは分からないが、リリアンは夫へ見切りをつけたようだ。
「サミュエルのことをちゃんと見ていたつもりでしたが、やはり恋は盲目だったようです。
それと国内の相手と早く結婚してしまおうという焦りもあったのでしょうね。
サミュエルが私のことを愛してくれるなら幸せになれるのではと夢をもってしまったようです」
淡々と話すリリアンにますます何もいえなかった。
「私のせいね。私があなたに国内にとどまってほしいと願ったから」
「それは違います、お姉さま。私がお姉さまのそばにいたかったのです。お姉さまが願うよりもずっと前から私の気持ちは決まっていました」
二人の娘を愛している。しかし母娘の絆よりも姉妹の絆の方が強いだろう。二人は生まれてからずっと一緒にいる。
自分自身も両親よりも兄弟との絆が深いのでそのことが理解できた。四人兄弟で二人の兄と姉が一人いる。子供の頃は四人で王宮を走り回っていた。
国際間の電話は王族といえども自由に使えるわけではないが、何かと理由をつけて電話をしてくるのは両親ではなく兄弟だった。
「それにしても人って本当に分からない。
サミュエルはリリアン一筋で誰から見てもリリアンを深く愛しているようにしか見えなかったのに。
カルロとサミュエル、どちらが浮気しそうかと聞けば、百人中百人の人がカルロというわ。それぐらい意外だった」
まじめな話をしているのにグロリアの例え方が絶妙で笑いそうになった。
グロリアの夫であるカルロは人たらしといわれ、誰にでもやさしいため女性に誤解されやすく何度か不名誉な噂をたてられた。
しかし実際のところは王子として身につけているやさしさでしかなく、女性ではなく狩猟とポロへなみなみならぬ情熱をそそいでいる。
逆にサミュエルはリリアンへの一途な愛で知られているが、恋をすると感情のままに動く男だった。
サミュエルとリリアンの結婚は王妃が画策したといわれているが、実際のところは偶然のなりゆきでしかなかった。
二人がはじめて踊るまで、自分でも不思議に思うほどあの二人を一緒に踊らせようと考えたことがなかった。二人が同じ場にいることが何度もあったにもかかわらず。
一緒に踊っている姿をみて「完璧」と思わずつぶやいたほど二人の踊っている姿は美しかった。
ただ踊っている二人の姿が見たかっただけで結婚まで考えていなかったが、お互い好き合っているならと動いた。
その二人の結婚が思いもしなかった状況をむかえ、自分のせいで娘を不幸にしたのではと罪悪感がつのる。
リリアンがサミュエルに見切りをつけ、王女として国教の教えを破ることの罪深さを分かった上で配偶者以外に愛を求める覚悟をしたのなら、それを受け入れるだけだ。
正しさだけで生きてはいけない。不貞という罪をおかし地獄におちてでも愛をつかみたいというなら、それを止めるつもりはない。
王女として気高く育った二人の美しい娘達の幸せを祈る。
いつまでも二人がほほえみあえるように。
王室の光とよばれる王太子グロリア。
王室の華とよばれる第二王女リリアン。
母として二人の成長を見守ってきた。
王女しか生めない不出来な妃と陰口をたたかれたが、王女しか生まなかったことで二人の娘を手元におくことができた。
グロリアに王太子という重い責務をおわせたことに申し訳なさは感じるが、王太子であることから他国へ嫁ぐのではなく王配をむかえられた。
そしてリリアンもグロリアを支えるために国内の貴族へ嫁がせることができた。
娘たちを自分のそばにとどめておけた幸運をひそかによろこんでいる。
グロリアが第二王子を出産した。第一王子のヒューバートが生まれた時と同じく王国がわいた。これでテリル国は安泰だと。
第二王子の洗礼式に親戚と親しい友人が参加した。洗礼式のあとの昼食会をおえ、男性達は王宮でビリヤード室を新しくしたのでゲームを楽しもうと移動した。
女性陣はお茶とおしゃべりを楽しんだ。すべてが終わったあと名残惜しさがつのり親子三人でグロリアの家に移動した。
「お姉さま、私が国教の教えを破るようなことをしたら、私のことをきらいになってしまうかしら?」
リリアンの思いがけない問いかけにおどろいていると、グロリアが表情をかえずリリアンを見つめ、
「私があなたをきらいになることはないわ。たとえあなたが私の目の前で人を殺したとしても」と答えた。
まさかと思うやりとりに二人を見ると、二人は見つめ合っていた。まるで目だけで会話をするように。
「ありがとうお姉さま。お姉さまがいるから強くいられる。お姉さまがいるから生きていける」
リリアンの笑顔に胸をえぐられるような痛みを感じた。
リリアンにとって支えになるのは母である自分ではなく、グロリアなのだと見せつけられた。
「あなたの幸せを一番に願っている。その幸せを手に入れるために何が起ころうと」
リリアンが何を考えているのかを分かっているかのように答えるグロリアに痛みが強くなった。
姉妹の仲が良いことや、大人として親を必要としないほど自立していることをよろこぶべきなのかもしれない。
しかし自分が二人から疎外されているようでおもしろくなかった。
「二人とも何だか物騒な話をしているけれども王女としての品格を忘れないように」
「分かっています、お母さま。王侯貴族らしい生き方をするのです。愛は配偶者以外から求めようと思います。
ご心配なく。王室の華として誇り高く生きます」
リリアンの言葉に何といってよいのか分からなかった。
リリアンが体調不良で入院した日のことを思い出す。
入院したと聞きあわててかけつけると、
「お母さま、子を授かりました」といわれ安心とよろこびを感じたすぐあとに、
「サミュエルがパートナーと不貞関係にあるのですこし距離をおくことにしました」といわれ呆然とした。
リリアンはサミュエルの裏切りを知った翌日に入院という形で夫と距離をとり、その後は静養のためと自宅ではなく離宮へ移動した。
第二子の出産をひかえたグロリアの代わりに多くの公務をこなしていたリリアンの負担の大きさと、妊娠による体調不良を考えればリリアンの静養は当然と思われ一か月の二人の別居は周りからあやしまれなかった。
リリアンの体調が安定し、王都の自宅にもどったことから王国民に懐妊が発表された。
その時にリリアンは静養が必要だったため公務をはたせなかったことを詫び、自身の懐妊報告にからめ「夫には私のことを心配せずダンスに集中してもらいたい。生まれてくる子に勝利を捧げてほしい」というコメントをだした。
夫をけなげに支える王室の華と名をあげた。
洗礼式で二人はこれまで通りの仲の良さを見せていた。リリアンの大きくなったお腹を愛おしそうに見つめ、妻をかいがいしく気づかうサミュエルの姿は妻を愛する夫そのものだった。
しかし二人の間でどのような話し合いがされたのかは分からないが、リリアンは夫へ見切りをつけたようだ。
「サミュエルのことをちゃんと見ていたつもりでしたが、やはり恋は盲目だったようです。
それと国内の相手と早く結婚してしまおうという焦りもあったのでしょうね。
サミュエルが私のことを愛してくれるなら幸せになれるのではと夢をもってしまったようです」
淡々と話すリリアンにますます何もいえなかった。
「私のせいね。私があなたに国内にとどまってほしいと願ったから」
「それは違います、お姉さま。私がお姉さまのそばにいたかったのです。お姉さまが願うよりもずっと前から私の気持ちは決まっていました」
二人の娘を愛している。しかし母娘の絆よりも姉妹の絆の方が強いだろう。二人は生まれてからずっと一緒にいる。
自分自身も両親よりも兄弟との絆が深いのでそのことが理解できた。四人兄弟で二人の兄と姉が一人いる。子供の頃は四人で王宮を走り回っていた。
国際間の電話は王族といえども自由に使えるわけではないが、何かと理由をつけて電話をしてくるのは両親ではなく兄弟だった。
「それにしても人って本当に分からない。
サミュエルはリリアン一筋で誰から見てもリリアンを深く愛しているようにしか見えなかったのに。
カルロとサミュエル、どちらが浮気しそうかと聞けば、百人中百人の人がカルロというわ。それぐらい意外だった」
まじめな話をしているのにグロリアの例え方が絶妙で笑いそうになった。
グロリアの夫であるカルロは人たらしといわれ、誰にでもやさしいため女性に誤解されやすく何度か不名誉な噂をたてられた。
しかし実際のところは王子として身につけているやさしさでしかなく、女性ではなく狩猟とポロへなみなみならぬ情熱をそそいでいる。
逆にサミュエルはリリアンへの一途な愛で知られているが、恋をすると感情のままに動く男だった。
サミュエルとリリアンの結婚は王妃が画策したといわれているが、実際のところは偶然のなりゆきでしかなかった。
二人がはじめて踊るまで、自分でも不思議に思うほどあの二人を一緒に踊らせようと考えたことがなかった。二人が同じ場にいることが何度もあったにもかかわらず。
一緒に踊っている姿をみて「完璧」と思わずつぶやいたほど二人の踊っている姿は美しかった。
ただ踊っている二人の姿が見たかっただけで結婚まで考えていなかったが、お互い好き合っているならと動いた。
その二人の結婚が思いもしなかった状況をむかえ、自分のせいで娘を不幸にしたのではと罪悪感がつのる。
リリアンがサミュエルに見切りをつけ、王女として国教の教えを破ることの罪深さを分かった上で配偶者以外に愛を求める覚悟をしたのなら、それを受け入れるだけだ。
正しさだけで生きてはいけない。不貞という罪をおかし地獄におちてでも愛をつかみたいというなら、それを止めるつもりはない。
王女として気高く育った二人の美しい娘達の幸せを祈る。
いつまでも二人がほほえみあえるように。
10
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる