【完結】先だった妻と再び巡り逢うために、異世界で第二の人生を幸せに過ごしたいと思います

七地潮

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第二章 旅は道連れ

46 タブレットと会話ができるようになりました

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それから3日ほど町に滞在して、その間に依頼の動物の狩…討伐と言うのですか?を幾つか受けて、私達3人もランク7に上がりました。
7迄は、普通に狩ができる人なら簡単に上がれるそうです。

ランク6へは、魔獣討伐なので、難易度は上がるそうなので、とりあえず次の町へ向かいながら、魔獣を討伐し、次の町でランクアップしましょうと言う流れになりました。

依頼を受けていなくても、討伐証明?とか言う規定の部位を持っていけば良いそうです。
ズルをして、討伐もせずに部位だけ持って行っても、ギルドカードを調べれば、倒した獲物や行った場所がわかる仕組みらしいので、他の人から譲ってもらったり、買って行ってもバレるそうです。
パーティで倒したら、参加したメンバーのカードにも記されるとは、何とも不思議な高性能です。


今回は魔獣を倒したらキチンと素材も回収します。
ギルドで売れば資金調達にもなるので、街道を少し外れたルートで討伐しながら次の町へと向かいます。
街道を通り急げば翌日中に着く所を、遠回りをし野宿で2泊して、3日目の昼頃に到着予定です。

その一泊目の夜、タブレットを開くと、お知らせランプが点滅しています。


【タブレットがランクアップしました。
設定で変更できます 】


案内の通りに、設定をタップしました。


【設定

音声入力 オン/オフ
音声ナビ オン/オフ
自動通知 オン/オフ 】


とりあえず全て『オン』にしておきましょう。
これで長い文章も、いちいち書き込まずに済むのでしょうか。
お知らせも音声なら、読めない漢字があっても大丈夫ですね。
しかし自動通知とは何なのでしょう?
早速聞いてみますか。

「音声通知の説明をお願いします」

〈音声通知はね、例えばスキルアップできるモノを教えてあげる事だよ。
例えば今だと【時空魔法】がスキルアップしたから、マジックバッグの性能を上げられるよ 〉

おお、小さな女の子が話しかけてきました。

「性能を上げるとどうなるのですか?」

〈時間設定ができるよ。
時間停止だと、お肉を入れても腐らないし、料理も入れた時のまま取り出せるよ。
時間経過だと、亜空間の時間を任意で進める事ができるよ。
でもマジックバッグではできないの。

これは【上位魔法開放スキル】で【時空魔法】をスキルアップさせると習得できる【アイテムボックス】に付ける機能だよ。
マジックバッグはあくまでも鞄が異空間に繋がっていて、容量も決まっているけど、【アイテムボックス】は亜空間を自分の魔力に合った分だけ使うから、沢山魔力があったら無限だよ 〉

「異空間と亜空間……違いがわからないですけど、異空間より亜空間の方が凄いと思えば良いですかね」

〈そうだね、きっと説明してもよくわからないだろうから、その考えでOKだよ 〉

私のタブレットだけあって、私の事をよく分かっていますね。

「それでどうやれば良いのですか?」

〈まずは【上位魔法開放スキル】を使える様にするの。
まだポイントと交換しただけで、そのまま放置状態だから……『どんな難しい魔法でも使える様になれるんだ』ってしっかり思い込む事かな 〉

成る程、これもイメージの問題ななですね。
そうですよ、景品交換でスキルを手に入れたのですから、使えない訳ないんですよね。
私は難しい魔法でも使えるんですよ、きっと……いえ、絶対に。

頭の中で自分に言い聞かせていると、体の中からポワッと温かなものが溢れる感覚がありました。

〈【上位魔法開放スキル】が使える様になったよ。
じゃあ次は【アイテムボックス】だね。
亜空間に倉庫をレンタルする感じ?
生モノでも満開の花でも、そこに有ればずっとその状態が保てるイメージできる? 〉

「温かいものは温かいままで、冷たいものは冷たいままで、新鮮なものは新鮮なままで……。
高性能の保温箱と、高性能チルドボックス……、保温の弁当箱は良かったですよね。
お昼でも温かい弁当が食べられたのですから。
それと最近のチルド便は性能良かったですよね。
刺身だって宅配出来たのには驚きでした。
そんな便利な機能が付いた、容量たっぷりの箱……便利ですよね。
半分が保温で、半分がチルドの箱…赤い扉が保温、青い扉がチルド……うん、これでどうでしょう」

〈うん、大丈夫、ちゃんとアイテムボックスを習得できたよ。
ついでにマジックバッグの出し入れも、無言でできるようにもなってるから、「ダスダス」言わなくて大丈夫だよ 〉

「そうなのですか?
あれはあれで気に入っていたんですけど」

〈いや、ダサいよ 〉

……ズバリと言われてしまいました。

〈あと、【念話】のスキルを覚えると、声に出さずにやり取りができるようになるよ〉

「テレパシーですか!」

〈そうとも言えるのかな?
周りに聞かれる事も無く、こっそり調べたりできるよ。
因みに今は、この声はジョニーさんにしか聴こえていないから、宙に向かって独り言を言ってるようにみられてるよ 〉

今の私は何も無い場所に向かって独り言を呟いているのですか…それはちょっと挙動不審ですね。
これは念話と言うスキルを早めに手に入れた方が良いです。

〈あと【自動通知】だけど、これは、レベルアップできる魔法やスキルが有ったり、新しい魔法やスキルを習得出来るようになったら、ぼくが知らせる機能だよ 〉

「ボク?君は男の子なんですか?
声を聞いててっきり女の子だと思ってしまいました」

〈…タブレットに性別なんてないよ。
声はジョニーさんのイメージで聞こえてるだけだよ 〉

なんだか呆れ口調で言われてしまいました。

「性別はないのですか。
では名前は?」

〈ないよ 〉

「私が付けても大丈夫ですか?」

〈ぼくはジョニーさんの持ち物(タブレット)だから、付けたいなら付ければいいよ 〉

私の持ち物…ですか。
確かに会話は成り立っていますけど、タブレットですから、家電に名前をつける様な感じになるのですかねぇ。
家電……タブレット……教えてくれる………先生?…ティチャー………!

「ティちゃんな?てどうでしょう?」

〈………どう言う流れでそうなったのか、思考が伝わってきたけど、親父ギャグだよね…。
それになった理由を言わないのならそれでいいよ 〉

タブレットの許可も出ましたので、今日からこのタブレットは『ティちゃん』です。

〈早速通知するけど、【調理スキル】が【料理スキル】にジョブアップできるよ。
【調理スキル】は適当に作っても美味しいものが作れるスキル、【料理スキル】は色んなメニューが作れるスキルだよ。
作りたい料理の材料や調理法がわかったりするんだよ。
レベルアップしておく? 〉

「よろしくお願いします」
了解した直後に、レベルアップは完了して、【調理スキル】は【料理スキル】になった様です。
……正直あまりピンときていませんけど。

〈またレベルが上がる様なスキルや魔法が出来たら教えるね 〉

「ありがとうございます、よろしくお願いします」

そうやってティちゃんと話している私に、他の四人が近づいてきました。

「ジョニー…さっきから何独り言ばかりですけど、どうされたのですか?」
「ああ、実はですね……」

アインに問いかけられて、私はティちゃんの事を説明しました。






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