15 / 206
第二章 旅は道連れ
15 調理スキルを使ってみました
しおりを挟む
さっぱりしましたし、早速とばかりに焼きキノコに再チャレンジしました。
不思議なものです、同じキノコを同じ魔法で焼いたのに、とても美味しく出来あがりました。
勿論二人にも振る舞いましたよ。
お腹が膨れましたら、出発です。
今日も空からチャックが道案内をしてくれています。
シナトラは別行動で食べ物を探しに行ってくれています。
チャックは元鳥ですので、木の実や果物を集めてくれるのですが、木の実や果物ではあまり満腹感を得られません。
私が探すと、キノコばかりだと言われました。
キノコはそこそこ満腹感があると思うのですが、肉食獣には不満な様です。
森は意外と鬱蒼とはしていなく、木漏れ日が幻想的とでも言いましょうか、とてもキレイです。
足元には色とりどりの花が咲いていますし、こんな場所を妻と散策したいですねえ。
「お待たせ!」
そんな私の癒し空間を破ったのは、血塗れの兎を両手に持ったシナトラでした……。
太陽が真上近くにありますし、お昼休憩にしますかね。
「僕二匹、ジョニーが二匹、チャックは小さいから一匹でいいよね?」
鋭い爪で仕留めたのでしょう、五羽の兎は、無残に引き裂かれています。
それを見て一瞬吐き気がしましたけれど、ここは異世界です。
以前の様にキレイに腑分けされ、パックに入ったお肉はありません。
私だって木の実やキノコだけでは生きていけません。
お肉や魚を食べなければ、栄養が偏り健康を損なう恐れがあります。
私がやらねば誰がやる。
チャックが
「肉なんて食べないよ!」
と言うので、三羽はシナトラが食べることに、
私はまだ生暖かい二羽を受け取りました。
シナトラは適当に毛皮を毟り丸かじり……。
私はナイフを片手にしましたけど、
「動物を捌いたことないよ…、調理スキルを持ってても……」
独り言を呟いたつもりでしたけど、「調理」と口にしたせいなのか、頭の中に、【どの部分にどうナイフを入れると解体ができるか】と、捌き方の手順が浮かんできました。
その手順通りに…と、ナイフを兎にあてがうと、スッスッと勝手に動き、兎を肉の塊にしてしまいました。
材料を切り分けるところからが調理の様ですね。
土魔法で火をつけるスペースを作り、チャックに集めてきてもらった枯れ枝に火をつけます。
これまたチャックが持ってきてくれた草…ハーブですかね、をまぶして枝に刺した肉を火で炙ります。
この辺もスキルの影響なのでしょうか、ハーブを細かく切ったりまぶしたりなど、考えずに体が動きます。
木の枝の刺し方も、ぶっ刺すのとは違う気が?
火との距離も最初は近くて、途中で少し離したりと、火加減を調節しているようですね。
自分の体なのに勝手に動くとは、不思議現象です。
暫く炙っていると頭の中に、『チーン』と聞き慣れた音が響きました。
キノコを焼いた時にもした、この電子レンジの様な音は、焼き上がった合図だと思います。
肉汁滴る兎肉を口にしました。
ジビエなど食べたことありませんし、グルメ番組の様なレポートはできませんが、野趣味溢れるとでも言いましょうか、少しクセはありますけれど、ハーブ?がいい味を出していて、大変美味しかったです。
ただ贅沢を言うならハーブより塩で食べたかったですねえ。
海は雰囲気的に遠いでしょうけれど、人里まで行けば手に入りますかね。
そういえば海から離れた場所でも、確か【岩塩】とか言う塩の石が手に入る事がある…と、旅番組で言ってましたねえ。
でもまさかそう簡単に見つかるわけないですよね。
色々考えながらもペロリと食べきってしまいました。
最近は肉は重くて少量しか食べられなかったのですが、体が若くなったからですかね、本当にペロリでした。
そんな私を見ていたシナトラが、自分の分も焼いてくれと、残りの一羽を渡してきたので、言われた通り焼きましたら、生よりこちらの方が美味しいと、とても興奮しています。
これから先、肉が手に入ったら、シナトラの分まで焼く事を約束させられました。
調理のスキルを使うと失敗する事もない様ですし、肉はシナトラが獲ってきてくれるので、焼くくらい問題はありません。
私は条件を受け入れました。
自分の分だけではないとなると、少しでも美味しいものを作りたいですよね。
そうなればやはり塩は欲しいです。
塩があればキノコのスープなども作れるかもしれませんし、他にも役に立ちそうです……えっと目玉焼きとか?
試しにと、私は先程土を耕した時に出てきた、少し濁った紫色をした水晶の様な物を鑑定します。
色付きの水晶ならお金に換金できますし、拾って行くのが正解でしょうからね。
「鑑定………はぁ、灯台下暗しですか…」
私はほんのり紫色をした岩塩を手に入れていました。
先にわかっていれば、今食べたウサギももっと美味しくいただけたのに、残念です。
鑑定はこまめにした方が良さそうですね。
日が暮れるまで歩き、今日寝る場所を決めると、シナトラが鳥を三羽、そして卵を四つ獲ってきてくれました。
鳥は捌いて、卵は茹で卵にします。
塩が手に入って良かったです。
目玉焼きはフライパンか、油が手に入ってからですね。
鳥肉は、「調理」と唱えた時に、チャックが採ってきてくれた果物が一緒に視界に入ったからか、頭に浮かぶまま手を動かしていきます。
一口大に切った鳥肉を塩で下味を付けて、水を入れた鍋の中に小鍋を入れて、そこに肉を入れ蓋をし、蒸し焼きにします。
グミに似た木の実を潰して、蒸しあがった鶏肉にかけますと、【名も知らぬ野鳥の蒸し焼き、見たことのない木の実のソースを添えて】とでも言いましょうか。
ふふふ、料理なんて一切作れなかった私ですのに、この調理スキルという物はなんて素晴らしいのでしょう。
鳥肉はとても脂身が多かったのですけど、蒸すことによって適度に油が抜け、そこに酸味のある木の実のソースが合い、とても美味しいです。
「ナニコレ?これ何?
この大声鳥いつも一匹食べたら胸がむかむかしてたのに、めっちゃ美味しい!なんで⁈」
シナトラが大喜びです。
作った私も大満足です。
そんな私達を見ていたチャックが、私の皿から鳥肉のかけらを取り、口にしました。
あ、共喰いでは………。
「え?ちょぅと、なんでこんなに美味しいの?
訳わかんないんだけど!
お肉がこんなに美味しいなんて聞いてないし!
ちょっと!なんでオレの分が無いの⁈
ちゃんとオレにも作ってよ!
なんなの、仲間外れなの⁈」
…………お肉は食べないと言ったのはチャック……、いえ、そうですね、仲間外れは良くないですね。
次からは何を作る時も三人分準備しましょう。
今日は肉を調理したので、寝る前にクリーンの魔法をかけてもらい、スッキリしてから就寝です。
夜は冷えますが、三人で寝るととても暖かいですねえ。
おやすみなさい。
不思議なものです、同じキノコを同じ魔法で焼いたのに、とても美味しく出来あがりました。
勿論二人にも振る舞いましたよ。
お腹が膨れましたら、出発です。
今日も空からチャックが道案内をしてくれています。
シナトラは別行動で食べ物を探しに行ってくれています。
チャックは元鳥ですので、木の実や果物を集めてくれるのですが、木の実や果物ではあまり満腹感を得られません。
私が探すと、キノコばかりだと言われました。
キノコはそこそこ満腹感があると思うのですが、肉食獣には不満な様です。
森は意外と鬱蒼とはしていなく、木漏れ日が幻想的とでも言いましょうか、とてもキレイです。
足元には色とりどりの花が咲いていますし、こんな場所を妻と散策したいですねえ。
「お待たせ!」
そんな私の癒し空間を破ったのは、血塗れの兎を両手に持ったシナトラでした……。
太陽が真上近くにありますし、お昼休憩にしますかね。
「僕二匹、ジョニーが二匹、チャックは小さいから一匹でいいよね?」
鋭い爪で仕留めたのでしょう、五羽の兎は、無残に引き裂かれています。
それを見て一瞬吐き気がしましたけれど、ここは異世界です。
以前の様にキレイに腑分けされ、パックに入ったお肉はありません。
私だって木の実やキノコだけでは生きていけません。
お肉や魚を食べなければ、栄養が偏り健康を損なう恐れがあります。
私がやらねば誰がやる。
チャックが
「肉なんて食べないよ!」
と言うので、三羽はシナトラが食べることに、
私はまだ生暖かい二羽を受け取りました。
シナトラは適当に毛皮を毟り丸かじり……。
私はナイフを片手にしましたけど、
「動物を捌いたことないよ…、調理スキルを持ってても……」
独り言を呟いたつもりでしたけど、「調理」と口にしたせいなのか、頭の中に、【どの部分にどうナイフを入れると解体ができるか】と、捌き方の手順が浮かんできました。
その手順通りに…と、ナイフを兎にあてがうと、スッスッと勝手に動き、兎を肉の塊にしてしまいました。
材料を切り分けるところからが調理の様ですね。
土魔法で火をつけるスペースを作り、チャックに集めてきてもらった枯れ枝に火をつけます。
これまたチャックが持ってきてくれた草…ハーブですかね、をまぶして枝に刺した肉を火で炙ります。
この辺もスキルの影響なのでしょうか、ハーブを細かく切ったりまぶしたりなど、考えずに体が動きます。
木の枝の刺し方も、ぶっ刺すのとは違う気が?
火との距離も最初は近くて、途中で少し離したりと、火加減を調節しているようですね。
自分の体なのに勝手に動くとは、不思議現象です。
暫く炙っていると頭の中に、『チーン』と聞き慣れた音が響きました。
キノコを焼いた時にもした、この電子レンジの様な音は、焼き上がった合図だと思います。
肉汁滴る兎肉を口にしました。
ジビエなど食べたことありませんし、グルメ番組の様なレポートはできませんが、野趣味溢れるとでも言いましょうか、少しクセはありますけれど、ハーブ?がいい味を出していて、大変美味しかったです。
ただ贅沢を言うならハーブより塩で食べたかったですねえ。
海は雰囲気的に遠いでしょうけれど、人里まで行けば手に入りますかね。
そういえば海から離れた場所でも、確か【岩塩】とか言う塩の石が手に入る事がある…と、旅番組で言ってましたねえ。
でもまさかそう簡単に見つかるわけないですよね。
色々考えながらもペロリと食べきってしまいました。
最近は肉は重くて少量しか食べられなかったのですが、体が若くなったからですかね、本当にペロリでした。
そんな私を見ていたシナトラが、自分の分も焼いてくれと、残りの一羽を渡してきたので、言われた通り焼きましたら、生よりこちらの方が美味しいと、とても興奮しています。
これから先、肉が手に入ったら、シナトラの分まで焼く事を約束させられました。
調理のスキルを使うと失敗する事もない様ですし、肉はシナトラが獲ってきてくれるので、焼くくらい問題はありません。
私は条件を受け入れました。
自分の分だけではないとなると、少しでも美味しいものを作りたいですよね。
そうなればやはり塩は欲しいです。
塩があればキノコのスープなども作れるかもしれませんし、他にも役に立ちそうです……えっと目玉焼きとか?
試しにと、私は先程土を耕した時に出てきた、少し濁った紫色をした水晶の様な物を鑑定します。
色付きの水晶ならお金に換金できますし、拾って行くのが正解でしょうからね。
「鑑定………はぁ、灯台下暗しですか…」
私はほんのり紫色をした岩塩を手に入れていました。
先にわかっていれば、今食べたウサギももっと美味しくいただけたのに、残念です。
鑑定はこまめにした方が良さそうですね。
日が暮れるまで歩き、今日寝る場所を決めると、シナトラが鳥を三羽、そして卵を四つ獲ってきてくれました。
鳥は捌いて、卵は茹で卵にします。
塩が手に入って良かったです。
目玉焼きはフライパンか、油が手に入ってからですね。
鳥肉は、「調理」と唱えた時に、チャックが採ってきてくれた果物が一緒に視界に入ったからか、頭に浮かぶまま手を動かしていきます。
一口大に切った鳥肉を塩で下味を付けて、水を入れた鍋の中に小鍋を入れて、そこに肉を入れ蓋をし、蒸し焼きにします。
グミに似た木の実を潰して、蒸しあがった鶏肉にかけますと、【名も知らぬ野鳥の蒸し焼き、見たことのない木の実のソースを添えて】とでも言いましょうか。
ふふふ、料理なんて一切作れなかった私ですのに、この調理スキルという物はなんて素晴らしいのでしょう。
鳥肉はとても脂身が多かったのですけど、蒸すことによって適度に油が抜け、そこに酸味のある木の実のソースが合い、とても美味しいです。
「ナニコレ?これ何?
この大声鳥いつも一匹食べたら胸がむかむかしてたのに、めっちゃ美味しい!なんで⁈」
シナトラが大喜びです。
作った私も大満足です。
そんな私達を見ていたチャックが、私の皿から鳥肉のかけらを取り、口にしました。
あ、共喰いでは………。
「え?ちょぅと、なんでこんなに美味しいの?
訳わかんないんだけど!
お肉がこんなに美味しいなんて聞いてないし!
ちょっと!なんでオレの分が無いの⁈
ちゃんとオレにも作ってよ!
なんなの、仲間外れなの⁈」
…………お肉は食べないと言ったのはチャック……、いえ、そうですね、仲間外れは良くないですね。
次からは何を作る時も三人分準備しましょう。
今日は肉を調理したので、寝る前にクリーンの魔法をかけてもらい、スッキリしてから就寝です。
夜は冷えますが、三人で寝るととても暖かいですねえ。
おやすみなさい。
16
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説

元勇者、魔王の娘を育てる~血の繋がらない父と娘が過ごす日々~
雪野湯
ファンタジー
勇者ジルドランは少年勇者に称号を奪われ、一介の戦士となり辺境へと飛ばされた。
新たな勤務地へ向かう途中、赤子を守り戦う女性と遭遇。
助けに入るのだが、女性は命を落としてしまう。
彼女の死の間際に、彼は赤子を託されて事情を知る。
『魔王は殺され、新たな魔王となった者が魔王の血筋を粛清している』と。
女性が守ろうとしていた赤子は魔王の血筋――魔王の娘。
この赤子に頼れるものはなく、守ってやれるのは元勇者のジルドランのみ。
だから彼は、赤子を守ると決めて娘として迎え入れた。
ジルドランは赤子を守るために、人間と魔族が共存する村があるという噂を頼ってそこへ向かう。
噂は本当であり両種族が共存する村はあったのだが――その村は村でありながら軍事力は一国家並みと異様。
その資金源も目的もわからない。
不審に思いつつも、頼る場所のない彼はこの村の一員となった。
その村で彼は子育てに苦労しながらも、それに楽しさを重ねて毎日を過ごす。
だが、ジルドランは人間。娘は魔族。
血が繋がっていないことは明白。
いずれ真実を娘に伝えなければならない、王族の血を引く魔王の娘であることを。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

150年後の敵国に転生した大将軍
mio
ファンタジー
「大将軍は150年後の世界に再び生まれる」から少しタイトルを変更しました。
ツーラルク皇国大将軍『ラルヘ』。
彼は隣国アルフェスラン王国との戦いにおいて、その圧倒的な強さで多くの功績を残した。仲間を失い、部下を失い、家族を失っていくなか、それでも彼は主であり親友である皇帝のために戦い続けた。しかし、最後は皇帝の元を去ったのち、自宅にてその命を落とす。
それから約150年後。彼は何者かの意思により『アラミレーテ』として、自分が攻め入った国の辺境伯次男として新たに生まれ変わった。
『アラミレーテ』として生きていくこととなった彼には『ラルヘ』にあった剣の才は皆無だった。しかし、その代わりに与えられていたのはまた別の才能で……。
他サイトでも公開しています。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

【完結】二度目の人生、君ともう一度!〜彼女を守りたいだけなのに〜
トト
ファンタジー
震災で愛する彼女を助けられずに死んでしまったユアン。しかし気がつくと12歳に。
今度こそ幸せな未来のため、幼馴染みの指導のもと体を鍛えてゆく。だが彼女と歩んだ未来はどんどんズレていくばかり。それどころか、苦手だった公爵令嬢やアクの強い魔法道具研究所の面々の厄介ごとに巻き込まれていく。
それでも君を守りたい。もう一度君と生きていきたい。
すれ違った二人の運命は修正できるのか。
君を思う心だけは誰にも負けない一途な男の奮闘記。
カクヨム掲載の「二度目の人生、君ともう一度!」の改稿版です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる