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ヒロイン 1
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私、ミルファ、もうすぐ16歳の女の子。
晴れた青空の様な瞳と、緩くウェーブしたピンクの髪の女の子。
下町でお母さんと二人暮らしだったのに、教会での成人の儀式で光魔法が使える事が分かったの。
そしてその時薄っすらとだけど、前世の記憶が蘇ったのよ。
私は前世、別の世界の日本と言う国で、シャチクと言う仕事をしていた24歳。
仕事の帰り道、歩きながらスマホというモノでアプリゲームとか言うものをやってたら、シャドウと言うところに出ちゃって、クルマと言うものに跳ねられちゃって死んじゃったみたい。
状況は分かるけど、生まれる前の記憶って、15年以上前の記憶でしょ?
本当に薄っすらしかわかんないの。
ただハッキリ分かっているのは、この世界は、死ぬ直前にやっていたアプリゲームと言う遊戯の世界で、私はそこの主人公、ヒロインだって事。
これから父親である男爵様が迎えに来て、私はそこの庶子と認められ、マナーを学んで16歳になったら、2年間王立学園に通うことになるの。
そこで登場人物である【攻略対象】の美青年…イケメンというんだっけ?に出会って、恋をして、そのうちの誰かと、または全員と結ばれるって事。
学園で【イベント】と言う出来事をこなしていくと、【好感度】と言うものが上がって行って、イケメン達は私にメロメロになるのって凄くない⁈
選択肢さえ間違えなければ、公爵様や騎士様、王子様さえ私にメロメロになるのよ?
私の相手は確か、一学年上の王子様、宰相様の跡取り息子さん、同じ学年の騎士団長の次男さん、公爵家の跡取りさん、魔法の才能が有り飛び級で入学してくる二つ年下の男の子、それと保健室の先生の6人。
前世の私はよく、
「テンプレ過ぎだけど、キャラ絵とボイスが神過ぎて沼る。
課金天井上等、スキンコンプしてやる!
何のために社畜ってると思ってんの、課金の為よ!」
とか言ってたけど、意味が今ひとつわかんない。
さあ、男爵家からお迎えの馬車が来たわ。
私は今日から、ミルファ・ドルシュド としてイイ男に囲まれた、キャッキャウフフの生活を送るのよ!
さあ、来なさいイケメン達よ!
晴れた青空の様な瞳と、緩くウェーブしたピンクの髪の女の子。
下町でお母さんと二人暮らしだったのに、教会での成人の儀式で光魔法が使える事が分かったの。
そしてその時薄っすらとだけど、前世の記憶が蘇ったのよ。
私は前世、別の世界の日本と言う国で、シャチクと言う仕事をしていた24歳。
仕事の帰り道、歩きながらスマホというモノでアプリゲームとか言うものをやってたら、シャドウと言うところに出ちゃって、クルマと言うものに跳ねられちゃって死んじゃったみたい。
状況は分かるけど、生まれる前の記憶って、15年以上前の記憶でしょ?
本当に薄っすらしかわかんないの。
ただハッキリ分かっているのは、この世界は、死ぬ直前にやっていたアプリゲームと言う遊戯の世界で、私はそこの主人公、ヒロインだって事。
これから父親である男爵様が迎えに来て、私はそこの庶子と認められ、マナーを学んで16歳になったら、2年間王立学園に通うことになるの。
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学園で【イベント】と言う出来事をこなしていくと、【好感度】と言うものが上がって行って、イケメン達は私にメロメロになるのって凄くない⁈
選択肢さえ間違えなければ、公爵様や騎士様、王子様さえ私にメロメロになるのよ?
私の相手は確か、一学年上の王子様、宰相様の跡取り息子さん、同じ学年の騎士団長の次男さん、公爵家の跡取りさん、魔法の才能が有り飛び級で入学してくる二つ年下の男の子、それと保健室の先生の6人。
前世の私はよく、
「テンプレ過ぎだけど、キャラ絵とボイスが神過ぎて沼る。
課金天井上等、スキンコンプしてやる!
何のために社畜ってると思ってんの、課金の為よ!」
とか言ってたけど、意味が今ひとつわかんない。
さあ、男爵家からお迎えの馬車が来たわ。
私は今日から、ミルファ・ドルシュド としてイイ男に囲まれた、キャッキャウフフの生活を送るのよ!
さあ、来なさいイケメン達よ!
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