【R18】ひかれ

カケラシティー

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⑰エピローグ

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 山路有司は公園のベンチでひたすら自分のペニスをしごいていた。
 
 左手に持つスマホの動画は、相変わらず佐々峰愛梨と柊木聡のセックスの動画が再生されている。

 道端には沢山の精液が散らばっている。次第に勢いを無くして射出されていくそれはズボンにダラリとたれて指先もベトベトになっていた。

 動画の音声が、着信の呼び出し音に変わる。イヤホンマイクが自動的に応答し通話が始まった。

「有司君頑張ってる?今何回目?」
「7回目…」
「すごい!新記録じゃん!」
「うん…」
「あと3回で目標の10回到達だね!」
「うっ…うん…」
「出来そう?頑張れる?」
「うん…」
「そうだよね!有司君は私でオナニーするの大好きだもんね!」
「……」
「あれ?違うの?」
「愛梨…どこで見てるの……」
「見てるよ。有司君の恥ずかしいオナニー ずっと見てるよ」
「もう…限界…」
「へえ。もう私じゃオナニー出来ないんだ。飽きちゃったんだ」
「そ!そんなこと!」
「そうだよね!いっつも見てるんだもんね」
「うん…もちろん」
「よーし、じゃあそれを証明してみよー」

 人はあっさり沼にハマる。思いがけずハマる。気をつけていてもハマる。そして、自らそこにハマる

「ほら!有司君頑張れ!」
「うっうっうっ」
「はい!しーこ!しーこ!しーこ!しーこ!」

 山路有司の最近ではこれが日課だ。

おわり
 
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