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①プロローグ
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山路有司は、広い森林公園のベンチに腰を下ろした。
ポケットからスマホを取り出し、イヤホンをそれに繋ぐと、画面のアイコンを操作して動画を立ち上げた。
イヤホンからは、もうすっかり耳に馴染んだ喘ぎ声が聞こえてくる。
『あーっ!だめ!だめえええ!』
画面上で、喘ぎ悶える佐々峰愛梨を後ろから容赦なく責めているのは柊木聡だ。
2人とも有司のかつてのクラスメイトだった。
微かに2人の気配が残るこの公園で、この動画を見るのは有司にとって、もはや日課に近くなっていた。
かつて、ひたすらなまでにその身を焦がし、熱を放射し続けた存在を画面上でひたすらなぞる事しか有司には出来ない。
まるで消えて無くなる星のように、鮮烈で驚異的な光を有司に浴びせながら、その姿をゼロになるまで圧縮して、更にその後も有司の心を圧倒的な重力で縛り付けている。
人がいない日の暮れた公園のベンチ。有司は脈打つ自分のペニスを取り出すと、動画を見ながらそれをしごき、精液を地面へと飛ばした。
ポケットからスマホを取り出し、イヤホンをそれに繋ぐと、画面のアイコンを操作して動画を立ち上げた。
イヤホンからは、もうすっかり耳に馴染んだ喘ぎ声が聞こえてくる。
『あーっ!だめ!だめえええ!』
画面上で、喘ぎ悶える佐々峰愛梨を後ろから容赦なく責めているのは柊木聡だ。
2人とも有司のかつてのクラスメイトだった。
微かに2人の気配が残るこの公園で、この動画を見るのは有司にとって、もはや日課に近くなっていた。
かつて、ひたすらなまでにその身を焦がし、熱を放射し続けた存在を画面上でひたすらなぞる事しか有司には出来ない。
まるで消えて無くなる星のように、鮮烈で驚異的な光を有司に浴びせながら、その姿をゼロになるまで圧縮して、更にその後も有司の心を圧倒的な重力で縛り付けている。
人がいない日の暮れた公園のベンチ。有司は脈打つ自分のペニスを取り出すと、動画を見ながらそれをしごき、精液を地面へと飛ばした。
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