17 / 17
攻略1*攻略対象者たちと仲良くしましょう*
ディーン・キャベル・アストラル<シルビア目線>
しおりを挟む
九歳の誕生日を過ぎたある日だった。お父様に呼ばれ、執務室で婚約の話を聞いたのは。
貴族の娘として、政略結婚は義務であり、責務だ。どんな相手だとしても、異論はなかった。
私は、ディーン・キャベル・アストラル、この国の第一王子の婚約者として選ばれたことを、淡々と聞いていた。
顔合わせは、一ヶ月後。色々と準備をしていたら、一ヶ月など、あっという間だった。
当日、馬車に揺られ、王城の門をくぐる。
この国の第一王子に会うのだから、それなりに緊張している。
淑女教育で、ある程度の感情は表に出すことはないけど、無表情すぎる、と先生に言われた事をこんな時に思い出す。
…正直、憂鬱だ。こんな無表情の女が婚約者なんて、第一王子も可哀想だ。
王城に着くと、執事とメイド達が出迎えてくれ、第一王子の応接室へと案内してくれた。
「こちらでお待ち下さい。殿下がもう間も無くお越しになります」
「はい。案内、ありがとう」
執事が下がり、応接室に一人になる。この時間にディーン殿下がどのような人なのか、思い出しながら復習しておこう。
たしか、小さな頃から賢かった為、早くに王族教育をされていた。剣術も得意。さらには周りをよく見ておられ、優しいお方で王子として非の打ち所がないと、珍しくお父様がお褒めになっていた。
本当に聡明な方だと、お父様に念を押されて説明された。
それは、もう、信者ですか?と、問いたくなるくらいに。
とにかく、素晴らしいお方なのは分かったけど、本当に私などで良いのか。
兄と混じって剣術は学んでるし、お転婆だとは自分でも理解している。
そんな不安に胸を一杯にしていると、扉をノックされる音が聞こえた。
「ディーン殿下、ご到着いたしました」
扉を開けるタイミングに合わせて、ディーン殿下に向きなおり、カーテシーをする。
「アストラルの剣に栄光を。お初にお目にかかります、ディーン殿下。シルビア・ペルカでございます」
「…あぁ。待たせて悪かったな。ペルカ嬢」
「いえ。私が早く着いてしまっただけです」
緊張で、手が震える。声だけで、分かってしまう。
物腰が柔らかく、私を気遣ってくださるお言葉。お父様の言う通り、ディーン殿下は素晴らしいお方なのだと理解した。
その後はディーン殿下にエスコートしてもらい、テラスへとお茶をしに行った。
隣を歩くディーン殿下を、少しちらっと盗み見る。ご尊顔も、兄上に引けをとらない、いえ、兄上よりも美しかった。王族にのみ現れる瞳。気づかれないよう、何回かに分けて盗み見ていた。
いつの間にか、不安は無くなり、代わりに胸の動悸が私を襲っていた。
お茶会は、私が緊張で一言も話せずにいた。それでも殿下が気を利かせてくださり、お互いの近況を話した。
一ヶ月後に剣術の訓練を見学させて頂くことを約束したけど、殿下と一度、手合わせしてみたい。そんな気持ちが抑えられなくなっていた。
…本当は、殿下に会いたかったのかも、しれない。
気付いたら、お茶会から一週間後に訓練場に突撃していた。
それでも殿下は嫌な顔をなさらず、尚且つ、道中の心配をして下さった。
……きゅん、と胸が痛くなった。嬉しかった。
そこからは、ヴィンセント様とジェイル様に教えを乞いながら訓練に参加させていただいた。
流石は殿下。剣術も見事で、全く勝てなかった。悔しかったけど、この人を守れるようもっと強くなる。そう、自分に誓いを立てた。
その後でのお茶会では、ジーク殿下がお一人で中庭で遊ばれているのを見つけ、お声をかけてみた。
「ジーク殿下でいらっしゃいますか?」
「…………だれ」
「アストラルの剣に栄光を。お初にお目にかかります、シルビア・ペルカでございます」
「……………えっ?!」
「どう、されましたか?」
「…いえ、兄上のご婚約者様、ですよね?」
「はい。そのディーン殿下とこれからお茶をするのですが、ご一緒されませんか?」
「……ぼくが行ったって、兄上は、困るかも」
「そんな事はございません。私の兄上は私が剣術の訓練に参加しても、困ったりはしていませんでしたよ?」
唖然としたお顔は、すごく可愛かった。どことなく、ディーン殿下に似ているな、とこんな時にも彼を考えてしまう。
もじもじされていたので、お手を拝借して、ジーク殿下をテラスへお連れした。
思った通り、ディーン殿下は弟君にお会いになれたこと、とても喜んでいました。
ただ、ジーク殿下が体調を崩され、そのままお茶会はお開きになってしまったけど。
それからは、淑女教育とさらには王子妃教育も始まって、忙しい日々を過ごしており、なかなか殿下と会う事が叶わなくなった。
会えなくなると、気持ちは募っていってしまう。何度かお会いしただけ。それなのに、ずっと彼を考えてしまう。
メイド達の恋バナを偶然聞いてしまった事があったけど、まさに、自分の今の状況が彼女達と酷似している。
これが恋、と断定するのは早急だと思うけど、ディーン殿下になら恋をしてみたい。
そう、思ってしまう。
そんなある日、ディーン殿下と授業の一環としてお忍びの視察をする事になった。
馬車の中でディーン殿下の向かいに座り、二人きりな事に、自分でも驚くくらい緊張してしまっていた。
そんな私に気付いたのか、ディーン殿下から声をかけてくださった。
「私は初めて行くんだ。民の暮らしや、父上たちの政策。それらを直に見られると思うと、昨日は眠れなかったよ」
なんと可愛らしいんだろう。確かによく見ると、目の下に少しだが隈ができていた。
眠れなかった殿下を想像すると、少し可笑しくて、いつの間にか緊張はほぐれていた。
しかし、彼にシルビィと呼ばれた瞬間は鼓動が速くなり、また緊張してしまった。
目的地の雑貨屋へ着くと、ディーン殿下が先に降りて、エスコートをして下さった。
けど…………。
「君にディーと呼ばれるのは心地いいな。これからもそう呼んでくれないか?」
「なっ!」
優しそうに微笑んで、そう言葉にする彼に心臓が跳ね上がり、気付いたら馬車の階段を踏み外してしまった。
しかし、予想した痛みはなく、しっかりと彼に抱き止められていた。
剣術で鍛えられていることが分かる体で、更にはいい匂いもする。鼓動が速くなって顔から火がでるほど恥ずかしかった。
その後は、ディーン殿下にエスコートしてもらい店内を視察する。
ふと、あるブレスレットが目に入った。
ガラスの色がディーン殿下の瞳の色そっくりで、更には金で装飾されている為、これもまたディーン殿下の髪色を連想させる。
食い入るように見てしまってたのだろうか、ディーン殿下がコレをプレゼントしてくださった。
「ディー、大事にします。ずっと」
照れたように頬をかく殿下を見て、愛おしい、と自然と思ってしまった。
もう、認めざるを得ない。私は、殿下を好きになってしまった。
自覚すると、一層ディーン殿下が輝いて見える。
とりあえず、このまま視察を続けるのは精神的にも落ち着きたかったので、二階でお茶する事を提案すると、殿下はすぐに連れて行ってくれた。
「いらっしゃいませ~!お席はあちらをお使いください」
「あぁ。ありが………」
迎えてくれた給仕の方は、ものすごく、美しい方だった。
言葉を詰まらせたような様子に、不思議に思うのと、不安な気持ちが入り混じる。
彼女のような方が、好みなのだろうか?
しかし、ズボンを履かれている。あの子は、男の子?女の子?
どちらにしろ、殿下の好みが、可愛らしい子であること、自分とは違うタイプな事にショックを受けた。
さっきまでの嬉しい気持ちが一瞬にして消えてしまった。
貴族の娘として、政略結婚は義務であり、責務だ。どんな相手だとしても、異論はなかった。
私は、ディーン・キャベル・アストラル、この国の第一王子の婚約者として選ばれたことを、淡々と聞いていた。
顔合わせは、一ヶ月後。色々と準備をしていたら、一ヶ月など、あっという間だった。
当日、馬車に揺られ、王城の門をくぐる。
この国の第一王子に会うのだから、それなりに緊張している。
淑女教育で、ある程度の感情は表に出すことはないけど、無表情すぎる、と先生に言われた事をこんな時に思い出す。
…正直、憂鬱だ。こんな無表情の女が婚約者なんて、第一王子も可哀想だ。
王城に着くと、執事とメイド達が出迎えてくれ、第一王子の応接室へと案内してくれた。
「こちらでお待ち下さい。殿下がもう間も無くお越しになります」
「はい。案内、ありがとう」
執事が下がり、応接室に一人になる。この時間にディーン殿下がどのような人なのか、思い出しながら復習しておこう。
たしか、小さな頃から賢かった為、早くに王族教育をされていた。剣術も得意。さらには周りをよく見ておられ、優しいお方で王子として非の打ち所がないと、珍しくお父様がお褒めになっていた。
本当に聡明な方だと、お父様に念を押されて説明された。
それは、もう、信者ですか?と、問いたくなるくらいに。
とにかく、素晴らしいお方なのは分かったけど、本当に私などで良いのか。
兄と混じって剣術は学んでるし、お転婆だとは自分でも理解している。
そんな不安に胸を一杯にしていると、扉をノックされる音が聞こえた。
「ディーン殿下、ご到着いたしました」
扉を開けるタイミングに合わせて、ディーン殿下に向きなおり、カーテシーをする。
「アストラルの剣に栄光を。お初にお目にかかります、ディーン殿下。シルビア・ペルカでございます」
「…あぁ。待たせて悪かったな。ペルカ嬢」
「いえ。私が早く着いてしまっただけです」
緊張で、手が震える。声だけで、分かってしまう。
物腰が柔らかく、私を気遣ってくださるお言葉。お父様の言う通り、ディーン殿下は素晴らしいお方なのだと理解した。
その後はディーン殿下にエスコートしてもらい、テラスへとお茶をしに行った。
隣を歩くディーン殿下を、少しちらっと盗み見る。ご尊顔も、兄上に引けをとらない、いえ、兄上よりも美しかった。王族にのみ現れる瞳。気づかれないよう、何回かに分けて盗み見ていた。
いつの間にか、不安は無くなり、代わりに胸の動悸が私を襲っていた。
お茶会は、私が緊張で一言も話せずにいた。それでも殿下が気を利かせてくださり、お互いの近況を話した。
一ヶ月後に剣術の訓練を見学させて頂くことを約束したけど、殿下と一度、手合わせしてみたい。そんな気持ちが抑えられなくなっていた。
…本当は、殿下に会いたかったのかも、しれない。
気付いたら、お茶会から一週間後に訓練場に突撃していた。
それでも殿下は嫌な顔をなさらず、尚且つ、道中の心配をして下さった。
……きゅん、と胸が痛くなった。嬉しかった。
そこからは、ヴィンセント様とジェイル様に教えを乞いながら訓練に参加させていただいた。
流石は殿下。剣術も見事で、全く勝てなかった。悔しかったけど、この人を守れるようもっと強くなる。そう、自分に誓いを立てた。
その後でのお茶会では、ジーク殿下がお一人で中庭で遊ばれているのを見つけ、お声をかけてみた。
「ジーク殿下でいらっしゃいますか?」
「…………だれ」
「アストラルの剣に栄光を。お初にお目にかかります、シルビア・ペルカでございます」
「……………えっ?!」
「どう、されましたか?」
「…いえ、兄上のご婚約者様、ですよね?」
「はい。そのディーン殿下とこれからお茶をするのですが、ご一緒されませんか?」
「……ぼくが行ったって、兄上は、困るかも」
「そんな事はございません。私の兄上は私が剣術の訓練に参加しても、困ったりはしていませんでしたよ?」
唖然としたお顔は、すごく可愛かった。どことなく、ディーン殿下に似ているな、とこんな時にも彼を考えてしまう。
もじもじされていたので、お手を拝借して、ジーク殿下をテラスへお連れした。
思った通り、ディーン殿下は弟君にお会いになれたこと、とても喜んでいました。
ただ、ジーク殿下が体調を崩され、そのままお茶会はお開きになってしまったけど。
それからは、淑女教育とさらには王子妃教育も始まって、忙しい日々を過ごしており、なかなか殿下と会う事が叶わなくなった。
会えなくなると、気持ちは募っていってしまう。何度かお会いしただけ。それなのに、ずっと彼を考えてしまう。
メイド達の恋バナを偶然聞いてしまった事があったけど、まさに、自分の今の状況が彼女達と酷似している。
これが恋、と断定するのは早急だと思うけど、ディーン殿下になら恋をしてみたい。
そう、思ってしまう。
そんなある日、ディーン殿下と授業の一環としてお忍びの視察をする事になった。
馬車の中でディーン殿下の向かいに座り、二人きりな事に、自分でも驚くくらい緊張してしまっていた。
そんな私に気付いたのか、ディーン殿下から声をかけてくださった。
「私は初めて行くんだ。民の暮らしや、父上たちの政策。それらを直に見られると思うと、昨日は眠れなかったよ」
なんと可愛らしいんだろう。確かによく見ると、目の下に少しだが隈ができていた。
眠れなかった殿下を想像すると、少し可笑しくて、いつの間にか緊張はほぐれていた。
しかし、彼にシルビィと呼ばれた瞬間は鼓動が速くなり、また緊張してしまった。
目的地の雑貨屋へ着くと、ディーン殿下が先に降りて、エスコートをして下さった。
けど…………。
「君にディーと呼ばれるのは心地いいな。これからもそう呼んでくれないか?」
「なっ!」
優しそうに微笑んで、そう言葉にする彼に心臓が跳ね上がり、気付いたら馬車の階段を踏み外してしまった。
しかし、予想した痛みはなく、しっかりと彼に抱き止められていた。
剣術で鍛えられていることが分かる体で、更にはいい匂いもする。鼓動が速くなって顔から火がでるほど恥ずかしかった。
その後は、ディーン殿下にエスコートしてもらい店内を視察する。
ふと、あるブレスレットが目に入った。
ガラスの色がディーン殿下の瞳の色そっくりで、更には金で装飾されている為、これもまたディーン殿下の髪色を連想させる。
食い入るように見てしまってたのだろうか、ディーン殿下がコレをプレゼントしてくださった。
「ディー、大事にします。ずっと」
照れたように頬をかく殿下を見て、愛おしい、と自然と思ってしまった。
もう、認めざるを得ない。私は、殿下を好きになってしまった。
自覚すると、一層ディーン殿下が輝いて見える。
とりあえず、このまま視察を続けるのは精神的にも落ち着きたかったので、二階でお茶する事を提案すると、殿下はすぐに連れて行ってくれた。
「いらっしゃいませ~!お席はあちらをお使いください」
「あぁ。ありが………」
迎えてくれた給仕の方は、ものすごく、美しい方だった。
言葉を詰まらせたような様子に、不思議に思うのと、不安な気持ちが入り混じる。
彼女のような方が、好みなのだろうか?
しかし、ズボンを履かれている。あの子は、男の子?女の子?
どちらにしろ、殿下の好みが、可愛らしい子であること、自分とは違うタイプな事にショックを受けた。
さっきまでの嬉しい気持ちが一瞬にして消えてしまった。
0
お気に入りに追加
13
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。

誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。

(総愛され予定の)悪役令嬢は、私利私欲で魔法界滅亡を救いたい!
待鳥園子
ファンタジー
魔法学園乙女ゲームの悪役令嬢に転生したロゼッタ。
ゲーム開始に主役二人は出会わなかったし恋愛イベントも起こらず、期待していた美麗スチルのような場面だって観ることもない。ただ淡々と、魔法学園の学生としての日常が流れていくだけ。
ヒロインフローラが攻略対象者たちと絡まないのだから、恋路を邪魔する悪役令嬢ロゼッタの出番なんてあるはずがなかった。
「乙女ゲームの世界に転生したはずなのに、何もイベント起こらないんだけど?」
ゲームが一ミリも一切進行せずに困惑するロゼッタだったが、ある日、ゲーム終了時に魔法界存亡の危機になる事態はどうなるの? と、やがて気がついて……。
※話の区切りの良い第一部完結まで毎日更新します。

乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか〜
ひろのひまり
恋愛
生まれ変わったらそこは異世界だった。
沢山の魔力に助けられ生まれてこれた主人公リリィ。彼女がこれから生きる世界は所謂乙女ゲームと呼ばれるファンタジーな世界である。
だが、彼女はそんな情報を知るよしもなく、ただ普通に過ごしているだけだった。が、何故か無関係なはずなのに乙女ゲーム関係者達、攻略対象者、悪役令嬢等を無自覚に誑かせて関わってしまうというお話です。
モブなのに魔法チート。
転生者なのにモブのド素人。
ゲームの始まりまでに時間がかかると思います。
異世界転生書いてみたくて書いてみました。
投稿はゆっくりになると思います。
本当のタイトルは
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙女ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか?〜
文字数オーバーで少しだけ変えています。
なろう様、ツギクル様にも掲載しています。


このやってられない世界で
みなせ
ファンタジー
筋肉馬鹿にビンタをくらって、前世を思い出した。
悪役令嬢・キーラになったらしいけど、
そのフラグは初っ端に折れてしまった。
主人公のヒロインをそっちのけの、
よく分からなくなった乙女ゲームの世界で、
王子様に捕まってしまったキーラは
楽しく生き残ることができるのか。

乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました! でもそこはすでに断罪後の世界でした
ひなクラゲ
恋愛
突然ですが私は転生者…
ここは乙女ゲームの世界
そして私は悪役令嬢でした…
出来ればこんな時に思い出したくなかった
だってここは全てが終わった世界…
悪役令嬢が断罪された後の世界なんですもの……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる