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第3部(終章)
『月代恋月記』
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月代の里は、風光明媚な避暑地として、その名が知られている。
もう一つ、巷で流行りの恋愛小説の中で、主人公が意中の相手と出会う舞台も、月代の里だ。
「主人公の乙女が華鏡湖のほとりで睡蓮という美しい人に出会い惹かれていくのですが、実は彼は人ではなくて湖に住む花の精なんです」
花鶏は車中の三人に向かって『月代恋月記』がいかに心に響く純愛か、睡蓮という人がどれほ情が深く魅力的な人物か、熱心に解説していた。
「屏風意匠に『採蓮図』というのがあるでしょう? 蓮は恋とかけることが出来ますから、……睡蓮はその名の通り、恋に命をかけた人なんですよ」
皇室に熱心なファンがいると知ったら作者も喜ぶだろう。にしても……。
「花鶏様は男性の方なのに、色恋小説をお読みになるのですね」
馬車の中、蘇芳の斜め前、つまり花鶏の隣に座ったはつりが、意外そうな顔をした。
「先生が書を読むことは心を豊かにすると仰ったので。ただ、この本は特に昔から思い入れが深いのです」
「なぜですか?」
花鶏は本の表紙を顔の前に掲げ、ちら、と蘇芳を見遣った。
「睡蓮という人の描写が、どことなく先生に似ているのです。なので子供の頃、先生とお会いできない日はこれを読んで寂しさを紛らわせておりました」
蘇芳と、その横に座った波瀬は、同時に引き攣った表情を浮かべた。
今の話の流れで、なぜ蘇芳の名前を出してそんなにも頬を染めて目を潤ませているのか。
波瀬の顔は、間違いなくそう訴えていた。
はつりの方は、蘇芳の顔と花鶏を交互に視ながら、無邪気に笑っている。
「お二人は本当に仲がいいんですね、雨月様が言っていた通り」
「ええ、それはもう。先生と私は切っても切れない深い仲ですから」
ゲホン、と咳をした。蘇芳は表情筋に力を入れて、努めて仕事モードを意識している。花鶏がにこにこしながら意味深なことを言うたび、ひやひやしながら、はつりの顔色を窺っているのをバレたくないからだ。
「殿下、それにはつり様も。お二人とも我が国にとって大事な御身ですから、里に到着したら私の指示に従ってくださいね。特に殿下、カデンルラの時のように勝手に一人歩きされぬよう。それと、お二人の身分を隠していますから、人前では別の名前で呼ばせていただきます」
蘇芳がはつりを見ると、表情に緊張が走った。
「はつり様を……りつ様としましょうか。それから殿下は」
「先生でしたら、私のことは沙羅と呼んでください」
「女子の名前なので、できればもうちょっと貴族の子弟に多いようなのがいいんですが……」
「『月代恋月記』の主人公の名前なんです」
何故かはにかんで答える花鶏に、ますます理由が分からず困惑した。
(なんで自己投影の先が男側じゃなくヒロインなんだ、この子は)
「……そこは睡蓮じゃなくていいんですか?」
「睡蓮は、私の中では先生なので、恐れ多くて」
竹の水筒にいれた茶を飲もうとしていた波瀬が隣で噴き出した。蘇芳はさっと袖を掲げて、花鶏達にかからないようにしてやる。
「波瀬、殿下と姫の前だぞ」
「し、失礼しました、蘇芳殿」
頭を掻きながら、波瀬が謝る。
「ええと、いいんじゃないですかね。里でわざわざ睡蓮を名乗ると、住人はさすがに偽名だと思うでしょ。沙羅はよくある名前ですから」
蘇芳はため息を吐いた。
「では、そのように。お二人とも、私のことは波瀬を真似して蘇芳殿、と」
「いつものように先生では?」
「ああ、そうですね。それでも構いませんが」
花鶏は隣のはつりの方を向いた。
「では、はつり殿は蘇芳殿と呼んでください。彼を先生と呼んでいいのは私だけという、後宮の掟があるので」
「そんなものがあるんですか?」
「あります。帰ったら雨月兄上に聞いてみてください」
波瀬が隣でまた咽た。こんな会話を、都を出てからかれこれ三時間は聞かされている。
「波瀬、いい加減に」
咎める蘇芳に向かって、波瀬が声を潜めて唸る。
「いやだって、無理ですよ……ちょっと会わないうちに、あんたらの間に何があったんだ。殿下は誰に何を牽制してるんだよ」
ちょうど馬車が悪路に入ったのか、ガタゴトと揺れ車輪の音もうるさい。音に紛れるように、波瀬はこそこそと耳打ちした。野外のせいか、改まった口調が崩れている。
「殿下は愛読書に感情移入しているだけだ。私とは関係ない」
「さては、あの本読んだことないだろ。沙羅殿に借りて読んでみろよ」
波瀬はにやにやと質の悪い笑みを浮かべた。
「私は冒険譚の方が好きだ。気分がすかっとする復讐ものとか」
「恋物語を読んで沙羅殿のお気持ちに気付いてやれ。そんで袖にする時は遺恨が残らないようにな。相手は皇族なんだから」
蘇芳は目を見開いて、波瀬を凝視した。波瀬はうんうん、と知った風にひとり頷いている。
どうやら冗談のようだが、本人も知らないうちに的を射ているとは思うまい。
(なんならもう既にデキてるわけなんだけど……)
馬車が石を踏んで大きく揺れた。座面から転げそうになった蘇芳を、波瀬が抱き留めた。
「おっと、危ない!殿、じゃなくて沙羅殿も、大丈夫ですか」
「……ああ」
花鶏は、とっさに伸ばした腕が蘇芳に届く前に、横から倒れ込んできたはつりを抱き留める形になっていた。
波瀬に支えられた蘇芳と、はつりを抱き留めた花鶏の視線が交差した。
こほん、と咳をして蘇芳は身を起こす。空咳のしすぎで、本当に喉が痛くなってきた。
「ありがとう、波瀬。お二人も気を付けて。都のように道が舗装されていませんから。この先は川に出たら船に乗り換えますよ」
長旅だ。しかもお忍びのようなものなので、馬車も皇族が使う広々足を伸ばせる類ではない。尻が痛くなってきた。
はつりが身を起こし、そっと花鶏から離れた。
「ぜんぜん平気です、いざとなれば荷物を持って歩きますから。お城の外に出れたの久々だから嬉しい……ちょっと歩くだけでも神輿に乗せようとしてくるんですよ」
意外だった。そんな風に後宮の暮らしを思っていたとは。きれいな洋服や宝石、若い娘のあこがれに囲まれて華やかに暮らしていると思っていた。
はつりは蘇芳の視線に気づいて、気まずい顔をした。
「ごめんなさい、悪口じゃないんです。でも、何にもさせて貰えなくて、ただ重たい服を着てぼんやり過ごすのって、思ったより大変なんですね。父さんたちの商売を手伝ってた時は、一日があっという間に過ぎたのに」
自嘲するような言い方だった。
「あたし、琴を弾いたり刺繍をするより、身体を動かしてる方が性に合うみたいです」
「はつり様は……ご両親とは」
「血はつながってません。あたし、奴婢の出なんです。雇い主の家から母と逃げたあと、子供を亡くしたばかりの今の両親が、母から買ったんです。笑っちゃいますよね、そんなのが巫女姫様って。なんにもできないのに」
蘇芳は首を振った。
「それについては、こちらに落ち度があります。貴女の神力について、我々が無知で把握しきれていないからこそ、教え手もいなくて不安だったでしょう。お一人で、よく頑張って来られましたね」
はつりは少しだけ目を潤ませると、ぐすっと鼻を鳴らした。
(原作と印象が違うけど、この子は強くて良い子みたいだな……)
原作では雨月と出会うまで奴婢だったヒロインと異なり、経緯はともかく、家族という居場所を得て今まで頑張ってきたのだろう。地に足を付けた生活から、いきなり巫女姫様なんて呼ばれて後宮に放り込まれ、第一皇子の妃にされるわ、それが元で虐められるわ……本人からしたらはた迷惑に尽きる話だ。もしかすると、それが原因で、雨月とのロマンスどころではなかったのだろうか。
(俺が介入してるせいか?)
まるでバタフライエフェクトだ。かといって、蘇芳だってこの世界に生きているのだから、干渉を止めるわけにいかない。カデンルラで灯篭を海に流した夜、元の世界への未練より、花鶏の横で生きる願望を選んだのだから。
(花鶏だって、あのまま江雪の所に居て味方が誰もいなかったら……)
黒曜宮で帰りを待つ人が誰もいない生活。心を病んで虐王として主人公たちに討たれる最期。考えただけで胸が軋んだ。
雨月の顔を思い浮かべた。
(俺がもてる愛情のすべてが花鶏に吸いつくされるために蓄えてある)
花鶏はそれでも不安だ、もっと寄越せと強請るような飢えた性分をしている。これは花鶏を可愛く思う感情とは別に、長年彼を見てきたからこそ言える冷静な観察結果だった。
(雨月がどういうつもりで、俺にああ言ったのか分からないけど……)
花鶏が本気で雨月に怒りを向ける前に、その関心を断ってしまわなくてはいけない。雨月と花鶏の対立だけは、蘇芳がもっとも望まないことだった。
もう一つ、巷で流行りの恋愛小説の中で、主人公が意中の相手と出会う舞台も、月代の里だ。
「主人公の乙女が華鏡湖のほとりで睡蓮という美しい人に出会い惹かれていくのですが、実は彼は人ではなくて湖に住む花の精なんです」
花鶏は車中の三人に向かって『月代恋月記』がいかに心に響く純愛か、睡蓮という人がどれほ情が深く魅力的な人物か、熱心に解説していた。
「屏風意匠に『採蓮図』というのがあるでしょう? 蓮は恋とかけることが出来ますから、……睡蓮はその名の通り、恋に命をかけた人なんですよ」
皇室に熱心なファンがいると知ったら作者も喜ぶだろう。にしても……。
「花鶏様は男性の方なのに、色恋小説をお読みになるのですね」
馬車の中、蘇芳の斜め前、つまり花鶏の隣に座ったはつりが、意外そうな顔をした。
「先生が書を読むことは心を豊かにすると仰ったので。ただ、この本は特に昔から思い入れが深いのです」
「なぜですか?」
花鶏は本の表紙を顔の前に掲げ、ちら、と蘇芳を見遣った。
「睡蓮という人の描写が、どことなく先生に似ているのです。なので子供の頃、先生とお会いできない日はこれを読んで寂しさを紛らわせておりました」
蘇芳と、その横に座った波瀬は、同時に引き攣った表情を浮かべた。
今の話の流れで、なぜ蘇芳の名前を出してそんなにも頬を染めて目を潤ませているのか。
波瀬の顔は、間違いなくそう訴えていた。
はつりの方は、蘇芳の顔と花鶏を交互に視ながら、無邪気に笑っている。
「お二人は本当に仲がいいんですね、雨月様が言っていた通り」
「ええ、それはもう。先生と私は切っても切れない深い仲ですから」
ゲホン、と咳をした。蘇芳は表情筋に力を入れて、努めて仕事モードを意識している。花鶏がにこにこしながら意味深なことを言うたび、ひやひやしながら、はつりの顔色を窺っているのをバレたくないからだ。
「殿下、それにはつり様も。お二人とも我が国にとって大事な御身ですから、里に到着したら私の指示に従ってくださいね。特に殿下、カデンルラの時のように勝手に一人歩きされぬよう。それと、お二人の身分を隠していますから、人前では別の名前で呼ばせていただきます」
蘇芳がはつりを見ると、表情に緊張が走った。
「はつり様を……りつ様としましょうか。それから殿下は」
「先生でしたら、私のことは沙羅と呼んでください」
「女子の名前なので、できればもうちょっと貴族の子弟に多いようなのがいいんですが……」
「『月代恋月記』の主人公の名前なんです」
何故かはにかんで答える花鶏に、ますます理由が分からず困惑した。
(なんで自己投影の先が男側じゃなくヒロインなんだ、この子は)
「……そこは睡蓮じゃなくていいんですか?」
「睡蓮は、私の中では先生なので、恐れ多くて」
竹の水筒にいれた茶を飲もうとしていた波瀬が隣で噴き出した。蘇芳はさっと袖を掲げて、花鶏達にかからないようにしてやる。
「波瀬、殿下と姫の前だぞ」
「し、失礼しました、蘇芳殿」
頭を掻きながら、波瀬が謝る。
「ええと、いいんじゃないですかね。里でわざわざ睡蓮を名乗ると、住人はさすがに偽名だと思うでしょ。沙羅はよくある名前ですから」
蘇芳はため息を吐いた。
「では、そのように。お二人とも、私のことは波瀬を真似して蘇芳殿、と」
「いつものように先生では?」
「ああ、そうですね。それでも構いませんが」
花鶏は隣のはつりの方を向いた。
「では、はつり殿は蘇芳殿と呼んでください。彼を先生と呼んでいいのは私だけという、後宮の掟があるので」
「そんなものがあるんですか?」
「あります。帰ったら雨月兄上に聞いてみてください」
波瀬が隣でまた咽た。こんな会話を、都を出てからかれこれ三時間は聞かされている。
「波瀬、いい加減に」
咎める蘇芳に向かって、波瀬が声を潜めて唸る。
「いやだって、無理ですよ……ちょっと会わないうちに、あんたらの間に何があったんだ。殿下は誰に何を牽制してるんだよ」
ちょうど馬車が悪路に入ったのか、ガタゴトと揺れ車輪の音もうるさい。音に紛れるように、波瀬はこそこそと耳打ちした。野外のせいか、改まった口調が崩れている。
「殿下は愛読書に感情移入しているだけだ。私とは関係ない」
「さては、あの本読んだことないだろ。沙羅殿に借りて読んでみろよ」
波瀬はにやにやと質の悪い笑みを浮かべた。
「私は冒険譚の方が好きだ。気分がすかっとする復讐ものとか」
「恋物語を読んで沙羅殿のお気持ちに気付いてやれ。そんで袖にする時は遺恨が残らないようにな。相手は皇族なんだから」
蘇芳は目を見開いて、波瀬を凝視した。波瀬はうんうん、と知った風にひとり頷いている。
どうやら冗談のようだが、本人も知らないうちに的を射ているとは思うまい。
(なんならもう既にデキてるわけなんだけど……)
馬車が石を踏んで大きく揺れた。座面から転げそうになった蘇芳を、波瀬が抱き留めた。
「おっと、危ない!殿、じゃなくて沙羅殿も、大丈夫ですか」
「……ああ」
花鶏は、とっさに伸ばした腕が蘇芳に届く前に、横から倒れ込んできたはつりを抱き留める形になっていた。
波瀬に支えられた蘇芳と、はつりを抱き留めた花鶏の視線が交差した。
こほん、と咳をして蘇芳は身を起こす。空咳のしすぎで、本当に喉が痛くなってきた。
「ありがとう、波瀬。お二人も気を付けて。都のように道が舗装されていませんから。この先は川に出たら船に乗り換えますよ」
長旅だ。しかもお忍びのようなものなので、馬車も皇族が使う広々足を伸ばせる類ではない。尻が痛くなってきた。
はつりが身を起こし、そっと花鶏から離れた。
「ぜんぜん平気です、いざとなれば荷物を持って歩きますから。お城の外に出れたの久々だから嬉しい……ちょっと歩くだけでも神輿に乗せようとしてくるんですよ」
意外だった。そんな風に後宮の暮らしを思っていたとは。きれいな洋服や宝石、若い娘のあこがれに囲まれて華やかに暮らしていると思っていた。
はつりは蘇芳の視線に気づいて、気まずい顔をした。
「ごめんなさい、悪口じゃないんです。でも、何にもさせて貰えなくて、ただ重たい服を着てぼんやり過ごすのって、思ったより大変なんですね。父さんたちの商売を手伝ってた時は、一日があっという間に過ぎたのに」
自嘲するような言い方だった。
「あたし、琴を弾いたり刺繍をするより、身体を動かしてる方が性に合うみたいです」
「はつり様は……ご両親とは」
「血はつながってません。あたし、奴婢の出なんです。雇い主の家から母と逃げたあと、子供を亡くしたばかりの今の両親が、母から買ったんです。笑っちゃいますよね、そんなのが巫女姫様って。なんにもできないのに」
蘇芳は首を振った。
「それについては、こちらに落ち度があります。貴女の神力について、我々が無知で把握しきれていないからこそ、教え手もいなくて不安だったでしょう。お一人で、よく頑張って来られましたね」
はつりは少しだけ目を潤ませると、ぐすっと鼻を鳴らした。
(原作と印象が違うけど、この子は強くて良い子みたいだな……)
原作では雨月と出会うまで奴婢だったヒロインと異なり、経緯はともかく、家族という居場所を得て今まで頑張ってきたのだろう。地に足を付けた生活から、いきなり巫女姫様なんて呼ばれて後宮に放り込まれ、第一皇子の妃にされるわ、それが元で虐められるわ……本人からしたらはた迷惑に尽きる話だ。もしかすると、それが原因で、雨月とのロマンスどころではなかったのだろうか。
(俺が介入してるせいか?)
まるでバタフライエフェクトだ。かといって、蘇芳だってこの世界に生きているのだから、干渉を止めるわけにいかない。カデンルラで灯篭を海に流した夜、元の世界への未練より、花鶏の横で生きる願望を選んだのだから。
(花鶏だって、あのまま江雪の所に居て味方が誰もいなかったら……)
黒曜宮で帰りを待つ人が誰もいない生活。心を病んで虐王として主人公たちに討たれる最期。考えただけで胸が軋んだ。
雨月の顔を思い浮かべた。
(俺がもてる愛情のすべてが花鶏に吸いつくされるために蓄えてある)
花鶏はそれでも不安だ、もっと寄越せと強請るような飢えた性分をしている。これは花鶏を可愛く思う感情とは別に、長年彼を見てきたからこそ言える冷静な観察結果だった。
(雨月がどういうつもりで、俺にああ言ったのか分からないけど……)
花鶏が本気で雨月に怒りを向ける前に、その関心を断ってしまわなくてはいけない。雨月と花鶏の対立だけは、蘇芳がもっとも望まないことだった。
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