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第2部
嘘かまことか
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(意外に立ち直りが早いな、この男)
イルファーンに案内されて宮殿の奥へと進む途中、蘇芳は先ほどの会話を思い出していた。
特大の猫を被っていたらしいこの見目麗しい男は、それがどっかへ逃げ出した後も、また別の猫を引っ張ってきたらしい。
「先生、さっきのアジラヒム殿下とあの男、どういう仲なんでしょうね」
「しっ、聞こえますよ」
花鶏は声を潜めているが、イルファーンの地獄耳には届いていそうである。
宴を離席し、純白の大理石と高い天井の宮殿内部へと進むイルファーンはすれ違う人々とにこやかな挨拶を交わしながら、奥へ奥へと進んでゆく。
「もっと険悪なのかと思ったら、妙に気安いし。主従というより、悪友という感じでしたが」
なるほど確かに、花鶏の表現はしっくりくる。
「実際そのようなものですよ、花鶏殿下」
前を向いたまま、イルファーンが言葉を返した。
ぎく、となった花鶏を見て、だから言ったのに、と思う。
「どうぞお気になさらず。知っての通り私はマレェークですが、アジラヒム殿下の母上も決して身分は高くなかった。宮殿の外を平民の子供に混じって駆けまわっているような子供でしたよ、彼は。私は人付き合いが面倒で、もっぱら本ばかり読んで、餓鬼大将のあれの子守なんかをしてました。そのために連れてこられた子供でしたから。憎たらしい子供で、よく泣かせてやった記憶がありますね。当時は私も若かったので」
当時を思い出してか、くすくすと笑っているが、内容は割とひどい。
「そんな子供の頃からの付き合いだったのか。それは、情が移るだろうな」
花鶏の言い方は何となく意味深長に聞こえた。
イルファーンがはは、と快活に笑う。
「まあ否定はしませんが、さっき言った通りですよ。生まれたときから恵まれた暮らしを約束され優しい母親もいる、甘ったれた子供の世話をさせられて、鬱屈をためた時期もありました。子供だった殿下を虐めたりもしたものです。あなたのような方には、想像もつかないでしょうね」
蘇芳の脳裏に、初めて会った頃の花鶏の姿が鮮明に浮かんだ。
暗い半地下の部屋。かび臭い空気。苦い液体の入った杯。痩せた小さな少年。誰でもいいから優しくされたいと泣いた声。
きりりと胸の奥が締め付けられ、知らずその上を押さえる。
横を歩く花鶏の顔を見ることができなかった。この話を続けたくなかった。
「そうですね……私の幼少期は、幸福でした。傍でいつも私を支えてくれる人がいたので」
ハッとなる蘇芳の手を優しく握ったかと思うと、花鶏の手はすぐに離れた。
代わりに励ますように優しい笑みを蘇芳に向けると、安心させるように小さくうなづいた。
蘇芳は鼻の奥がツンとして下を向いた。年甲斐もなく泣いてしまいそうだった。
「それでも、アジラヒム殿下はあなたを憎んでいるようには見えない。憎まれ口はきいているが」
「……お気に入りの玩具がよその手に渡ったので、面白くないんですよ、彼は。王族というのはえてして皆、そのように傲慢なものです。そして飽きるのも早い」
おっと失礼、と。取ってつけたように謝罪をするあたり、イルファーン本人の性格も大概だ。
「昔の彼は母親の次に私によく懐いてましてね。どこへ行くにも私の後をよたよた追いかけてくるような馬鹿な子供でしたよ。私がアルサス殿下のものになった後、彼はすぐに私という玩具の不在に慣れた。
驚いたものです、こんなものかってね。
何年も一緒に暮らしていようが、結局、奴隷階級の使用人なんて、いなければいないでどうとでもなる。
すぐに記憶から消える。そんなことも知らないで相手を傷つけてやったような気になっていた自分が、情けないやら可笑しいやらで」
黙り込んだ花鶏たちを振り返り、イルファーンが首を傾げた。
「どうしました?笑ってくださって良いですよ」
花鶏はどういう顔をしていいか分からず、曖昧な表情で黙っていた。
(うちの子に余計な気を遣わせるな、困ってるじゃないか)
蘇芳は正直、イルファーンとアジラヒムの確執にはさほど興味がなかったので、今の話も、ふーんと思うだけだ。
それに、やっていることは結局、己の利のために主人を鞍替えした、と。それで終わる話ではないか。
それを子供時代のことまで持ち出してきてごちゃごちゃと。
妙に同情心を引こうとする手管に思えて、それも気に入らない。
しかし花鶏は違ったようで、イルファーンの話に感情移入しているようだった。
それが蘇芳には、何となく面白くない。
よその事情に首を突っ込まない。碌なことにならないから。
いつも花鶏に言って聞かせていることだ。
(後で言い含めておこう。いいように利用されたら堪ったもんじゃないからな)
蘇芳の警戒心を知らず、イルファーンはどことなく哀愁を漂わせて花鶏を見ながら、
「花鶏殿下を怒らせたことは心から謝ります。あの時は本心から、あなた方二人が羨ましく、それに妬ましかった。何とかボロを出させてやろう、くらいの気持ちがあったことを認めます。……私とアジラヒムも、あなた方のようになれたなら良かったのに」
自嘲するように俯き、過去を惜しむような笑みを浮かべるその姿は、どこか儚げで、寂し気だ。
「……詮無いことですね。お忘れください」
(う、胡散臭え……!)
蘇芳は蕁麻疹が出そうになった。この手の輩は元も世界にも居た。
自分が魅力的であることを分かっていて、わざと隙を作り相手の懐に入り込む天性の才能を持った連中というのが、世の中には稀にいるのだ。
蘇芳のカンが告げる。こいつは真性だと。こういう連中は、己の魅せ方というものを熟知しているのだ。
「イルファーン殿……さっきのことなら、あれはあなたが悪かったので謝りはしないが、その代わりあなたもこれ以上は気に病まないで欲しい」
「……」
あ。謝らないんだ。
一瞬だけそんな表情が、イルファーンの顔面に現れたのを蘇芳は見逃さなかった。
蘇芳も思った。
(そこは謝らないんだ……)
気を取り直したように、イルファーンが豪奢な扉の前で立ち止まった。いつの間にか、随分と宴席から遠のいた場所までたどり着いていた。
両手に体重をかけ、扉を内側へと開いた。
「どうぞ、我が国の宝物殿……といっても、私でも入ることができる気楽な場所ですがね」
イルファーンに案内されて宮殿の奥へと進む途中、蘇芳は先ほどの会話を思い出していた。
特大の猫を被っていたらしいこの見目麗しい男は、それがどっかへ逃げ出した後も、また別の猫を引っ張ってきたらしい。
「先生、さっきのアジラヒム殿下とあの男、どういう仲なんでしょうね」
「しっ、聞こえますよ」
花鶏は声を潜めているが、イルファーンの地獄耳には届いていそうである。
宴を離席し、純白の大理石と高い天井の宮殿内部へと進むイルファーンはすれ違う人々とにこやかな挨拶を交わしながら、奥へ奥へと進んでゆく。
「もっと険悪なのかと思ったら、妙に気安いし。主従というより、悪友という感じでしたが」
なるほど確かに、花鶏の表現はしっくりくる。
「実際そのようなものですよ、花鶏殿下」
前を向いたまま、イルファーンが言葉を返した。
ぎく、となった花鶏を見て、だから言ったのに、と思う。
「どうぞお気になさらず。知っての通り私はマレェークですが、アジラヒム殿下の母上も決して身分は高くなかった。宮殿の外を平民の子供に混じって駆けまわっているような子供でしたよ、彼は。私は人付き合いが面倒で、もっぱら本ばかり読んで、餓鬼大将のあれの子守なんかをしてました。そのために連れてこられた子供でしたから。憎たらしい子供で、よく泣かせてやった記憶がありますね。当時は私も若かったので」
当時を思い出してか、くすくすと笑っているが、内容は割とひどい。
「そんな子供の頃からの付き合いだったのか。それは、情が移るだろうな」
花鶏の言い方は何となく意味深長に聞こえた。
イルファーンがはは、と快活に笑う。
「まあ否定はしませんが、さっき言った通りですよ。生まれたときから恵まれた暮らしを約束され優しい母親もいる、甘ったれた子供の世話をさせられて、鬱屈をためた時期もありました。子供だった殿下を虐めたりもしたものです。あなたのような方には、想像もつかないでしょうね」
蘇芳の脳裏に、初めて会った頃の花鶏の姿が鮮明に浮かんだ。
暗い半地下の部屋。かび臭い空気。苦い液体の入った杯。痩せた小さな少年。誰でもいいから優しくされたいと泣いた声。
きりりと胸の奥が締め付けられ、知らずその上を押さえる。
横を歩く花鶏の顔を見ることができなかった。この話を続けたくなかった。
「そうですね……私の幼少期は、幸福でした。傍でいつも私を支えてくれる人がいたので」
ハッとなる蘇芳の手を優しく握ったかと思うと、花鶏の手はすぐに離れた。
代わりに励ますように優しい笑みを蘇芳に向けると、安心させるように小さくうなづいた。
蘇芳は鼻の奥がツンとして下を向いた。年甲斐もなく泣いてしまいそうだった。
「それでも、アジラヒム殿下はあなたを憎んでいるようには見えない。憎まれ口はきいているが」
「……お気に入りの玩具がよその手に渡ったので、面白くないんですよ、彼は。王族というのはえてして皆、そのように傲慢なものです。そして飽きるのも早い」
おっと失礼、と。取ってつけたように謝罪をするあたり、イルファーン本人の性格も大概だ。
「昔の彼は母親の次に私によく懐いてましてね。どこへ行くにも私の後をよたよた追いかけてくるような馬鹿な子供でしたよ。私がアルサス殿下のものになった後、彼はすぐに私という玩具の不在に慣れた。
驚いたものです、こんなものかってね。
何年も一緒に暮らしていようが、結局、奴隷階級の使用人なんて、いなければいないでどうとでもなる。
すぐに記憶から消える。そんなことも知らないで相手を傷つけてやったような気になっていた自分が、情けないやら可笑しいやらで」
黙り込んだ花鶏たちを振り返り、イルファーンが首を傾げた。
「どうしました?笑ってくださって良いですよ」
花鶏はどういう顔をしていいか分からず、曖昧な表情で黙っていた。
(うちの子に余計な気を遣わせるな、困ってるじゃないか)
蘇芳は正直、イルファーンとアジラヒムの確執にはさほど興味がなかったので、今の話も、ふーんと思うだけだ。
それに、やっていることは結局、己の利のために主人を鞍替えした、と。それで終わる話ではないか。
それを子供時代のことまで持ち出してきてごちゃごちゃと。
妙に同情心を引こうとする手管に思えて、それも気に入らない。
しかし花鶏は違ったようで、イルファーンの話に感情移入しているようだった。
それが蘇芳には、何となく面白くない。
よその事情に首を突っ込まない。碌なことにならないから。
いつも花鶏に言って聞かせていることだ。
(後で言い含めておこう。いいように利用されたら堪ったもんじゃないからな)
蘇芳の警戒心を知らず、イルファーンはどことなく哀愁を漂わせて花鶏を見ながら、
「花鶏殿下を怒らせたことは心から謝ります。あの時は本心から、あなた方二人が羨ましく、それに妬ましかった。何とかボロを出させてやろう、くらいの気持ちがあったことを認めます。……私とアジラヒムも、あなた方のようになれたなら良かったのに」
自嘲するように俯き、過去を惜しむような笑みを浮かべるその姿は、どこか儚げで、寂し気だ。
「……詮無いことですね。お忘れください」
(う、胡散臭え……!)
蘇芳は蕁麻疹が出そうになった。この手の輩は元も世界にも居た。
自分が魅力的であることを分かっていて、わざと隙を作り相手の懐に入り込む天性の才能を持った連中というのが、世の中には稀にいるのだ。
蘇芳のカンが告げる。こいつは真性だと。こういう連中は、己の魅せ方というものを熟知しているのだ。
「イルファーン殿……さっきのことなら、あれはあなたが悪かったので謝りはしないが、その代わりあなたもこれ以上は気に病まないで欲しい」
「……」
あ。謝らないんだ。
一瞬だけそんな表情が、イルファーンの顔面に現れたのを蘇芳は見逃さなかった。
蘇芳も思った。
(そこは謝らないんだ……)
気を取り直したように、イルファーンが豪奢な扉の前で立ち止まった。いつの間にか、随分と宴席から遠のいた場所までたどり着いていた。
両手に体重をかけ、扉を内側へと開いた。
「どうぞ、我が国の宝物殿……といっても、私でも入ることができる気楽な場所ですがね」
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