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第2部
懇願
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蘇芳がとっさに手を引っ込めようとしたが、花鶏は許さなかった。
香油でぬめる指で、蘇芳の手首から手の平、指を優しく揉み込むのをやめない。
花鶏を見上げると、小さく笑みが置かれている。
「殿下」
「最近、先生はたまに俺を怖がっていることがありますよね」
蘇芳は軽く目を見張った。
花鶏はそれを見て笑った。楽し気だった。
「気付いてないと思ってました?それとも、そっちの方が都合が良かったですか?」
「殿下」
「あ、怒ってるわけではないですよ。むしろ嬉しかったぐらいなので」
実は今も楽しいんです、と花鶏は蘇芳の手を持ち替えて、残った精油を塗りこんでいく。
「……怖がっている私を見て、楽しいというんですか」
「先生の可愛い花鶏はそんなこと言わない?」
まるで思考が読まれたように感じて、蘇芳は瞠目した。
「いいんです。先生の気持ちも分かっているつもりです。でも、先生が言ったんですよ」
「なに、を」
「瀧華国でしたくても出来なかったことを、誰も私を知らない場所でやってみたらいいと。先生が俺にそう言ったんじゃないですか」
そんな話を、確かにしたのを覚えている。
でもそれは、そういう意味ではなかったはずだ。
蘇芳の表情を読み取って、花鶏は肯定するように頷いてみせた。
「俺が先生に触れても、平気な時と、どうでない時がある……今はそうでない時」
花の香りがする指に、花鶏が唇を落とす。
「花鶏っ」
思わず、そう呼んで止めた。いつもなら、これで絶対にやめる。ここが二人の暗黙の分岐線だった。
花鶏は前触れなく、線を越えた。
「平気な顔でなかったことにされる方が嫌なので、今の先生の方が嬉しい。拒絶されるのは……すごく辛いけど。俺が嫌い?一緒にいると嫌ですか?いなくなって欲しい?」
畳みかけるように問われて、蘇芳は唇を引き結んで首を横に振った。
(馬鹿、そんな次元の話じゃないんだよっ)
花鶏は微笑した。最初から分かっていて聞いた、という様子が小憎らしかった。
「私にとって、あなたは大事な人でっ」
「知ってます。東雲の毒は本心しか口にできないから」
しれっと言われて、蘇った記憶に居たたまれなくなる。今の状況では余計にだ。
「なら、なぜそれで満足してくれないんです。私の貴方にあげられる、最大の感情を差し出しているのに。人間が他人に捧げられる最も深い感情をですよっ、あ、あなたはまだ若いから、ぴんとこないかもしれませんが、そういうのがあるんですよ、世の中には!」
花鶏は内緒話をするように、顔を覗き込んだ。
身を引こうとする蘇芳を捉えて、身動き取れないようにする。
「ええもちろん、それも俺にください。でもそれ以外も、俺に全部ください。余さず、他の誰にも残りを分けてやろうとしないで。先生の中にあるもの全部俺のものだって言ってくれないと安心できないんです。先生なに驚いてるんですか?俺は昔からそうだったのに、先生が鈍感だっただけでしょう?」
「むかし?」
花鶏は懐かしむように一瞬、遠くを見た。
「折り鶴を折ってくれたことがあったでしょう。花雲姉上に貰った和紙で。すごく大事にして、黒曜宮に移ってからもいつも部屋から部屋へ移動の度に手に持って歩いてました。でもあるとき、早蕨も同じものを持っていると知って」
花鶏は鼻の頭に皴を寄せた。当時、それがどんな気分だったっか思い出したように。
「あれね、すごく嫌でした。なんで俺にだけくれたはずだったのにって、子供心に他の男に嫉妬して。勝手に裏切られた気になって」
花鶏がため息を吐いた。まるで自分に呆れたように。あるいは蘇芳に呆れるように。
「先生が今も可愛がってる子供はね、そんなことを内心思ってたんですよ」
心臓に重石を乗せられたようだった。蘇芳はなんと返したら良いか分からず、途方に暮れて花鶏を見上げる。
「俺を見てほしいんです。子供の頃の、先生が大事にしてる花鶏じゃなくて、今、あなたを見てる俺を見て。俺が花鶏なんですよ。あなたに邪な感情を向けてて、それが昔の花鶏にはなくて鬱陶しく感じてるのかもしれないけど……昔の花鶏だって、そんな綺麗なもんじゃない。ねえ先生、俺を見て」
言葉の通り、花鶏の目はまっすぐ蘇芳を捉えて離さない。
黒々とした目は獣の目のようで、それでいて縋る子供のようにあどけなくさえあるのが不思議だった。
「ずっと俺は俺のまま。いきなり化け物になってあなたに執着してるわけじゃないよ。さっきは平気と言ったけど、嘘です。やっぱり寂しい。今更俺を怖がらないで」
懇願するように掴んだ指先に額を押し当てる花鶏に、蘇芳はなにも言葉をかけてやることができなかった。
夕刻。
館からカデンルラ宮殿までは馬での移動となり、花鶏は用意された軍馬に騎乗したが、蘇芳はその横を徒歩で行くことにした。
学舎では馬術も習う。宮中行事として大規模な狩りもあった。花鶏はこの科目が昔から得意だった。雨月皇子より上手いと、蘇芳は内心思っていたくらいだ。実際そうだったのだろうが、周りは誰もそう言ってやらなかったから、蘇芳は苦々しく思いながら積極的に口に出して彼を褒めた。
「先生、ご一緒に乗りませんか」
そう言ってこちらを見る花鶏の目が見れず、なんとなく俯き加減に歩く。
その傍で、護衛のためやはり騎乗した凱将軍が、
「喧嘩、でもされたのですか?お二人とも」
目を丸くして、言いにくそうに蘇芳に耳打ちした。
蘇芳は口を開きかけたが、上手い言葉が見つからずまた閉じた。
代わりに花鶏が横から、
「何でもない。将軍こそ、カデンルラの服に着替えなかったのか?そっちの方が動きやすいだろう」
聞こえていると思わなかったのか、気まずげに将軍は答えた。
「いえ、普段のこちらの方が何かと。そもそも我々は賓客ではなく護衛ですから」
「そうだった。いつまでこちらへ逗留する?」
「そうですな。当初の予定では次の運航……半月後の船で帰国するつもりでしたが、初日のルナカンの内乱の件も気になりますし、延ばすやもしれません」
花鶏は苦笑した。それは好感のある笑い方だった。
「貴殿も真面目だな、凱将軍。私のことなんて、捨て置いても国の誰も咎めないだろうに」
「そんなことを言わんでください、殿下。悲しまれますよ」
「誰が」
「蘇芳殿が」
花鶏は押し黙った。ちら、と伺うように蘇芳を見る。
蘇芳は居心地悪そうに馬の横を歩きながら、
「殿下が今まで尽力した公務で助かった者たちはたくさんいますし、花浴も黒曜宮で帰りを待っています。そんな風に仰いますな」
「先生ご自身は?」
遠慮がちにおずおずと問われて、蘇芳は拗ねたように早口で返した。
「私は殿下が捨てられたらそこに一緒にいますから、我が身の不運を隣で嘆くのに忙しいと思います」
花鶏は黙り込んで、しばらくすると情けないような笑みを口許に浮かべた。
凱将軍は二人を見比べながら、やはりこのお二人はよく分からん、と首を捻っていた。
香油でぬめる指で、蘇芳の手首から手の平、指を優しく揉み込むのをやめない。
花鶏を見上げると、小さく笑みが置かれている。
「殿下」
「最近、先生はたまに俺を怖がっていることがありますよね」
蘇芳は軽く目を見張った。
花鶏はそれを見て笑った。楽し気だった。
「気付いてないと思ってました?それとも、そっちの方が都合が良かったですか?」
「殿下」
「あ、怒ってるわけではないですよ。むしろ嬉しかったぐらいなので」
実は今も楽しいんです、と花鶏は蘇芳の手を持ち替えて、残った精油を塗りこんでいく。
「……怖がっている私を見て、楽しいというんですか」
「先生の可愛い花鶏はそんなこと言わない?」
まるで思考が読まれたように感じて、蘇芳は瞠目した。
「いいんです。先生の気持ちも分かっているつもりです。でも、先生が言ったんですよ」
「なに、を」
「瀧華国でしたくても出来なかったことを、誰も私を知らない場所でやってみたらいいと。先生が俺にそう言ったんじゃないですか」
そんな話を、確かにしたのを覚えている。
でもそれは、そういう意味ではなかったはずだ。
蘇芳の表情を読み取って、花鶏は肯定するように頷いてみせた。
「俺が先生に触れても、平気な時と、どうでない時がある……今はそうでない時」
花の香りがする指に、花鶏が唇を落とす。
「花鶏っ」
思わず、そう呼んで止めた。いつもなら、これで絶対にやめる。ここが二人の暗黙の分岐線だった。
花鶏は前触れなく、線を越えた。
「平気な顔でなかったことにされる方が嫌なので、今の先生の方が嬉しい。拒絶されるのは……すごく辛いけど。俺が嫌い?一緒にいると嫌ですか?いなくなって欲しい?」
畳みかけるように問われて、蘇芳は唇を引き結んで首を横に振った。
(馬鹿、そんな次元の話じゃないんだよっ)
花鶏は微笑した。最初から分かっていて聞いた、という様子が小憎らしかった。
「私にとって、あなたは大事な人でっ」
「知ってます。東雲の毒は本心しか口にできないから」
しれっと言われて、蘇った記憶に居たたまれなくなる。今の状況では余計にだ。
「なら、なぜそれで満足してくれないんです。私の貴方にあげられる、最大の感情を差し出しているのに。人間が他人に捧げられる最も深い感情をですよっ、あ、あなたはまだ若いから、ぴんとこないかもしれませんが、そういうのがあるんですよ、世の中には!」
花鶏は内緒話をするように、顔を覗き込んだ。
身を引こうとする蘇芳を捉えて、身動き取れないようにする。
「ええもちろん、それも俺にください。でもそれ以外も、俺に全部ください。余さず、他の誰にも残りを分けてやろうとしないで。先生の中にあるもの全部俺のものだって言ってくれないと安心できないんです。先生なに驚いてるんですか?俺は昔からそうだったのに、先生が鈍感だっただけでしょう?」
「むかし?」
花鶏は懐かしむように一瞬、遠くを見た。
「折り鶴を折ってくれたことがあったでしょう。花雲姉上に貰った和紙で。すごく大事にして、黒曜宮に移ってからもいつも部屋から部屋へ移動の度に手に持って歩いてました。でもあるとき、早蕨も同じものを持っていると知って」
花鶏は鼻の頭に皴を寄せた。当時、それがどんな気分だったっか思い出したように。
「あれね、すごく嫌でした。なんで俺にだけくれたはずだったのにって、子供心に他の男に嫉妬して。勝手に裏切られた気になって」
花鶏がため息を吐いた。まるで自分に呆れたように。あるいは蘇芳に呆れるように。
「先生が今も可愛がってる子供はね、そんなことを内心思ってたんですよ」
心臓に重石を乗せられたようだった。蘇芳はなんと返したら良いか分からず、途方に暮れて花鶏を見上げる。
「俺を見てほしいんです。子供の頃の、先生が大事にしてる花鶏じゃなくて、今、あなたを見てる俺を見て。俺が花鶏なんですよ。あなたに邪な感情を向けてて、それが昔の花鶏にはなくて鬱陶しく感じてるのかもしれないけど……昔の花鶏だって、そんな綺麗なもんじゃない。ねえ先生、俺を見て」
言葉の通り、花鶏の目はまっすぐ蘇芳を捉えて離さない。
黒々とした目は獣の目のようで、それでいて縋る子供のようにあどけなくさえあるのが不思議だった。
「ずっと俺は俺のまま。いきなり化け物になってあなたに執着してるわけじゃないよ。さっきは平気と言ったけど、嘘です。やっぱり寂しい。今更俺を怖がらないで」
懇願するように掴んだ指先に額を押し当てる花鶏に、蘇芳はなにも言葉をかけてやることができなかった。
夕刻。
館からカデンルラ宮殿までは馬での移動となり、花鶏は用意された軍馬に騎乗したが、蘇芳はその横を徒歩で行くことにした。
学舎では馬術も習う。宮中行事として大規模な狩りもあった。花鶏はこの科目が昔から得意だった。雨月皇子より上手いと、蘇芳は内心思っていたくらいだ。実際そうだったのだろうが、周りは誰もそう言ってやらなかったから、蘇芳は苦々しく思いながら積極的に口に出して彼を褒めた。
「先生、ご一緒に乗りませんか」
そう言ってこちらを見る花鶏の目が見れず、なんとなく俯き加減に歩く。
その傍で、護衛のためやはり騎乗した凱将軍が、
「喧嘩、でもされたのですか?お二人とも」
目を丸くして、言いにくそうに蘇芳に耳打ちした。
蘇芳は口を開きかけたが、上手い言葉が見つからずまた閉じた。
代わりに花鶏が横から、
「何でもない。将軍こそ、カデンルラの服に着替えなかったのか?そっちの方が動きやすいだろう」
聞こえていると思わなかったのか、気まずげに将軍は答えた。
「いえ、普段のこちらの方が何かと。そもそも我々は賓客ではなく護衛ですから」
「そうだった。いつまでこちらへ逗留する?」
「そうですな。当初の予定では次の運航……半月後の船で帰国するつもりでしたが、初日のルナカンの内乱の件も気になりますし、延ばすやもしれません」
花鶏は苦笑した。それは好感のある笑い方だった。
「貴殿も真面目だな、凱将軍。私のことなんて、捨て置いても国の誰も咎めないだろうに」
「そんなことを言わんでください、殿下。悲しまれますよ」
「誰が」
「蘇芳殿が」
花鶏は押し黙った。ちら、と伺うように蘇芳を見る。
蘇芳は居心地悪そうに馬の横を歩きながら、
「殿下が今まで尽力した公務で助かった者たちはたくさんいますし、花浴も黒曜宮で帰りを待っています。そんな風に仰いますな」
「先生ご自身は?」
遠慮がちにおずおずと問われて、蘇芳は拗ねたように早口で返した。
「私は殿下が捨てられたらそこに一緒にいますから、我が身の不運を隣で嘆くのに忙しいと思います」
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