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第4話

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 いや~。とうとう王族とご対面ですよ~。

 緊張?してますよ、もちろん!

 心臓バクバクですよ!!

 
 「お久しぶりでございます。国王様。」

 
  お父様が話し出した。

  
 私の父アロンダルトは元騎士団の団長で戦争で1番活躍していたのだとか…

 そのためなのか、王族の方々とも縁が深いらしいのです。

 痛々しい背中の傷と、額にある大きな傷がお父様の体にはまだ残っていて、それのせいで騎士団をやめたのだとか、、、

 今は公爵家の主として、ダンジョンの管理や街の保護などをしている自慢の父です!


 「あぁ、久しぶりだな。」

 
 この方はこの国の王様で、色々な改革を行いたくさんの人に尊敬されているのです。

 街では通称 『改革の申し子』とも呼ばれています。


 「そちらのレディは君の娘かな?」

 「はい。
    ……ラウ、ご挨拶を(小声)」

 「あっ、はい。こくおう様、お会いできてま    
   ことに光栄です。
   ラウラヴィーニ・マリーナ・フォレリアと
   申します。」

 「お~。まだ幼いのに立派な挨拶をするもの
   だな。」

 「有り難きお言葉です。」

 「お主の娘じゃないんじゃないか?」

 「もしかしたらそうかもしれませんね。」


 そんなふうに和気あいあいと話をしていると従者の1人が王様の近くへ行き、耳打ちをした。

 何の話だろう?


 「ほぅ…。わかった……。
   残念だが、長話は出来なそうだ。今日は商
   会について話に来たのだったな。では、品  
   を見せてもらおう。」

 「ラウ。」

 「はい。これです。」

 「?」

 
 国王様は全く分からなそうだった。

 
 「それはなんだ?」

 「これは指輪でございます。」

 「ほぅ。これは見事だ。」


 そう、この国。装飾品が全くないんです!

 王様だって王冠をしていませんし、女性はネックレスさえしていません。

 しているとすればリボンや花つけるくらいなんです!


 「今日持って参りましたものは全て王族の方々への贈り物となっております。」

 「まことか!」

 「はい。ですが、少しお願いがございまして」

 「というと?」

 「これを舞踏会などでつけた際は商会の名を出してください。」

 「ほぅ。お主はわしに宣伝をしろと。」

 「ですが、決して強制ではございません。」

 「はっはっは。まぁ、いいだろう。」

 「それはよかった。では、私達はこれで。」

 「うむ。」

 
 こうして、商会は王様から承諾を得られた。

 こんなにうまくいくとは思っていなかったから正直に言うとすごく驚いた。

 これものおかげとかいうやうだな。


 ん?

 あ!

 神様!

 どうしよう。普通に忘れてたんですけど。

 
 行こう!今すぐ神様のもとに!

 ……

 ……
 

 と言ってもすぐに行けるものじゃないからいつになるかわかんないんですけどね。。。
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