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目標とする新人賞を決めよう〈長編小説〉⑧～富士見ノベル大賞～

今回は富士見ノベル大賞の詳細と傾向をまとめていく。
富士見ノベル大賞は“大人のためのキャラクター小説”をテーマとしている富士見L文庫が開催しているライト文芸の賞である。2024年締め切りの回が第7回という比較的新しい賞だ。

〈富士見ノベル大賞〉
・締め切り：2024年5月7日
・ジャンル：フリー
募集内容：大人のためのエンタテイメント小説
・応募資格：プロアマ不問
・賞金：大賞　100万円
　　　　入選　30万円　　　
　　　　佳作　10万円
　　　　審査員特別賞　
★受賞作はデビュー
・原稿枚数：40字×32字　100～150枚
・結果：2024年秋
★二次選考通過者にはフィードバック

過去の受賞作を見るとお仕事モノとファンタジー、あやかしがメインである。ファンタジーは現代、和風、中華と幅広い作品が受賞している。受賞作の傾向を見るとオレンジ文庫のノベル大賞と似ている。
富士見ノベル大賞の募集ページにキャラクターに引き込まれる魅力があり、幅広く楽しめるエンタテインメントであればＯＫとあるようにジャンルよりキャラクターに魅力があるか、世界観が作りこまれていて、読みやすいものかどうかが重要視されているように感じる。

HPに掲載されている過去の選考結果をみると、この5回で大賞受賞作はなく、大賞受賞のハードルが高いことがわかる。総評にもこの主人公しかいないというようなキャラクターかどうかという話がされていた。次に書かれていたのはストーリーラインだ。読みやすさについての重要性が書かれていた。
やはり、キャラクターの魅力と文章の読みやすさが重視されているようだ。

受賞作にはメディアミックス化されているものあり、私が知っている作品もあった。じっくり読んだことはないので、これから勉強もかねて読んでいきたい。
オレンジ文庫と富士見L文庫の違いはまだよくわかっていないので、作品を読んでそれぞれの特色を探していきたい。