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仲良しのご近所さん
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「大原さん家はいいわねえ。子供がいないのにいつも夫婦円満で」
「わしが気を使っているんだ」
「洋平さんじゃなくて私が言いたい事をぐっとこらえているだけです」
「何がだ」
「何がだじゃないでしょう。もう!ノミが嫌だから猫を出さないでて一回言ったでしょ!一回言ったらわかってよね!」
「はあ?一回言われたっけ?わしゃ忘れた」
「少しは察しなさいよ!」
「そりゃ無理だ。言わんとわからん」
「だから言ったじゃないの!」
「あ!ああ。てまあこんな感じでわしがこらえてますよ。村田さん」
「よく言うわよ。村田さんこうやって言いまるめられてるんですよ」
「本当大原さん家はうらやましいわあ。私、夫は今糖尿病で入院してるし1人息子の元気は引きこもりだし」
「え?元気君元気じゃないの?」
「そうなのよ。働こうとしてくれない以外は優しくて自分の父親にあたる私の夫ね、家で療養生活してる時はおしめから食事の世話までしてくれるいい息子なんだけど働くっていうのがかけてるだけなの」
「ふぅ~ん。元気君道で会ってもあいさつしてくれるし夜は時々NHKFMのラジオかクラシックが台所に聴こえてきて心地いいのよねえ」
「元気はラジオが好きなのよ」
「いい息子さんじゃないの。村田さんちはなんせ資産家じゃない。元気君最後1人になっても引きこもりならヘルパーさんやら福祉の手が伸びるからマイペースでいれるって聞いたことあるわあ」
「まあたしかにそうなのよ。もう自分の事は自分でしてくれてるの。私もこういう歳だし。なんか資本主義の中にいる社会主義国の人みたいな感じね」
「ま、わしは元気君が元気だったらいいと思うよ」
「私もそう思うわ」
「あれ?夕方の金曜日か!ラジオでオペラしてるなあ。うっすら聴こえて来るぞ」
「あ!ごめんなさい今初夏だから窓空きっぱなしなんだわ。元気に注意してくるわ!」
「いいのよ。ただ聴きできてラッキーて思ってるから気にしないで!」
「そういってくれるなんてありがとう」
「わしが気を使っているんだ」
「洋平さんじゃなくて私が言いたい事をぐっとこらえているだけです」
「何がだ」
「何がだじゃないでしょう。もう!ノミが嫌だから猫を出さないでて一回言ったでしょ!一回言ったらわかってよね!」
「はあ?一回言われたっけ?わしゃ忘れた」
「少しは察しなさいよ!」
「そりゃ無理だ。言わんとわからん」
「だから言ったじゃないの!」
「あ!ああ。てまあこんな感じでわしがこらえてますよ。村田さん」
「よく言うわよ。村田さんこうやって言いまるめられてるんですよ」
「本当大原さん家はうらやましいわあ。私、夫は今糖尿病で入院してるし1人息子の元気は引きこもりだし」
「え?元気君元気じゃないの?」
「そうなのよ。働こうとしてくれない以外は優しくて自分の父親にあたる私の夫ね、家で療養生活してる時はおしめから食事の世話までしてくれるいい息子なんだけど働くっていうのがかけてるだけなの」
「ふぅ~ん。元気君道で会ってもあいさつしてくれるし夜は時々NHKFMのラジオかクラシックが台所に聴こえてきて心地いいのよねえ」
「元気はラジオが好きなのよ」
「いい息子さんじゃないの。村田さんちはなんせ資産家じゃない。元気君最後1人になっても引きこもりならヘルパーさんやら福祉の手が伸びるからマイペースでいれるって聞いたことあるわあ」
「まあたしかにそうなのよ。もう自分の事は自分でしてくれてるの。私もこういう歳だし。なんか資本主義の中にいる社会主義国の人みたいな感じね」
「ま、わしは元気君が元気だったらいいと思うよ」
「私もそう思うわ」
「あれ?夕方の金曜日か!ラジオでオペラしてるなあ。うっすら聴こえて来るぞ」
「あ!ごめんなさい今初夏だから窓空きっぱなしなんだわ。元気に注意してくるわ!」
「いいのよ。ただ聴きできてラッキーて思ってるから気にしないで!」
「そういってくれるなんてありがとう」
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