妻の不倫と僕の葛藤

侘助

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妻の不倫と僕の葛藤〜〜その2

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妻の不倫と僕の葛藤~~その2

~~つづき

結果、相手の男性は妻がOL時代の上司でした。

OL当時はそういう関係では無かったらしいのですが、ある日偶然、レストランでお会いしたらしく、懐かしくなってランチや食事を重ねるうちにそういう関係になったとの事です。

息子達は学校と部活で居ない。
夫は毎日仕事で遅いし出張で家に居ない。
昔は毎日みんなで一緒に食事してたのに、そんな事はもう来ないんじゃないか?

毎日忙しそうに仕事に出かける夫、方や自分は専業主婦で何もない毎日が寂しかった。

そんな時にたまたまママ友と行ったレストランで昔の上司に会い、懐かしさと昔輝いてた自分を知る人物に出会って、嬉しくなりアドレスを交換したそうです。

その日のうちに元上司からメールがあり、電話番号も交換し、誰も居ない一人だけの我が家でずっと電話してたらしいです。

そのうち元上司から食事に誘われ、僕に悪いとは思いながらも「ランチくらいなら」と軽い気持ちが背中を押したんだと思います。

月に2回くらいの逢瀬を繰り返し、食事した後別れ際にキスをされたそうです。
僕とは毎日キスをしていたはずなのに、元上司とキスは魔法が掛かったようにときめいたと言ってました。

そこからはお互い大人の男女です。躰を求め合うまでに時間はかかりません。
背徳感が、それ以上に興奮したそうです。

毎朝何も気付かない僕を見て
「そんなに私を一人にさせてると居なくなっちゃうわよ」とか「私だって、躰を欲しがってくれる男性が居るのよ」
と思いながら過ごしていたそうです。

「あの時の私は本当に馬鹿だった・・・」

と離婚する最後の夜に言ってました。


妻は潔癖なほど真面目な女性でした。
その潔癖さ故、躰を許した元上司に対して操を守ったのでしょう。

皮肉ですが、彼女らしいと思いました。

美人で真面目で貞操観念もしっかりしている所に惚れた自分が、逆の立場になったんですからね。

僕の中で疑惑が確信に変わった時がありました。

やはり妻を愛していましたし、キチンと向き合いたくて何度か夜を誘ったのですが、なかなか僕と向き合わなかった妻が、面倒臭そうに後ろ向きの横寝のまま下半身だけ脱いで差し出された時に「もうダメだ」と思いました。

もう、そこには僕の愛する妻は居なかった…



~~つづく~~
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