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3章
①論争(3)
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どうすれば人が動くのか。確か昔、本で読んだことがある。まず人の選択肢をすべてふさぎつぶして心理的に追い込む。そして一つだけ逃げ道を作ってやる。すると人は面白いようにその逃げ道に走る。その逃げ道を自分が望む行動にする。
うん、簡単そうに言ってくれるがまず無理だ。人を追い込めるほど対人能力はない。
他にも読んだことがあったな。たしか、占いとかで使われる誰にでも当てはまりそうなことを言って、信じさせるやつ。それで小さな奇跡を見せてやって、自分で選択することがいかに恐ろしいことかを刷り込ませる。
最終的には相手の選択権を奪って自分の思い通りに……ってこれではどこぞの危ない宗教みたいだ。
悶々と悩んでいるうちに、耳元でふとサキ先生の言葉が聞こえた気がした。
『もっと本心のまま、思うまま、欲望のまま突っ切れ』。
本なんかの知識ではなく自分の言葉でってことか。自分の思い、感情論、それでいいのか。筋もない。ロジックもない。だが今頭に浮かぶのはこれしかない。これまで最も嫌ってきた、この方法しかない。
それにこの沈黙の環境にはもう耐えられない。
「僕はな、ずっと一人やった」
最初にようやく紡いだのがこの言葉だった。マユリの耳がピクッと動いた。
客観的にこの言葉を聞けば寂しいやつ、悲しいやつだと冷ややかな目をするだろう。しかしマユリはさっきまでのそっけない態度とは打って変わって、足を抱えて座り込んだままではあるものの、顔をあげて真剣な目をして聞いていた。
「小中高大、職場に行ってもずっと一人。友達を作ろうとしたこともあった。でもいつも僕からみんなは離れていった。そしてまた一人になった。そんなわけでずっと一人だ。憐みの目を向けられた。助けようとしてくれる人もいただがそれはお情けや義務感だ。自分がいなくなればみんな楽しそうにやってることもわかった。少なくとも僕にはそう見えた。そうだよ、エイジの言ってたことはすべて本当だ。僕は迷惑者、厄介者なんや」
マユリは顔色一つ変えず何も言わずに話を聞いている。視線は合わない。だがそれが話しやすかった。
「だから、だから僕は強くなろうと思った。誰にも助けてもらわなくてもやっていけるくらい圧倒的に強くなりたい。何でも自分一人で抱え込んで、がむしゃらにぶつかった。成果はでた。学校の成績はオール5、大学を首席で卒業、経済的に安定した公務員に就職、たくさんの資格も取った。サキ先生もどうせ仕事、義務感で教えてくれてるだけだろう。だから利用、そう利用したんだ。一種の独学用テキストとしてな。失格者になっても僕は何も変わらない。マユリは人を喜ばせるのが好きなんやろ。僕はこの結果でうれしいんや。喜んでいるんや」
今マユリはうつむいたまま黙々と話を聞いている。
「だからどうしてそんなに悲しそうにするのかわからない。僕はこんなんやから、もう人の気持ちもわからなくなってもうた。一人でやろうと思った時からずっと、人の気持ちなんて考える必要なんてないと思ってここまできた。それに何を言われようと、言いたい奴には言わせておけばいい。誰が何を思っていようと知ったことではない。そう思ってきた。僕も関わらない、害さないから、お前も関わらないでくれ、害さないでくれとしてきた。でも……」
「でも?」
やっとマユリが口を開いた。何かを期待するようなそんな視線を向けてきた。これは説得なのだろうか。もはや単なる愚痴か独白かもうよくわからない。ただ自分がいかに面倒くさいやつかをひけらかしてるだけではないのか。きもいの一言で片づけられる。
「今は何か違う。違う気持ちがある。でもそれがわからない。自分にはあってはならないものだというのだけはわかる。いつもなら諦めてこんなこと言わないのに、マユリにはなぜか、どんどん口を突いて出てくる」
「それだよ」
「!?」
急にマユリは声をあげた。真剣そのものだ。さっきまで座り込んでいたが立って自分をじっと見つめてくる。
「タカ君、前にも言ったけど私はタカ君に声をかけたくてかけただけ。義務でもお情けなんかじゃない。私がそうしたいと思ったから。タカ君は難しいことをよく言うよね。でも理屈っぽくて気持ちがない。心がない。頭で話してる感じがする。タカ君は心から喜んでない。本当は……」
「ストップだ」
抑えて蓋をしていた何かが無理やり開けられて、自分が壊れてしまいそうだ。これ以上は耐えられない。
「いややめないよ」
「頼むからストップしてくれ」
「タカ君は、本当は寂しくて、苦しくて、もがいて、諦めて、ごまかしてるだけ。うれしかったらそんな顔はしないよ」
「……」
言葉が出ない。違う、そうじゃない、僕は一人が好きで、周りに嫌われて……言わなければならない。自分を守るために。だがマユリは言葉を続ける。
「私はそんなタカ君を心から喜ばせたい、楽しませたいと思った。理由はともあれタカ君の一生懸命なところはすてきだと思った。私はこの一カ月、タカ君といた一か月のほうが最初の二か月よりよっぽど楽しかったんだよ。気を使わないで思いっきりできた。私はバカだけどそんなの気にしなくて自分を出せた」
ずっと気を遣わせていたと思っていた。単なるマユリのやさしさに甘えているだけだと思っていた。自分といて楽しい?そんなことはあり得ない。だって今まで誰一人僕のところには残らなかった。僕に問題があるから。そして問題である僕を取り除けばみんなが、マユリを含めてすべての人が幸せになるはずだ。そう信じていたのに……
「私は、タカ君と一緒にいたい」
「うそやろ、そんなことあるわけ……」
「もう一度いうね、私はタカ君と一緒になりたい。周りからどんなことを言われようとも、『それでもあなたと友達になりたいとここに誓います。』タカ君は?」
「僕は、……僕は!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その時大きなアラームが鳴り響いた。ここに来たばかりの時に聞いたあのけたたましいアラームだ。
「な、何!?」
今まで蓋がこじ開けられてあふれそうだった気持ちが、あふれる瞬間で止まった。
「良い感じだったのだがなぁ。ちょっと急がなくてはならなくなった」
「サキ先生!?」
マユリと声が重なった。
「サウンドを通じてで申し訳ないが、すぐに白の軍の本城の方へ二人で向かってほしい。詳しくはそこで、だ。いいな、すぐに杖をもって来るんだぞ」
それだけ言ってサウンドの魔法球は消えてしまった。ずっと聞いていたのか。ああ~~~~穴があったら入りたい。自分はなにをいってるんだ。きもい!馬鹿じゃないの?と罵ってほしい。
「タカ君、どうする?」
おお、マユリのほうが落ち着いている。自分も悶えている場合ではない。
「とりあえず早く行こうか。あの様子だと緊急事態だ」
「私も意地張ってる場合じゃないね」
「ところで、マユリはやっぱり強いな」
「強いなんて自覚なんてないけど~……ってあれ、待ってよタカ君~」
ほんとにマユリは強い。一緒にいたい!友達になりたい!なんてはっきり誰もが言えるわけではない。
ましてやボッチの僕に対して、この社会の中でそれを言った。
ああなんて気持ちいい。自然と笑みがこぼれる。走ってないと落ち着かない。これがほしかった言葉なんだろうか。
・・・・・・だとしたらマユリ、心から喜ばせられたな。目標達成したぞ。
そして・・・・・・
うん、簡単そうに言ってくれるがまず無理だ。人を追い込めるほど対人能力はない。
他にも読んだことがあったな。たしか、占いとかで使われる誰にでも当てはまりそうなことを言って、信じさせるやつ。それで小さな奇跡を見せてやって、自分で選択することがいかに恐ろしいことかを刷り込ませる。
最終的には相手の選択権を奪って自分の思い通りに……ってこれではどこぞの危ない宗教みたいだ。
悶々と悩んでいるうちに、耳元でふとサキ先生の言葉が聞こえた気がした。
『もっと本心のまま、思うまま、欲望のまま突っ切れ』。
本なんかの知識ではなく自分の言葉でってことか。自分の思い、感情論、それでいいのか。筋もない。ロジックもない。だが今頭に浮かぶのはこれしかない。これまで最も嫌ってきた、この方法しかない。
それにこの沈黙の環境にはもう耐えられない。
「僕はな、ずっと一人やった」
最初にようやく紡いだのがこの言葉だった。マユリの耳がピクッと動いた。
客観的にこの言葉を聞けば寂しいやつ、悲しいやつだと冷ややかな目をするだろう。しかしマユリはさっきまでのそっけない態度とは打って変わって、足を抱えて座り込んだままではあるものの、顔をあげて真剣な目をして聞いていた。
「小中高大、職場に行ってもずっと一人。友達を作ろうとしたこともあった。でもいつも僕からみんなは離れていった。そしてまた一人になった。そんなわけでずっと一人だ。憐みの目を向けられた。助けようとしてくれる人もいただがそれはお情けや義務感だ。自分がいなくなればみんな楽しそうにやってることもわかった。少なくとも僕にはそう見えた。そうだよ、エイジの言ってたことはすべて本当だ。僕は迷惑者、厄介者なんや」
マユリは顔色一つ変えず何も言わずに話を聞いている。視線は合わない。だがそれが話しやすかった。
「だから、だから僕は強くなろうと思った。誰にも助けてもらわなくてもやっていけるくらい圧倒的に強くなりたい。何でも自分一人で抱え込んで、がむしゃらにぶつかった。成果はでた。学校の成績はオール5、大学を首席で卒業、経済的に安定した公務員に就職、たくさんの資格も取った。サキ先生もどうせ仕事、義務感で教えてくれてるだけだろう。だから利用、そう利用したんだ。一種の独学用テキストとしてな。失格者になっても僕は何も変わらない。マユリは人を喜ばせるのが好きなんやろ。僕はこの結果でうれしいんや。喜んでいるんや」
今マユリはうつむいたまま黙々と話を聞いている。
「だからどうしてそんなに悲しそうにするのかわからない。僕はこんなんやから、もう人の気持ちもわからなくなってもうた。一人でやろうと思った時からずっと、人の気持ちなんて考える必要なんてないと思ってここまできた。それに何を言われようと、言いたい奴には言わせておけばいい。誰が何を思っていようと知ったことではない。そう思ってきた。僕も関わらない、害さないから、お前も関わらないでくれ、害さないでくれとしてきた。でも……」
「でも?」
やっとマユリが口を開いた。何かを期待するようなそんな視線を向けてきた。これは説得なのだろうか。もはや単なる愚痴か独白かもうよくわからない。ただ自分がいかに面倒くさいやつかをひけらかしてるだけではないのか。きもいの一言で片づけられる。
「今は何か違う。違う気持ちがある。でもそれがわからない。自分にはあってはならないものだというのだけはわかる。いつもなら諦めてこんなこと言わないのに、マユリにはなぜか、どんどん口を突いて出てくる」
「それだよ」
「!?」
急にマユリは声をあげた。真剣そのものだ。さっきまで座り込んでいたが立って自分をじっと見つめてくる。
「タカ君、前にも言ったけど私はタカ君に声をかけたくてかけただけ。義務でもお情けなんかじゃない。私がそうしたいと思ったから。タカ君は難しいことをよく言うよね。でも理屈っぽくて気持ちがない。心がない。頭で話してる感じがする。タカ君は心から喜んでない。本当は……」
「ストップだ」
抑えて蓋をしていた何かが無理やり開けられて、自分が壊れてしまいそうだ。これ以上は耐えられない。
「いややめないよ」
「頼むからストップしてくれ」
「タカ君は、本当は寂しくて、苦しくて、もがいて、諦めて、ごまかしてるだけ。うれしかったらそんな顔はしないよ」
「……」
言葉が出ない。違う、そうじゃない、僕は一人が好きで、周りに嫌われて……言わなければならない。自分を守るために。だがマユリは言葉を続ける。
「私はそんなタカ君を心から喜ばせたい、楽しませたいと思った。理由はともあれタカ君の一生懸命なところはすてきだと思った。私はこの一カ月、タカ君といた一か月のほうが最初の二か月よりよっぽど楽しかったんだよ。気を使わないで思いっきりできた。私はバカだけどそんなの気にしなくて自分を出せた」
ずっと気を遣わせていたと思っていた。単なるマユリのやさしさに甘えているだけだと思っていた。自分といて楽しい?そんなことはあり得ない。だって今まで誰一人僕のところには残らなかった。僕に問題があるから。そして問題である僕を取り除けばみんなが、マユリを含めてすべての人が幸せになるはずだ。そう信じていたのに……
「私は、タカ君と一緒にいたい」
「うそやろ、そんなことあるわけ……」
「もう一度いうね、私はタカ君と一緒になりたい。周りからどんなことを言われようとも、『それでもあなたと友達になりたいとここに誓います。』タカ君は?」
「僕は、……僕は!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その時大きなアラームが鳴り響いた。ここに来たばかりの時に聞いたあのけたたましいアラームだ。
「な、何!?」
今まで蓋がこじ開けられてあふれそうだった気持ちが、あふれる瞬間で止まった。
「良い感じだったのだがなぁ。ちょっと急がなくてはならなくなった」
「サキ先生!?」
マユリと声が重なった。
「サウンドを通じてで申し訳ないが、すぐに白の軍の本城の方へ二人で向かってほしい。詳しくはそこで、だ。いいな、すぐに杖をもって来るんだぞ」
それだけ言ってサウンドの魔法球は消えてしまった。ずっと聞いていたのか。ああ~~~~穴があったら入りたい。自分はなにをいってるんだ。きもい!馬鹿じゃないの?と罵ってほしい。
「タカ君、どうする?」
おお、マユリのほうが落ち着いている。自分も悶えている場合ではない。
「とりあえず早く行こうか。あの様子だと緊急事態だ」
「私も意地張ってる場合じゃないね」
「ところで、マユリはやっぱり強いな」
「強いなんて自覚なんてないけど~……ってあれ、待ってよタカ君~」
ほんとにマユリは強い。一緒にいたい!友達になりたい!なんてはっきり誰もが言えるわけではない。
ましてやボッチの僕に対して、この社会の中でそれを言った。
ああなんて気持ちいい。自然と笑みがこぼれる。走ってないと落ち着かない。これがほしかった言葉なんだろうか。
・・・・・・だとしたらマユリ、心から喜ばせられたな。目標達成したぞ。
そして・・・・・・
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