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第三章その2 ~東北よいとこ!~ 北国の闘魂編
東北のド根性部隊
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「……っ!」
肌を突き刺す隙間風に、飛崎凛子は身を硬くした。
濃く力強い眉、きりりと鋭い目元。
長い黒髪をポニーテールにまとめ、日に焼けた全身を、支給品のジャージで包んでいる。
今は立ったまま腕組みし、壁にもたれている彼女こそ、『大間の闘魂』の異名で呼ばれ、第2船団で名の知れた人型重機のパイロットだった。
彼女がいるのは、能登半島の最南端にある、第2船団の兵員詰め所である。
プレハブの建屋は防寒性に乏しく、旧式の属性添加式暖房器具が、懸命に光と暖気を振り撒いている。
室内には他にも10名ほどの若者が集っていたが、誰もが疲れ果てていた。
腰掛けて項垂れる者、天を仰いで目を閉じる者。クッションやぬいぐるみを抱き、死んだように眠る者。
(…………このままじゃ、いつまでもつか分からないね……)
皆の様子をうかがい、凛子はぎゅっと腕組みした手に力を入れる。
最前線で人々を守る、第101特別重機小隊『雪月花』……通称『特雪』は、えり抜きの猛者ばかりだったが、最近は緊急出動の連続で、ほとんど息つく暇も無かった。
越後平野一帯を攻撃している敵が、とにかく出鱈目に強いからだ。
多脚の獣のような姿をした特殊な餓霊は、動きが素早く、射撃がほとんど当たらない。
結果として刀を抜いての取っ組み合い、つまり格闘戦の比重が増して、隊員の消耗が加速度的に増えているのだ。
「……!」
不意に目の前のストーブが、ぱちぱちと音を立てた。
さっきから調子が悪いのであるが、弱々しく光がまたたく様は、まるで消え入る前の蝋燭のようだ。
それが自分達の行く末のようにも感じられて、凛子は思わず首を振った。
(何を弱気になってんだ、あたいは! まだ出来る事はあるだろっ……!)
凛子は目だけを動かし、隣に座る少年に語りかけた。
「……孝二、あんたはまだ動ける?」
「……出来る出来ないじゃない。やるだけだろ、凛子」
少年はパイプ椅子に座り、精神を集中するように目を閉じていた。
彼は同じ隊の副官であり、名は若松孝二。実直で竹を割ったような性格で、他の隊員からの信頼も厚い。
今は見えないが、ジャージの背中には福島の誇るド根性人形『起き上がり小法師』にちなみ、『七転び八起き』と書いてあるのだ。
背中に文字を書く慣例は、船団長である『鉄人』船渡健児が率いた伝説のパイロット集団『神武勲章隊』が始めたもので、今でも特雪はその伝統を受け継いでいた。
先輩達からもらった勇気のバトンを、落とさぬように、絶やさぬように。自分達が死ぬ前に、次の誰かに託せるのだろうか。
凛子はかたわらの竹刀を手に取り、気を紛らわせるように素振りを始めた。
「それにしてもっ、恭介の、やつっ、遅いねっ」
「急用だと言っていたが、確かに遅いな」
孝二も目をあけて頷いた。
そこでもう一人の少女が歩いてきて、ストーブに金色の薬缶を乗せる。
「……どうせどっかほっつき歩いてるべ。あいつ東北のくせに、忍耐が足らねえだ」
凛子は竹刀を振る手を止め、見かねて忠告してしまう。
「しぐれ、石油ストーブじゃないから。切り替えないと、上方向に熱出ないよ」
「いっけね、忘れてたべ」
少女は慌てて属性添加ストーブのスイッチを『横方向』から『上・横方向』に切り替えた。
彼女は天童しぐれ、同じくこの隊のパイロットの1人である。
くりんとした目、素朴な顔立ちが愛らしい人物だったが、いかんせん訛りが強い。
避難や移動で各地の人がごった返し、意思疎通のため、人々は自然に標準語っぽい言葉を喋るようになったのだが…………彼女だけはどうしても訛りが抜け切らなかったのだ。
この手の人はたまにいて、特に関西人は高確率でそうだという。
「急に寒くなったし、ほんとなら芋煮鍋でもしてえべな」
しぐれは呟いて、人の良さそうな笑みを浮かべる。
辛抱強くてよく働く、東北人のお手本のような少女だったが、芋意への執着だけは捨てきれず、寒くなるとこの単語が飛び出すのだ。
出来れば食べさせてやりたい凛子だが、里芋も調味料も手に入らないのが辛いところ。それでも会話ぐらいは付き合おう、と凛子は話に乗っかった。
「……芋煮ねえ。しめのうどんぐらいなら手に入るかも知れないけど、肉はまだ当分先だね」
「そう言えば凛子、第5船団が小麦作ってるって言ってたか。内陸まで取り戻して、うどんとかも食べてるらしいな」
凛子の気遣いを察したのか、孝二も珍しく無駄話に参加してくる。
「小麦があるなら、俺はラーメンがいい」
「喜多方ラーメン? 意外じゃん。いつもならにしんの山椒漬けとか、こづゆ汁とかシブイ事言いそうなのに」
こづゆ汁とは、貝柱でダシをとった祝い事の汁ものであり、凛子も幼い頃、福島の孝二の家で何度か食べた。本来は薄味仕立てなのだが、県外からの客がある時は、気遣いで濃いめの味にする事もあるらしい。
実際、凛子の家は濃い味が好きで、代々高血圧……もとい血の気が多い。だが、だからこそ寒い海でマグロ漁が出来るのだ、と凛子は内心言い訳をするのだ。
「……いや、もちろんこづゆも食いたいさ。けど子供らも食べたいだろと思って。子供はラーメン好きだからな」
孝二は少し表情を緩めて言った。
「さっき見たけど、避難所も暖房足りてないし、子供らみんな震えてた。だからせめて、うまいもん食わせてやりたいって思ってな」
孝二は10代のくせに、子を持つ親のような事を言う。
「そだな、そんならおらもラーメンがいい。みんなきっと喜ぶべ」
しぐれも笑顔で頷いた。
「あの子らだけは守らねえと。おら達も、そうやって守ってもらったんだから、恩返しだべ」
「…………っ!」
凛子は思わず歯をかみ締めた。
(…………なんでこんな、いい奴ばっかなんだろう……!)
一番に死ぬような部隊なのに、死なせたくない者ばかりだった。
(……分かってる、当然だ。そうじゃない奴は逃げ出して、残ってるのはとびきりのお人好しだけなんだから)
バカが付くほど我慢強くて、自分の事は後回し。そんな何が何でも生き残って欲しい仲間だけが残ったのである。
けれど自分は隊長だ。疲れ果て、今にも倒れそうな彼らに対し、残酷な命令を下さねばならない。
(言えるか、あたいに? ボロボロになってるこいつらに、『もっかい出撃しろ』って言えんのかよ……!?)
死刑宣告にも等しいその言葉を、果たして自分に言えるだろうか?
その時の事を考えると、竹刀を握る手にぎりぎりと力が入った。
「……凛子、どうした?」
タイミングの悪い事に、孝二がこちらを気遣ってくる。
今までこらえていた感情がこみ上げそうになる凛子だったが、なんとか無理をしてからかってみる。
「べっ、別に……でもしぐれはほらっ、冷やしラーメン好きだったじゃん?」
「確かに山形の名物だども。このしばれる季節にあんまりだべ?」
一同はそこで久しぶりに笑った。
……が、そこでバタバタと物音が響いた。誰かがせわしなく外を駆ける音だ。
凛子は振り向きもせずに呟く。
「……この落ち着きのない足音は、恭介だね」
「んだ」
「俺もそう思う」
皆の予想通り、引き戸を開けて入ってきたのは、隊員の松島恭介だった。
活発そうな明るい顔立ち。
ジャージではなく、てかてかと光沢のある青いスタジアムジャンパー。
飛んだりはねたり自己主張の激しい、マンガの主人公のような髪型。
両目とも健在なくせに、伊達メガネならぬ伊達眼帯を付けた彼は、やはり特雪のパイロットの1人なのだ。
彼は後ろ手でドアを閉めると、膝に手を置いて息をついた。
「いや、悪い悪い、思ったより用が長引いてさ……って、うわっ!?」
凛子が振り下ろした竹刀に反応し、彼は咄嗟に後ずさった。伊達アイパッチを手でめくり、目を見開いて驚いている。
「あ、危ないって凛子隊長!」
「遅いっ、あんたどこで何やってた!」
凛子が竹刀を突きつけると、孝二やしぐれも彼に迫った。
「ほんとに遅いぞ、恭介!」
「今日と言う今日は性根を叩きなおすべ!」
恭介は青ざめた顔で一同を見回し、いつものように弁解を始めた。
「……い、いや、悪いとは思うんだけどさ、実際俺も大変なんだよ。込み入った事情なんだけど、俺だけかけ持ちっていうか……」
「言えない事情は、そもそもが後ろめたい証拠だぞ!」
「嘘つきは悪人の始まりだべ!」
孝二達は真っ向からの正論で恭介の言い訳を粉砕した。
「ひえぇ……大体、俺だけ負担でかすぎるんだよ。俺も姫様の歓迎会出たかったなぁ」
何やらぶつくさ唱える恭介だったが、そこで外から物音が聞こえた。
笹薮を獣が駆けるような、ガサガサとやかましい音が響き、引き戸が勢い良く開け放たれたのだ。
次の瞬間、恭介は後頭部を強打されて倒れていた。
肌を突き刺す隙間風に、飛崎凛子は身を硬くした。
濃く力強い眉、きりりと鋭い目元。
長い黒髪をポニーテールにまとめ、日に焼けた全身を、支給品のジャージで包んでいる。
今は立ったまま腕組みし、壁にもたれている彼女こそ、『大間の闘魂』の異名で呼ばれ、第2船団で名の知れた人型重機のパイロットだった。
彼女がいるのは、能登半島の最南端にある、第2船団の兵員詰め所である。
プレハブの建屋は防寒性に乏しく、旧式の属性添加式暖房器具が、懸命に光と暖気を振り撒いている。
室内には他にも10名ほどの若者が集っていたが、誰もが疲れ果てていた。
腰掛けて項垂れる者、天を仰いで目を閉じる者。クッションやぬいぐるみを抱き、死んだように眠る者。
(…………このままじゃ、いつまでもつか分からないね……)
皆の様子をうかがい、凛子はぎゅっと腕組みした手に力を入れる。
最前線で人々を守る、第101特別重機小隊『雪月花』……通称『特雪』は、えり抜きの猛者ばかりだったが、最近は緊急出動の連続で、ほとんど息つく暇も無かった。
越後平野一帯を攻撃している敵が、とにかく出鱈目に強いからだ。
多脚の獣のような姿をした特殊な餓霊は、動きが素早く、射撃がほとんど当たらない。
結果として刀を抜いての取っ組み合い、つまり格闘戦の比重が増して、隊員の消耗が加速度的に増えているのだ。
「……!」
不意に目の前のストーブが、ぱちぱちと音を立てた。
さっきから調子が悪いのであるが、弱々しく光がまたたく様は、まるで消え入る前の蝋燭のようだ。
それが自分達の行く末のようにも感じられて、凛子は思わず首を振った。
(何を弱気になってんだ、あたいは! まだ出来る事はあるだろっ……!)
凛子は目だけを動かし、隣に座る少年に語りかけた。
「……孝二、あんたはまだ動ける?」
「……出来る出来ないじゃない。やるだけだろ、凛子」
少年はパイプ椅子に座り、精神を集中するように目を閉じていた。
彼は同じ隊の副官であり、名は若松孝二。実直で竹を割ったような性格で、他の隊員からの信頼も厚い。
今は見えないが、ジャージの背中には福島の誇るド根性人形『起き上がり小法師』にちなみ、『七転び八起き』と書いてあるのだ。
背中に文字を書く慣例は、船団長である『鉄人』船渡健児が率いた伝説のパイロット集団『神武勲章隊』が始めたもので、今でも特雪はその伝統を受け継いでいた。
先輩達からもらった勇気のバトンを、落とさぬように、絶やさぬように。自分達が死ぬ前に、次の誰かに託せるのだろうか。
凛子はかたわらの竹刀を手に取り、気を紛らわせるように素振りを始めた。
「それにしてもっ、恭介の、やつっ、遅いねっ」
「急用だと言っていたが、確かに遅いな」
孝二も目をあけて頷いた。
そこでもう一人の少女が歩いてきて、ストーブに金色の薬缶を乗せる。
「……どうせどっかほっつき歩いてるべ。あいつ東北のくせに、忍耐が足らねえだ」
凛子は竹刀を振る手を止め、見かねて忠告してしまう。
「しぐれ、石油ストーブじゃないから。切り替えないと、上方向に熱出ないよ」
「いっけね、忘れてたべ」
少女は慌てて属性添加ストーブのスイッチを『横方向』から『上・横方向』に切り替えた。
彼女は天童しぐれ、同じくこの隊のパイロットの1人である。
くりんとした目、素朴な顔立ちが愛らしい人物だったが、いかんせん訛りが強い。
避難や移動で各地の人がごった返し、意思疎通のため、人々は自然に標準語っぽい言葉を喋るようになったのだが…………彼女だけはどうしても訛りが抜け切らなかったのだ。
この手の人はたまにいて、特に関西人は高確率でそうだという。
「急に寒くなったし、ほんとなら芋煮鍋でもしてえべな」
しぐれは呟いて、人の良さそうな笑みを浮かべる。
辛抱強くてよく働く、東北人のお手本のような少女だったが、芋意への執着だけは捨てきれず、寒くなるとこの単語が飛び出すのだ。
出来れば食べさせてやりたい凛子だが、里芋も調味料も手に入らないのが辛いところ。それでも会話ぐらいは付き合おう、と凛子は話に乗っかった。
「……芋煮ねえ。しめのうどんぐらいなら手に入るかも知れないけど、肉はまだ当分先だね」
「そう言えば凛子、第5船団が小麦作ってるって言ってたか。内陸まで取り戻して、うどんとかも食べてるらしいな」
凛子の気遣いを察したのか、孝二も珍しく無駄話に参加してくる。
「小麦があるなら、俺はラーメンがいい」
「喜多方ラーメン? 意外じゃん。いつもならにしんの山椒漬けとか、こづゆ汁とかシブイ事言いそうなのに」
こづゆ汁とは、貝柱でダシをとった祝い事の汁ものであり、凛子も幼い頃、福島の孝二の家で何度か食べた。本来は薄味仕立てなのだが、県外からの客がある時は、気遣いで濃いめの味にする事もあるらしい。
実際、凛子の家は濃い味が好きで、代々高血圧……もとい血の気が多い。だが、だからこそ寒い海でマグロ漁が出来るのだ、と凛子は内心言い訳をするのだ。
「……いや、もちろんこづゆも食いたいさ。けど子供らも食べたいだろと思って。子供はラーメン好きだからな」
孝二は少し表情を緩めて言った。
「さっき見たけど、避難所も暖房足りてないし、子供らみんな震えてた。だからせめて、うまいもん食わせてやりたいって思ってな」
孝二は10代のくせに、子を持つ親のような事を言う。
「そだな、そんならおらもラーメンがいい。みんなきっと喜ぶべ」
しぐれも笑顔で頷いた。
「あの子らだけは守らねえと。おら達も、そうやって守ってもらったんだから、恩返しだべ」
「…………っ!」
凛子は思わず歯をかみ締めた。
(…………なんでこんな、いい奴ばっかなんだろう……!)
一番に死ぬような部隊なのに、死なせたくない者ばかりだった。
(……分かってる、当然だ。そうじゃない奴は逃げ出して、残ってるのはとびきりのお人好しだけなんだから)
バカが付くほど我慢強くて、自分の事は後回し。そんな何が何でも生き残って欲しい仲間だけが残ったのである。
けれど自分は隊長だ。疲れ果て、今にも倒れそうな彼らに対し、残酷な命令を下さねばならない。
(言えるか、あたいに? ボロボロになってるこいつらに、『もっかい出撃しろ』って言えんのかよ……!?)
死刑宣告にも等しいその言葉を、果たして自分に言えるだろうか?
その時の事を考えると、竹刀を握る手にぎりぎりと力が入った。
「……凛子、どうした?」
タイミングの悪い事に、孝二がこちらを気遣ってくる。
今までこらえていた感情がこみ上げそうになる凛子だったが、なんとか無理をしてからかってみる。
「べっ、別に……でもしぐれはほらっ、冷やしラーメン好きだったじゃん?」
「確かに山形の名物だども。このしばれる季節にあんまりだべ?」
一同はそこで久しぶりに笑った。
……が、そこでバタバタと物音が響いた。誰かがせわしなく外を駆ける音だ。
凛子は振り向きもせずに呟く。
「……この落ち着きのない足音は、恭介だね」
「んだ」
「俺もそう思う」
皆の予想通り、引き戸を開けて入ってきたのは、隊員の松島恭介だった。
活発そうな明るい顔立ち。
ジャージではなく、てかてかと光沢のある青いスタジアムジャンパー。
飛んだりはねたり自己主張の激しい、マンガの主人公のような髪型。
両目とも健在なくせに、伊達メガネならぬ伊達眼帯を付けた彼は、やはり特雪のパイロットの1人なのだ。
彼は後ろ手でドアを閉めると、膝に手を置いて息をついた。
「いや、悪い悪い、思ったより用が長引いてさ……って、うわっ!?」
凛子が振り下ろした竹刀に反応し、彼は咄嗟に後ずさった。伊達アイパッチを手でめくり、目を見開いて驚いている。
「あ、危ないって凛子隊長!」
「遅いっ、あんたどこで何やってた!」
凛子が竹刀を突きつけると、孝二やしぐれも彼に迫った。
「ほんとに遅いぞ、恭介!」
「今日と言う今日は性根を叩きなおすべ!」
恭介は青ざめた顔で一同を見回し、いつものように弁解を始めた。
「……い、いや、悪いとは思うんだけどさ、実際俺も大変なんだよ。込み入った事情なんだけど、俺だけかけ持ちっていうか……」
「言えない事情は、そもそもが後ろめたい証拠だぞ!」
「嘘つきは悪人の始まりだべ!」
孝二達は真っ向からの正論で恭介の言い訳を粉砕した。
「ひえぇ……大体、俺だけ負担でかすぎるんだよ。俺も姫様の歓迎会出たかったなぁ」
何やらぶつくさ唱える恭介だったが、そこで外から物音が聞こえた。
笹薮を獣が駆けるような、ガサガサとやかましい音が響き、引き戸が勢い良く開け放たれたのだ。
次の瞬間、恭介は後頭部を強打されて倒れていた。
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