34 / 110
第四章その3 ~ようこそ関東へ!~ くせ者だらけの最強船団編
横須賀の奇跡1
しおりを挟む
そして運命のあの日、大量の餓霊に襲われた避難区は、絶体絶命に陥った。
雪菜達の神武勲章隊も出撃したが、敵は数隊に分かれて進軍しており、とても全てのルートを防衛出来ない。
予備の重機もあるにはあるが、死傷が続きパイロットも足りておらず、避難の船も間に合わない。
この避難区に飢えた亡者が押し寄せるのも、最早時間の問題だった。
人々は終わりを悲観し泣き叫び、あの同年代の子供達も、頭を抱えて震えていた。
誠はその時考えた。
(そうだ、僕が守らなきゃ……!!)
なぜかは分からないけれど、不思議とそう思えたのだ。
子供じみたヒーロ―願望だったのか、毎日練習してきたという自負が、積み重なっていたせいなのか。
もしかしたら、自分からすべてを奪った恐ろしい怪物どもへ、無意識に強い怒りを抱いていたせいかも知れない。
誠は無我夢中で格納庫に行くと、予備の重機に飛び乗った。
「バカ言うな、お前は子供だ!」
親方達は必死に止めたが、誠も負けずに嘆願した。
「シュミレーターはやったし、じっとしてても死ぬんでしょ!? どうせ死ぬなら、一か八かやらせて下さい!」
当初は渋っていた親方も、最後には納得してくれた。
『よし坊主、行って来い! 死ぬ時はみんな一緒だ……!!』
震えて汗ばむ小さな手で、初めて握った本物の操作レバー。
人々は不安な顔で起動する重機を見つめ、あの子供達も、ぽかんとして誠を見送っていたっけ。
……そこからは、もう何が何だか分からなかった。
シュミレーターと同じだった事、ぜんぜん違っていた事。
思っていたよりやれた事、逆にやれなかった事。
色んな事実が目まぐるしく判明したが、いちいち動揺する暇はない。
肌を突き刺す怪物どもの殺気に足がすくみそうになったが、誠は死に物狂いで勇気を振り絞った。
苦戦していた守備隊のパイロット達を助け、無意識に敵の動きを予想しながら、ただひたすらに引き金を引いた。
まぐれなのかどうなのか、弾はかなりの命中率で敵の動きを止めてくれたし、諦めかけたパイロット達は、誠を見ると驚いて、再び勇気を取り戻した。
「こんな子供が……!」
「ちくしょう、俺達も負けてられるか!」
「あいつらそう長くは浜にいない、だからもちこたえろ!」
そんな事を言いながら、ボロボロになっていた先輩達は立ち上がってくれたのだ。
……ただ、それでも味方は防衛線を後退させ、横須賀付近に追い込まれていった。
更に悪い報せも飛び込んできた。
敵の指揮官らしき巨大な餓霊……下半身は百足、上半身は鎧武者のような怪物が、三浦半島の逗子方面守備隊を蹴散らし、こちらに向かって来ているらしい。
合流した守備隊によると、相手の赤い防御魔法……つまり電磁バリアは信じられない頑強さであり、こちらの攻撃をものともせず、突進して防御壁を踏み破る強敵らしい。
……しかしその時、誠は妙な違和感を覚えた。
実際に餓霊どもと戦い、その脅威を肌で感じて、何かがおかしいと思ったのだ。
(そんな強い相手がいるのに、なんで今まで持ちこたえられたんだろう……?)
(あんな手強い怪物達が、なんで海辺の避難区だけは、なかなか攻められないんだろう?)
(そもそもなんで、最初から海辺にいないんだ? 『そう長くは浜にいない』って……何か怖がってるみたいに……)
答えを探す誠だったが、ふと機体の足元に散らばるチラシに目をやった。
よく駅や港に置かれている、A4サイズのその広告は、この三浦半島の北端にある水族館のものである。
人懐こい?巨大なシャチが水飛沫を巻き上げ、人々が歓声を上げる様子が、夏の風物詩として写されていたのだ。
誠はそこで思い当たった。
(そうだ、水だ……水かもしれない!!)
急いで親方と連絡を取り、駄目もとでアイディアを伝えた。
一部の大人は、そんなバカなと叫んでいたそうだ。ミサイルを防ぎ、戦車砲をも弾く餓霊が、ただの海水を恐れるはずがないと。
そこで反論する人々を抑えたのは、帽子を被ったちょっと怖そうなおじさんである。
『いいんでねえの? どうせ他に手はねえんだ、黙ってても喰われるだけだろ』
後で知ったのだが、関東で名高い伊能重工業を取り仕切る人物だった。
避難区を維持する出資者様の発言に、反対する人々は押し黙った。
そこで親方が言ったのだ。
『分かった坊主、やってみる。けどな、ただの消火ホースであいつに届くか?』
押し黙る誠だったが、そこで画面に白衣のおじさんが進み出た。
『銃の添加機があるだろう。あれで挟んでみたらどうだ?』
彼の白衣の裾には、あの大人びた顔の女の子がすがりついている。
他にもダルマを持った少年や、写真を抱えた女の子も傍にいた。
あまり特徴の無い黒髪の子も一緒にいたが、彼が一番目に力があって、無言で画面の誠を見つめている。目でわかる、頑張れと応援してくれているのだ。
おじさんはすがりつく女の子の頭に手を置き、言った。
『ホースの先端を、添加機に使う伝導用合金で挟めばいい。100%伝わらなくても、射程が延びればいいわけだしな』
要は電磁加速砲のように、属性添加機でホース先端をサンドイッチし、そのエネルギーで水を送り出すわけだ。
親方は納得し、配下の若者達に怒鳴った。
『お前ら、添加機をかき集めろ! 予備のアサルトガンのも全部だっ!』
そこで迷彩服姿の男性が、協力を申し出てくれた。
『すみません、自分は池谷と申します。隊は壊滅し、今は何の権限もありませんが、元陸自です』
髪を短く切ったその人は、巨体だが人柄の良さそうな男性だった。
今は指揮系統がほぼ止まり、機能停止に陥っていた自衛隊だが、いてもたってもいられなくなったらしい。
『敵がバリケードを破る攻城用の存在なら、メインのバリケードを後退させればおびき寄せられるはず。そして港近くまで来た時、道路を爆破して動きを止め、一斉に放水しましょう。攻撃に適した地点は…………この辺りでしょうか。巨体の餓霊が通りやすい大通りで、港までの直線道路です』
彼は地図を指差しながら説明していく。
この混乱が始まる直前に拡張された大通りは、確かに敵が通るのに適するだろう。しかも左右の中層ビルが死角になって、こちらの動きも見えにくいはず。
『なるほどな、敵さんが壊したい物をこっちの射程に引き寄せるわけか。敵もまさかそこまで海水が届くとは思ってないだろうし』
親方の言葉に、池谷氏は頷いた。
『はい。それにもし、放水の力が必殺たりえなくても、視界を塞ぐ効果はあるでしょう。爆発で動きが止まり、放水で何も見えない所に一斉攻撃。さしもの敵も慌てるかもしれません』
『あんた、見かけによらず知将だな』
親方が言うと、池谷はニヤリと笑みを浮かべた。
『こう見えて臆病ですから。更に言えば、こう見えて下っ端でした』
池谷はそこで画面から誠を見つめる。
『君は……勇敢な子だな。私は無力だから、もう諦めかけていたけど……覚悟を決めた。君と一緒に戦うよ』
「…………」
誠は無言で何度も頷いた。
大人ってすごい。心の底からそう思った。
誠の子供じみたアイディアを叩き直して、現実的な、完成度の高いものに変えていってくれる。作戦とはこうして磨くのか、と誠は素直に感動したのだ。
絶望に染まりかけていた避難区は、にわかに慌しくなった。
雪菜達の神武勲章隊も出撃したが、敵は数隊に分かれて進軍しており、とても全てのルートを防衛出来ない。
予備の重機もあるにはあるが、死傷が続きパイロットも足りておらず、避難の船も間に合わない。
この避難区に飢えた亡者が押し寄せるのも、最早時間の問題だった。
人々は終わりを悲観し泣き叫び、あの同年代の子供達も、頭を抱えて震えていた。
誠はその時考えた。
(そうだ、僕が守らなきゃ……!!)
なぜかは分からないけれど、不思議とそう思えたのだ。
子供じみたヒーロ―願望だったのか、毎日練習してきたという自負が、積み重なっていたせいなのか。
もしかしたら、自分からすべてを奪った恐ろしい怪物どもへ、無意識に強い怒りを抱いていたせいかも知れない。
誠は無我夢中で格納庫に行くと、予備の重機に飛び乗った。
「バカ言うな、お前は子供だ!」
親方達は必死に止めたが、誠も負けずに嘆願した。
「シュミレーターはやったし、じっとしてても死ぬんでしょ!? どうせ死ぬなら、一か八かやらせて下さい!」
当初は渋っていた親方も、最後には納得してくれた。
『よし坊主、行って来い! 死ぬ時はみんな一緒だ……!!』
震えて汗ばむ小さな手で、初めて握った本物の操作レバー。
人々は不安な顔で起動する重機を見つめ、あの子供達も、ぽかんとして誠を見送っていたっけ。
……そこからは、もう何が何だか分からなかった。
シュミレーターと同じだった事、ぜんぜん違っていた事。
思っていたよりやれた事、逆にやれなかった事。
色んな事実が目まぐるしく判明したが、いちいち動揺する暇はない。
肌を突き刺す怪物どもの殺気に足がすくみそうになったが、誠は死に物狂いで勇気を振り絞った。
苦戦していた守備隊のパイロット達を助け、無意識に敵の動きを予想しながら、ただひたすらに引き金を引いた。
まぐれなのかどうなのか、弾はかなりの命中率で敵の動きを止めてくれたし、諦めかけたパイロット達は、誠を見ると驚いて、再び勇気を取り戻した。
「こんな子供が……!」
「ちくしょう、俺達も負けてられるか!」
「あいつらそう長くは浜にいない、だからもちこたえろ!」
そんな事を言いながら、ボロボロになっていた先輩達は立ち上がってくれたのだ。
……ただ、それでも味方は防衛線を後退させ、横須賀付近に追い込まれていった。
更に悪い報せも飛び込んできた。
敵の指揮官らしき巨大な餓霊……下半身は百足、上半身は鎧武者のような怪物が、三浦半島の逗子方面守備隊を蹴散らし、こちらに向かって来ているらしい。
合流した守備隊によると、相手の赤い防御魔法……つまり電磁バリアは信じられない頑強さであり、こちらの攻撃をものともせず、突進して防御壁を踏み破る強敵らしい。
……しかしその時、誠は妙な違和感を覚えた。
実際に餓霊どもと戦い、その脅威を肌で感じて、何かがおかしいと思ったのだ。
(そんな強い相手がいるのに、なんで今まで持ちこたえられたんだろう……?)
(あんな手強い怪物達が、なんで海辺の避難区だけは、なかなか攻められないんだろう?)
(そもそもなんで、最初から海辺にいないんだ? 『そう長くは浜にいない』って……何か怖がってるみたいに……)
答えを探す誠だったが、ふと機体の足元に散らばるチラシに目をやった。
よく駅や港に置かれている、A4サイズのその広告は、この三浦半島の北端にある水族館のものである。
人懐こい?巨大なシャチが水飛沫を巻き上げ、人々が歓声を上げる様子が、夏の風物詩として写されていたのだ。
誠はそこで思い当たった。
(そうだ、水だ……水かもしれない!!)
急いで親方と連絡を取り、駄目もとでアイディアを伝えた。
一部の大人は、そんなバカなと叫んでいたそうだ。ミサイルを防ぎ、戦車砲をも弾く餓霊が、ただの海水を恐れるはずがないと。
そこで反論する人々を抑えたのは、帽子を被ったちょっと怖そうなおじさんである。
『いいんでねえの? どうせ他に手はねえんだ、黙ってても喰われるだけだろ』
後で知ったのだが、関東で名高い伊能重工業を取り仕切る人物だった。
避難区を維持する出資者様の発言に、反対する人々は押し黙った。
そこで親方が言ったのだ。
『分かった坊主、やってみる。けどな、ただの消火ホースであいつに届くか?』
押し黙る誠だったが、そこで画面に白衣のおじさんが進み出た。
『銃の添加機があるだろう。あれで挟んでみたらどうだ?』
彼の白衣の裾には、あの大人びた顔の女の子がすがりついている。
他にもダルマを持った少年や、写真を抱えた女の子も傍にいた。
あまり特徴の無い黒髪の子も一緒にいたが、彼が一番目に力があって、無言で画面の誠を見つめている。目でわかる、頑張れと応援してくれているのだ。
おじさんはすがりつく女の子の頭に手を置き、言った。
『ホースの先端を、添加機に使う伝導用合金で挟めばいい。100%伝わらなくても、射程が延びればいいわけだしな』
要は電磁加速砲のように、属性添加機でホース先端をサンドイッチし、そのエネルギーで水を送り出すわけだ。
親方は納得し、配下の若者達に怒鳴った。
『お前ら、添加機をかき集めろ! 予備のアサルトガンのも全部だっ!』
そこで迷彩服姿の男性が、協力を申し出てくれた。
『すみません、自分は池谷と申します。隊は壊滅し、今は何の権限もありませんが、元陸自です』
髪を短く切ったその人は、巨体だが人柄の良さそうな男性だった。
今は指揮系統がほぼ止まり、機能停止に陥っていた自衛隊だが、いてもたってもいられなくなったらしい。
『敵がバリケードを破る攻城用の存在なら、メインのバリケードを後退させればおびき寄せられるはず。そして港近くまで来た時、道路を爆破して動きを止め、一斉に放水しましょう。攻撃に適した地点は…………この辺りでしょうか。巨体の餓霊が通りやすい大通りで、港までの直線道路です』
彼は地図を指差しながら説明していく。
この混乱が始まる直前に拡張された大通りは、確かに敵が通るのに適するだろう。しかも左右の中層ビルが死角になって、こちらの動きも見えにくいはず。
『なるほどな、敵さんが壊したい物をこっちの射程に引き寄せるわけか。敵もまさかそこまで海水が届くとは思ってないだろうし』
親方の言葉に、池谷氏は頷いた。
『はい。それにもし、放水の力が必殺たりえなくても、視界を塞ぐ効果はあるでしょう。爆発で動きが止まり、放水で何も見えない所に一斉攻撃。さしもの敵も慌てるかもしれません』
『あんた、見かけによらず知将だな』
親方が言うと、池谷はニヤリと笑みを浮かべた。
『こう見えて臆病ですから。更に言えば、こう見えて下っ端でした』
池谷はそこで画面から誠を見つめる。
『君は……勇敢な子だな。私は無力だから、もう諦めかけていたけど……覚悟を決めた。君と一緒に戦うよ』
「…………」
誠は無言で何度も頷いた。
大人ってすごい。心の底からそう思った。
誠の子供じみたアイディアを叩き直して、現実的な、完成度の高いものに変えていってくれる。作戦とはこうして磨くのか、と誠は素直に感動したのだ。
絶望に染まりかけていた避難区は、にわかに慌しくなった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
あやかし猫社長は契約花嫁を逃さない
有沢真尋
キャラ文芸
☆第七回キャラ文芸大賞奨励賞受賞☆応援ありがとうございます!
限界社畜生活を送るズボラOLの古河龍子は、ある日「自宅と会社がつながってれば通勤が楽なのに」と願望を口にしてしまう。
あろうことか願いは叶ってしまい、自宅の押入れと自社の社長室がつながってしまった。
その上、社長の本性が猫のあやかしで、近頃自分の意志とは無関係に猫化する現象に悩まされている、というトップシークレットまで知ってしまうことに。
(これは知らなかったことにしておきたい……!)と見て見ぬふりをしようとした龍子だが、【猫化を抑制する】特殊能力持ちであることが明らかになり、猫社長から「片時も俺のそばを離れないでもらいたい」と懇願される。
「人助けならぬ猫助けなら致し方ない」と半ば強引に納得させられて……。
これは、思わぬことから同居生活を送ることになった猫社長と平社員が、仕事とプライベートを密に過ごし、またたびに酔ったりご当地グルメに舌鼓を打ったりしながら少しずつ歩み寄る物語です。
※「小説家になろう」にも公開しています。
お犬様のお世話係りになったはずなんだけど………
ブラックベリィ
キャラ文芸
俺、神咲 和輝(かんざき かずき)は不幸のどん底に突き落とされました。
父親を失い、バイトもクビになって、早晩双子の妹、真奈と優奈を抱えてあわや路頭に………。そんな暗い未来陥る寸前に出会った少女の名は桜………。
そして、俺の新しいバイト先は決まったんだが………。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました
ひより のどか
ファンタジー
ただいま女神様に『行ってらっしゃ~い』と、突き落とされ空を落下中の幼女(2歳)です。お腹には可愛いピンクと水色の双子の赤ちゃんドラゴン抱えてます。どうしようと思っていたら妖精さんたちに助けてあげるから契約しようと誘われました。転生初日に一気に妖精さんと赤ちゃんドラゴンと家族になりました。これからまだまだ仲間を増やしてスローライフするぞー!もふもふとも仲良くなるぞー!
初めて小説書いてます。完全な見切り発進です。基本ほのぼのを目指してます。生暖かい目で見て貰えらると嬉しいです。
※主人公、赤ちゃん言葉強めです。通訳役が少ない初めの数話ですが、少しルビを振りました。
※なろう様と、ツギクル様でも投稿始めました。よろしくお願い致します。
※カクヨム様と、ノベルアップ様とでも、投稿始めました。よろしくお願いしますm(_ _)m
流行らない居酒屋の話
流水斎
キャラ文芸
シャッター商店街に居酒屋を構えた男が居る。
止せば良いのに『叔父さんの遺産を見に行く』だなんて、伝奇小説めいたセリフと共に郊外の店舗へ。
せっかくの機会だと独立したのは良いのだが、気がつけば、生憎と閑古鳥が鳴くことに成った。
これはそんな店主と、友人のコンサルが四苦八苦する話。
俺様当主との成り行き婚~二児の継母になりまして
澤谷弥(さわたに わたる)
キャラ文芸
夜、妹のパシリでコンビニでアイスを買った帰り。
花梨は、妖魔討伐中の勇悟と出会う。
そしてその二時間後、彼と結婚をしていた。
勇悟は日光地区の氏人の当主で、一目おかれる存在だ。
さらに彼には、小学一年の娘と二歳の息子がおり、花梨は必然的に二人の母親になる。
昨日までは、両親や妹から虐げられていた花梨だが、一晩にして生活ががらりと変わった。
なぜ勇悟は花梨に結婚を申し込んだのか。
これは、家族から虐げられていた花梨が、火の神当主の勇悟と出会い、子どもたちに囲まれて幸せに暮らす物語。
※短編コン用の作品なので3万字程度の短編です。需要があれば長編化します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる