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第二章その4 ~信じてほしいの!~ ガンコ才女の説得編
城喰いが迫る
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誠達は、天草の執務室へと戻っていた。
誠はだいぶ神器の副作用……つまり鶴への恋慕がおさまっていたが、念のため少し鶴と距離をとっていた。
「……………………」
映し出された敵のアジトの映像を眺め、一同は押し黙っていたが、やがて湯香里が口を開いた。
「何これ、わけ分かんない。魔物……っていうの?」
湯香里は着物の胸元をぎゅっと握って、気持ちを落ち着けようとしている。
「……ジーザス。こんなのが隠れていたなんて驚きだ」
「ヘンダーソンの言う通りデスね。東洋の神秘デス」
海兵隊コンビの呟きに、鳳が後を続けた。
「アジトに残っていた資料から、取り急ぎ他の拠点はあたりました。全てもぬけの殻でしたがね」
「ワイらが調べたんやぞ!」
誠の頭にキツネが飛び乗り、誇らしげに言うが、そこで一同は宙を見上げた。
全身を揺さぶる、微かな揺れを感じたのだ。
揺れは断続的に続き、足裏からお腹の中まで這い上がってくる。
「ムム……なんか嫌な予感がするわね」
鶴は怪訝そうに言うと、半透明の地図を映し出した。
そのまま勘に任せ、地図をどんどん北へスクロールしていく。
コマが感心したように呟いた。
「邪気が強いのに、随分遠くまで見えるようになったね」
「それはそうよコマ、私は日々成長しているのよ?」
「飛鳥さんの戦いが刺激になったんだろ」
誠が「飛鳥さん?」と聞くと、鳳が「わたしです」と自分を指差してピースサインをしてみせる。
どうもこの人は感性が古いというのか、じじ臭いというのか……誠は困って苦笑いした。
阿蘇山の辺りまで地図をスクロールすると、唐突に、巨大な敵が映し出された。
「でかい……!」
誠達は息を飲む。
四国で見た厨子王級、いや荒金丸をもはるかに凌ぐサイズだろう。
まだ細部までは見えないものの、敵のシルエットは山椒魚のようである。
背中や頭には角が複数生えていて、強力な電磁式が幾重にも全身を覆っているのが分かる。
「あれが地震の原因ね。滅茶苦茶でっかい餓霊だわ」
鶴が腕組みして言うと、鳳が付け加えた。
「恐らく、集合霊の餓霊ですね。規模からして、数万近い魂が宿っていると思われます」
「集合霊?」
鶴が首を傾げると、鳳は頷いた。
「はい。そもそもいくら地脈の力を浴びても、1つの霊魂が宿せるエネルギー量は決まっています。霊格といって、霊の位によるのですが、餓霊の強い・弱いはこれで決まります」
鳳の説明にあわせ、神使達が紙芝居のような図を出したので、誠達はその図に見入った。
大きな魂は→沢山のエネルギーを吸い込んで大きな餓霊に(強そうな餓霊の図)
小さな魂は→少しのエネルギーしか吸えずに小さな餓霊に(痩せた餓霊の図)
人間で言えば、胃腸が強いと沢山食べられる、みたいな理屈だろう。
「高位の邪霊なら大きなエネルギーを宿せますが、そうした霊はあまり数がおりません。だから沢山の霊魂を集めたのです。ぶどうの実一個だと、そんなに大きくなりませんが、実が集まれば大きな房になりますよね」
誠はそこで鳳に尋ねた。
「じゃあ鳳さん、集合霊を使えば、いつでも高位の邪霊並に強い餓霊が作れるんですか?」
「一応そうですが、もちろんデメリットもあります。はっきりした自我が無いため、単純な動作しか出来ないでしょうし、反魂の術がバラけやすく、そう長くこの世にいられないはず。ただ突進して壁を突き破る……いわば攻城兵器のようなものでしょうが…………いずれにしてもこれが防衛ラインを抜けた時点で負けですね。大量の餓霊がなだれ込み、街を放棄するしかなくなります」
「にっくき敵ね。仮に『城喰い』とでも名付けましょう」
鶴の言葉に、一同は頷いた。
「城喰いはこの一体だけかしら。流石に他にはいないわよね」
鶴が映像を縮小し、広範囲の地図に映しかえると、そこで天草が声を上げた。
「ちょっと待って……! 鶴ちゃん、右上を見せてくれない?」
「分かったわ、あまちゃん」
鶴が地図をスクロールさせると、本州西部、旧山口県の辺りにも、多数の敵軍が集結しているのが見えた。
「やっぱりそう……四国と九州、2船団への同時攻撃ね……!」
天草は表情を険しくした。
地図を拡大して確認すると、本州西部に集結した餓霊は、総勢数万の大軍勢である。
「牽制だとしても、効果は絶大ですね。ヒメ子がいない方を狙えば、それだけで敵が有利になるし」
誠の言葉に、天草はこちらに向き直った。
「…………ねえあなた達。戻った方がいいんじゃないかしら」
「え……?」
誠は思わず声が出たが、天草は真剣な顔で続ける。
「これは嫌味とか、拒絶で言っているんじゃないわ。あなた達のしてくれた事には、とても感謝してる。でも四国が、第5船団が落ちたら何の意味もないし」
だが鶴は即答した。
「いいえ、今は戻らないわ」
鶴は真っ直ぐに天草の目を見つめる。
「四国は体勢を整えてるし、頼れる仲間もいっぱいいるの。それに私達は、鎮西の人達を守りに来たんだから。中途半端に投げ出せないわよ」
「……………………本当に、それでいいの?」
天草は戸惑いながら鶴に尋ねる。
「天草さん、一緒に戦いましょう!」
誠はたまらず割って入った。
「今まで戦ってきた天草さんや、こっちのみんなは凄いと思います。でも限界ってあると思うんです。俺もヒメ子が来てくれた時、最初は意地張って……ヒメ子の助けを拒んでて。あのままなら死んでたと思いますし、この船団にそうなって欲しくないんです……!」
「それは、そうだけど…………」
天草はぎゅっと手を握り締めた。
誠は尚も訴えかける。
「それにこの戦いは、第6船団だけの問題じゃない。あなた達を味方にしなきゃ、僕らもディアヌスに勝てないんです。だから、だからお願いします!」
そこで志布志隊の面々も頭を下げる。
「司令、俺らからも頼むよ! 一緒に戦わせて欲しいんだ!」
壮太の肩に、アイパッチを付けた狛犬が飛び乗った。
「ワシら神使が、人間にお願いするのも変じゃけどな。姉ちゃん、一緒に戦おう!」
キツネや牛も、次々に壮太達の頭や肩に飛び乗った。
「お願いやで!」
「モウレツにお願いいたします!」
いつの間にか、ぬいぐるみのモアイと弥五郎どん人形も床に並んで、じりじりと迫りつつあった。
八千穂もぬいぐるみを掲げ、ぐいぐい天草に押し付ける。
「お、おおお、お願いします! 弥五郎どんだって、元は朝廷に対抗した九州の英雄です。でも今は過去を水に流して、一緒に日本を見守ってくれてるんです!」
お願いします、という大合唱が、幾度となく部屋に響き渡った。
天草は根負けしたように頷いた。
「………………わ、分かったわ。船団長の……島津さんに申請してみます」
飛び上がって喜ぶ一同だったが、天草は念を押すように言った。
「……で、でも島津さんは多分、私よりも手ごわいわよ?」
「確かに、ガンコを煮しめたようなおじさんだったわ」
鶴は腕組みして頷いた。
誠もそれは同意見である。
「島津さんか、確かに強情そうだったな。あのマゲも戦国武将っぽかったし……」
「ふむ、武将……?」
鶴は首を傾げていたが、
「そうよ黒鷹っ、武将だわっ!!!!!」
『うわっ!?』
一同はひっくり返ったが、鶴は構わず拳を握り締めた。
「武家の誇りがあるのなら、先祖の武将に説得してもらいましょう! それなら言う事を聞くはずだわ!」
コマが頭をさすりながら身を起こす。
「いてて……でも鶴、霊界と繋げるのは大変だよ? 清められた聖地ならともかく、ここで穴をぶち開けると、戦いの霊力が足りなくなっちゃう」
「それも考えがあるわ」
鶴は得意げに鎧の胸を叩いた。
「祭神の力を借りるのよ」
「祭神……」
一同はしばし不思議そうに顔を見合わせたが、やがて叫んだ。
『祭神って、ゼノファイアの!?』
「そうよ。前にガレちゃんの力を弾に込めて、敵のボスを撃ち抜いたでしょう。あんなふうに霊気だけ借りて、私が術を使えばいいの。今の私ならきっと出来るわ」
鶴は自信満々で笑顔を見せた。
誠はだいぶ神器の副作用……つまり鶴への恋慕がおさまっていたが、念のため少し鶴と距離をとっていた。
「……………………」
映し出された敵のアジトの映像を眺め、一同は押し黙っていたが、やがて湯香里が口を開いた。
「何これ、わけ分かんない。魔物……っていうの?」
湯香里は着物の胸元をぎゅっと握って、気持ちを落ち着けようとしている。
「……ジーザス。こんなのが隠れていたなんて驚きだ」
「ヘンダーソンの言う通りデスね。東洋の神秘デス」
海兵隊コンビの呟きに、鳳が後を続けた。
「アジトに残っていた資料から、取り急ぎ他の拠点はあたりました。全てもぬけの殻でしたがね」
「ワイらが調べたんやぞ!」
誠の頭にキツネが飛び乗り、誇らしげに言うが、そこで一同は宙を見上げた。
全身を揺さぶる、微かな揺れを感じたのだ。
揺れは断続的に続き、足裏からお腹の中まで這い上がってくる。
「ムム……なんか嫌な予感がするわね」
鶴は怪訝そうに言うと、半透明の地図を映し出した。
そのまま勘に任せ、地図をどんどん北へスクロールしていく。
コマが感心したように呟いた。
「邪気が強いのに、随分遠くまで見えるようになったね」
「それはそうよコマ、私は日々成長しているのよ?」
「飛鳥さんの戦いが刺激になったんだろ」
誠が「飛鳥さん?」と聞くと、鳳が「わたしです」と自分を指差してピースサインをしてみせる。
どうもこの人は感性が古いというのか、じじ臭いというのか……誠は困って苦笑いした。
阿蘇山の辺りまで地図をスクロールすると、唐突に、巨大な敵が映し出された。
「でかい……!」
誠達は息を飲む。
四国で見た厨子王級、いや荒金丸をもはるかに凌ぐサイズだろう。
まだ細部までは見えないものの、敵のシルエットは山椒魚のようである。
背中や頭には角が複数生えていて、強力な電磁式が幾重にも全身を覆っているのが分かる。
「あれが地震の原因ね。滅茶苦茶でっかい餓霊だわ」
鶴が腕組みして言うと、鳳が付け加えた。
「恐らく、集合霊の餓霊ですね。規模からして、数万近い魂が宿っていると思われます」
「集合霊?」
鶴が首を傾げると、鳳は頷いた。
「はい。そもそもいくら地脈の力を浴びても、1つの霊魂が宿せるエネルギー量は決まっています。霊格といって、霊の位によるのですが、餓霊の強い・弱いはこれで決まります」
鳳の説明にあわせ、神使達が紙芝居のような図を出したので、誠達はその図に見入った。
大きな魂は→沢山のエネルギーを吸い込んで大きな餓霊に(強そうな餓霊の図)
小さな魂は→少しのエネルギーしか吸えずに小さな餓霊に(痩せた餓霊の図)
人間で言えば、胃腸が強いと沢山食べられる、みたいな理屈だろう。
「高位の邪霊なら大きなエネルギーを宿せますが、そうした霊はあまり数がおりません。だから沢山の霊魂を集めたのです。ぶどうの実一個だと、そんなに大きくなりませんが、実が集まれば大きな房になりますよね」
誠はそこで鳳に尋ねた。
「じゃあ鳳さん、集合霊を使えば、いつでも高位の邪霊並に強い餓霊が作れるんですか?」
「一応そうですが、もちろんデメリットもあります。はっきりした自我が無いため、単純な動作しか出来ないでしょうし、反魂の術がバラけやすく、そう長くこの世にいられないはず。ただ突進して壁を突き破る……いわば攻城兵器のようなものでしょうが…………いずれにしてもこれが防衛ラインを抜けた時点で負けですね。大量の餓霊がなだれ込み、街を放棄するしかなくなります」
「にっくき敵ね。仮に『城喰い』とでも名付けましょう」
鶴の言葉に、一同は頷いた。
「城喰いはこの一体だけかしら。流石に他にはいないわよね」
鶴が映像を縮小し、広範囲の地図に映しかえると、そこで天草が声を上げた。
「ちょっと待って……! 鶴ちゃん、右上を見せてくれない?」
「分かったわ、あまちゃん」
鶴が地図をスクロールさせると、本州西部、旧山口県の辺りにも、多数の敵軍が集結しているのが見えた。
「やっぱりそう……四国と九州、2船団への同時攻撃ね……!」
天草は表情を険しくした。
地図を拡大して確認すると、本州西部に集結した餓霊は、総勢数万の大軍勢である。
「牽制だとしても、効果は絶大ですね。ヒメ子がいない方を狙えば、それだけで敵が有利になるし」
誠の言葉に、天草はこちらに向き直った。
「…………ねえあなた達。戻った方がいいんじゃないかしら」
「え……?」
誠は思わず声が出たが、天草は真剣な顔で続ける。
「これは嫌味とか、拒絶で言っているんじゃないわ。あなた達のしてくれた事には、とても感謝してる。でも四国が、第5船団が落ちたら何の意味もないし」
だが鶴は即答した。
「いいえ、今は戻らないわ」
鶴は真っ直ぐに天草の目を見つめる。
「四国は体勢を整えてるし、頼れる仲間もいっぱいいるの。それに私達は、鎮西の人達を守りに来たんだから。中途半端に投げ出せないわよ」
「……………………本当に、それでいいの?」
天草は戸惑いながら鶴に尋ねる。
「天草さん、一緒に戦いましょう!」
誠はたまらず割って入った。
「今まで戦ってきた天草さんや、こっちのみんなは凄いと思います。でも限界ってあると思うんです。俺もヒメ子が来てくれた時、最初は意地張って……ヒメ子の助けを拒んでて。あのままなら死んでたと思いますし、この船団にそうなって欲しくないんです……!」
「それは、そうだけど…………」
天草はぎゅっと手を握り締めた。
誠は尚も訴えかける。
「それにこの戦いは、第6船団だけの問題じゃない。あなた達を味方にしなきゃ、僕らもディアヌスに勝てないんです。だから、だからお願いします!」
そこで志布志隊の面々も頭を下げる。
「司令、俺らからも頼むよ! 一緒に戦わせて欲しいんだ!」
壮太の肩に、アイパッチを付けた狛犬が飛び乗った。
「ワシら神使が、人間にお願いするのも変じゃけどな。姉ちゃん、一緒に戦おう!」
キツネや牛も、次々に壮太達の頭や肩に飛び乗った。
「お願いやで!」
「モウレツにお願いいたします!」
いつの間にか、ぬいぐるみのモアイと弥五郎どん人形も床に並んで、じりじりと迫りつつあった。
八千穂もぬいぐるみを掲げ、ぐいぐい天草に押し付ける。
「お、おおお、お願いします! 弥五郎どんだって、元は朝廷に対抗した九州の英雄です。でも今は過去を水に流して、一緒に日本を見守ってくれてるんです!」
お願いします、という大合唱が、幾度となく部屋に響き渡った。
天草は根負けしたように頷いた。
「………………わ、分かったわ。船団長の……島津さんに申請してみます」
飛び上がって喜ぶ一同だったが、天草は念を押すように言った。
「……で、でも島津さんは多分、私よりも手ごわいわよ?」
「確かに、ガンコを煮しめたようなおじさんだったわ」
鶴は腕組みして頷いた。
誠もそれは同意見である。
「島津さんか、確かに強情そうだったな。あのマゲも戦国武将っぽかったし……」
「ふむ、武将……?」
鶴は首を傾げていたが、
「そうよ黒鷹っ、武将だわっ!!!!!」
『うわっ!?』
一同はひっくり返ったが、鶴は構わず拳を握り締めた。
「武家の誇りがあるのなら、先祖の武将に説得してもらいましょう! それなら言う事を聞くはずだわ!」
コマが頭をさすりながら身を起こす。
「いてて……でも鶴、霊界と繋げるのは大変だよ? 清められた聖地ならともかく、ここで穴をぶち開けると、戦いの霊力が足りなくなっちゃう」
「それも考えがあるわ」
鶴は得意げに鎧の胸を叩いた。
「祭神の力を借りるのよ」
「祭神……」
一同はしばし不思議そうに顔を見合わせたが、やがて叫んだ。
『祭神って、ゼノファイアの!?』
「そうよ。前にガレちゃんの力を弾に込めて、敵のボスを撃ち抜いたでしょう。あんなふうに霊気だけ借りて、私が術を使えばいいの。今の私ならきっと出来るわ」
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