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第二章その3 ~肥後もっこすを探せ!~ 鹿児島ニンジャ旅編
可愛いは正義?
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「……よし、ここがあの時の廊下だね。都合良く誰もいないよ」
コマは順調に進み、とうとう天草氏の自室近くまで辿り着いた。
「それじゃ元の大きさに戻りましょう」
まず鶴が大きくなり、続いて誠を打ち出の小槌で軽く叩く。
「いてて……これでやっと……あれ?」
誠は自らの異変に気が付いた。
どうも体に違和感を感じる。
前はこんなに視線が低かっただろうか?
消火器と目線が変わらないし、これじゃ小さな子供である。
「まあ……!」
鶴は両手を頬に当て、嬉しそうに呟いた。
「可愛い! 黒鷹が子供になっちゃったわ」
「それは鶴、年齢調節ダイヤルを触ったんだよ」
小槌を確認すると、確かに見えにくい位置にダイヤルが付いていた。
「い、いいから早く戻してくれよっ」
焦る誠だったが、鶴は誠をまじまじと眺める。
「うーん……可愛いから、しばらくこのままにしましょう」
「おいいっ! それは困る!」
「さあ行くわ! いざ、もっこすレディーと対決よ!」
鶴は拳を振り上げ、さっさと歩き始めている。
「いやちょっと待てよ、コマもなんとか言ってくれ!」
「あっ黒鷹、誰か出て来るよ!」
コマが唐突に叫んだので、誠達はとっさに物陰に隠れた。
部屋から出てきたのは、補佐官らしき女性だった。
とても賢そうな顔立ちで、胸の前に書類を抱き、長い髪を頭の右横で結わえている。
彼女はこちらに気付いた様子もなく、足早に立ち去って行った。
「……行ったみたいだな。ヒメ子、早く戻してくれよ」
誠は冷や汗を流しながら言うが、鶴は既に影も形もない。
「…………えっ?」
誠は物陰から飛び出したが、そこには最早、鶴もコマもいなかったのだ。
「い、いない!? どこ行った!?」
焦る誠だったが、しばらくするとまたドアが開き、別の女性が現れた。
癖の強い黒髪を長く伸ばし、凛々しい顔立ちの彼女こそ、他ならぬ天草瞳本人だったのだ。
ドアの表示板を『外出/短時間』に変更すると、彼女はこちらに背を向ける。
「くそっ、どうすりゃいいんだ」
色々と計画が狂ってしまった。
鶴の説得が失敗しても、自分の身の上を天草氏に伝えれば何とかなると思っていたのだ。
共に横須賀避難区にいたわけだし、相手は雪菜と同じ神武勲章隊のメンバーなのだ。
でも今は子供の姿。この格好で何を言っても、多分信じて貰えないだろう。
「け、けど……目的は天草さんだし、行くしかないか……!」
誠は覚悟を決めると、彼女の後を小走りにつけ始めた。
執務机に手を置いたまま、天草は項垂れていた。
断続的に襲う頭痛は、意識が遠退きそうな激しさである。
目の前で報告を続ける補佐官の声すらも、夢現であるかのように現実味が無い。
「………………司令? 司令、大丈夫ですか?」
「……あ、ああ、ごめんなさい。聞いてるわ」
天草は慌てて視線を上げ、取り繕って微笑んだ。
秘書官は心配そうにこちらを覗き込んでいる。
「あの、何度も失礼ですが……本当に、一度ちゃんとお休みになられてはいかがでしょうか」
「ありがとう……でも今が正念場なの。この鹿児島が抜かれれば、九州全土が餓霊の手に落ちてしまうわ。だからもう少し、ごめんね?」
「……了解しました」
女性仕官はまだ何か言いたげだったが、何とか納得してくれたようだった。
「すみません。それでは失礼いたします」
「お疲れ様……あら?」
天草はそこで気が付いた。
頭を下げる秘書官の首筋……丁度髪で隠れていた部分に、黒い痣のようなものが見えたからだ。
最近までこんな痣は無かったはずなのに、どこか具合が悪いのだろうか?
……いや、具合の悪くない者など、今この場にいるものかと考え、天草は彼女を見送る。誰もが満身創痍なのだ。
「………………」
ふう、と大きく息をつき、机上のデータに視線を戻した。
全ての情報をもう一度チェックし、あらゆる可能性を模索するも、彼我の戦力差は絶望的だった。
迫る餓霊の軍勢により、もうすぐここも火の海になるのだ。
種子島や屋久島、甑島列島や五島列島などの特等避難区に行けない大勢の人々は、ここで命を失うだろう。
不意に『同盟』、という言葉が頭をよぎった。
座してこのまま死ぬならば、一時的でも第5船団との同盟を結ぶべきだろうか。
東の宮崎方面、西の川内か串木野方面から第5船団が上陸し、鹿児島に迫る敵を挟撃出来れば、勝ち目があるかも知れないが…………
「…………っ!!!」
その時再び、割れるような頭痛が襲った。
激しい眩暈、そして耳鳴り。
視界が次第に暗転し、あの高千穂研の光景が蘇った。
開けて! お願い開けて!
まだ少女だった自分は、必死にその扉を叩いた。
けれど高く聳える扉は、いくら叫んでも開いてくれない。
決して助けに来ないあの人を呼びながら、何度も何度も、開かずの門を叩いたのだ。
避難してきた人達は、やがて天草の方を見た。
怒りに満ちたその視線は、何度思い出しても震えが来る。
私じゃないの、と言いたかった。
私じゃない、あの人のせいなんだと。
(そうだ……私はあの男とは違う……!)
天草は両手で頭を押さえ、髪を強く握り締めた。
(違う……あいつとは違うんだ……!)
天草は頭痛と闘いながら、懸命に意識を保とうとした。
だがその苦しみは、唐突に薄らいだのだ。
「……???」
天草は顔を上げ、不思議そうに周囲を見回した。
何だろう。
とても清々しい何かが、ドアの外にいるような気がした。
「………………」
恐る恐る扉に歩み寄ると、思い切ってドアノブを回し、通路に出てみる。
なぜだか不思議と気分が良かった。
(……少し歩けば、このまま落ち着くかもしれない)
自然とそんなふうに思えたのだ。
ドアの表示を外出に替え、足早に歩き出すのだったが……
「あいたっ!」
不意に背後から声が聞こえ、何かが倒れる音がした。
振り返ると、そこには小さな男の子がいたのだ。
「え? こ、子供?」
天草は一瞬混乱してしまった。
本来一般人のいるはずのない艦内である。
男の子は慌てて起き上がり、飛び上がって逃げていく。
「ちょ、ちょっと待って、どこから入ったの?」
天草は若干たどたどしい足取りで、男の子を追いかけたのだ。
コマは順調に進み、とうとう天草氏の自室近くまで辿り着いた。
「それじゃ元の大きさに戻りましょう」
まず鶴が大きくなり、続いて誠を打ち出の小槌で軽く叩く。
「いてて……これでやっと……あれ?」
誠は自らの異変に気が付いた。
どうも体に違和感を感じる。
前はこんなに視線が低かっただろうか?
消火器と目線が変わらないし、これじゃ小さな子供である。
「まあ……!」
鶴は両手を頬に当て、嬉しそうに呟いた。
「可愛い! 黒鷹が子供になっちゃったわ」
「それは鶴、年齢調節ダイヤルを触ったんだよ」
小槌を確認すると、確かに見えにくい位置にダイヤルが付いていた。
「い、いいから早く戻してくれよっ」
焦る誠だったが、鶴は誠をまじまじと眺める。
「うーん……可愛いから、しばらくこのままにしましょう」
「おいいっ! それは困る!」
「さあ行くわ! いざ、もっこすレディーと対決よ!」
鶴は拳を振り上げ、さっさと歩き始めている。
「いやちょっと待てよ、コマもなんとか言ってくれ!」
「あっ黒鷹、誰か出て来るよ!」
コマが唐突に叫んだので、誠達はとっさに物陰に隠れた。
部屋から出てきたのは、補佐官らしき女性だった。
とても賢そうな顔立ちで、胸の前に書類を抱き、長い髪を頭の右横で結わえている。
彼女はこちらに気付いた様子もなく、足早に立ち去って行った。
「……行ったみたいだな。ヒメ子、早く戻してくれよ」
誠は冷や汗を流しながら言うが、鶴は既に影も形もない。
「…………えっ?」
誠は物陰から飛び出したが、そこには最早、鶴もコマもいなかったのだ。
「い、いない!? どこ行った!?」
焦る誠だったが、しばらくするとまたドアが開き、別の女性が現れた。
癖の強い黒髪を長く伸ばし、凛々しい顔立ちの彼女こそ、他ならぬ天草瞳本人だったのだ。
ドアの表示板を『外出/短時間』に変更すると、彼女はこちらに背を向ける。
「くそっ、どうすりゃいいんだ」
色々と計画が狂ってしまった。
鶴の説得が失敗しても、自分の身の上を天草氏に伝えれば何とかなると思っていたのだ。
共に横須賀避難区にいたわけだし、相手は雪菜と同じ神武勲章隊のメンバーなのだ。
でも今は子供の姿。この格好で何を言っても、多分信じて貰えないだろう。
「け、けど……目的は天草さんだし、行くしかないか……!」
誠は覚悟を決めると、彼女の後を小走りにつけ始めた。
執務机に手を置いたまま、天草は項垂れていた。
断続的に襲う頭痛は、意識が遠退きそうな激しさである。
目の前で報告を続ける補佐官の声すらも、夢現であるかのように現実味が無い。
「………………司令? 司令、大丈夫ですか?」
「……あ、ああ、ごめんなさい。聞いてるわ」
天草は慌てて視線を上げ、取り繕って微笑んだ。
秘書官は心配そうにこちらを覗き込んでいる。
「あの、何度も失礼ですが……本当に、一度ちゃんとお休みになられてはいかがでしょうか」
「ありがとう……でも今が正念場なの。この鹿児島が抜かれれば、九州全土が餓霊の手に落ちてしまうわ。だからもう少し、ごめんね?」
「……了解しました」
女性仕官はまだ何か言いたげだったが、何とか納得してくれたようだった。
「すみません。それでは失礼いたします」
「お疲れ様……あら?」
天草はそこで気が付いた。
頭を下げる秘書官の首筋……丁度髪で隠れていた部分に、黒い痣のようなものが見えたからだ。
最近までこんな痣は無かったはずなのに、どこか具合が悪いのだろうか?
……いや、具合の悪くない者など、今この場にいるものかと考え、天草は彼女を見送る。誰もが満身創痍なのだ。
「………………」
ふう、と大きく息をつき、机上のデータに視線を戻した。
全ての情報をもう一度チェックし、あらゆる可能性を模索するも、彼我の戦力差は絶望的だった。
迫る餓霊の軍勢により、もうすぐここも火の海になるのだ。
種子島や屋久島、甑島列島や五島列島などの特等避難区に行けない大勢の人々は、ここで命を失うだろう。
不意に『同盟』、という言葉が頭をよぎった。
座してこのまま死ぬならば、一時的でも第5船団との同盟を結ぶべきだろうか。
東の宮崎方面、西の川内か串木野方面から第5船団が上陸し、鹿児島に迫る敵を挟撃出来れば、勝ち目があるかも知れないが…………
「…………っ!!!」
その時再び、割れるような頭痛が襲った。
激しい眩暈、そして耳鳴り。
視界が次第に暗転し、あの高千穂研の光景が蘇った。
開けて! お願い開けて!
まだ少女だった自分は、必死にその扉を叩いた。
けれど高く聳える扉は、いくら叫んでも開いてくれない。
決して助けに来ないあの人を呼びながら、何度も何度も、開かずの門を叩いたのだ。
避難してきた人達は、やがて天草の方を見た。
怒りに満ちたその視線は、何度思い出しても震えが来る。
私じゃないの、と言いたかった。
私じゃない、あの人のせいなんだと。
(そうだ……私はあの男とは違う……!)
天草は両手で頭を押さえ、髪を強く握り締めた。
(違う……あいつとは違うんだ……!)
天草は頭痛と闘いながら、懸命に意識を保とうとした。
だがその苦しみは、唐突に薄らいだのだ。
「……???」
天草は顔を上げ、不思議そうに周囲を見回した。
何だろう。
とても清々しい何かが、ドアの外にいるような気がした。
「………………」
恐る恐る扉に歩み寄ると、思い切ってドアノブを回し、通路に出てみる。
なぜだか不思議と気分が良かった。
(……少し歩けば、このまま落ち着くかもしれない)
自然とそんなふうに思えたのだ。
ドアの表示を外出に替え、足早に歩き出すのだったが……
「あいたっ!」
不意に背後から声が聞こえ、何かが倒れる音がした。
振り返ると、そこには小さな男の子がいたのだ。
「え? こ、子供?」
天草は一瞬混乱してしまった。
本来一般人のいるはずのない艦内である。
男の子は慌てて起き上がり、飛び上がって逃げていく。
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