14 / 90
第二章その1 ~九州が大変よ!?~ いよいよ助けに行きます編
望月カノンの恋わずらい2
しおりを挟む
「線も千切れたし、頭にも乗せられないし。困ったわねえ」
鶴は椅子ごとカノンを起こしながら考えている。
カノンは乱れ髪のまま、荒い呼吸で項垂れていたが、そこで鶴がぽんと手を打った。
「そうだわ、今度はラジオにしましょう。これならもっちゃんの心根を、勝手気ままに受信できるわ」
「ちょ、ちょっと!!!???」
カノンが焦るのをよそに、映写機はたちまちラジオの姿に変わる。ラジオはしばらくガーガー言っていたが、やがて声を発し始めた。
「こんにちは、パーソナリティーの望月カノンです。私の悩み事は、ずばり……」
そこで急激にカノンが叫んだ。
「ああああああああああっ!!! わーっ! きゃーっ! うわあああっ!!!」
「もっちゃんがうるさくて聞き取れないわ」
鶴は耳に手をかざしていたが、諦めて腕組みをした。
「どうしてこんなにいけずなのかしら。そういう年頃かしらね」
鶴の感心をよそに、とうとう神使達がカノンの口をテープで塞いでしまう。
カノンは涙目で難波に視線を送っているが、難波もどうする事も出来ない。
ラジオは残酷にも、カノンの内心を読み上げ始めた。
「私の悩み事は、まずはズバリ、恋煩いです。好きな男の子がいて、現在絶賛片思い中です。あとは……」
「まあ、そんな事だったの! それなら早く言ってくれればいいのに」
鶴は何でもない事のように言って、神器のラジオのスイッチを切った。
神器は映写機の形に戻ったため、鶴はそれを懐にしまった。
「けど姫様、お相手を聞くのを忘れてやすぜ」
神使の猿の言葉に、鶴は得意げに首を振った。
「ウキちゃん、それはデリカシーが足りないわ。本人の口から聞いた方が、何倍もハートフルだもの」
鶴が機嫌よくカノンの縄とテープを取ると、龍がテーブルを持ってきて、カノンの前にでん、と据えた。
鶴はテーブルの向かいに腰掛け、カノンに優しく語りかける。
「さ、カツ丼よ。白状すれば楽になるわ」
食堂の人気メニューである海カツ丼……オキアミを練ってジャガイモチップの衣を付け、香ばしく揚げたカツの丼を机に置き、鶴は取調べを開始する。
コマ達神使の分も用意したので、彼らは喜んでそれを平らげていく。
「それで、好きになったのはいつ頃?」
「……ず、ずっと前です……すごく昔……」
カノンは椅子に溶け込みそうに小さくなって俯いている。
首筋も耳も真っ赤になって、今にも湯気が出そうであった。
「まあ、一途ねえ。私にも気付かせないなんて、忍びの素質があるわ」
鶴は頷いて湯飲みからお茶を飲んだ。
「で、あなたはその人とねんごろになりたいと」
「……そ、それは」
カノンが口ごもるが、鶴が映写機を取り出したので慌てて言った。
「なな、なりたいです、ねんごろに!」
「素直ね。で、ズバリその人は誰なの? さあ吐いて」
そこで難波が見かねて止めに入った。
「つ、鶴っち、それは伏せといた方がええで。世のお悩み番組とかもそうやん?」
難波が出した図を見ると、匿名のAさん、B子、C子といった人物が図示されている。
「ほ、ほらな、こうやって図に描くのも面白そうやん?」
「確かにそうね、やってみましょう」
鶴があっさり納得したので、カノンが何度も難波に頭を下げている。
鶴はカノンから事情を聞きだし、ホワイトボードに図示し始めた。
「なるほど、あなたは昔からM君をずっと好きで、影ながら支えてきた。でも最近になってH子さんが現れた。H子さんは日本を守る立派なお役目をしていて、あなたもH子さんのお世話になっているから邪魔したくないと。でもここがこしゃくなところね。M君は昔から、年上のY菜さんを一途に思っていて、Y菜さんも彼をメチャラブだと」
「は、はい……」
「そして最近、M君とY菜さんがくっつきそうになっていて、もっちゃんことKノンちゃんは気が気ではない、と」
「いや、カノっちは伏せ字にせんでもええやろ」
「お、概ね……その通りです……」
カノンは茹でダコのような色合いになり、頭から蒸気が盛んに出ていた。
「へえ、意外だな。カノンにそんな可愛いとこがあったなんて」
誠は素直に感心するが、カノンに睨まれて慌てて黙った。
鶴は燃える瞳で拳を握り締めた。
「とにかく事情は分かったわ。ここは恋の大戦よ、私も協力するから一緒に頑張りましょう!」
カノンはたまらず飛び上がった。
「い、いいい、いいから、私自分でやれるからっ!!!」
「遠慮しないでもっちゃん、こういう時は、年上のアドバイスも聞くべきよ」
「とととっ、歳はそんな変わんないでしょっ!」
鶴は戦国時代の人間なので、500年以上は生きているのだが、カノンは余程混乱しているらしい。
だがそこで神使のキツネが、更にとんでもない提案をしてきた。
「そや姫様、年上に相談やったら、あの司令官も連れてきたらええで」
「えええええっ!?」
カノンが絶叫するが、鶴はキツネの頭を撫でる。
「それよコンちゃん、南蛮風に言えばナイスアイディアだわ! 早速雪菜さんも呼んできましょう!」
鶴は光に包まれて消えると、瞬く間に妙齢の女性を連れてきた。
金の髪を長く伸ばし、モスグリーンの軍用ジャケットを纏うその人こそ、誠達高縄半島守備隊の司令官たる鶉谷雪菜少佐……そして何より、誠の最愛の女性であった。
雪菜は鶴に引っ張られ、不思議そうに一同を見渡す。
「どうしたの鶴ちゃん……あっ、ななな鳴瀬くんっ……!」
「ゆ、雪菜さん……!」
雪菜は誠を一目見るや、赤い顔になって戸惑ったので、誠もつられて赤くなった。
あの事件……つまりキスをかわして以来、2人はいつもこんな感じなのである。
難波がぼそぼそとカノンに耳打ちした。
「当事者勢ぞろいやんか、なんちゅう地獄絵図ねん。前世で何したらこないな目にあうんやろな」
「あっ、あたしが知りたいわよっ」
鶴はそんな一同をよそに、手短に事情を説明する。
「実はかくかくしかじか、もう面倒だから、頭に直接送るわね」
「ええっ、こここ、恋の相談っ!!?」
内容を理解した途端、雪菜はあからさまに動揺する。
「ゴホゴホ、そそそりゃあ、私もおねおね、お姉さんだからそのぐらいは、その、」
「そうでしょう。ここは一つ、ズバッともっちゃんにアドバイスをして欲しいの。もっちゃんの恋が報われるように。子孫がズンドコ繁栄するように」
「そ、そそそうね、でも当事者を見てないのに、アドバイスなんて出来るかしら???」
雪菜は大量の汗を流しながら言う。
鶴は首を傾げていたが、もっともだと感じたようだ。
「確かにそうね。じゃあまずはそのH子さんとY菜さんを見に行きましょうか」
「それは本当にやめてえっっっ!!!!!」
カノンは思わず絶叫するが、鶴はますます不思議そうである。
「どうしてなの?」
「い、忙しいから! きっとみんな忙しいのよ」
「忙しいなら会うのは諦めましょうか。神器の映写機で見ればいいし」
「お願いだからそれもやめてぇぇっ!!!」
カノンが涙目で嘆願したが、その隙に雪菜はそそくさと立ち去っていく。
「あっ、ごごごめんなさい鶴ちゃん、私、よよ用事を思い出したわ! また今度聞くから、それじゃまたねアディオスエンドダッシュ!」
雪菜はクラウチングスタートのポーズをとると、風のように走り去って行った。
鶴は椅子ごとカノンを起こしながら考えている。
カノンは乱れ髪のまま、荒い呼吸で項垂れていたが、そこで鶴がぽんと手を打った。
「そうだわ、今度はラジオにしましょう。これならもっちゃんの心根を、勝手気ままに受信できるわ」
「ちょ、ちょっと!!!???」
カノンが焦るのをよそに、映写機はたちまちラジオの姿に変わる。ラジオはしばらくガーガー言っていたが、やがて声を発し始めた。
「こんにちは、パーソナリティーの望月カノンです。私の悩み事は、ずばり……」
そこで急激にカノンが叫んだ。
「ああああああああああっ!!! わーっ! きゃーっ! うわあああっ!!!」
「もっちゃんがうるさくて聞き取れないわ」
鶴は耳に手をかざしていたが、諦めて腕組みをした。
「どうしてこんなにいけずなのかしら。そういう年頃かしらね」
鶴の感心をよそに、とうとう神使達がカノンの口をテープで塞いでしまう。
カノンは涙目で難波に視線を送っているが、難波もどうする事も出来ない。
ラジオは残酷にも、カノンの内心を読み上げ始めた。
「私の悩み事は、まずはズバリ、恋煩いです。好きな男の子がいて、現在絶賛片思い中です。あとは……」
「まあ、そんな事だったの! それなら早く言ってくれればいいのに」
鶴は何でもない事のように言って、神器のラジオのスイッチを切った。
神器は映写機の形に戻ったため、鶴はそれを懐にしまった。
「けど姫様、お相手を聞くのを忘れてやすぜ」
神使の猿の言葉に、鶴は得意げに首を振った。
「ウキちゃん、それはデリカシーが足りないわ。本人の口から聞いた方が、何倍もハートフルだもの」
鶴が機嫌よくカノンの縄とテープを取ると、龍がテーブルを持ってきて、カノンの前にでん、と据えた。
鶴はテーブルの向かいに腰掛け、カノンに優しく語りかける。
「さ、カツ丼よ。白状すれば楽になるわ」
食堂の人気メニューである海カツ丼……オキアミを練ってジャガイモチップの衣を付け、香ばしく揚げたカツの丼を机に置き、鶴は取調べを開始する。
コマ達神使の分も用意したので、彼らは喜んでそれを平らげていく。
「それで、好きになったのはいつ頃?」
「……ず、ずっと前です……すごく昔……」
カノンは椅子に溶け込みそうに小さくなって俯いている。
首筋も耳も真っ赤になって、今にも湯気が出そうであった。
「まあ、一途ねえ。私にも気付かせないなんて、忍びの素質があるわ」
鶴は頷いて湯飲みからお茶を飲んだ。
「で、あなたはその人とねんごろになりたいと」
「……そ、それは」
カノンが口ごもるが、鶴が映写機を取り出したので慌てて言った。
「なな、なりたいです、ねんごろに!」
「素直ね。で、ズバリその人は誰なの? さあ吐いて」
そこで難波が見かねて止めに入った。
「つ、鶴っち、それは伏せといた方がええで。世のお悩み番組とかもそうやん?」
難波が出した図を見ると、匿名のAさん、B子、C子といった人物が図示されている。
「ほ、ほらな、こうやって図に描くのも面白そうやん?」
「確かにそうね、やってみましょう」
鶴があっさり納得したので、カノンが何度も難波に頭を下げている。
鶴はカノンから事情を聞きだし、ホワイトボードに図示し始めた。
「なるほど、あなたは昔からM君をずっと好きで、影ながら支えてきた。でも最近になってH子さんが現れた。H子さんは日本を守る立派なお役目をしていて、あなたもH子さんのお世話になっているから邪魔したくないと。でもここがこしゃくなところね。M君は昔から、年上のY菜さんを一途に思っていて、Y菜さんも彼をメチャラブだと」
「は、はい……」
「そして最近、M君とY菜さんがくっつきそうになっていて、もっちゃんことKノンちゃんは気が気ではない、と」
「いや、カノっちは伏せ字にせんでもええやろ」
「お、概ね……その通りです……」
カノンは茹でダコのような色合いになり、頭から蒸気が盛んに出ていた。
「へえ、意外だな。カノンにそんな可愛いとこがあったなんて」
誠は素直に感心するが、カノンに睨まれて慌てて黙った。
鶴は燃える瞳で拳を握り締めた。
「とにかく事情は分かったわ。ここは恋の大戦よ、私も協力するから一緒に頑張りましょう!」
カノンはたまらず飛び上がった。
「い、いいい、いいから、私自分でやれるからっ!!!」
「遠慮しないでもっちゃん、こういう時は、年上のアドバイスも聞くべきよ」
「とととっ、歳はそんな変わんないでしょっ!」
鶴は戦国時代の人間なので、500年以上は生きているのだが、カノンは余程混乱しているらしい。
だがそこで神使のキツネが、更にとんでもない提案をしてきた。
「そや姫様、年上に相談やったら、あの司令官も連れてきたらええで」
「えええええっ!?」
カノンが絶叫するが、鶴はキツネの頭を撫でる。
「それよコンちゃん、南蛮風に言えばナイスアイディアだわ! 早速雪菜さんも呼んできましょう!」
鶴は光に包まれて消えると、瞬く間に妙齢の女性を連れてきた。
金の髪を長く伸ばし、モスグリーンの軍用ジャケットを纏うその人こそ、誠達高縄半島守備隊の司令官たる鶉谷雪菜少佐……そして何より、誠の最愛の女性であった。
雪菜は鶴に引っ張られ、不思議そうに一同を見渡す。
「どうしたの鶴ちゃん……あっ、ななな鳴瀬くんっ……!」
「ゆ、雪菜さん……!」
雪菜は誠を一目見るや、赤い顔になって戸惑ったので、誠もつられて赤くなった。
あの事件……つまりキスをかわして以来、2人はいつもこんな感じなのである。
難波がぼそぼそとカノンに耳打ちした。
「当事者勢ぞろいやんか、なんちゅう地獄絵図ねん。前世で何したらこないな目にあうんやろな」
「あっ、あたしが知りたいわよっ」
鶴はそんな一同をよそに、手短に事情を説明する。
「実はかくかくしかじか、もう面倒だから、頭に直接送るわね」
「ええっ、こここ、恋の相談っ!!?」
内容を理解した途端、雪菜はあからさまに動揺する。
「ゴホゴホ、そそそりゃあ、私もおねおね、お姉さんだからそのぐらいは、その、」
「そうでしょう。ここは一つ、ズバッともっちゃんにアドバイスをして欲しいの。もっちゃんの恋が報われるように。子孫がズンドコ繁栄するように」
「そ、そそそうね、でも当事者を見てないのに、アドバイスなんて出来るかしら???」
雪菜は大量の汗を流しながら言う。
鶴は首を傾げていたが、もっともだと感じたようだ。
「確かにそうね。じゃあまずはそのH子さんとY菜さんを見に行きましょうか」
「それは本当にやめてえっっっ!!!!!」
カノンは思わず絶叫するが、鶴はますます不思議そうである。
「どうしてなの?」
「い、忙しいから! きっとみんな忙しいのよ」
「忙しいなら会うのは諦めましょうか。神器の映写機で見ればいいし」
「お願いだからそれもやめてぇぇっ!!!」
カノンが涙目で嘆願したが、その隙に雪菜はそそくさと立ち去っていく。
「あっ、ごごごめんなさい鶴ちゃん、私、よよ用事を思い出したわ! また今度聞くから、それじゃまたねアディオスエンドダッシュ!」
雪菜はクラウチングスタートのポーズをとると、風のように走り去って行った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる