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第1章
暗に*
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…………
ふわふわという感覚だけが分かる。
膝下と、首の後ろを暖かい何かに支えられている気がする。
ふっと耳に息がかかる。
そして、耳元で何か囁かれた後、
柔らかい何かが、首筋に触れた。
…また、僕は、意識を遠のかせてしまう。
その正体が誰かも分からずに…。
………
「っはぁ、んッ、んぁ…」
耳から甘やかな声が聞こえる。
クチュッ、クチュン…。
微かな水音。
…チュゥ!
「ぁあっんン!」
ビクンっと自分の体が仰け反る。
…自分の体…?
だが、起き上がることが出来ず、意識もはっきりしない。
目の前に誰かが居るのだが、視界が朦朧とし、誰かなんて全く分からない。
目の前の何かは、僕の上半身の突起を片方はクリクリと捏ね、
もう片方は、顔を近づけ、吸い付いている。
あぁ……乳首が、ヒリヒリ…して…なんだか張り詰めている感じがする…。
クリクリ…クリックリッ
今度は、舌で捏ねられる。舌先で器用に先端を弄られる。
「んぅ…ぁ、やぁ、んンぅ」
声を出そうとした。だが、その声は甘えるような声にしか聞こえない。
「ふふっ…もっと?」
その音…声に聞き覚えがあったが、
頭の中で、何かが詮索はやめろと警鐘をならす。
まるで…
____その正体は知ってはいけないかのように。
ふわふわという感覚だけが分かる。
膝下と、首の後ろを暖かい何かに支えられている気がする。
ふっと耳に息がかかる。
そして、耳元で何か囁かれた後、
柔らかい何かが、首筋に触れた。
…また、僕は、意識を遠のかせてしまう。
その正体が誰かも分からずに…。
………
「っはぁ、んッ、んぁ…」
耳から甘やかな声が聞こえる。
クチュッ、クチュン…。
微かな水音。
…チュゥ!
「ぁあっんン!」
ビクンっと自分の体が仰け反る。
…自分の体…?
だが、起き上がることが出来ず、意識もはっきりしない。
目の前に誰かが居るのだが、視界が朦朧とし、誰かなんて全く分からない。
目の前の何かは、僕の上半身の突起を片方はクリクリと捏ね、
もう片方は、顔を近づけ、吸い付いている。
あぁ……乳首が、ヒリヒリ…して…なんだか張り詰めている感じがする…。
クリクリ…クリックリッ
今度は、舌で捏ねられる。舌先で器用に先端を弄られる。
「んぅ…ぁ、やぁ、んンぅ」
声を出そうとした。だが、その声は甘えるような声にしか聞こえない。
「ふふっ…もっと?」
その音…声に聞き覚えがあったが、
頭の中で、何かが詮索はやめろと警鐘をならす。
まるで…
____その正体は知ってはいけないかのように。
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