11 / 18
第一章 失くした記憶と巡り会う運命
11. 一日の終わり
しおりを挟む
僕たちは冒険者登録をするため、ギルドの奥に設けられたカウンターへ向かった。
「おまえらが適正検査を受けている間に、ちょうどよさそうな依頼を見繕っておいたぞ。馬車の護衛依頼と魔物の素材収集依頼だ。どっちがいい?」
四人で話し合った結果、護衛依頼を受けることに決まった。明日、依頼人と詳細について打ち合わせを行なう予定だ。時間の確認をした後、解散することになった。
「ありがとう、ルーク!ルークのおかげで冒険者になれちゃった!」
「俺も、頼もしい仲間ができて嬉しいぜ」
「明日からよろしくね、ルーク」
「よろしくな、ミツキ、アルシュ、それからクロも」
「……ああ」
僕たちはギルドの前で別れた。ルークは何日か前からこの街に滞在しており、既に宿をとっているらしい。パーティを組むのだからルークと同じ宿に泊まった方がいいかとも思ったが、クロに反対されそうなので何も言わないでおいた。
「僕たちも宿を探さないとなあ……」
「あのね、ぼく、いいところ知ってるよ」
アルシュに案内されるまま、僕たちはアルシュが以前、兄シャルロと泊まったのと同じ宿に泊まることになった。こじんまりとしているが、居心地のよい、温かな雰囲気だ。宿の主人であるエルフの老夫婦は、アルシュの両親と旧知の仲だったらしく、彼らの息子との再会をとても喜んでいた。
案内された二階の客室の暖炉には火が入れられており、部屋は居心地のいい温度に温まっていた。部屋には清潔な白いシーツのベッドが三つ並べられている。
「二人とも、どのベッドがいい?」
「じゃあぼくは真ん中!」
元気よく答えるアルシュと肩をすくめるクロ。
「どちらでも」
入り口側のベッドに腰を下ろし、仰向けに倒れ込んだ。
「……ふう」
「わーい!ふかふかだー!」
「長い一日だったなあ」
「まったくだ……」
……振り返ってみると、本当にとんでもない一日だったなあ……
小説やゲームの世界が突然、現実になってしまった。何度頬をつねってみても覚める気配はない。元の世界の家族や友人たちは今頃どうしているんだろうか……心配してるかなあ……
お金もなく知り合いもいない、文化も常識もわからない上、文字すら読めない。村や街の外には魔物が跋扈し、魔法が存在する世界——……そんな場所に突如放り出され、生きていくだなんて……
難易度高すぎないか⁉︎チート能力や神的な存在からの説明があればまだしも……
唯一の救いは、親切な仲間たちと出会えたこと。
アルシュとクロ——……まだ出会ったばかりでお互いのことをあまり知らないけれども、二人のことをもうすっかり信頼している。
アルシュは不思議な子だった。見ず知らずの大人二人を親切で助けてくれるなんて……なんていい子なんだ。僕がアルシュの立場なら、見知らぬ他人にそこまで親身に手を差し伸べただろうか……?
けれども、ここは異世界で、アルシュは人間ではなくエルフという長命な種族だ。そういうことも関係しているのかな。この世界の常識や考え方を知るにつれ、もっと理解できるようになるといいな。
クロは記憶喪失で身元不明の訳有り気な青年だ。どう見ても高価な生地の仕立てのいい服に、見事な細工が施された金の装飾品の数々。そんな人間が、なぜエルフの村の近くの何もない場所に一人で倒れていたのだろう。
……まさか、クロは何かの陰謀や事件に巻き込まれたか、当事者そのもの……?いや、憶測で考えるのはよそう。この世界には、”魔法”が存在している。きっと、僕の想像を超える不可思議なことが日々起こっているのだろう……
「ミツキ……起きているか?」
「クロ……?どうかした?」
「あの男……ルークについてどう思う?」
ルークか……スリの男に盗られかけたアルシュの財布を取り戻してくれた。冒険者ギルドにも紹介してくれて、仕事まで得ることができた。僕らの恩人だ。
「僕はルークが悪い人には見えなかったけど。ギルドの人たちからも信頼されてるみたいだったし」
クロはハア……とため息を吐いた。
「アルシュもだが、ミツキも相当なお人好しだな……」
「え……どういうこと?」
クロはベッドに腰かけ、腕と足を組んでいる。足が長いせいか、とてもさまになっている。
「ルークは見返りもなく、善意のみで人助けをするような人間ではない。私にはそう見えた」
「う~ん。ルークは、たまに人助けしたくなる…って言ってたから、僕たちはラッキーだったみたいだね」
「あやしい。そうは思わないか?何か裏があるのではないだろうか」
「その可能性はないとは言い切れないな……注意したほうがいいかなあ」
「ああ、常に警戒しなければならない。それから、ルークが私たちを手助けする理由を私なりに推測したので、頭に入れておいてほしい」
理由……それよりも、気になっていたことがあった。話を遮って申し訳ない気もしたが、聞いてみた。
「……そういえば、アルシュは?さっきから姿が見えないけど……」
「湯浴みのためにお湯をもらいに行くと言っていたのだが、遅いな……」
「宿の主人夫婦と顔見知りみたいだし、引き止められているのかな」
クロはさもありなん、と言いたげに首を振った。
「アルシュはまだ子供だし、純真無垢な性質を持っている。あの子はルークをすでに信頼しているようだからな……ミツキ、君だけが頼りだ」
クロに肩をがしりと掴まれた。なかなかに力が入っている。そんな大げさな……と思ったが言わないでおいた。
「それで、ルークが私たちに親切にする理由なのだが、ズバリ、下心があるに違いない」
「下心……?」
首を左右に振るクロ。わかってない……これだから……と言われているような気がする……
「アルシュだ。あの子の容姿の整い方は普通ではないだろう。あの男、小児性愛趣味があるに違いない。だから私たちに親切に振る舞うのだ」
「ええっ、まさか……ルークはイケメンだし、そういう趣味の人って不細工なイメージなんだけれど」
「そうだ。世間との認識のズレを利用し、ヤツはターゲットの懐にするりと入り込むのだ。そして、気づいたときにはもう手遅れになっている」
「そうなの?でも、何を根拠に……」
「勘だ」
……勘かい。
「だが、心配するな。ルークの狙い通りにはさせない。私が常に目を光らせておく。ミツキもよく」
クロの言葉は、扉の外から声かけられたことによって遮られた。
「ただいまー!お湯をもらってきたよ。手が塞がってるからドアを開けてくれない?」
「は、はいはーい」
扉を開けると、取手の付いた重そうな盥を持ったアルシュがいた。
「お湯ありがとう、アルシュ」
「どういたしまして」
それから僕たちは順番に、衝立の奥でお湯を使い体を拭いた。床を濡らさないように大きな盥の中に入っていたが、盥を満たすほどのお湯はなかった。お風呂に入りたいとさりげなく言ってみると、二人とも大賛成だったので明日の夕方にみんなで街の浴場へ行く約束をした。
寝る支度が整ったのは、まもなく日付が変わろうとする時刻だった。今日は村から街まで歩き通しで、疲れたなあ……おかげでぐっすり眠れそうだけど。
おやすみ、と互いに声をかけ合いランプの火を消すと、部屋は闇に包まれた。寝台に体を横たえ、目を閉じ、先刻のクロとの会話を思い返した。
ルークが小児性愛者……ないない。でも、アルシュは本当に可愛い。変質者に目を付けられても不思議はない。これからは僕たちが守っていかないと!……そういえば、街でやたらと視線を感じたのはそういうこと……?
記憶を辿り、街ですれ違った人々の姿思い浮かべる——が、その作業は短調すぎて、疲れた体を横たえながら続けられるものではなかった。僕はすぐに強い睡魔に襲われ、抗えずに身を任せた。
翌朝——
起き上がり、部屋の時計を確認してみると、起きようと考えていたよりも遅い時刻だった。
——?
何か夢を見ていたような気がする……ダメだ、内容はまったく思い出せそうにない。
クロとアルシュはまだ眠っているようだ。ふと思い立って、壁に備え付けられた鏡の前に立った。
鏡の中の青い目は、朝の光を受けて宝石のようにきらめいている。
やっぱり違和感……似てるところはあるけれども、僕の顔じゃない……
そうだ……もう僕は、前の世界の人間じゃない。新しく生まれ変わった。
なんとなくだけど、わかる。僕は元の世界には、もう戻れない。
それなのに、おかしいな……
どうしてこんなにも、ワクワクしているんだろう——
「おまえらが適正検査を受けている間に、ちょうどよさそうな依頼を見繕っておいたぞ。馬車の護衛依頼と魔物の素材収集依頼だ。どっちがいい?」
四人で話し合った結果、護衛依頼を受けることに決まった。明日、依頼人と詳細について打ち合わせを行なう予定だ。時間の確認をした後、解散することになった。
「ありがとう、ルーク!ルークのおかげで冒険者になれちゃった!」
「俺も、頼もしい仲間ができて嬉しいぜ」
「明日からよろしくね、ルーク」
「よろしくな、ミツキ、アルシュ、それからクロも」
「……ああ」
僕たちはギルドの前で別れた。ルークは何日か前からこの街に滞在しており、既に宿をとっているらしい。パーティを組むのだからルークと同じ宿に泊まった方がいいかとも思ったが、クロに反対されそうなので何も言わないでおいた。
「僕たちも宿を探さないとなあ……」
「あのね、ぼく、いいところ知ってるよ」
アルシュに案内されるまま、僕たちはアルシュが以前、兄シャルロと泊まったのと同じ宿に泊まることになった。こじんまりとしているが、居心地のよい、温かな雰囲気だ。宿の主人であるエルフの老夫婦は、アルシュの両親と旧知の仲だったらしく、彼らの息子との再会をとても喜んでいた。
案内された二階の客室の暖炉には火が入れられており、部屋は居心地のいい温度に温まっていた。部屋には清潔な白いシーツのベッドが三つ並べられている。
「二人とも、どのベッドがいい?」
「じゃあぼくは真ん中!」
元気よく答えるアルシュと肩をすくめるクロ。
「どちらでも」
入り口側のベッドに腰を下ろし、仰向けに倒れ込んだ。
「……ふう」
「わーい!ふかふかだー!」
「長い一日だったなあ」
「まったくだ……」
……振り返ってみると、本当にとんでもない一日だったなあ……
小説やゲームの世界が突然、現実になってしまった。何度頬をつねってみても覚める気配はない。元の世界の家族や友人たちは今頃どうしているんだろうか……心配してるかなあ……
お金もなく知り合いもいない、文化も常識もわからない上、文字すら読めない。村や街の外には魔物が跋扈し、魔法が存在する世界——……そんな場所に突如放り出され、生きていくだなんて……
難易度高すぎないか⁉︎チート能力や神的な存在からの説明があればまだしも……
唯一の救いは、親切な仲間たちと出会えたこと。
アルシュとクロ——……まだ出会ったばかりでお互いのことをあまり知らないけれども、二人のことをもうすっかり信頼している。
アルシュは不思議な子だった。見ず知らずの大人二人を親切で助けてくれるなんて……なんていい子なんだ。僕がアルシュの立場なら、見知らぬ他人にそこまで親身に手を差し伸べただろうか……?
けれども、ここは異世界で、アルシュは人間ではなくエルフという長命な種族だ。そういうことも関係しているのかな。この世界の常識や考え方を知るにつれ、もっと理解できるようになるといいな。
クロは記憶喪失で身元不明の訳有り気な青年だ。どう見ても高価な生地の仕立てのいい服に、見事な細工が施された金の装飾品の数々。そんな人間が、なぜエルフの村の近くの何もない場所に一人で倒れていたのだろう。
……まさか、クロは何かの陰謀や事件に巻き込まれたか、当事者そのもの……?いや、憶測で考えるのはよそう。この世界には、”魔法”が存在している。きっと、僕の想像を超える不可思議なことが日々起こっているのだろう……
「ミツキ……起きているか?」
「クロ……?どうかした?」
「あの男……ルークについてどう思う?」
ルークか……スリの男に盗られかけたアルシュの財布を取り戻してくれた。冒険者ギルドにも紹介してくれて、仕事まで得ることができた。僕らの恩人だ。
「僕はルークが悪い人には見えなかったけど。ギルドの人たちからも信頼されてるみたいだったし」
クロはハア……とため息を吐いた。
「アルシュもだが、ミツキも相当なお人好しだな……」
「え……どういうこと?」
クロはベッドに腰かけ、腕と足を組んでいる。足が長いせいか、とてもさまになっている。
「ルークは見返りもなく、善意のみで人助けをするような人間ではない。私にはそう見えた」
「う~ん。ルークは、たまに人助けしたくなる…って言ってたから、僕たちはラッキーだったみたいだね」
「あやしい。そうは思わないか?何か裏があるのではないだろうか」
「その可能性はないとは言い切れないな……注意したほうがいいかなあ」
「ああ、常に警戒しなければならない。それから、ルークが私たちを手助けする理由を私なりに推測したので、頭に入れておいてほしい」
理由……それよりも、気になっていたことがあった。話を遮って申し訳ない気もしたが、聞いてみた。
「……そういえば、アルシュは?さっきから姿が見えないけど……」
「湯浴みのためにお湯をもらいに行くと言っていたのだが、遅いな……」
「宿の主人夫婦と顔見知りみたいだし、引き止められているのかな」
クロはさもありなん、と言いたげに首を振った。
「アルシュはまだ子供だし、純真無垢な性質を持っている。あの子はルークをすでに信頼しているようだからな……ミツキ、君だけが頼りだ」
クロに肩をがしりと掴まれた。なかなかに力が入っている。そんな大げさな……と思ったが言わないでおいた。
「それで、ルークが私たちに親切にする理由なのだが、ズバリ、下心があるに違いない」
「下心……?」
首を左右に振るクロ。わかってない……これだから……と言われているような気がする……
「アルシュだ。あの子の容姿の整い方は普通ではないだろう。あの男、小児性愛趣味があるに違いない。だから私たちに親切に振る舞うのだ」
「ええっ、まさか……ルークはイケメンだし、そういう趣味の人って不細工なイメージなんだけれど」
「そうだ。世間との認識のズレを利用し、ヤツはターゲットの懐にするりと入り込むのだ。そして、気づいたときにはもう手遅れになっている」
「そうなの?でも、何を根拠に……」
「勘だ」
……勘かい。
「だが、心配するな。ルークの狙い通りにはさせない。私が常に目を光らせておく。ミツキもよく」
クロの言葉は、扉の外から声かけられたことによって遮られた。
「ただいまー!お湯をもらってきたよ。手が塞がってるからドアを開けてくれない?」
「は、はいはーい」
扉を開けると、取手の付いた重そうな盥を持ったアルシュがいた。
「お湯ありがとう、アルシュ」
「どういたしまして」
それから僕たちは順番に、衝立の奥でお湯を使い体を拭いた。床を濡らさないように大きな盥の中に入っていたが、盥を満たすほどのお湯はなかった。お風呂に入りたいとさりげなく言ってみると、二人とも大賛成だったので明日の夕方にみんなで街の浴場へ行く約束をした。
寝る支度が整ったのは、まもなく日付が変わろうとする時刻だった。今日は村から街まで歩き通しで、疲れたなあ……おかげでぐっすり眠れそうだけど。
おやすみ、と互いに声をかけ合いランプの火を消すと、部屋は闇に包まれた。寝台に体を横たえ、目を閉じ、先刻のクロとの会話を思い返した。
ルークが小児性愛者……ないない。でも、アルシュは本当に可愛い。変質者に目を付けられても不思議はない。これからは僕たちが守っていかないと!……そういえば、街でやたらと視線を感じたのはそういうこと……?
記憶を辿り、街ですれ違った人々の姿思い浮かべる——が、その作業は短調すぎて、疲れた体を横たえながら続けられるものではなかった。僕はすぐに強い睡魔に襲われ、抗えずに身を任せた。
翌朝——
起き上がり、部屋の時計を確認してみると、起きようと考えていたよりも遅い時刻だった。
——?
何か夢を見ていたような気がする……ダメだ、内容はまったく思い出せそうにない。
クロとアルシュはまだ眠っているようだ。ふと思い立って、壁に備え付けられた鏡の前に立った。
鏡の中の青い目は、朝の光を受けて宝石のようにきらめいている。
やっぱり違和感……似てるところはあるけれども、僕の顔じゃない……
そうだ……もう僕は、前の世界の人間じゃない。新しく生まれ変わった。
なんとなくだけど、わかる。僕は元の世界には、もう戻れない。
それなのに、おかしいな……
どうしてこんなにも、ワクワクしているんだろう——
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
転生してギルドの社畜になったけど、S級冒険者の女辺境伯にスカウトされたので退職して領地開拓します。今更戻って来いって言われてももう婿です
途上の土
ファンタジー
『ブラック企業の社畜」ならぬ『ブラックギルドのギル畜』 ハルトはふとしたきっかけで前世の記憶を取り戻す。
ギルドにこき使われ、碌に評価もされず、虐げられる毎日に必死に耐えていたが、憧れのS 級冒険者マリアに逆プロポーズされ、ハルトは寿退社(?)することに。
前世の記憶と鑑定チートを頼りにハルトは領地開拓に動き出す。
ハルトはただの官僚としてスカウトされただけと思っていたのに、いきなり両親に紹介されて——
一方、ハルトが抜けて彼の仕事をカバーできる者がおらず冒険者ギルドは大慌て。ハルトを脅して戻って来させようとするが——
ハルトの笑顔が人々を動かし、それが発展に繋がっていく。
色々問題はあるけれど、きっと大丈夫! だって、うちの妻、人類最強ですから!
※中世ヨーロッパの村落、都市、制度等を参考にしておりますが、当然そのまんまではないので、史実とは差異があります。ご了承ください
※カクヨムにも掲載しています。現在【異世界ファンタジー週間18位】
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
超越者となったおっさんはマイペースに異世界を散策する
神尾優
ファンタジー
山田博(やまだひろし)42歳、独身は年齢制限十代の筈の勇者召喚に何故か選出され、そこで神様曰く大当たりのチートスキル【超越者】を引き当てる。他の勇者を大きく上回る力を手に入れた山田博は勇者の使命そっちのけで異世界の散策を始める。
他の作品の合間にノープランで書いている作品なのでストックが無くなった後は不規則投稿となります。1話の文字数はプロローグを除いて1000文字程です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる