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2.焦らし・アナル舐め・乳首責め・飲精・自慰・連続絶頂・潮吹き
しおりを挟む「指名してくれて嬉しいな」
シャワーを済ませた和馬をベッドで後ろから抱きしめながら、秋月が耳元で囁いた。
つい先日初めてソフトSMプレイを経験した和馬は、すっかり秋月の責めの虜になっていた。翌日には余韻で自慰する手が止まらなかったし、その次の日からずっと、また来たくてしょうがなかった。でも頻繁に来てしまうと秋月に気持ち悪がられるかもしれないし、そこまでお金にも余裕があるわけではない。なんとか1週間を耐え、満を持してやってきたのである。
自分より少し小柄な秋月に背中を預けると、秋月が耳元にキスを落とした。
「あれから1週間ですね。思い出して、自分でシました?」
「~~~!」
秋月がすでにいきり立っている和馬の陰茎をそっと掴み、上下に揺らす。赤黒く焼けたグロテスクなそれに秋月の白い指が絡まって、その卑猥さに和馬が生唾を飲み込んだ。
「ねえ、和馬さん。この前のこと思い出して、オナニーしました?」
「し、したけど」
「うん?」
「3日前からオナ禁して、きた」
そう言うと、秋月はくすくすと笑って首筋にキスを落とす。
「やーらしい。そんなこと聞いたらまためちゃくちゃに意地悪したくなっちゃうな」
「は、は、っ」
「我慢しながら、たくさん期待してました?」
「してた・・・っ」
「んー、可愛い」
耳たぶを甘噛みされ、中を舌に犯された。くちゅくちゅと水音が脳に響いて、それだけで頭が痺れる。
「今日は何をして遊びましょうか」
「秋月さんに、任せる」
「いいんですか?すごく酷いことしちゃうかも」
「痛くないやつなら」
「ふふ、和馬さんは気持ちいいのが好きですもんね」
「っう、ん」
秋月の手が肩から胸、腹筋から腰、そして内腿をさすり始めた。くすぐったさと、ぞわぞわとした快感が走り、背筋が反る。
「和馬さん、膝曲げて、足を広げて」
「んんっ」
くったりと力が抜けた上半身を秋月に預けながら、言われた通り足を広げた。いわゆるM字開脚と呼ばれる格好である。尻の穴まで曝け出すその格好は思ったより恥ずかしく、和馬は顔を横に背けた。
「和馬さん、恥ずかしいの?私、前から見ちゃおうかな」
「や、め」
「本当にやめて欲しい時は何て言うか覚えてますか?」
「覚えてる・・・レッド」
「そうです。覚えててえらいですよ」
ご褒美のように秋月が首筋をちゅっと吸う。
「やめて欲しいなら、セーフワードを言ってくださいね」
「・・・っ」
「ふふ。じゃあちゃんと座って。前から見させてください」
秋月が背後から前に回り、和馬の足の間に座った。秋月にきちんと見えるように、両手で太ももを抱えて大きく広げた。
「ふふ、えらい。とってもよく見えますよ、和馬さんの恥ずかしいところ、全部」
「ふ、っう!」
秋月が腿に添えられた手にキスをし、そのまま内腿をツー、と舐めあげる。和馬は自分の股間に顔を埋めている秋月を食い入るように見つめた。興奮で目が潤み、息が荒くなる。
「ふふ。もうおちんちんぴくぴくして、先端からお汁があふれてますね」
「は、は、は、っ」
「和馬さん、興奮してる。全身がピンクになって、とても綺麗です」
「はあっ、はあっ」
秋月が和馬の上気した肌を上から吸い上げていく。鎖骨、胸、脇腹、恥骨、内腿、指、膝、足の甲、つま先。足の指をぺろりと舐められると、思わず広げた足を閉じそうになった。秋月がそれを許さず無理やり広げながら、鼠蹊部に舌を這わせる。際どい部分への刺激に和馬が身を捩った。
「は、はあっ、はあっ」
「腰を揺らさないで。私の頬に和馬さんのお汁がついちゃいます」
「う、っああ、ごめん、っ」
「そう、そのままじっとしててください」
和馬が必死に力を入れ、腰を振らないように耐える。しかし秋月の舌が陰嚢に伸びくすぐるように舐め始めると、すぐに耐えられず腰が突き上がった。
「あ、んんっ」
「こーら。もう、本当にタマタマ弱いですねえ」
「ん、んんッ!そこ、っひ、ああ!」
自分のグロテスクな陰茎の下に秋月の綺麗な顔があり、ピンクの舌がちろちろと陰嚢をくすぐっている。その光景だけで和馬の体が一気に熱くなった。
両腿を大きく広げられ、秋月の舌が降りていく。くすぐったくてたまらない会陰をぐりぐりと舌で抉られ、腰が跳ねた。そしてついにそれはアナルへと到達する。唾液を纏った舌がれろ、とそこを舐め上げた。
「ひッ!そ、こは、ああっ!」
「ここ、今日は入り口を舐めるだけにします。いつか、私にここを開発させてくださいね。それまで誰にも触らせないで。自分でするのもだめ。わかりましたか?」
「んん、わかっ、た」
「いい子」
そこを自分で触ろうとしたこともなければ、触られそうになったこともない。そもそも後ろを開発される勇気が出ないのだが、秋月にだったら許してしまう気がする。
和馬が頷くと、ふやけるのではないかと思うほどそこを舐められた。ぬるぬるとした舌の感触が気持ち悪いが、その中に少しの快感を見つける。ぞわぞわと体の奥で何かが蠢くのを感じた。
「ぁ、う・・・」
「気持ちよくなってきました?」
「きもち、わるい」
「嘘つき。おちんちんが大変なことになってますよ」
和馬の陰茎は次から次へとあふれてくる先走りでテラテラと光っている。秋月の舌が動くたびに、しゃくりあげるように何度も首を振っていた。
「お尻までぬるぬるが垂れてきてる」
「う、ああ、ッ」
「こんなんじゃ、すぐ自分で触っちゃいそうですねえ」
「し、ないって」
「約束ですからね」
秋山が顔を上げ、唇にキスを落とす。今まで自分のアナルを舐めていた口だとわかっていても、和馬はキスに夢中になった。一生懸命舌を絡めようとする和馬を宥め、すぐに唇を離される。切なそうな表情を浮かべる和馬の背後にまわり、秋山がまた後ろから抱きしめた。
「決めました。今日はここで気持ちよくなりましょう」
「ぁ・・・」
そっと秋月が和馬の胸の突起に触れる。和馬の方がぴくりと跳ねた。
「ここ、前も感じてましたね」
「は、は、は」
「自分でする時、ここも触りました?」
「触って、ない」
「じゃあ次から触ってください、ぜひ」
「うああ・・・」
耳にかかる秋月の息がくすぐったい。両方の突起のまわりを、くるくると指が撫でる。先ほど少しだけ触ってもらえた先端がじくじくと疼いた。
「ほら、触りますよ」
「はあっ、はあっ、んんッ!」
秋月の白くて細い人差し指が、両方の先端をゆっくりと撫であげた。そのままギリギリ触れているくらいの加減ですりすりと擦られる。
勝手に口から甘い喘ぎが漏れ、腰が震えた。恥ずかしさに体が一気に熱くなる。
「は、ああっ、ああっ」
「先っぽ好き?下からゆっくり擦ると、おちんちんがビクビクしてる」
「あ、やめっ」
秋月に指摘されて一層頭が痺れた。恥ずかしくて、くすぐったくて、気持ちよくてたまらない。そのまま指のスピードが少し上がった。ほんの少しの力で撫でられているだけなのに、どんどん腰へと熱が集まっていく。
「はあっ、はあっ!」
「和馬さん、気持ちいい?このまますりすりしててほしい?」
「ああっ、気持ちい、やば、やばいッ」
「足閉じちゃだめ。もじもじしないで、ちゃんと膝立てて」
「あ゙、これ、ッ無理ぃ!」
秋月が尖り切った乳首をそっと摘み、指を擦り合わせる。軽い力でくりくりと捻られ、何度も足がシーツを蹴った。
「はああー・・・ッ!ああッ!」
「さっきのと、どっちが気持ちいい?」
「あ゙、どっちも、やば、いッ!ん゙ん゙ッ」
「じゃあどっちもしてみましょうか」
秋月が親指と中指で突起を挟んで捻りながら、人差し指で先端を優しく擦った。途端に和馬の背筋が大きく反り、天を向いた頭が秋月の肩に押し付けられる。そのままの姿勢で腰がガクガクと突き上がった。
「ん゙ーーーッ!!!はあああっ!!」
「これ気持ちいいねえ、和馬さん」
「は、は、やば、い、秋月さん、やば、も、やばい」
「どうしたの?何がやばい?」
「あ、なんか、俺、ッあ゙あ゙!やば、なんか、もう、もう・・・!」
「んー?」
「はああッ、秋月、さんッ、俺、もう、あ゙あ゙ッ、だめ、だめ・・・ん゙ん゙ん゙ッ!」
体中に快感がゆっくりと溜まっていき、とぷりとあふれた。胸から全身へと甘い痺れが広がり、和馬の頭が真っ白になる。ぎゅうっと身を丸め、数秒硬直した後、全身が震え始めた。和馬の陰茎からはどろりと先走りだけが漏れる。
「はああッ、だめ、ッ、離して、ああッ」
「んー?和馬さん、乳首でイッちゃった?」
「も、やめ、てッ、あ゙あ゙っ、ん゙ん゙ん゙ッ」
「ねぇ、イッちゃいました?」
「イッたぁ!イ゙ッ、たから、離して、もうッ」
「ふふ、和馬さん、胸だけでイけるようになっちゃったねえ」
「ん゙ん゙、やっ、また・・・ッ、ん゙ーーー・・・ッ!!」
秋月が爪の先で突起の先端をカリカリと引っ掻くと、全身をのけぞらせ、また和馬が極まった。シーツを掴んだ手がぶるぶると震え、腰を振り立てて先走りを撒き散らす。可哀想なほどに赤黒く腫れ上がった陰茎が、遠目から見てもわかるほど激しく脈動していた。
「ん゙っ、ん゙っ、はああ・・・ッ」
「これなら射精しないから何回でもイけますね」
「ぁ・・・しゃせ、い、射精、したい、ゔゔッ」
射精と聞いて、和馬の目の色が変わる。秋月を下から見上げながら、腰を振ってねだった。
「和馬さん、目うるうるしてる。かーわいい」
「あ、おねがい、ちんこ触って、はあっ」
「だーめ」
「ゔ~~~~~!」
和馬の目が一層潤み、秋月の首元に頭をぐりぐりと押しつける。甘えるようなその仕草に秋月の頬が緩んだ。
秋月がローションを手に取り、少量を乳首に垂らす。冷たさに和馬が身を震わせると、秋月が頬にキスをしてくれた。ゆっくりと手が胸に伸び、ローションを乳首の周りに塗り広げる。
「は、は、は」
「ふふ、期待してる」
「はぁ、う、ッ」
期待に応え、秋月が乳首を指で挟んだ。ぬめって指から逃げる突起を何度も追いかけて摘む。くりゅん、くりゅんと、摘んでは揉まれ、和馬の口からまた甘い喘ぎ声が漏れ始めた。腰が小刻みに震え、陰茎の先端からとぷとぷと先走りがこぼれている。
「はっ、ああっ、あああっ、んん、ッ」
「イキそうになったら教えてくださいね」
「ん、はあっ、秋月、さん・・・っ」
和馬が小さく頷いた後、秋月の首筋にちゅっと吸い付き、れろ、と舌で舐めた。秋月は和馬が切なそうに自身の唇を見つめているのに気づき、笑顔で顔を寄せてやる。すぐに和馬が一生懸命唇に吸い付いて舌を伸ばした。
「ふっ、ん、んん、んんうっ」
「和馬さん、とろとろだね」
「ん゙ん゙ん゙っ、はあッ、秋月さんッ!あ、ッ!」
唇を離した和馬が、眉根を寄せ切羽詰まったような顔で秋月を見る。イキそう?と声をかけると、目をぎゅっと瞑って何度か頷いた。秋月が突起を扱くスピードを上げる。
「は、ッあ゙!イキ、そ、ああッ!も、い、イく、イく、イ゙くッ!!はあああッん゙!!!」
秋月の腕の中で和馬が大きくびくんと体を揺らした。秋月の指はまだ乳首を捏ね続けている。その手から逃れるようと和馬は必死に体を前に倒すが、秋月の足が腰に絡みつきぐっと引き戻された。その拍子に秋月の立ち上がった陰茎がゴリ、と当たる。
「あッ、秋月さん、のが・・・っ」
「そりゃあ和馬さんのこんなエッチな姿見たら勃ちますよ」
秋月が自分の痴態に興奮していると思った途端、一気に体が熱くなった。ぐーっと体が伸び上がり、ぶるぶると震え始める。
「は、は、秋月さん、っ、俺、また、イく・・・ッ」
低く呻き、和馬の背中が弓なりにのけぞった。立てていた膝が崩れ、つま先までピーンと伸びる。
「は、は、はああっ」
「うわ、ちんちんがどろどろ」
「ふんん・・・ッ」
和馬の陰茎は秋月の言うとおり濡れそぼり、腹に垂れた汁が脇腹を伝ってベッドを濡らしていた。
「今おちんちん扱いたら、どんだけ気持ちいいんだろうね」
「は、あ、あ、扱いて、扱いてくださいッ」
「だめです。今日はとことん和馬さんのおっぱいをいじめるって決めたから」
「もう、いいッ!もうちんこ、してッ」
「だーーめ」
あまりの切なさに和馬が本気で泣き始める。ぐずぐずと鼻を啜りながら首元に縋りついている和馬の頭を撫でてやりながら、秋月がローターを左の乳首に当て、電源を入れた。
「ゔあ゙あ゙あ゙あ゙!!!あ゙あ゙あ゙!!!」
突然の強い刺激に和馬が身を捩る。秋月が逃げられないよう足で腰を押さえ、右手で空いた方の乳首を捏ねた。
「捏ねくりまわされた後にローターを当てられると痺れるでしょ」
「お゙、ッあ゙あ゙!お゙お゙、ん゙ん゙ん!!」
「ほら、膝を立てて足を開いて」
「あ゙ーーー!ん゙ぁ゙ーーー!!」
和馬はなんとか必死に膝を立てようとするも、すぐに快感で腿が痙攣して伸びてしまう。
「むり、ッあ゙あ゙!つよ、い!!ごめん、なさ、ッ!あ゙あ゙、また、イ゙ぐぅ・・・ッ!」
そのまま何度もシーツを蹴り、ピーンと足を伸ばしたまま達する。陰茎からはびゅっと透明の汁が一回だけ噴き出した。秋月が違う方の乳首にローターを当てながら、もう一方を少し強くつねる。
「あ゙あ゙ッ!あ゙ーーー!」
「足伸ばしちゃだめって言ったでしょう」
「ごめ、ッああ!」
「ほら、立てて」
「ひっ、ゔああ!」
産まれたての子鹿でももう少しマシだろうと思うほどガクガクと戦慄く両足をゆっくりと開き、膝を立てた。ローターを当てられ続けている突起がぴりぴりと痛む。
「痛、ぁ」
「ごめんなさい、痛くなっちゃいましたか」
「う、ちょっと」
秋月がすぐにローターを離してくれた。体を横にずらし、和馬の脇の下から顔を出す。そのまま目の前で赤く膨らんだ突起を口に含んだ。
「ひっ、はあああ、ん・・・」
「ん、いい声」
じゅっと吸った後、舌先でチロチロと先端をくすぐる。もう片方も力を緩め、和馬が悦ぶように指で摘みながら先端を擦った。
「は、はあっ、これ、だめだッ」
「これ好きだねえ」
「これ、ッ、やば、い!とける、っゔ!!」
敏感になりきったそれを秋月の舌で包まれると、腰からどろりと溶けてしまうような快感に襲われる。頭の中がふわふわとし、体の隅々までもじんじんと痺れた。
「は、は、は、はぁ・・・っ」
「本当だ、顔も蕩けてる」
秋月が突起から一瞬唇を離し、和馬の口の端から垂れた涎を舌で掬う。それをこくんと飲み下してからまた胸への愛撫を再開した。
ねっとりと突起に舌を絡められると、思わず秋月の頭を抱きしめてしまう。柔らかな髪を指で梳きながら顔を近づけると、シャンプーなのか、ほんのりフローラルの香りがして腰がびくついた。
「は、は、ッぁ゙ーーー・・・」
和馬の体が後ろにのけぞり、腰が勝手に揺れ始める。秋月も和馬の腰に陰茎を押し当て、ゴリゴリと擦り付けた。雄を感じさせる秋月の腰つきに和馬が一気に昂る。
「ぁ゙、ッ!はぁっ!俺、もう、またッ、はぁっぅ゙」
和馬の腰の揺れが激しくなったのを見て、秋月が舌で乳首を強く抉った。緩く吸いながら根元を掘り起こすかのように側面を舐り、舌のざらざらで先端を磨く。反対側は指で捏ねながら先端を爪でカリカリと引っ掻いた。和馬が絶頂に向かって空中にピストンを速める。
「イ゙、く、イくイくイくッ!ゔッ、はああああ・・・っ」
ビーンと立ち上がった陰茎から、またぴゅっと先走りが噴き出た。やまない胸への愛撫に、ガクンガクンと腰を突き上げながら、和馬が快感に耐えられないと首を振る。
「イ゙ッて、る、からぁ!あ゙あ゙ッ、はーーー・・・ッ」
舌と手で優しく甘い刺激を与えられ続け、ついに和馬が絶頂から降りて来られなくなった。全身が多幸感に包まれ、ぼうっと快感に浸る。体は小さく痙攣し続け、時折り陰茎からこぷっと先走りを漏らしては腰を跳ねさせた。
「ぉ゙ーーー・・・ぉ゙・・・ぁ゙・・・」
しばらくして、一度大きく体が震え、和馬の意識が戻る。秋月が胸から口を離し、和馬を優しく後ろから抱きしめた。まだ少しぼやける意識の中で、秋月の暖かさに多幸感が続く。
「あき、づき、さ・・・」
「なあに?」
「すご、気持ちい、幸せ・・・」
「ふふ、まだぼうっとしてる、可愛い」
耳から頭に秋月の声が響き、ぶるりと体が震える。秋月からそっとキスを落とされ、和馬が目を細めた。
「さて、そろそろ射精させてあげないと、和馬さんのおちんちんが破裂しそうですね」
「ぁ・・・」
ずくんと疼く腰を見遣ると、限界まで膨らんで脈打つそれが目に入った。次から次へと先走りが垂れ、腹から内腿までべっとりと濡れている。
「は、は、俺、今日はもう我慢できない、かも・・・っ」
「大丈夫、和馬さんならがんばれます」
「ゔ~~~・・・」
四つん這いになるように指示され、ヘッドボードにもたれる秋月と向かい合った。緩めのズボンはしっかりとテントを張っており、秋月も興奮していることがわかる。
「秋月さんも、脱いで」
「ふふ、わかりました」
秋月がベルトを緩め、チャックを下ろすのを食い入るように見つめる。ずらされたパンツから飛び出たそれは、和馬よりも一回り小さいながらも立派なものだった。カリが張り、濃いピンクの先端がつやつやとしている。
「はーーー・・・はーーー・・・」
「そんなに見ないでください、恥ずかしい」
わざとらしく身をくねらせる秋月を見ながら、四つん這いのままヘコヘコと腰を揺らした。すっかり全裸になった秋月が、見せびらかすように足を開き、アナルまでも和馬の面前に曝け出す。そこはふっくらと膨れ、ねだるようにヒクヒクと蠢いていた。和馬の手が思わず自身の陰茎に伸び、ぐちゃぐちゃと扱き始める。
「はっ、はっ、はあっ」
「触っていいって言ってないのに、もう」
「はあっ、ごめ、ん、ッ、はあっ」
「じゃあ、触ってもいいけど出したらダメです。ゆっくりしましょうね」
和馬が秋月の言葉に手を緩めた。根元からゆっくりと扱き、カリの手前で引き返す。それより上を触るとすぐに出してしまいそうだった。
「ふ、んん、ッ、ふ、ふッ」
「オナニーしてる和馬さん、すごくエッチです。私もしちゃおうっと」
秋月がそう言って右手を自身の陰茎に伸ばした。左手はピンク色の突起を弄んでいる。秋月もゆっくりと根元から先端まで擦り上げ、そのまま小刻みにカリのくびれを扱き始めた。すぐに目元が赤く染まり、とろんと蕩けた表情になる。
「ちんちんもおっぱいも気持ちい・・・和馬さんも気持ちい?」
「気持ち、いい、ッ、けど、出そ、うッ」
「だめ、だめ。一緒にイキましょ、ね?」
「ぐぅぅぅッ、はああッ!」
目の前で繰り広げられる秋月の自慰に煽られ、射精しそうになるのを唇を噛んで耐える。
「手は、止めないで。ゆっくりでいいから、動かして、はあっ」
「ゔ、ッ、やばい・・・ッ」
「がーまーん」
「ゔあ゙あ゙ッ、はあっ、はあっ!」
和馬は、もはや動かしていないように見えるほどゆっくりと扱いた。根元以外を触ると射精してしまいそうで、そこだけを緩く刺激する。
目の前では卑猥なオナニーショーが続いていた。ぷっくりと膨らんだ乳首は親指と人差し指でこねくり回され、右手は相変わらずカリを重点的に扱きながら、時折り亀頭を親指でさすっている。鈴口から先走りがこぼれているのが見え、和馬は思わず喉を鳴らした。
「どうしたの、和馬さん」
「は、は、舐めたい・・・っ」
「んー?聞こえないよ」
「あ、秋月さんの、ちんこ、舐めたいッ」
言った口から涎が垂れた。興奮で自身を扱く手が早まり、和馬が眉根を寄せて固く目を瞑る。悩ましい表情で涎を垂らす和馬に、秋月の息も荒くなった。
「しょうがない、なぁ・・・っ、先っぽだけですよ?」
「う、ん、はあっ、はあっ」
四つん這いのまま秋月に近づき、その股間に顔を近づける。くちゅり、と先端を唇に含むと、とぷりと先走りがあふれてきた。ぐ、と息を詰めたような声が聞こえ、嬉しくなった和馬は愛しいそれに一生懸命舌を絡める。
「あ゙ッ、さすが、和馬さん、ッ、上手です、っ」
ねっとりと亀頭を舐めまわし、鈴口を割る。先走りをこぼしつづける尿道口を舌で優しく抉ると、一段と亀頭が張り、少し精液の混じった先走りが湧いてきた。
「ゔ、はあっ、和馬さんにイかされちゃう・・・ッ」
「ん゙ん゙ッ、ふ、ふ」
秋月の自身を扱くスピードが上がった。内腿も小刻みに痙攣し始め、アナルがきゅっきゅっと収縮しているのが見える。
今まで人を責めていて昂ったことはなかったのに、秋月が自分の舌で感じていると思うとどうしようもなく興奮した。
裏筋まで舌を伸ばしザリザリと扱くと、秋月が伸び上がって腰を震わせた。このまま目の前のアナルに陰茎を突っ込んで揺さぶりたくなるのを堪え、亀頭を吸い上げる。
「あ゙ーーー、もうだめ、はあッ、出そう、っぐぅ」
「ふ、ふ、ん゙ん゙、ッ」
「このまま飲んでくれますかっ?」
腰を突き上げながら切なそうに言う秋月に、和馬はこくこくと頷いた。和馬も秋月を見上げ、目で懇願する。
「ふふ、和馬さんもイキたいね?」
「ん゙ん゙、ん゙ん゙ッ」
「私のを飲んだ後に、射精を許してあげます、っ」
「ん゙ん゙ん゙ッ」
一気に吸い上げを強めた和馬に秋月がのけぞった。
「あ゙あ゙ッ、だめ、まって、あああっ」
和馬は緩く握った自分の手に腰を振り立てながら、ねっとりと舌を亀頭に纏わりつかせる。吸い付いて口内を真空にし、尿道口に舌を差し込んだ。
「は、は、和馬さんッ、出ますっ!出るッ、はあっ、飲んでッ!ん゙ーーーーーッ!!!」
「ん゙ん゙ん゙ッ」
尿道口から舌を押し出し、精液が勢いよく噴き出た。ぱくぱくと口を開くたびに生暖かいそれが和馬の舌の上に溜まっていく。尿道の中にある残滓を吸い出すと、秋月が低く唸って腰を突き上げた。
亀頭から口を離し、くったりと力を抜いている秋月の顔を正面から見る。秋月のとろんと蕩けた瞳が、頬を膨らませている和馬を捉えた。秋月が目を細め、ふんわりと微笑む。
和馬は少しずつこくりこくりと精液を飲み下していく。青臭いその匂いが頭を痺れさせ、腰がずくんと重くなった。全て飲み干したのを、口を開いて秋月に見せる。口内で糸を引いている精液を見て、秋月がほうっと息を吐いた。
「和馬さん、いい子」
ちゅっと唇にキスをされる。自身の精液を飲んだばかりなのも気にせず、秋月は和馬の口腔内を貪った。大好きな秋月とのキスの途中にも関わらず、和馬が低く唸って口を離す。
「も、もう、出る、出るからッ」
「うん、出していいよ。見ててあげます」
「ゔーーー!!!」
やっともらえた射精の許可に、和馬の腰が激しく震える。ずっと避けていたカリの溝を指で扱きたて、亀頭をやんわりと包んで揺すった。目が潤み、秋月の顔がぼやける。
「お゙、ん゙ん゙、イ゙く、イくイくイく、出、る・・・ッ!」
手のひらから亀頭を飛び出させ、思い切り精液をぶちまけた。精液を噴き出す度に腰をぐっぐっと突き出し、短く呻く。目の前の秋月はじっとその様子を見ていた。吐精中の顔を見られている恥ずかしさに目を瞑ると、秋月がベッドから降りた気配がしてもう一度目を開く。秋月は四つん這いになった和馬の背後にまわり、後ろから陰茎に手を伸ばしていた。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」
「せっかく禁欲してきたのに、1回出して終わりなのは勿体無いですよね」
「あ゙あ゙ッ!!いらな、いらないッ、今は、無理ッ!!!」
「そう言わずに、ほら、乳首は自分で弄ってください」
そう言って秋月が背後から射精直後の敏感な陰茎を掴み、先ほどの射精ですっかり顕になった弱点、カリと亀頭を包み込んでめちゃくちゃに扱く。和馬の上半身がベッドに倒れ込んだ。腰だけを掲げ、秋月の手から逃れようと腰を振り乱すが、当然逃げることは叶わない。しっかりと腰を押さえ込まれ、強烈な快感を叩き込まれていく。
「あ゙ーーー!!!あ゙ーーー!!!」
「今日の総まとめをしましょうね。ほら、ちゃんと乳首を触って。どう触られるのが好きか、もうわかるでしょう」
陰茎を扱く力を少し弱められ、和馬がのろのろと自分の乳首を弄り始めた。二本の指で突起を挟み、緩く捻りながら先端を擦る。途端に揺れ始めた腰を支えながら、秋月がアナルに舌を伸ばした。
くちゅ。
「ん゙あ゙あ゙あ゙!!!そこ、は・・・ッ!!!」
「手を止めないれ、んん、ちゅ」
「全部は、無理っ、だめだってッ、出る、また、出るッ!!ゔあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」
腰を振り立て、一度目と変わらないくらいの量を吐き出す。射精している時も、終わってからも、もちろん秋月の手と舌は動きを止めない。陰茎がカーッと熱くなり、和馬が身悶える。
「やだ、やだ、ッ!ん゙ーーー!!!」
「すごい、まだ出る」
明らかに薄くなった精液が、ぴゅっぴゅっと数回飛び出た。それでも手を止めない秋月に和馬が絶叫する。
「もう無理!出ないッ!!ごめんなさい!!ごめんなさいッ!!!」
「本当に出ないですか?もう少しだけがんばってみましょ?」
「嫌だあああ!!出ないからぁ!!!もう、無理ッ!無理いいい!!!ッあ゙あ゙あ゙あ゙んんんん!!!」
「あ、ちょっと出た」
大きく体を痙攣させ、和馬が咆哮を上げる。陰茎からはぽたぽたと数滴だけ精液が滴った。
「全部出してすっきりしましょうね」
「ーーーッ!ーーーッ!!!ぁ゙!!!!」
声も出せず、和馬が痙攣する。しばらくジタバタと暴れた後、急に体を硬直させた。
ぷしっ。ぷしっ。
腰を突き出し、そのまま潮を噴く。何度も引き締まるアナルに秋月が舌を這わせると、ぶるぶると震えながらまた潮を噴き上げた。
絶頂しても何も出なくなり、和馬が意識を朦朧とし始めてやっと、秋月の手が陰茎から離れた。ベッドに腰を落とすと、自分が吐き出した精液や潮で下腹部が濡れて気持ち悪い。しかしもう指一本動かす力も残っていなかった。
「和馬さん、お疲れ様です。今日も可愛かったですよ」
「可愛くは、ない、だろ・・・」
叫びすぎてガラガラになった声でなんとか返事をする。
「いやいや、たまりませんでした。私も随分興奮してしまいました」
「秋月さんの方が、よっぽど可愛かった」
「お恥ずかしい」
秋月が和馬を仰向けに変え、下腹部を清めてくれた。例を言うと額や頬にキスされる。秋月の首を引き寄せ、唇を合わせた。啄むようにキスしていたのが、すぐに深くなる。舌を絡め唾液を交換し、夢中で互いを貪った。
「俺以外は、まだキスNG?」
「はい」
「・・・最高」
終わりのアラームが鳴るまで、二人はキスを堪能した。名残惜しそうに唇を離した和馬が、遠慮がちに連絡先を聞いてもいいか尋ねる。
「ふふ、モテモテのタチである快楽責めのカズさんに連絡先を聞かれるなんて、光栄です」
「知ってたのか?!」
「そりゃあ有名人ですから」
「そのあだ名は恥ずかしいから忘れて」
秋月がスマートフォンを出し、連絡先を交換した。自分のスマートフォンに表示されている「秋月誠一」の文字を見て、和馬の頬が緩む。
「でも私、連絡はマメにできる方じゃありませんので、早い返信はあまり期待しないでくださいね」
「うん。俺も同じだから大丈夫」
そう言って二人はラブホテルを出た。別れ際、そっと秋月を抱きしめ、額にキスをする。
「また指名する」
「はい。楽しみにしてます」
和馬の去っていく背中を、秋月はその姿が完全に見えなくなるまで見送っていた。
2、終わり。
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美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。


皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

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