オナホで童貞卒業します

碧碧

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ずっしりとした重みを両手に感じながら、理玖(りく)は息を荒げた。ついに、ついに・・・

「俺はこれで童貞を卒業してやる!!」

生まれてこの方19年、これまで女の子とお付き合いもしたことがない理玖のその両手には、いわゆる大型オナホと呼ばれるものがふるふると揺れていた。



思い立ったのは1週間前。
おっぱいの大きい、ちょっとふくよかな女の子が好きだったはずの理玖に、ひょんなことから年下の彼氏ができたのは約半年前である。自分に一目惚れをしたというその男、雪人(ゆきと)に猛アプローチを受け、あれよあれよという間に絆され、お付き合いを開始し、ここ数ヶ月の間はひたすら体を開発されている。最近は時間があればセックスしているせいで、お尻にずっと何かが入っているような感覚が抜けない。

ちなみに熱心な開発のおかげですっかり尻は性感帯になっており、最近は前に触れなくても絶頂してしまう。この前なんてイったのに射精していなかった。

(このままじゃ一生童貞だ!しかもちんこでイけなくなる!!)

そこで理玖は考えた。雪人がゼミの合宿で3日不在になる間になんとか童貞を卒業できないか。ただ、雪人のことは傷つけたくないし、自分でも驚くことに女の子とセックスしたいとも思えなくなっている。とはいえ理玖も男、女の子のアレの感触だけは味わってみたい・・・。

ここで思い出したのだ。大学で後ろの席の男たちが「大型オナホ」について話していたのを。まるで女の子のアソコの感触だっただの、いや女の子よりも良かっただの、手を使わず腰振りをするとほぼセックスと同じだの、盛り上がっていたのを。
 
これだ!と思った理玖は、その日のうちに大型オナホについて調べ、雪人が不在になる日に配達日を指定して注文し、先ほど受け取りを済ませた。雪人は昨日から不在で、明日まで帰ってこない。今日は一晩中楽しめるはずだ。早めに夕食も風呂も済ませ、万全の体制である。

待ちに待った童貞卒業(?)を前に、心臓をバクバクさせながら包装を解いた。足をもつれさせながら全裸になる。

ベッドに上がり、バスタオルを敷き、そこに大型オナホを乗せた。ローションを出し、ついにソコに指を入れる。

「うわ・・・これがおまんこ・・・」

ごくり、と喉がなった。ぬるぬるの指でそこをこじ開けると、きつい入り口の先にゾリゾリとしたひだが重なっている。膣の上部分はざらざらとしており、すぼまった一番奥にはつぶつぶの突起があるのも感じる。興奮で息が上がり、早く早くと急く気持ちを抑え、ローションを多めに入れた。暴発しそうな自分のモノにもローションを塗る。

「はぁッ、はッ、もう無理、入れる・・・」

腹につくほど上を向いているモノを掴み、ぐちゅり、とソコに押しつけた。唇を噛み締め絶頂の波に耐えながら先っぽだけを軽く入れ、オナホの尻を両手で掴む。息を整え、ぐっと腰を押し付け、ゆっくりと差し込んだ。

「ぐ、ッあ、やば、これ・・・っ」

半分ほど埋まる。じっとしていても陰茎がひつくき、その度にひだがざわざわと撫でてくる。もっと、このまま一番奥まで埋めたい。我慢できず腰を進めた瞬間、ざらざらとしたひだにカリ首を思い切り擦られた。おもわず喉元が反り返る。

「ゔぁッ!!も、イ、くーーっ」

そのままオナホを抱き抱えるような体勢になり、ぐっと腰をすすめる。最奥のつぶつぶの突起に敏感な亀頭が包まれた瞬間、びくり、と腰が震えた。びゅく、びゅく、と勢いよく精液が吹き出していく。

「あ゙、ぉッ、まだ出る、ぐぅっ」

精液が出るたびに本能的に一番奥に押し付けてしまう。ぐっぐっと突き込むたび、絶頂に震える亀頭が突起にぐりぐりと揉み込まれ、痺れるような快感が続く。
しばらくして長い射精が終わり、自身をオナホに埋めたまま、ぐったりと力を抜いた。

「はぁっ、良すぎてっ、すぐイっちゃった・・・」

息を整え、やや柔らかくなった陰茎を抜こうと腰を引くと、敏感すぎる陰茎がひだに扱かれる。

「うわッ、やば、ん゙んっ」

ぞくり、と下肢が震え、抜けきる前にまた完全に勃起してしまった。また息が上がる。ただ、射精してすぐの敏感なソレを奥まで入れるのは躊躇われ、入り口の狭いところでゆっくりカリ首のみを扱く。そうやって自分で自分を焦らすが、長くは続かなかった。性感が溜まり、ずくずくと腰が疼く。奥まで入れたい。射精したい。

欲望のまま、理玖はオナホを掴み直した。今度はすぐに達してしまわないよう、ゆっくりゆっくり腰を進めていく。全てを埋め亀頭が奥の壁にぶちゅっと当たると、はぁっと大きく息をついた。

「うーー、これ、じっとしててもきもちい、ッ」

そう言うものの、じっとしていられるのは束の間で、すぐに動きたくなってくる。ぞわぞわとした疼きに耐えきれず、ゆっくりと抜き差しを始めた。

「ああっ、んん、あ!ああぁッ!」

一突き毎に声が漏れる。
無意識に大好きな裏筋を深いひだに擦りつけるよう下から抉るようにグラインドしていた。と思えばひだが集まっているところで小刻みに腰を動かし、カリ首を扱きあげる。細かい動きに耐えられなくなったら一番奥の狭まったところに亀頭を押し込む。敏感な亀頭の割れ目に食い込む突起に耐えられず、思わずまた引き抜く。引き抜くのに逆らって絡みつくひだにカリ首を逆撫でされ、思わずまた奥まで突き込む。

「あぁ、これ、すごい、すごいぃッ」

うわごとのようにすごい、すごい、と呟きながら、理玖は狂ったようにオナホに腰を打ちつけた。

すぐに挿入が一段と深くなった。オナホに体重をかけ、ぬかるんだ穴を一層狭くする。一番奥の壁に小刻みに亀頭をゴリゴリ擦りつけると、陰嚢がぎゅん、と上がった。つま先がくるんと丸まり、腰がぶるぶると震える。


「あ゙ァ!!イぐっ!イく!イくイく!ーーーーーッ!ーーーーッ!」

あまりの絶頂に声も出ない。射精も止まらないのか、腰が痙攣し続けている。

「ゔ、まだッ、出る!イぐッ!」

しばらくゆるゆると腰を動かしてはぐちゃぐちゃになった奥に射精することを繰り返した。

「も、むり、出ない・・・はぁっ」

10分ほどして、やっとオナホから陰茎を引き抜いた。引き抜く時にまた強い快感を感じたが、さすがにもう出ないのか真っ赤にぬめる陰茎はびくびくと痙攣するだけだった。



「ふぅッ、やばかった・・・」

いまだ痙攣する陰茎にそっとティッシュを当てながら、理玖は自分を狂わせたオナホを見つめる。入口から大量の精液がごぽっとこぼれていた。あまりの卑猥さにまた性感をあおられそうになる。しかし。

「んん、ぁッ?」

理玖は自分の下肢を信じられないという顔で見つめた。視線の先は半勃ちの陰茎ではない。

「うそ、ぁ、うしろ・・・っ」

お尻の中が強烈に疼く。無意識にきゅんきゅんと何かを求めるように引き絞られる。昨日雪人が家を出る直前まで散々交わったのを思い出し、腰がうねった。
膝を立て、股下からその穴に指をあてると、ローションで酷くぬるつくそこがくぱくぱと指を飲み込もうとしている。

「ぁ、どうしよ・・・ゆ、きとぉ」

ここ数ヶ月、恋人に愛され尽くしているそこは完全に性感帯なのだが、弄るのはもっぱら雪人であり、理玖自身は中を触ったことがない。涙目で入口を撫でることしかできない理玖をよそに、先ほどからの大量の射精のせいかどくどくと脈打つ前立腺が早く揉めとねだる。

しばらく入口を撫でながらやりすごそうとしていたが、それはいたずらに性感を煽っているだけであり、もちろんすぐに耐えられなくなった。

はーー、はーーと荒い息を吐きながら腰を上げ、ゆっくりと中指を埋める。先ほど入れていたオナホよりかなりキツい。しかも待ち望んでいた異物を歓迎するが如く激しく収縮している。

「あ゙!ッはぁ、も、ちょっと、ん゙んっ」

疼いて仕方のないところまであと少し。ぐにぐにと指を食んでくる肉を掻き分け、たどり着いたそこは可哀想なくらいに腫れて脈動していた。ここを触るとどれほど気持ちいいか、もう理玖は知ってしまっている。発情した犬のようにはっはっと息を乱しながら、陰茎の裏側、パンパンの前立腺にそっと触れる。途端、中指を包む肉が一層ぎゅーっと締まり、自然とそのしこりが抉られた。下半身がガクガクと震え、全身がのけぞった。

「あ゙あ゙ーーーーーッ!!!」

痙攣が止まらない。無意識に上下に腰を振りたくり、半勃ちの陰茎がどろどろの涎を振りまいて腹を打つ。中の肉が中指をきつく食い締めるせいで指が抜けない。

何度も体を跳ね上げ、のけぞりながら痙攣して数分。やっと落ち着いた理玖がぜえぜえと息を吐く。腹と陰茎との間に何本もの透明な糸が引いていた。
もういい。もう十分気持ちよかった。死ぬかと思った。というかこれ以上やったら多分死ぬ。早く指を抜かないと。さっき近くでスマホのバイブ音が聞こえた気がする。指を抜いて確認、しないと。

「ゔうッ、ぐぅッ!ああああ!」

理性とは裏腹に理玖の指が動き出す。腫れた前立腺を揉み込む度に陰茎から嬉しそうにまた涎があふれた。そのままゴリゴリと揉みしだくと、腰が跳ね上がり二度目の絶頂が見えてくる。

「ぁ、もっとぉ!雪人!雪人ぉ!!」

すぐに快感に夢中になり、絶頂の手前だというのに指を増やす。2本の指で前立腺を挟んで揉むとたまらないのか、理玖の口から獣のような唸り声が上がった。
いつしか指は3本になり、人差し指と薬指で挟んだ前立腺を中指が押す。3本の指でしこりを掴み、ぶるぶると左右に震えさせる。深く揉み上げ、ぐーーっと押さえる。

「ぐぉぉッ!イぐぅぅぅッッ!!イッぐ!!!!」

下半身が激しく痙攣し、口から涎が垂れる。のどを反らせ、白目を剥いた。あまりにも強烈な絶頂に目の前がチカチカする。腰だけが別の生き物のようにガクガクと激しく上下し、空を打つ。一度大きく腰を突き上げて硬直し、ぶるぶると震えた後、ガクッと腰が落ちた。

しばらくして少し落ち着くと、また理玖の指がぐちゅぐちゅと動き出す。理玖は声にならない呻き声をあげながら、虚ろな目で腫れきったしこりをしばらく揉み込んでいたが、耐えられないというようにその指を奥に埋めていった。一番奥の、いつも雪人が大きい亀頭を当てて擦ってくれるところが疼く。この姿勢だと届かない。もどかしさに涙を浮かべながら正座を崩した形に座り直し、前屈みになってできるだけ奥に奥に指を入れていく。

「っぁ、おく、届かな、ぅぅッ」

入り口はもうこれ以上入らないとギチギチに伸びきり、3本の指を咥え込んでいる。最奥に進みたいとバラバラと指を動かすが、求める場所はほど遠い。指を動かすたび鈍い快感が腰に溜まっていく。でもこのままではイけない。やむをえず前立腺まで指を戻し乱暴にそこを擦り上げる。痺れるような気持ちよさに涙を流しながら一生懸命抉るが、触れれば触れるほど奥の疼きが増す。また奥まで指を入れる。もどかしくなって前立腺を擦る。

「も、やぁ、イけな、雪人ぉ・・・」

ぼろぼろと涙をこぼしながら一生懸命腰を振り、肉壺を抉った。どれだけ頑張っても求める刺激は得られない。でも快感は溜まっていく。いっそ指を抜いてしまいたいが、絶頂の手前にいる今、この快感は手放せなかった。中が傷ついてしまうのではないかと思うくらい激しく指を動かしながら、ひたすら恋人の名前を呼ぶ。

「雪人、ゆきとぉッ、たすけ、も、やあぁ!」

我慢できず絶叫したその時。



「理玖!!理玖、大、丈夫・・・?」

ガチャン、とドアの開く音がして、待ち望んでいた男の声が聞こえた。

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