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三日目(その二十八)♡
しおりを挟む錬が押し開いたその場所には草むらが茂り、それを指先でかき分けると、一輪の花がそこに佇んでいた。
既に花開き、その中心部には蜜が光り、今にもあふれんばかりだ。
花弁はいやらしく反り返り、数年ぶりの侵入者に対して震えているようにも見える。
「ユリ、いやらしく咲いてるぞ。お前の花が」
そう言うと、錬はいきなりその中心部に吸い付く。
「ああっ! んっ!」
ユリがたまらず声を出す。
今度は指先で優しくその部分を触りながら、まず周囲に咲いている花弁を丁寧に舌でなぞり始める。
「あっ……あぁ……う、ん」
ユリの反応を見るように何度も舐め回すと、花弁は舌先が触れるたびにヒクヒクといやらしくひくつき、もっとしてと錬を誘ってくる。
錬はそれに応えるように、花弁にジュルジュルと音を立て強く吸い付いては、激しく舌先をレロレロと上下に動かす。
すると、今度はそれに共鳴するように、中心部からたくさんの蜜があふれ出してくる。
錬は花弁に吸い付くのを止め、あふれ出る蜜をピチャピチャと舌先で舐め取り始める。
そして次々とあふれてくる蜜に、ズリュズリュと強く吸い付いた。
「んっ! あっ、あっ、やあっ、錬……」
快感の連続にユリの太腿が閉じそうになるのを、錬が押し広げる。
再び蜜を舐めだすと、花弁にまた吸い付いてはいやらしく何度も舐め回す。
ユリが感じる場所を探りながら、錬はそれを繰り返した。
そうして十分に濡れた中心部の更に奥を目指し、今度は指先を中へと伸ばす。
錬の長い指先が奥へ入ると、ユリが堪えきれずに声を上げる。
「あーっ、やっ、あっ、ダメ、んんっ」
腰をよじらせ、胸を大きく反り、自分の手を噛んで必死に堪えようとしている。
すると、錬に追いやられその様子を見守っていた環が、その手をどかしてキスをしてくる。
* * * * * *
「んっ、んん!」
舌が侵入すると激しく絡め、ユリの舌にジュジュッと吸い付く。
口からあふれ出た唾液をそのままに、今度はユリの耳へと舌を這わせる。
環の舌先はすぐに中でうごめき、指先は柔らかい耳たぶをもてあそぶ。
「や、あっ、……ダメ、あぁ」
そして今度はユリの胸へと下りていくと、乳房に吸い付き激しく舐め回す。
唾液を片方の乳房にたっぷりとつけ、先端を指先でクリクリといじりながら、もう片方の乳房にむしゃぶりつく。
「ああっ、やだ、あっ、環くん、やっ!」
「はあ、ユリちゃんのおっぱい。この間は味わえなかったから、今日は責めるよ」
そう言って、また激しく舐めてくる。
「あっ、あっ、やっ、んんっ」
「ユリちゃん、気持ちいいの?」
環はそう言うと、ユリの口の中へ自分の指を数本入れる。
「やっ、いや、やら……やめ……」
中でユリの舌先を掴むと、そこに自分の舌を絡める。
「ん、んぐ、んー!」
口の中で自分と環の舌、そして環の長い指が絡み合い、ユリは気が遠くなりそうになる。
「ハアッ……ユリちゃん。気持ちいいのは僕の舌? それとも錬の舌?」
* * * * * *
ユリはふたり同時に責め立てられ、もうわけがわからなくなっていた。
錬は侵入させた指先をズチュズチュッとゆっくり出し入れしながら、それと同時に更にあふれ出した蜜をピチャピチャと音を立てて舐めている。
環は乳房を強く揉みながら、先端を吸ったり指先で転がしたりしつつ、時折ユリに激しくキスをする。
(あぁ、ダメ……、こんなの……おかしくなる……。これ以上なにかされたら……私、どうなっちゃうの)
すると、錬が突然、中心部の上にある固い蕾に触れる。
「あっ、やっ!」
ユリの体がビクンッと震え、その蕾が更に固さを帯びて膨らむ。
今度は舌先でチロチロとその蕾を舐める。
「あっ、あぁ、ダメ、錬、やっ、ああっ!」
そして蕾を口に含むと、ジュルルッと音を立てて吸い付き、舌先で強く転がした。
「いやっ、ダメーっ!」
錬がいじり始めたその場所から、電気が走ったように全身に快感が巡っていく。
錬は追い打ちをかけるように、蕾をさらに舌先で舐め回すと、それに合わせて指先のスピードも上げていく。
「あっ! ああ、やっ! はっん! あーっ」
ユリの声が更に激しくなり、体が波打ち大きくのけ反ると、環はすかさず胸の先端に強く吸い付いた。
「あっ! あぁっ、ーーーーやっ、イ……ク」
一段と大きくのけ反ったユリの体がビクッと一瞬揺れると、今度はぐったりと力なくベッドに横たわった。
「ユリ」
「ユリちゃん」
声をかけられると、ユリはボーっとする意識の中でふたりの名前を呼んだ。
「……錬……、環くん……、好き」
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