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シーズン1は終わり、シーズン2へ!!

4-7 ドスヤクザの中の人。黒宮隼人は、イベントが楽しみすぎてしょうがない

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「1週間! 長かったが、面白かった! そして、いよいよイベントか! く~! 楽しみィィい!!!」

 悪役令嬢・ラミィと、ボスの結婚から一週間が経過し! いよいよ、イベントの日となった!!

 ああ、この日が待ち遠しく! でも、めっちゃ楽しい日々だった!

 まず、ファンタジア・エルドーンのユーザーが増えた!! あの悪役令嬢・ラミィの配信度を見て! 一気に参加ユーザーが増え! 今では、3000人!!

 PKも、最初の50人から、500人に増えた!!

 それによって!

「勝負! 勝負ぅぅう!!!」

「上位PKたち! 勝負だァァあ!!!」

「負けてもレベルアップできるからな!」

「勝負しろぉぉお!!!」

「動画や配信で、バトル見たからな! 対策は完璧!!!」

「殺れるぜ!! ええ!!」

「俺らが、新しい上位PKになるんだ!!」

「下剋上だァァあ!!!」

「イエーーー!!!」

 上位PKと戦いたがり、挑んでくる初心者PKや、プレイヤーたちが! めっちゃ出てきたのである!!!

 俺も挑まれたよ。一応、上位と言われてるのでね。

 負けられないわなァ! うん!!!

 というわけで、ワープ戦法でKILL数稼いで、伝説のチャカで一撃必殺!

 ドスも課金して、火力上げ! ワープ回数もレベル上げで増やして、大無双!!!

 きっちりわからせたぜぇ! へへへ!!!(悪い大人)

 んで、そうして殺したプレイヤーから証を奪い。招待状に交換して。
 
 上位者が殺した初心者PKに渡し。

 そのまま、いろいろと交流したり、面倒見たりしたわけ。

 まァ、せっかく遊べるんなら、一緒にイベントいきたいからな!

 上位者として、これくらいはする。それが、上位PKの共通認識だよ。

 2丁マシンガンは知らんけど。

 っで。

「えっとすいません。このカルマ・スキルの使い方って」

「ああ、それはこうすればいいよ」

「すいません! この透かしの仕方なんですが」

「この流れの仕方教えてください!」

「いいよ、教えよう! 感覚的には……(以下省略)」

「カルマ武術ができません! 教えてください!」

「無限・ジャンプ・アタックってこうですか!?」

「いいよ! 教えよう!!」

「「「「「わーい! ありがとうございます!!」」」」」

 そうやって交流が生まれれば! 彼らに戦術や、スキルを教えたりするのも当然で。

 そのまま、PK VS プレイヤーの応援を頼まれたりもしてね! 

 大いに遊んだよ!!

 うん! 実は、プレイヤーも俺たちを倒したか証を集めれば、能力UPやレベルUP、強化武器の素材などが手に入るらしく! 躍起になって殺しに来てね!

 結構盛り上がるPVPが、岩山、森、街で、繰り広げられまくったのさ!!! ヒューーー!!!

 ああ、本当にこの1週間は、濃厚なバトルが多い日だった!!!

 街、森、岩山! どこでもエンカウントして、手に汗握る攻防に、魔法や銃の撃ち合い! 

 それぞれの環境を利用した戦法の開発や、仕掛けられた罠に嵌められたり、逆に利用したり!

 かといえば、サイバー・ビーム流と、カルマ武術で! 脳筋のように殴り合い!!

 さらには、拠点を増築したり、兵器を作ったり、またスパイ・ゲームのように潜入したり、暗殺したりも楽しめて! 

 もう、全部が楽しかった! はーーー!!!

 ああ、今までやってきたゲームの中でも、ダントツに自由度が高いゲームだよ! このファンタジア・エルドーンは!!

 うん! PVPに、スパイ・アクションに、物作りに、料理まで楽しめる!!!

 いろんな面白いが、詰まりまくったゲームだ!!! まだ、チュートリアルなのに!! イエーーー!!!

 ほんと、このゲームが、これからどう広がっていくか興味あるね!

 だから、続編はよう。続きエリア、来てくれぇぇえ!!!

 イベントで、新しいエリア!! カモォォォンンン!!! フーーー!!!

 っと、思いながら!

 俺は、招待状片手に! PK岩山基地の地下広場にて!

「楽しみですね! 兄貴!」

「そろそろだ! 緊張するなァ!」

「めっちゃドキドキしますよ! 兄貴! CMでも結構盛り上がってるし! ユーザー増えてるし! 本物のカジノで遊べるんすよね!!」

「ああ、そうらしいな。ゴールド・ラッシュ・ホテル協賛だからそうだろう。俺も楽しみだ」

「「「「「うおおおお!!!」」」」」

「ほんと、楽しみだよなァ。でも、楽しみすぎて羽目を外すなよ。周りに迷惑を掛けないように」

「「「「「はーい!!!」」」」」

 仲良くなった、初心者PK達や! 

「そろそろね! お姉ちゃん! ヒダール! 楽しみ!」

「そうねぇ。一体何が始まるのかしら?」

「新しいエリアが来ればいいなァ(願望)」

「ついに続編か。胸が熱くなるな!」

「本当に続編なのか? 確定はしてないぞ」

「 ム エ タ ー イ !!! はいはい!!!」

「何が来るかな?」

「季節的に春も終わって夏だしな。海こい!!」

「え? 今秋だろ。次は冬だぞ」

「お前、南半球だろ」

「季節逆やないかーい」

「WWWWW」

 知ってるのもいれば、知らないのもいる、合計500人のPK達と一緒に!

 イベント開始を、待つのであった!!!

 すると!!

「!? わ! なんか出た!」

「あ、これって!!」

「「「「「『『『『『ワープホールだァァあ!!!』』』』』」」」」」

 地下広場に、ワープホール!

 黒いホールが出現!!!

 ああ、これは見た覚えがある!!
 
 悪役令嬢・ラミィのイベントの時にも見た奴だ!

 つまり!!

「入るぞ!」

「一番乗りィィい!!!」

「あ、ずるーい!」

「いけいけ! イエーーー!!!」

「「「「「『『『『『うおおおお!!!』』』』』」」」」」

 みんなが、殺到!!!

 うん! 知ってる奴は、皆入りまくり!!!

 俺たちも!

「行くぞ!」

「へい! 兄貴ィ!!」

「突撃じゃーい!!」

「ヒャッホーーー!!!」

「楽しみィィい!!!」

 ダッシュで入ったのさ!!!

 その結果!!!

「ついた! わ!」

「え、ここって!」

「うおおお!!! 青い空! 白い砂浜! そしてぇ!」

「「「「「『『『『『海だァァあ!!! わあああ!!!』』』』』」」」」

 驚愕! どこかの海岸! 

 ああ、一回も見たことない! 美しい海岸!!

 太陽が輝き、青い海が煌めく!

 ハワイとか、グアムとか、それっぽい!

 リゾート・エリアへと来たのである!!!

 すなわち!!!

「「「「「『『『『『新エリアだ! これええええ!!!』』』』』」」」」」

 勝訴ぉぉお!!! うおおおお!!!

 新エリア! 新エリア!!

 ついに、新エリアが、来たのだァァあ!!!

 うおおおおお~~~♡♡♡~~~♡♡♡~~~♡♡♡!!!

「海だ! 海! 海!」

「すっげぇ綺麗なビーチじゃん! やっべえええ!!!」

「うおおお!!! VRでここまで奇麗な海初めて見た! 本物みたい!!」

「海ってこんなきれいなのか。俺の知ってる海は、寒いし、暗いぞ」

「それ、日本海とか、北海とか、寒い所のじゃね? 知らんけど」

「寒い所の海は、そうかもね」

「これは、ビーチ系の海だな! ハワイとか! グアムとかの!」

「透き通ってる海! めっちゃきれい!!!」

「サーフィンしてー!!!」

「泳ぎてぇぇえ!!!」

「やっぱ夏と言えば海だよな!!」

「海に関するイベントか?」

「なんだっていい! 新しいエリアだ! 海だ! 半年ぶりに更新があったんだ!」

「ファンタジア・エルドーンは死んでなかったんだ! 最高だぜぇぇえ!!! イエーーー!!! へへへ!!!」

 めっちゃ大興奮のPKたち!!!

 分かるぞ! 俺もそうだ!

 ついに、この半年ぶりに! 続編が来た!!

 これだけで、めっちゃ感動する! 泣けるぜ!! ええ!!!

「兄貴! これから一体何が来るんでしょうね!」

「分からんな! だからこそ、楽しみだ!!」

 ほんと、俺もワクワクだ!!

 新エリアで、イベントだぜ!?

 これで、興奮しない方が無理!!!

 めっちゃ期待すんよぉぉお!!!

 ウイーーー!!! ししし!!!

 っと、そんな風に!

 皆で、ワクワク! ドキドキ! 大盛上がりしていると!!!

「!? あれ、なんか来てるぞ?」

「あれは、船?」

「デカい船だな。大砲もいっぱい乗ってるし、軍船?」

「!!! いや、違う! あの旗は! あの髑髏は……!!!」

「! あ!」

「! え!」

「!? えええ!?」

「「「「「『『『『『!? 海賊船だァァあ!!!』』』』』」」」」

 デカく、黒い海賊船が!

 堂々と、やってきて!!!

「ヨーホー! 諸君! よくやってきた! 我が弟! ビリーから聞いてる! さァ、招待状を手に! 船に乗り込め!!」

「このキャプテン・『ジョリー・ロジャー』と、フライング・ダビンチ号が! 諸君を立派な、海賊にしよう!!! ッホッホ―!!!」


 甲板から、トリコーン帽子をかぶり、黒い貴族風な服を着て!

 腰に2本の剣と! 6本のピストルを差した!

 ザ・海賊の、大男!!!
 
 キャプテン・ジョリー・ロジャーが! ビーチへと、降り立ったのさァァあ!!!

 うおおおお!?!?
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