キャンピングカーで往く異世界徒然紀行

タジリユウ

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【番外編】キャンプ場とキャンピングカー③

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「うおおお! やっぱりキャンピングカーは男のロマンだよな! 俺もほしいとは思っていたけれど、価格が高いのと場所がなくて完全に諦めていたんだよ!」

「ああ、気持ちは分かるよ。俺の場合は投資がビギナーズラックで当たったから買えたというのもある」

「しかも拡張機能か。それも夢が広がるよな! それにバスコンなんてタイプがあるのも知らなかった。確かにキャンプ場で見たことがある普通のキャンピングカーよりも大きい。キッチン、家電、シャワーに柔らかいベットとか完全に快適な家だよな。異世界をキャンピングカーで旅するなんて本当に憧れるよ」

「俺としても毎日安全で快適にキャンプができるのは憧れるよ。お互いないものねだりというやつだな」

「そうかもな。いやあ、それにしても本当によく来てくれた。ちょっとこれから夕食時で忙しくなるから、営業時間が終わったら一緒に飲まないか? 元の世界の料理やお酒もたくさんあるぞ」

「ああ、願ってもない。特に酒は楽しみだ。久しぶりに元の世界の酒を楽しませてもらうよ」

「他にもここには温泉とか元の世界の漫画もあるからな。ぜひ楽しんでくれ」

「漫画もあるのか! それはすごいな。この世界の人が漫画を読んだら絶対にハマるだろ」

「ああ、お客さんが初めて漫画を読んだ時の反応はたぶんシゲトさんが予想している通りだ。じゃあ、また後で」



「それじゃあ、同郷のシゲトさんとの出会いに乾杯!」

「「「乾杯!」」」

 それぞれが持つグラスや缶ビールのぶつかる音が鳴る。

 この場にはこのキャンプ場を訪れた3人と1羽、そしてキャンプ場のユウスケと従業員であるソニアとサリアがいる。

「いやあ~それにしてもここの料理や酒は本当においしいな。それにどれも懐かしいよ」

「ええ、どの料理も本当においしいです。特にこのアヒージョという料理が最高です!」

「僕はこっちの焼きそばが好きかな。甘辛くておいしい味がするし、こんな長くて細い料理は初めて!」

「ホー♪ ホー♪」

 初めてこのキャンプ場に訪れた面々が初めて食べる料理を絶賛する。フクロウの魔物であるフー太も自分のクチバシを器用に使って焼きそばをちゅるちゅると食べている。

「うわあ~フー太ちゃんは本当に可愛らしいですね!」

「ええ、こんなに可愛くて人懐っこい魔物は初めて見ました。食べているところも本当に可愛らしいですね!」

「ホー?」

「きゃああ、可愛い!」

「うう……触らせてほしかったです……」

 サリアとソニアがとても微笑ましい表情でフー太を見ているが、当のフー太は首を傾げている。そしてその首を傾げている様子が可愛らしく、さらに2人が声を上げる。

「それにしても、まさか人の言葉を理解できる魔物とは驚きだ。本当に可愛らしいなあ」

「ホー!」

 ユウスケの言葉にフー太が右の翼をあげる。先ほど分かったことだが、これまではシゲトの言葉しか理解していなかったフー太だが、ユウスケの言葉も理解しているようだ。

「やっぱりフー太は俺と同郷の者の言葉は理解できるみたいだ。森フクロウ全部がそうなのか、フー太が特別なのかはまだ分からないんだけれどな。そうだ、フー太。ちょっと大きくなってもらってもいいか?」

「ホホー!」

「「きゃああ!」」

 シゲトの言葉に同意するように頷くと、フー太はみるみるうちに巨大化して2メートルほどのもふもふとした姿になる。するとソニアとサリアが嬉しそうな声をあげる。

 どうやらこの2人は大半の女性がそうであるように、可愛いものに目がないようだ。

「おお、なんというもふもふ……フー太くん、ちょっとだけ触ってもいいかな?」

「ホー!」

 ユウスケの言葉にフー太が頷く。

「……ああ、何という触り心地だ。今俺は今まで生きてきた中で一番幸せかもしれない!」

 ユウスケは最初に手で触れさせてもらったあとに、フー太に確認をしてから両手で抱き着かせてもらう。あまりにもそれが気持ち良かったのか、恍惚の表情を浮かべている。

「フー太ちゃん、私も触ってもいいですか!」

「私にも抱き着かせてください!」

「2人も触らせてほしいんだけどどうかな?」

「ホー……」

 ユウスケを羨ましく思ったのか、サリアとソニアは自分たちも触らせてほしいと言うが、フー太は首を横に振る。自身の言葉を理解するユウスケのことは許されたようだが、初対面の人に触られるのはそれほど好ましくないようだ。

 どうやら魔物は綺麗な女性に抱き着かれたいというオスの気持ちは持っていないらしい。

「うう……残念です……」

「くっ、どうしてユウスケだけ……くたばればいいのに……」

「おい、俺にやつあたりするなよ!」

 サリアは残念そうにうなだれ、ソニアは恨めしそうにユウスケを睨んだ。

「ふふっ、ユウスケ殿たちは仲が良いですね」

「皆さんとっても楽しそうです!」

 そんなユウスケたちのやり取りをジーナとコレットが微笑ましく見ている。

 彼らが打ち解けるのにそれほど時間は必要ないようだ。



「ジーナさんは風魔法を使えるんですよね。私は攻撃魔法が使えないので、ぜひ見せてほしいです!」

「ええ、もちろんいいですよ。私はこれまでに母親しか同族と会ったことがなかったです。サリアさんの村の話もぜひ聞かせてください」

「はい!」

 サリアとジーナは同じエルフの種族ということで盛り上がっている。

「コレットちゃん、こっちの料理とジュースもおいしいですよ」

「うわあ~ありがとうソニアお姉ちゃん!」

「お姉ちゃん……コレットちゃんも本当に可愛らしいですね!」

 こちらではソニアがコレットちゃんにかいがいしく料理やジュースを渡す。どうやらこのダークエルフは可愛いものや子供が好きらしい。

「ぷはあ~やっぱり冷えたビールは最高だな! 料理も酒によく合うし、ユウスケさんの結界の力で安心して酔っ払えるというのもいいな」

「俺も同郷の人と懐かしい話をしたり、異世界の旅の話が聞けて最高だよ! フー太くんも本当に可愛いな。甘いデザートもあるからお腹いっぱい食べてくれよ」

「ホーホー♪」

 シゲトとユウスケはフー太と一緒に久しぶりの故郷である日本の話やこの異世界の話をしながら、酒や料理をつまむ。

 お互いに仲間には共感できない話もたくさんあるので、いつも以上に話と酒が進んでいるようだ。

「おお~い、ユウスケ。新しい客と飲んでおるのか? せっかくなら儂らもまぜてくれんか?」

「ふむ、人に懐いている魔物とは珍しいのう」

「おお、今日は初めて会う者がいっぱいおるのじゃ!」

 シゲトやユウスケたちが楽しんでいると、その様子が気になっていたキャンプ場のお客さんであるドワーフのダルガたち、エルフであるオブリたち、古代竜のサンドラが集まってきた。

「ええ~と、こちらはよくこのキャンプ場に来てくれるお客さんなんだ。シゲトさん、もしよかったら彼らも混ぜてもらってもいいか?」

「ああ、もちろんだよ。旅やキャンプで出会った人と一緒に飯や酒を飲むのは楽しいもんな。初めまして、ユウスケさんと同郷のシゲトだ」

 シゲトはユウスケの提案を快く受け入れた。

「おお、ユウスケと同郷ということはこのキャンプギアとかいう物や酒にも詳しいのか!」

「ほう、もしかするとユウスケ殿のような不思議な能力が使えたりするのかのう。ぜひ詳しい話を聞きたいわい」

「むっ、もしかしてユウスケよりもうまい料理を作れたりするのか!」

 ユウスケの同郷という話を聞き、ダルガ、オブリ、サンドラたちが興味津々でシゲトへ詰め寄ってくる。

 他のみんなもとても楽しそうにキャンプ場での夜を過ごしている。ここに集まるみんなにとって、種族や別の世界から来たことなど壁になるようなものは何もない。

 一晩共に焚き火の前で料理を食べ、お酒を飲んで語り合えばその時点で全員が友人である。

 どうやら今日の夜はこれから長くなりそうだ。
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