papillon

乙太郎

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chrysalis

12章

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青白い電脳世界。
俯瞰でレコードを観察する緋翅水冴綺。
先程まで観測出来なかった
その実存認識によって像を結び出す。

先送り。


息をおき、コイツがチヅルを
振り返ったタイミングを見計らい

一時停止。

シルエットは浮かぶ。浮かんではいるが…
表情、髪型、身なりや体格、性別すらも
一切が捉えきれない。
まさしく
ことは分かるのに
その他一切の容姿が掴めなくなっている。

それだけではない。
そのを容認してしまいような
謎の指向性がコイツの視覚情報全体に働いている。
集中力を研ぎ澄まし続けなければ
せっかく唯一捉えた輪郭すらも
いまにも見失ってしまいそうだ。

「もっと、特徴があるはず…!」

意識を集中、人相照合プログラムcallation programも同時に走らせ、
IDの特定に全力をつくす。

facial recognition, not applicable.
facial recognition, not applicable.

「なんでよ!そんなわけがないでしょう?!」

このメトロフォリアに住む住民には
等しくORTICAが埋めつけられている。
それはその人間のありとあらゆる情報を
同様にORTICAに管理されているということだ。

カナちゃんは誘拐の主犯グループは廃棄区画で
ORTICAを搭載していない人物だといっていた。
ネットで閲覧できるニュースでも口を揃えて
その可能性を事実のように謳っている。

だから…それはあり得ない。

カナちゃんには悪いが、余りにも早計な結論だ。
ORTICAの管理システムは生半可なものではない。
ORTICAは総体であり群体。
それは絶えず住民どうしでフィードバックを
共有しているということ。
もし仮にID情報の照合が合わずORTICAさえ
持ち合わせないような異端がいたとしても


その後彼らがどのような扱いを受けるかは
もちろん一般市民には聞かされていない。
尾ヒレのついたウワサでは殺処分されるとも、
難民として生産層に送られるとも。

つまりはこうだ。

廃棄区画で産み落とされた犯人は
母親にすら一瞥もされず、誰の手も借りず
誰の目にも止められないままに幼少期を過ごし、
世間への復讐心を抱きながら誘拐を
繰り返していると。

ネットニュースは居住区を襲う誘拐事件すらも
大衆ウケするドラマティックな悲劇として
面白おかしく騙っているというわけだ。

可能性としてはあり得る。
ただそんなのは、1キロ先の針の穴を
肉眼で捉えながら遠隔操作で糸を通すようなものだ。

第一コイツは走り去る過程で
廃棄区画の暴漢やチヅルに顔を見られている。

だから見えないのはORTICAの有無じゃあない。
もっと根底で致命的な未確認のERRORを
この人物まわりでORTICAが吐き出しているのだ。

「クッソ…あと少しだっていうのに…!」

光明一歩手前の落とし穴。
思考回路の堂々巡りに足を取られるその瞬間、

物事には事実を主観なしで受けいけるべきケースと
その発生から道筋を突き詰めて道理を見極めるべき
ケースが存在する。

スカした役立たずの生意気な顔が浮かんだ。

「うっさい!分かってるってェのよ!」


欠落に構わず先送り。


足取りの確かな逃走経路。
この市街を歩き慣れていなければさらなる
深部に踏み入れてしまうだろう。
比較的安全な表通り、その光の届く空きスペースで
2人は足を止めた。


会話ログを再生。


チヅルの発言は明瞭に聞こえるものの
このシルエットの音声とシルエットを示す
単語にノイズが走っている。


肩で息をするチヅル。

「くっ…ハァハァ…って、#*-°?!」

驚いた様子を見せるチヅル。
…アナタ、このシルエットを知っているの…?

「ーーーー。ーーーーーー!」

「関係ないでしょう!#*-°とは絶交って
決まったんだから!」

「ーーー!ーーーーーーー!」

しばし口論。どうやらシルエットにピンチを
助けてもらったにも関わらず、その不仲から
つっけんどんな態度のまま後に引けなく
なっているようだ。

…やれやれ。
金髪どもに見せた意地っ張りな覚悟は
この一件が影響していたということらしい。

「ーーー、ーーーーー!」
「ウルサイッ!アナタが言い出しっぺでしょう!
#*-°にそんなこと言われる
筋合いないんだから!私の勝手でしょ!」

そう言って数分前の怯えきった自分を
一切忘れてしまったかのように
ぷんぷんと頭から蒸気を出しそうな様子で
チヅルはこの場を後にした。


レコードは、ここで終了している。


空き地に逃げ込んだところまで巻き戻す。

perspective observer exited
mode calculation excited.

「チヅル、アナタは十分な材料を示してくれた」

scale landing…
scale landing…

電子で形作られた私の存在スケール
羽毛のような着地でコンクリートに足をつける。

これが最後のチャンス。
そのチャプターで手ががりを見つけられなければ
この依頼はもれなくゲームオーバー。
私の努力もチヅルの勇気も全てが無に帰すだろう。

彩度を失ったチヅルの日常。
突如空いた胸の内の空洞。
彼女の慟哭は今もなお、華奢な心を
痛々しく反響させている。

…ここまで来たんだ。
そんな彼女にとってかけがえの無い
存在だった電脳世界のシルエット。
絶対に私の手で実存まで引き摺り出してやる。

演算領域を励起。
処理速度を大幅に引き上げる。
青白い光を帯びていた電脳世界のビジョンを
現実世界と寸分たりとも違わないクオリティで出力。

ビル群に篭った熱気、様々な意識が錯綜する喧騒、
吐き捨てられた吐瀉物の鼻につく匂い。

雑多で鮮烈、不快感すらおぼえる情報量。
しかし、それ故にこそ。


最も空想から遠く、現実に近い場所に位置する
結末の先、IFを此処に見出す…!

reveal the truth with a hypothesis 虚をもって真をつまびらかにせん !」

視野角の広域化。
鋭敏になる感覚神経。
冴え渡る思考回路。

対象はチヅルが立ち去ったその後。
反響音、光の反射、これら情報尽くをインプット。
演算できる最適解は5秒。
今この瞬間に緋翅水冴綺の全力を集約する。

over load calm down.
output the operation result.

チヅルが立ち去って静寂に包まれた世界。
誰も覆しようのない、終という名の絶対的停止。
その硬直に抗うようにノイズをはしらせながら
シルエットは徐々に動き出した。
彼女が立っていた位置にかがみこんだソレ。
再び立ち上がった後、手に握られていたのは

ハート型の片割れであった。

Exiting the proglam diving…
  Exiting the proglam diving…


レコードに刻まれた足跡を辿ること
現実世界の時間経過で1時間。

ダイブの過負荷に消耗した精神を落ち着かせながら
レコードから得られた調査内容を整理する。

演算領域を励起させて導き出した
緋翅水冴綺の唯一の得意分野。
ORTICAを持ってして必中とされる未来予知を
で演算する能力。

これにより過去の足跡を辿っても
発見することのできない事実を
過程や不足した手掛かりすら穴埋めして導き出す。

どれだけ視覚情報が揺らごうと関係ない。
確かな形をもつ物的証拠のありかを
この特殊演算によりとうとう突き止めたのだ。

あのシルエット。
視認することすら難しい不特定のソレは
ことで
初めて像を結びだす厄介な性質を持ち合わせていた。

「あのイヤリング…回収してチヅルに見せれば
その実存をORTICAに証明できるかもしれない。」

その喪失を無意識下で感じ取れていた彼女なら。
彼女さえシルエットの正体を思い出せたなら。
その存在証明はORTICAを通し、
このメトロフォリア全体に影響を及ぼすだろう。

この異様な失踪事件も注目を浴び、
管理層のエンジニアチームがERRORを早急に解決。
初めて感じた
この得体の知れない嫌悪感と使命感に
平常心を掻き乱されることもなくなるに違いない。

「もうトコトンまでやってやろうじゃないの。」

乗りかかった船だ。幸いにも証拠の場所は
廃棄区画の深部ではない。
私1人でも今日中に難なく回収できるだろう。

完璧なレポートと証拠を突きつけて、
ついでに村岡のヤロウもぶん殴る。
難航した依頼の最終目標を定め、
私は教室を後にする。


その時だった。

「どこに行くつもりなの?冴綺りん。」

誰もいない。私だけ。
そう思い込んでいた教室前廊下。

咎めるような声色で、大の親友が
去り際の背中を引き留めた。


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