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第60話 悲しいデュラハン
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神の宮殿では新たに解った事実に対策会議が開かれる。
「死の王とは暗黒時代に外道魔術を研究していた魔術師であろう」
「その組織は全員処刑されたとありますが?」
「組織の真の指導者は貴族であったのだろう。それなら雲隠れもできるからな」
当時の貴族の権力は絶対的であったらしい。現在でも貴族の力は強いが失脚も簡単にする。故に貴族は一般人に優しく接するのだ。
「そして巨大な地下洞窟と言われましてもどこにあるのか・・・」
「出入口は瘴気なのでしょう。瘴気から入ろうとしても外部の者ははじかれる仕掛けかと」
「それって瘴気を隷属させていないか?」
「そうでしょうね。しかし直接接触する必要があるらしいのでそこまで恐れる隷属能力ではないでしょう」
「グレーダース卿が簡単に上書きできるんだ。隷属魔法使いを集めれば入れるだろう」
「それでも位置がわからないと・・・」
敵の全体像が分かっても場所がわからなければ意味がない。
「そのうちわかると思うよ。巨大古代兵器100体を瘴気口から出せるはずはないと思うし」
勇者が言う。彼の調査によれば瘴気口は大きくても直径3メートルらしい。ならば古代兵器を出撃させるには天井に穴でもあけなければ無理だ。
防御面に関してもカブとゾッドの共同制作した処女厨苔栽培器がある。空からの攻撃も想定した優れたそれはアンデッドの被害を大幅に減らした。更にシエルが作った薬も大きな武器となる。アンデッドは最早敵ではない。敵は進化した怪物と悪鬼くらいであろう。組織は手の内を晒しすぎた。故に対策はできる。それでも犠牲者が数千人に上ったのは悲しい出来事だ。
「失礼します。死の王の使者がきました」
そう言いながら天使が入ってくる。
「俺が会おう」
そう言うと勇者は席を立つ。
宮殿の庭にデュラハンがいる。処女厨苔の効力も効いていないようだ。
「死者の王より手紙を届けに来ました」
男のデュラハンは死を覚悟した顔で手紙を差し出す。
勇者は早速手紙を読む。
“やあ、僕は死の王だよ。それで要件なんだけど来年の夏に戦争始めるからよろしくね。それまでこちらからは何もしないから安心していいよ。
それと君たちが作った防御装置なかなか良いね。びっくりしたよ。でも僕たちもそれに対する装備作っている最中だから意味なくなるけどね。兵器も増やすよ。
それじゃあ、来年会おうね
死の王より”
「・・・死の王って・・・頭悪くないか?」
「それは言わないであげてください。それに馬鹿でも世界を混乱させることはできますし」
デュラハンは焦る。
「なぜ世界の破滅を君は望む?」
「この世の理不尽は勇者にはわかるまいよ。それに勇者もあんなことをするくらいだ。同類だろ」
吐き捨てるように言うデュラハン。
「暗黒時代の事は聞いた。俺もその勇者は八つ裂きにしたいよ」
勇者の言葉が意外という顔をするデュラハン。
「時代が変わったのだ。それでも君たちを犠牲にして良いはずはない。どんなに良い社会になっても過去は変えられない。過去を水に流してなんていうのはその時代を知らないから言える。それか知っていても負の連鎖を断ち切りたいという強い思いがなければ無理だろうな」
押し黙るデュラハン。その目から一筋の涙が流れる。
「もし・・・500年前にあんたが勇者として召喚されていたら・・・違った未来を俺も迎えられたかもしれない。でも、俺の娘は勇者に犯されて殺された。神は見て見ぬふりをした。魔族もだ。みんな勇者を恐れて・・・虐殺が起きて・・・」
「人間の闇の部分だな。俺も召喚される前に人間の闇を見てきた。最愛の人も無残に失った。だがこの世界で再び巡り合えた。他の神はどうでも良い。愛の女神と最愛の人のために俺は剣を振るうだけだ」
「もし違った形で会えれば俺とあんたは友達になれたのかな」
「そうだな」
2人は暫く見つめ合う。
「ところでその勇者はアンデッドとして復活させられないか?」
勇者が言う。
「何故だ?」
「俺が八つ裂きにして生きたことを後悔させたい。その時代の貴族もな」
デュラハンは号泣する。
「無理だろうな。勇者の死体は八つ裂きにして獣の餌にされたらしい。貴族共も同じだ。俺たちは無残に見殺しにした神と魔王に復讐している。死者の王は死の世界にしたいだけだが。それでも目的が一致しているんだ」
「とりあえず神の王でも殴って帰らないか?」
「おい・・・何を?」
「待っていろ」
そう言うと勇者は神殿に消える。そして戻ってきた時、神の王を引っ張ってきた。
「抑えているからとりあえず殴っておけ」
勇者は神を押さえつける。
“バシッ”鈍い音と共に神の王は倒れる。
「少しは気が晴れたか?」
「あぁ、それでも・・・娘も妻も戻らない」
デュラハンが号泣する。他の神々が出てきて彼らを見守る。
「すまなかった・・・500年前、私は下界の事に関与することを禁じていた。そして滅びようとする下界に勇者を遣わした。それが更なる悲劇を生んだ。謝ってもどうしようもない。君の復讐心も収まらないだろう。それでも謝らせてくれ」
神の王は頭を下げる。デュラハンは号泣し続ける。
「君を通して見ている連中にも言っておく。君たちが経験した理不尽は許されることではない。同時に君たちが行った理不尽もだ」
そう言うと勇者は大きな光の画面を作り出す。そこには親を失って嘆く子供。子を失って発狂する親など悲しい光景が映し出される。それは彼らが味わった光景と重なるものがあった。
「俺達は・・・」
デュラハンは激しく動揺する。彼を通して見ているデュラハン達にもざわめきが起こっているだろう。
「あとは君が考えて行動しろ。俺は守りたい者たちのために戦うだけだ」
そう言うと勇者はデュラハンを開放するように神々に言った。
「俺を浄化してくれ。あんたと出会えて、神を殴って・・・悲しい現実を見た。これ以上は今を生きる人間に俺の娘と同じ苦しみを味わさせたくない」
デュラハンは静かに目をつぶる。勇者はデュラハンを光で包み込む。彼の魂は安らかな顔をして消えていった。
「来世で・・・幸せになってくれ・・・」
勇者は静かにそう言うとその場を後にする。一筋の涙を流して。
「死の王とは暗黒時代に外道魔術を研究していた魔術師であろう」
「その組織は全員処刑されたとありますが?」
「組織の真の指導者は貴族であったのだろう。それなら雲隠れもできるからな」
当時の貴族の権力は絶対的であったらしい。現在でも貴族の力は強いが失脚も簡単にする。故に貴族は一般人に優しく接するのだ。
「そして巨大な地下洞窟と言われましてもどこにあるのか・・・」
「出入口は瘴気なのでしょう。瘴気から入ろうとしても外部の者ははじかれる仕掛けかと」
「それって瘴気を隷属させていないか?」
「そうでしょうね。しかし直接接触する必要があるらしいのでそこまで恐れる隷属能力ではないでしょう」
「グレーダース卿が簡単に上書きできるんだ。隷属魔法使いを集めれば入れるだろう」
「それでも位置がわからないと・・・」
敵の全体像が分かっても場所がわからなければ意味がない。
「そのうちわかると思うよ。巨大古代兵器100体を瘴気口から出せるはずはないと思うし」
勇者が言う。彼の調査によれば瘴気口は大きくても直径3メートルらしい。ならば古代兵器を出撃させるには天井に穴でもあけなければ無理だ。
防御面に関してもカブとゾッドの共同制作した処女厨苔栽培器がある。空からの攻撃も想定した優れたそれはアンデッドの被害を大幅に減らした。更にシエルが作った薬も大きな武器となる。アンデッドは最早敵ではない。敵は進化した怪物と悪鬼くらいであろう。組織は手の内を晒しすぎた。故に対策はできる。それでも犠牲者が数千人に上ったのは悲しい出来事だ。
「失礼します。死の王の使者がきました」
そう言いながら天使が入ってくる。
「俺が会おう」
そう言うと勇者は席を立つ。
宮殿の庭にデュラハンがいる。処女厨苔の効力も効いていないようだ。
「死者の王より手紙を届けに来ました」
男のデュラハンは死を覚悟した顔で手紙を差し出す。
勇者は早速手紙を読む。
“やあ、僕は死の王だよ。それで要件なんだけど来年の夏に戦争始めるからよろしくね。それまでこちらからは何もしないから安心していいよ。
それと君たちが作った防御装置なかなか良いね。びっくりしたよ。でも僕たちもそれに対する装備作っている最中だから意味なくなるけどね。兵器も増やすよ。
それじゃあ、来年会おうね
死の王より”
「・・・死の王って・・・頭悪くないか?」
「それは言わないであげてください。それに馬鹿でも世界を混乱させることはできますし」
デュラハンは焦る。
「なぜ世界の破滅を君は望む?」
「この世の理不尽は勇者にはわかるまいよ。それに勇者もあんなことをするくらいだ。同類だろ」
吐き捨てるように言うデュラハン。
「暗黒時代の事は聞いた。俺もその勇者は八つ裂きにしたいよ」
勇者の言葉が意外という顔をするデュラハン。
「時代が変わったのだ。それでも君たちを犠牲にして良いはずはない。どんなに良い社会になっても過去は変えられない。過去を水に流してなんていうのはその時代を知らないから言える。それか知っていても負の連鎖を断ち切りたいという強い思いがなければ無理だろうな」
押し黙るデュラハン。その目から一筋の涙が流れる。
「もし・・・500年前にあんたが勇者として召喚されていたら・・・違った未来を俺も迎えられたかもしれない。でも、俺の娘は勇者に犯されて殺された。神は見て見ぬふりをした。魔族もだ。みんな勇者を恐れて・・・虐殺が起きて・・・」
「人間の闇の部分だな。俺も召喚される前に人間の闇を見てきた。最愛の人も無残に失った。だがこの世界で再び巡り合えた。他の神はどうでも良い。愛の女神と最愛の人のために俺は剣を振るうだけだ」
「もし違った形で会えれば俺とあんたは友達になれたのかな」
「そうだな」
2人は暫く見つめ合う。
「ところでその勇者はアンデッドとして復活させられないか?」
勇者が言う。
「何故だ?」
「俺が八つ裂きにして生きたことを後悔させたい。その時代の貴族もな」
デュラハンは号泣する。
「無理だろうな。勇者の死体は八つ裂きにして獣の餌にされたらしい。貴族共も同じだ。俺たちは無残に見殺しにした神と魔王に復讐している。死者の王は死の世界にしたいだけだが。それでも目的が一致しているんだ」
「とりあえず神の王でも殴って帰らないか?」
「おい・・・何を?」
「待っていろ」
そう言うと勇者は神殿に消える。そして戻ってきた時、神の王を引っ張ってきた。
「抑えているからとりあえず殴っておけ」
勇者は神を押さえつける。
“バシッ”鈍い音と共に神の王は倒れる。
「少しは気が晴れたか?」
「あぁ、それでも・・・娘も妻も戻らない」
デュラハンが号泣する。他の神々が出てきて彼らを見守る。
「すまなかった・・・500年前、私は下界の事に関与することを禁じていた。そして滅びようとする下界に勇者を遣わした。それが更なる悲劇を生んだ。謝ってもどうしようもない。君の復讐心も収まらないだろう。それでも謝らせてくれ」
神の王は頭を下げる。デュラハンは号泣し続ける。
「君を通して見ている連中にも言っておく。君たちが経験した理不尽は許されることではない。同時に君たちが行った理不尽もだ」
そう言うと勇者は大きな光の画面を作り出す。そこには親を失って嘆く子供。子を失って発狂する親など悲しい光景が映し出される。それは彼らが味わった光景と重なるものがあった。
「俺達は・・・」
デュラハンは激しく動揺する。彼を通して見ているデュラハン達にもざわめきが起こっているだろう。
「あとは君が考えて行動しろ。俺は守りたい者たちのために戦うだけだ」
そう言うと勇者はデュラハンを開放するように神々に言った。
「俺を浄化してくれ。あんたと出会えて、神を殴って・・・悲しい現実を見た。これ以上は今を生きる人間に俺の娘と同じ苦しみを味わさせたくない」
デュラハンは静かに目をつぶる。勇者はデュラハンを光で包み込む。彼の魂は安らかな顔をして消えていった。
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