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第47話 神の縄
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ハイネとシエルが熱く交じり合う少し前、グレンは王宮から出てくるところであった。
「お、君なかなか良い魔力じゃないか」
グレンが目を向けると少年のような雰囲気があるが同時に大人の色気も兼ねそろえている。不思議な男が居た。
「お褒めに預かり光栄です。グレーダース=グランツライヒと申します」
丁寧に挨拶するグレン。
「グランツライヒ準王族家か。君の性愛は征服欲の塊だね」
「な、何を急に・・・」
「俺はエロース。性愛を司る神だよ。俺の前では全てお見通しさ」
ニヤリと笑うエロース。そこには妖淫な雰囲気が漂う。
「先ほどハイネって少年にあったけど彼も不思議な魔力だった。人の町は面白いね」
ハイネの言葉を聞いて少し顔が険しくなるグレン。
「あ、心配しないで。アプロディーテに邪魔されて何もできなかったから」
(ほう、ハイネに手を出そうとしたのか。俺のハイネに手を出そうとするとはいい度胸だな)
グレンは密かに怒りを覚える。
「怒るなよ。何もないから。それに他の女の子をナンパしていたら、男前の女生徒に邪魔されてさ。今日は収穫ゼロだよ」
話を聞いてみるとエロースは心底嫌がる相手には声を掛けないらしい。表面上で拒んでも悪い気がしない相手を選ぶのだそうだ。
「それでも性愛に対して免疫がない婦女子にそういうことは感心しませんね」
「嫌よ嫌よも好きのうちさ」
そう話していると観光している少女の一団が近づいてくる」
「あ、先ほどの変態!」
ミュウジィである。
「あぁ、先ほどのイケメン女子じゃないか。なんだかんだで俺を追いかけてきた・・・わけではないな。残念」
「ミュウジィ殿、如何なされました?」
「聞いてくださいグレーダース卿。こちらの王族の方は我が校の生徒に卑猥なことをしようとしていたのです」
事の詳細を話すミュウジィ。グレンは途中で笑っていた。
「笑い事ではありませんよ。年端もいかない乙女に卑猥なことを」
「え~、君が言う?男を絡ませて欲情する君が」
「またセクハラですか?」
「いや、事実でしょ?それに他の生徒さんもエッチな本を回し読みしているし」
「エロース様、婦女子の方に失礼ですよ」
グレンが窘める。
「いや、性愛の神だからさ」
女生徒たちは顔を赤くして今にも泣きだしそうだ。ミュウジィに怒りが湧く。グレンはその様子を見て不意に笑みを漏らす。
「ミュウジィ様。縄はお持ちですか?」
「荷造り用の麻縄なら」
そう言うと空間保管魔法で縄を出す。
「エロース様。ここでは全裸になっても問題ありませんよね?」
「あぁ、あそこの茂みの裏なら問題ないよ」
グレンはニヤリと笑う。雰囲気は獲物を狙う野獣と化す。エロースはたじろぐ。そこへ巡回の女性兵士がやってきた。
「助けて。貞操の危機だ」
エロースが助けを求める。
「どうかなさいました?」
お前が言うか?という顔をしながら女性兵士たちが声を掛けてくる。グレンは女性兵士たちに耳打ちする。すると女性兵士たちは嬉しそうにエロースを茂みの裏まで連れていった。
グレンは土魔法で仮面を作るとそれを被り、エロースの服を素早くはぎ取る。そしてM字開脚させて縄で拘束する。更に造花の薔薇をエロースの一物付近に活けた。
『グレーダース卿、あなたは天才ですか?』
女性兵士、女生徒達が興奮しながらスマホを握る。
「喜んでいただけるなら幸いです」
「こんなこと・・・」
エロースは恥ずかしそうに言うが女性たちは興奮しながら写メを撮る。
「これは素晴らしい性愛です」
普段からセクハラ発言されている女兵士たちが言う。
「こんな芸術品があるなんて」
女生徒が口々に言う。
「兵士の方々、羽を少し頂けませんか?」
いつの間にかミュウジィも土魔法で仮面を作り被っている。不思議そうに自らの翼から羽を抜きミュウジィとグレンに渡す兵士。グレンは察したように羽を手に取ると2人はエロースの体を羽で撫でまわす。
「なんと・・・こんな素晴らしい光景は初めて見ます」
女性たちは興奮しながら写メを撮る。
「まだまだこれからです」
ミュウジィとグレンは絶妙な場所に羽を這わせる。
「アァン、そんな・・・性愛の神に・・・」
「性愛の神様ですから世に性愛の素晴らしさを教えませんと」
グレンは不敵に笑う。気が付くと神々、天使たちが彼らを取り囲みスマホを握っている。その中にエロースの妻と妾までいる。
グレンはエロースを四つん這いにすると一物が見えないように薔薇を活けなおす。ミュウジィはお尻付近に羽を這わせる。そして響き渡るエロースの喘ぎ声。
グレンはエロースの妻に耳打ちすると仮面を被せウホッエキスを彼女の指先に塗る。エロースの妻は旦那の後ろの穴に指を入れ一物を手でしごく。
「あ、そんな・・・変になる・・・気持ちイィ」
エロースは大きく喘ぎ声をあげる。彼の妻の息も荒い。しばらく卑猥な音に合わせエロースが喘ぐ。
「アァー・・・ふぅ」
エロースは白濁した液体を地面にぶちまけた。そして体を痙攣させる。
「こんな素晴らしい性愛の世界があるなんて」
ギャラリーは口々にグレンとミュウジィを称える。エロースは初めて味わう快感の余韻に浸る。
翌日、グレンとミュウジィは騎士団から表彰された。エロースへの制裁で女性騎士たちより表彰を懇願されたらしい。何故かエロースからも名誉性愛布教者の称号が贈られた。
苦笑いするしかない2人であった。
「お、君なかなか良い魔力じゃないか」
グレンが目を向けると少年のような雰囲気があるが同時に大人の色気も兼ねそろえている。不思議な男が居た。
「お褒めに預かり光栄です。グレーダース=グランツライヒと申します」
丁寧に挨拶するグレン。
「グランツライヒ準王族家か。君の性愛は征服欲の塊だね」
「な、何を急に・・・」
「俺はエロース。性愛を司る神だよ。俺の前では全てお見通しさ」
ニヤリと笑うエロース。そこには妖淫な雰囲気が漂う。
「先ほどハイネって少年にあったけど彼も不思議な魔力だった。人の町は面白いね」
ハイネの言葉を聞いて少し顔が険しくなるグレン。
「あ、心配しないで。アプロディーテに邪魔されて何もできなかったから」
(ほう、ハイネに手を出そうとしたのか。俺のハイネに手を出そうとするとはいい度胸だな)
グレンは密かに怒りを覚える。
「怒るなよ。何もないから。それに他の女の子をナンパしていたら、男前の女生徒に邪魔されてさ。今日は収穫ゼロだよ」
話を聞いてみるとエロースは心底嫌がる相手には声を掛けないらしい。表面上で拒んでも悪い気がしない相手を選ぶのだそうだ。
「それでも性愛に対して免疫がない婦女子にそういうことは感心しませんね」
「嫌よ嫌よも好きのうちさ」
そう話していると観光している少女の一団が近づいてくる」
「あ、先ほどの変態!」
ミュウジィである。
「あぁ、先ほどのイケメン女子じゃないか。なんだかんだで俺を追いかけてきた・・・わけではないな。残念」
「ミュウジィ殿、如何なされました?」
「聞いてくださいグレーダース卿。こちらの王族の方は我が校の生徒に卑猥なことをしようとしていたのです」
事の詳細を話すミュウジィ。グレンは途中で笑っていた。
「笑い事ではありませんよ。年端もいかない乙女に卑猥なことを」
「え~、君が言う?男を絡ませて欲情する君が」
「またセクハラですか?」
「いや、事実でしょ?それに他の生徒さんもエッチな本を回し読みしているし」
「エロース様、婦女子の方に失礼ですよ」
グレンが窘める。
「いや、性愛の神だからさ」
女生徒たちは顔を赤くして今にも泣きだしそうだ。ミュウジィに怒りが湧く。グレンはその様子を見て不意に笑みを漏らす。
「ミュウジィ様。縄はお持ちですか?」
「荷造り用の麻縄なら」
そう言うと空間保管魔法で縄を出す。
「エロース様。ここでは全裸になっても問題ありませんよね?」
「あぁ、あそこの茂みの裏なら問題ないよ」
グレンはニヤリと笑う。雰囲気は獲物を狙う野獣と化す。エロースはたじろぐ。そこへ巡回の女性兵士がやってきた。
「助けて。貞操の危機だ」
エロースが助けを求める。
「どうかなさいました?」
お前が言うか?という顔をしながら女性兵士たちが声を掛けてくる。グレンは女性兵士たちに耳打ちする。すると女性兵士たちは嬉しそうにエロースを茂みの裏まで連れていった。
グレンは土魔法で仮面を作るとそれを被り、エロースの服を素早くはぎ取る。そしてM字開脚させて縄で拘束する。更に造花の薔薇をエロースの一物付近に活けた。
『グレーダース卿、あなたは天才ですか?』
女性兵士、女生徒達が興奮しながらスマホを握る。
「喜んでいただけるなら幸いです」
「こんなこと・・・」
エロースは恥ずかしそうに言うが女性たちは興奮しながら写メを撮る。
「これは素晴らしい性愛です」
普段からセクハラ発言されている女兵士たちが言う。
「こんな芸術品があるなんて」
女生徒が口々に言う。
「兵士の方々、羽を少し頂けませんか?」
いつの間にかミュウジィも土魔法で仮面を作り被っている。不思議そうに自らの翼から羽を抜きミュウジィとグレンに渡す兵士。グレンは察したように羽を手に取ると2人はエロースの体を羽で撫でまわす。
「なんと・・・こんな素晴らしい光景は初めて見ます」
女性たちは興奮しながら写メを撮る。
「まだまだこれからです」
ミュウジィとグレンは絶妙な場所に羽を這わせる。
「アァン、そんな・・・性愛の神に・・・」
「性愛の神様ですから世に性愛の素晴らしさを教えませんと」
グレンは不敵に笑う。気が付くと神々、天使たちが彼らを取り囲みスマホを握っている。その中にエロースの妻と妾までいる。
グレンはエロースを四つん這いにすると一物が見えないように薔薇を活けなおす。ミュウジィはお尻付近に羽を這わせる。そして響き渡るエロースの喘ぎ声。
グレンはエロースの妻に耳打ちすると仮面を被せウホッエキスを彼女の指先に塗る。エロースの妻は旦那の後ろの穴に指を入れ一物を手でしごく。
「あ、そんな・・・変になる・・・気持ちイィ」
エロースは大きく喘ぎ声をあげる。彼の妻の息も荒い。しばらく卑猥な音に合わせエロースが喘ぐ。
「アァー・・・ふぅ」
エロースは白濁した液体を地面にぶちまけた。そして体を痙攣させる。
「こんな素晴らしい性愛の世界があるなんて」
ギャラリーは口々にグレンとミュウジィを称える。エロースは初めて味わう快感の余韻に浸る。
翌日、グレンとミュウジィは騎士団から表彰された。エロースへの制裁で女性騎士たちより表彰を懇願されたらしい。何故かエロースからも名誉性愛布教者の称号が贈られた。
苦笑いするしかない2人であった。
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