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第46話 ハイネの中に眠るモノ
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ハイネはアプロディーテと別れ町を散策する。するとエロースが学校の女生徒に声を掛けているのが見えた。このままでは貞操の危機だ。ハイネは止めに入ろうとエロース達に近付いた時だ。
「貴族キッーク」
そう叫びながらミュウジィがエロースを蹴り飛ばす。
「な、何を!王族に向かって失礼じゃないか」
「魔法攻撃ではありませんので問題はありません」
「でも・・・俺は王族だよ?」
「王族であれば婦女子を無理やり連れて行こうとしないでください。貴族の沽券に関わります」
「君、男前で素敵だね。俺とデートしない?」
「女性に向かって失礼な!お断りします」
「良いじゃないか。神とデートとかステータスだよ?」
「軽い女ではありません」
「つれないなぁ」
「私には心に決めた殿方がいます」
「性的な意味でね。それと同時に安心できる場所と考えているね。家族みたく」
「セクハラです!だれかー、ここに痴漢がいますよ!!」
叫びだしたミュウジィにエロースは狼狽える。
「どうしましたか?」
天使と思われる兵隊がやってくる。
「この方がセクハラしてきます。そして私の貞操を汚そうと・・・」
「エロース様、とりあえず宮殿に戻ってください」
「えー、まだ指一本触れていないよ?」
「このままでは本当に痴漢にされますよ?」
「わかったよ・・・」
そう言いながらその場を去るエロース。性愛の神だけあって盛んなのだろう。
「神族をセクハラで訴えられません。何もされていないみたいですし・・・」
「知っています。指一本触れられていませんので大丈夫です」
「そうですか。それでは私はこれで」
そう言いながらその場を去る兵士。ミュウジィは女子に礼を言われている。そして彼女らに連れられて消えていった。
(ミュウジィは凄いな。それに比べて私は・・・)
自分の無力さを感じるハイネ。
(アプロディーテ様は力が目覚めると言った。それはどういうこと?今の私は消えちゃうの?今のみんなに対する愛情は偽物なの?わからない。それに私の中に眠っているモノっていったい何?性別を超えた存在?何それ?)
何にしても今は解らない事だ。自分の中に眠るもの・・・それは何か。
(もしかしてエロースみたいな節操なしにならないよね?誰彼構わずベッドインする人間・・・私も同じか・・・)
ハイネはこれまでの経験を思い出す。怪物に気持ちよくされ、異種族と交わりまくった自分を。エロースの事は言えないなと思う。それでもハイネは同意の上で交わってきた。無理やりはない。それにみんな大好きだ。
「自分が解らないや」
ハイネはそう呟くと町をうろつく。この町は多種族で溢れかえっている。魔物も普通にいる。皆、楽しそうに見える。
「ハイネ」
振り返るとそこにシエルがいた。
「どうしたの?こんなところで?学校は?」
「僕、飛び級して卒業したんだよ。それで今日は薬の事で呼ばれてさ」
「そうか・・・シエルは凄いね」
「ハイネのおかげだよ。僕がそうなれたのは」
「そんなことないよ。シエルが頑張ったからだよ」
そう笑顔で答えるハイネ。シエルは照れている。
「もう仕事は終わったからデートしよ」
そう言うとシエルはハイネの手を引き町中を散策した。
「あぁん、ハイネ・・・そんな所・・・」
シエルの喘ぎ声が響き渡る。
「ミュウジィに余計なことを言った罰」
そう言いながら後ろの口を舐め回し、手で一物を刺激するハイネ。
「ダメ、変になる・・・」
次にハイネはシエルの一物を手で摩りながら首筋乳首にかけて舌を這わせた。シエルは大きく喘ぎ声をあげる。
「シエル・・・」
そう言うとハイネはシエルの反り返った一物に舌を這わせ口に含む。そして首を大きく振りだした。卑猥な音とシエルの喘ぐ声が響き渡る。
「ハイネ、気持ちいい、凄く良いよ」
その声に答えるかのようにハイネはシエルの胸から太ももに手を優しく這わせて刺激する。更に大きい喘ぎ声をあげるシエル。
「もう・・・出ちゃう・・・」
その声にハイネは更に首を早く動かす。大きな卑猥な音を立てる。
「ウッ・・・」
その呻き声と同時にハイネの口の中は生暖かい液体に満たされた。
“ゴクリ”大きな音を立てハイネは口の中の液体を飲み干す。
「本番はこれからだよ」
ハイネはそう言うと自らの一物にウホッエキスを塗りシエルの足を大きく持ち上げる。
“貫け・・・より奥まで・・・より深く・・・”
不意にハイネは自分の中から声が聞こえた気がした。
「アァン、急にそんな奥まで・・・」
シエルが大きく喘ぎ声をあげる。
「もっと・・・ふかく・・・もっと・・・激しく・・・われは・・・」
ハイネの口から本人の意思とは関係のない声が漏れる。幸いシエルの喘ぎ声でかき消されたが。それでもハイネは何かに取り憑かれたように一物を奥へねじ込む。その度にシエルは小さく痙攣し大きな喘ぎ声をあげる。
「われは・・・なる槍。全ての・・・を支配し・・・するもの・・・」
再びハイネの口から声が流れる。それもベッドの軋む音とシエルの喘ぎ声でかき消されているが。
「イッちゃう、もう・・・」
シエルは大きく痙攣する。そして再び喘ぎだす。ハイネは激しく腰を振っている。
そしてシエルが3度目の絶頂を迎えた時ハイネはシエルの後ろの口に生暖かい液体をぶちまけた。
(なんだったのだろ・・・先ほどの支配されるような感覚)
シエルを傍らに抱きハイネは考える。それでも何かわからない。
「今日のハイネ・・・凄すぎだよ・・・」
そう言いながら息を整えるシエル。後ろの口から白濁液を滴らせて・・・。
「貴族キッーク」
そう叫びながらミュウジィがエロースを蹴り飛ばす。
「な、何を!王族に向かって失礼じゃないか」
「魔法攻撃ではありませんので問題はありません」
「でも・・・俺は王族だよ?」
「王族であれば婦女子を無理やり連れて行こうとしないでください。貴族の沽券に関わります」
「君、男前で素敵だね。俺とデートしない?」
「女性に向かって失礼な!お断りします」
「良いじゃないか。神とデートとかステータスだよ?」
「軽い女ではありません」
「つれないなぁ」
「私には心に決めた殿方がいます」
「性的な意味でね。それと同時に安心できる場所と考えているね。家族みたく」
「セクハラです!だれかー、ここに痴漢がいますよ!!」
叫びだしたミュウジィにエロースは狼狽える。
「どうしましたか?」
天使と思われる兵隊がやってくる。
「この方がセクハラしてきます。そして私の貞操を汚そうと・・・」
「エロース様、とりあえず宮殿に戻ってください」
「えー、まだ指一本触れていないよ?」
「このままでは本当に痴漢にされますよ?」
「わかったよ・・・」
そう言いながらその場を去るエロース。性愛の神だけあって盛んなのだろう。
「神族をセクハラで訴えられません。何もされていないみたいですし・・・」
「知っています。指一本触れられていませんので大丈夫です」
「そうですか。それでは私はこれで」
そう言いながらその場を去る兵士。ミュウジィは女子に礼を言われている。そして彼女らに連れられて消えていった。
(ミュウジィは凄いな。それに比べて私は・・・)
自分の無力さを感じるハイネ。
(アプロディーテ様は力が目覚めると言った。それはどういうこと?今の私は消えちゃうの?今のみんなに対する愛情は偽物なの?わからない。それに私の中に眠っているモノっていったい何?性別を超えた存在?何それ?)
何にしても今は解らない事だ。自分の中に眠るもの・・・それは何か。
(もしかしてエロースみたいな節操なしにならないよね?誰彼構わずベッドインする人間・・・私も同じか・・・)
ハイネはこれまでの経験を思い出す。怪物に気持ちよくされ、異種族と交わりまくった自分を。エロースの事は言えないなと思う。それでもハイネは同意の上で交わってきた。無理やりはない。それにみんな大好きだ。
「自分が解らないや」
ハイネはそう呟くと町をうろつく。この町は多種族で溢れかえっている。魔物も普通にいる。皆、楽しそうに見える。
「ハイネ」
振り返るとそこにシエルがいた。
「どうしたの?こんなところで?学校は?」
「僕、飛び級して卒業したんだよ。それで今日は薬の事で呼ばれてさ」
「そうか・・・シエルは凄いね」
「ハイネのおかげだよ。僕がそうなれたのは」
「そんなことないよ。シエルが頑張ったからだよ」
そう笑顔で答えるハイネ。シエルは照れている。
「もう仕事は終わったからデートしよ」
そう言うとシエルはハイネの手を引き町中を散策した。
「あぁん、ハイネ・・・そんな所・・・」
シエルの喘ぎ声が響き渡る。
「ミュウジィに余計なことを言った罰」
そう言いながら後ろの口を舐め回し、手で一物を刺激するハイネ。
「ダメ、変になる・・・」
次にハイネはシエルの一物を手で摩りながら首筋乳首にかけて舌を這わせた。シエルは大きく喘ぎ声をあげる。
「シエル・・・」
そう言うとハイネはシエルの反り返った一物に舌を這わせ口に含む。そして首を大きく振りだした。卑猥な音とシエルの喘ぐ声が響き渡る。
「ハイネ、気持ちいい、凄く良いよ」
その声に答えるかのようにハイネはシエルの胸から太ももに手を優しく這わせて刺激する。更に大きい喘ぎ声をあげるシエル。
「もう・・・出ちゃう・・・」
その声にハイネは更に首を早く動かす。大きな卑猥な音を立てる。
「ウッ・・・」
その呻き声と同時にハイネの口の中は生暖かい液体に満たされた。
“ゴクリ”大きな音を立てハイネは口の中の液体を飲み干す。
「本番はこれからだよ」
ハイネはそう言うと自らの一物にウホッエキスを塗りシエルの足を大きく持ち上げる。
“貫け・・・より奥まで・・・より深く・・・”
不意にハイネは自分の中から声が聞こえた気がした。
「アァン、急にそんな奥まで・・・」
シエルが大きく喘ぎ声をあげる。
「もっと・・・ふかく・・・もっと・・・激しく・・・われは・・・」
ハイネの口から本人の意思とは関係のない声が漏れる。幸いシエルの喘ぎ声でかき消されたが。それでもハイネは何かに取り憑かれたように一物を奥へねじ込む。その度にシエルは小さく痙攣し大きな喘ぎ声をあげる。
「われは・・・なる槍。全ての・・・を支配し・・・するもの・・・」
再びハイネの口から声が流れる。それもベッドの軋む音とシエルの喘ぎ声でかき消されているが。
「イッちゃう、もう・・・」
シエルは大きく痙攣する。そして再び喘ぎだす。ハイネは激しく腰を振っている。
そしてシエルが3度目の絶頂を迎えた時ハイネはシエルの後ろの口に生暖かい液体をぶちまけた。
(なんだったのだろ・・・先ほどの支配されるような感覚)
シエルを傍らに抱きハイネは考える。それでも何かわからない。
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