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第43話 学校は大騒ぎです
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ミュウジィとハイネのキスは瞬く間に学校に広がっていた。嫉妬する男子はそれなりにいた。ミュウジィはスタイルが良く見てくれも良い。しかも上級貴族令嬢だ。しかし大半の生徒はハイネが純粋に男色家なのか両刀使いなのかで意見が分かれる。異種族と交わったと言ってもどの種族まではグレンたちしか知らない。それぞれがいろいろ妄想を膨らませる。
「受け攻め両方だから相手は妖精族じゃない?だったら両刀だろ」
「背が高いフードを被った異種族と一緒だったて噂もあるよ」
「俺は3人で歩くところ見たよ」
同時にミュウジィの男性の趣味で話が盛り上がる。
「ハイネさんにプロポーズとか驚いた」
「それはハイネさんが実業家だし無難な選択だよね」
「それより彼は女の子らしくない?話すと異性って気がしないし」
「あ、私もハイネ君を男として見ていないわ。女友達って感じだよね」
「ミュウジィ様は格好いいと思う」
「確かに。みんなの前でプロポーズとか・・・これって男らしくない?」
「という事は・・・2人は性別逆転カップル?」
もう言いたい放題だ。ハイネはどうしたものか悩む。グレンと付き合っていると言えば済むかもしれない。しかし絶対に言ってはならない事だ。彼は準王族だ。部下との深い絆のためであれば問題はない。しかし男色となれば話は別だ。BLに優しい世界ではある。絆を深めるという意味では。しかし男同士の結婚は認められていない。子孫を残すという意味で。
「どうしたものか」
一人外を眺め溜息を吐く。
「ハイネ」
グレンが声を掛けてくる。
「悩んでいるのか?」
「うん、どうすれば良いのか解らなくて」
「ミュウジィ様は嫌いか?」
「そんな事は無いよ。ライクの意味なら大好きだよ。でもラブの意味ではそう言うのはまだ考えられなくて」
「そうか。嫌いじゃないならそれで良い。それに時間はある。ゆっくりどうしたいか考えればいいと思う」
「そうだけど・・・今はそんなこと考えたくないよ」
「そうだな」
「それともグレンは結婚してほしいの?」
「そうとは言っていない。彼女も勇気を出しての行動だ。責める気はない。君が困っているのも解っている。結局決めるのは2人だ。だからゆっくり考えてほしい。どんな結論でも後悔するかもしれない。正しい答えなんかないかもしれない。君には君自身が幸せになれる結末を見つけ出して欲しい。それだけだ」
(幸せな結末。そんなのグレンとの結婚に決まっている。今はそう思っている。しかしそれは叶わぬ夢。ならば一生独身でもいい。周りに愛してくれる男性がいれば良い。ミュウジィのことは友達として大好きだ。ツンとしたところもあるけど優しいところも私は知っている。でも恋愛は考えたことがなかった。急に告白されてキスされて意識している。でもどうしたら良いかわからない。ミュウジィにエッチを見られるのも嫌いじゃない。でもエッチに関してはイリアも同じだ。だから特別ではない。それなのに胸が苦しい。彼女の悲しそうな顔は見たくない。でも愛してはいない。わからないよ)
「焦らなくていいよ。苦しかったら我慢しなくていいよ。俺が受け止めるから」
グレンは優しく微笑んでくれた。
放課後、ハイネはその日最後の貴族の屋敷から出てくる。
(視線を感じる)
辺りを見回すとミュウジィが近付いてきた。
「今日はここが最後だと聞いて・・・」
押し黙るハイネ
「ごめんなさい。ストーカーみたいなこと」
「いえ、大丈夫です」
「怒っている?」
「いえ・・・戸惑ってしまって」
「少し話しても良い?」
「はい・・・時間も遅いので送ります」
2人並んで歩きだす。
「朝はごめんなさい。でも、我慢できなかった。ハイネが欲しくてたまらなかった。それで私は欲望に負けてしまった。貴方を傷つけるとわかっていても自分を止められなかった」
「わかります。その気持ちは僕も経験ありますから」
「でも・・・私はどうすれば良い?どうすれば良いかわからない。もうどうしていいか・・・」
「僕も迷っています。グレンは焦らず少しずつ向き合えば良いと言ってくれました。他の女性には何も思いませんでした。でも貴方に言われた時戸惑いました。シエルたちを抜きにしてもです。僕もどうすれば良いか分かりません。貴方が嫌いではありません。人としては好きです。でも恋愛感情とは違う。関係が壊れるのも怖いと思います。どうすれば良いのか・・・」
「そう・・・」
「時間をください」
「そうね・・・焦る必要はないわね」
何時しかミュウジィの家の前にいた。
「それでは僕はここで・・・」
「うん、ありがとう」
見つめ合う2人であった。
「グレン・・・」
「どうしたハイネ」
「苦しいよ、頭がわけわからないよ」
「そうか」
優しくハイネを抱きしめるグレン
「抱いて・・・お願い」
グレンは優しくハイネに口づけした。そして舌を絡めていく。
「アァ、グレン、もっと激しく抱いて」
ハイネの体を優しく撫でまわすグレンであったがハイネの声で激しく舌を絡めた。二人の息が荒くなる。グレンは胸から下へ舌を這わせていく。そして一物の裏から後ろの口に激しく口付けを交わす。
「アァン、グレン。もっと頂戴」
ハイネは激しくグレンを求める。
「ハイネ、挿れるよ」
そう言うとハイネの足を持ち上げ、ウホッエキスを滴らせた一物をハイネの後ろの口へねじ込む。
「イイ、もっと突いてぇ」
グレンはハイネを持ち上げ激しくハイネの中へ入っていく。激しく腰を動かしてくる。激しくベッドが軋む。
「出すよ」
そう言うとハイネの中に暖かい液体が満たされた。
2人はそのまま激しく唇を交わし続けた。
「受け攻め両方だから相手は妖精族じゃない?だったら両刀だろ」
「背が高いフードを被った異種族と一緒だったて噂もあるよ」
「俺は3人で歩くところ見たよ」
同時にミュウジィの男性の趣味で話が盛り上がる。
「ハイネさんにプロポーズとか驚いた」
「それはハイネさんが実業家だし無難な選択だよね」
「それより彼は女の子らしくない?話すと異性って気がしないし」
「あ、私もハイネ君を男として見ていないわ。女友達って感じだよね」
「ミュウジィ様は格好いいと思う」
「確かに。みんなの前でプロポーズとか・・・これって男らしくない?」
「という事は・・・2人は性別逆転カップル?」
もう言いたい放題だ。ハイネはどうしたものか悩む。グレンと付き合っていると言えば済むかもしれない。しかし絶対に言ってはならない事だ。彼は準王族だ。部下との深い絆のためであれば問題はない。しかし男色となれば話は別だ。BLに優しい世界ではある。絆を深めるという意味では。しかし男同士の結婚は認められていない。子孫を残すという意味で。
「どうしたものか」
一人外を眺め溜息を吐く。
「ハイネ」
グレンが声を掛けてくる。
「悩んでいるのか?」
「うん、どうすれば良いのか解らなくて」
「ミュウジィ様は嫌いか?」
「そんな事は無いよ。ライクの意味なら大好きだよ。でもラブの意味ではそう言うのはまだ考えられなくて」
「そうか。嫌いじゃないならそれで良い。それに時間はある。ゆっくりどうしたいか考えればいいと思う」
「そうだけど・・・今はそんなこと考えたくないよ」
「そうだな」
「それともグレンは結婚してほしいの?」
「そうとは言っていない。彼女も勇気を出しての行動だ。責める気はない。君が困っているのも解っている。結局決めるのは2人だ。だからゆっくり考えてほしい。どんな結論でも後悔するかもしれない。正しい答えなんかないかもしれない。君には君自身が幸せになれる結末を見つけ出して欲しい。それだけだ」
(幸せな結末。そんなのグレンとの結婚に決まっている。今はそう思っている。しかしそれは叶わぬ夢。ならば一生独身でもいい。周りに愛してくれる男性がいれば良い。ミュウジィのことは友達として大好きだ。ツンとしたところもあるけど優しいところも私は知っている。でも恋愛は考えたことがなかった。急に告白されてキスされて意識している。でもどうしたら良いかわからない。ミュウジィにエッチを見られるのも嫌いじゃない。でもエッチに関してはイリアも同じだ。だから特別ではない。それなのに胸が苦しい。彼女の悲しそうな顔は見たくない。でも愛してはいない。わからないよ)
「焦らなくていいよ。苦しかったら我慢しなくていいよ。俺が受け止めるから」
グレンは優しく微笑んでくれた。
放課後、ハイネはその日最後の貴族の屋敷から出てくる。
(視線を感じる)
辺りを見回すとミュウジィが近付いてきた。
「今日はここが最後だと聞いて・・・」
押し黙るハイネ
「ごめんなさい。ストーカーみたいなこと」
「いえ、大丈夫です」
「怒っている?」
「いえ・・・戸惑ってしまって」
「少し話しても良い?」
「はい・・・時間も遅いので送ります」
2人並んで歩きだす。
「朝はごめんなさい。でも、我慢できなかった。ハイネが欲しくてたまらなかった。それで私は欲望に負けてしまった。貴方を傷つけるとわかっていても自分を止められなかった」
「わかります。その気持ちは僕も経験ありますから」
「でも・・・私はどうすれば良い?どうすれば良いかわからない。もうどうしていいか・・・」
「僕も迷っています。グレンは焦らず少しずつ向き合えば良いと言ってくれました。他の女性には何も思いませんでした。でも貴方に言われた時戸惑いました。シエルたちを抜きにしてもです。僕もどうすれば良いか分かりません。貴方が嫌いではありません。人としては好きです。でも恋愛感情とは違う。関係が壊れるのも怖いと思います。どうすれば良いのか・・・」
「そう・・・」
「時間をください」
「そうね・・・焦る必要はないわね」
何時しかミュウジィの家の前にいた。
「それでは僕はここで・・・」
「うん、ありがとう」
見つめ合う2人であった。
「グレン・・・」
「どうしたハイネ」
「苦しいよ、頭がわけわからないよ」
「そうか」
優しくハイネを抱きしめるグレン
「抱いて・・・お願い」
グレンは優しくハイネに口づけした。そして舌を絡めていく。
「アァ、グレン、もっと激しく抱いて」
ハイネの体を優しく撫でまわすグレンであったがハイネの声で激しく舌を絡めた。二人の息が荒くなる。グレンは胸から下へ舌を這わせていく。そして一物の裏から後ろの口に激しく口付けを交わす。
「アァン、グレン。もっと頂戴」
ハイネは激しくグレンを求める。
「ハイネ、挿れるよ」
そう言うとハイネの足を持ち上げ、ウホッエキスを滴らせた一物をハイネの後ろの口へねじ込む。
「イイ、もっと突いてぇ」
グレンはハイネを持ち上げ激しくハイネの中へ入っていく。激しく腰を動かしてくる。激しくベッドが軋む。
「出すよ」
そう言うとハイネの中に暖かい液体が満たされた。
2人はそのまま激しく唇を交わし続けた。
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