異世界転生~女子高生が男の子に生まれ変わったのだが

松林 松茸

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第38話 黒エルフの町へ

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「その小高い丘の上がシルキー様の屋敷です」
ミュウジィが指さす先には背後に活火山がそびえる立派な屋敷が建っている。
「ミュウジィ様、ペースが早いです」
そう言うハイネ。
「これくらいで弱音を吐くものではありませんわ」
イリアが顔をしかめる。
「2人はペガサスに乗っているから・・・僕たち山道歩き続けているし」
シエルが大きく息を乱し言う。
「この服装だとね」
カブがスカートを捲し上げる。
「何でもするとは言ったけど・・・」
ハイネは渋い顔をする。
「もう少しだ、頑張ろう」
グレンだけは余裕を見せる。ハイネ達3人はメイド服で歩いている。靴も山道には向かないものを履いている。

遡ること数日前、カブが新しい薬草の栽培計画書をグレンに提出した。その薬草は火山岩で育てるらしい。シエルの会社の新薬で使う代物だ。しかしカブの町の周辺に火山などない。森に囲まれたエルフの町でも同じだ。ゾッドにも聞いてみたがどうやら心当たりがないらしい。学校でそんな話をしているとミュウジィが黒エルフの町の事を教えてくれた。
「紹介していただけませんか?ミュウジィ様」
「急に言われましても困ります」
「お願いします。何でもしますから」
「ん?今、何でもすると言いました?」
嫌な予感がした。
「・・・はい」
「それでは条件付きで紹介します。次の4連休にご案内しましょう。その時に関係者の方もご同行ください」
そして今の状況である。

「ミュウジィ様、素晴らしいですわ」
「私もこれ程の完成度とは思いませんでした」
ミュウジィとイリアは意気投合している。それにしてもまさか男の娘姿で行くことになるとは。カブは悪い気がしていないみたいだがシエルは恥ずかしそうだ。ハイネは慣れ切っているので普通である。
暫く歩くと大きな門が見えた。近づくと門の前に黒エルフの門番が居る。
「ミュウジィ=ラパーナと申します。シルキーワイズマン様にお取次ぎを」
そう言うと門番の1人が屋敷の中へ消えていく。ここはワイズマン家の長女でシルキー=ワイズマン上級貴族の屋敷だ。彼女は後ろにそびえる活火山一帯を所有している。そこに広大な火山岩地帯があるのだ。
「どうぞ中へ」
屋敷に入ると大広間に通される6人。暫くすると眼鏡を掛けたインテリそうでグラマーな美人が部屋に入ってくる。自己紹介し着座する6人。
「ミュウジィ様、これが聞いていた男の娘ですか?婦女子にしか見えませんが」
「えぇ、彼らは殿方です」
「しかも下着は女性物を着用していただきましたわ」
「それは・・・イリア様の発案ですか?」
「そうですわ」
「なんと素晴らしい」
何やら女子の会話があらぬ方向に行っている。
「折角ですから男の娘撮影会を」
イリアはそう言ってデジカメを手に取る。
「なんと素晴らしい土産でしょう」
シルキーは目を潤ませ感動している。そしていろいろなポーズをとらされる3人。今回もグレンは撮影側にいる。
(グレンの裏切り者)
そう思いながらも興奮してきたハイネであったが。
「ここで下着を膝まで下げて。そうですわ」
「イリア様、素晴らしいです」
イリアとシルキーはうなずき合う。
「毛もそってはいかがでしょう?」
ミュウジィはとんでもない事を口にした。
『ミュウジィ様、あなたは天才ですか!』
イリアとシルキーは顔を紅潮させている。想像したら無いものが立ってきたのであろう。そしてハイネ達女装組3人は抵抗むなしく下の毛を剃られてしまった。それを見た撮影組は息を荒くする。グレンは下半身にテントを張っている。
「今度はお尻を突き出して・・・スカートを腰に」
3人は壁に手を付きお尻を丸出しにする。そして少し足を開き後ろを振り返る。
卑猥なポーズに女子は興奮しっぱなしだ。更にエスカレートする撮影組。ソファーの上で足を開かせたり、階段の下から写真を撮ったり。
「あの・・・彼らの腕を縛ってはいけませんか?」
不意にグレンが言う。不思議そうにグレンを見つめる女性陣。グレンは3人の腕を縛ると足を大きく開かせて座らせる。そして腕を上げさせた。更に棘を抜いた薔薇をハイネ達の一物辺りに活け始めた。
『グレーダース卿!あなたは神ですか!!』
女性陣3人は歓喜の声をあげる。
「お気に召して頂ければ幸いです」
グレンは不敵に笑う。それから暫くおもちゃにされた後、撮影現場は寝室に移る。

「2人してそんな・・・アァンそこはダメー」
シエルが大きく喘ぎ声をあげる。3人はネグリジェ姿で絡み合う。シエルは仰向けに寝かされカブとハイネに攻められる。部屋中には這いずり回る舌の音とシエルの喘ぎ声。
「旦那様、声を女性らしく」
イリアは血走った目でシエルに要求する。
「ハイネさん、目線をください」
ミュウジィは顔を紅潮させデジカメとスマホを操作する。シルキーは夢中で動画撮影している。グレンだけが余裕ある態度だ。
不意にシエルがハイネを攻めてきた。呼応するようにカブまでシエルを責め立てる。
「アァーン、二人して・・・ズルい」
大きく喘ぎ声をあげるハイネ。シエルは仕返しとばかりにハイネを責め立てる。暫く攻防が続いた後、シエルは2人を立たせ2人の一物を頬張る。そして上目遣いで女性陣に目をやる。女性陣は興奮したのか足をもじもじさせ出す。
「あ、僕いっちゃいそう」
不意にカブが声をあげる。ハイネはカブの一物を口いっぱいに含むと大きく首を振る。後ろからシエルが一物にウホッエキスを塗りハイネに挿入する。
響く卑猥な音とリズミカルに刻まれる打音。それらが響きあい楽曲となる。
そしてシエルとカブは同時に昇天した。ハイネは口に含んだ白濁液を見せつけるかのように口を開き“ゴクリ”と音を立てて飲み込んだ。
そして今度はシエルの後ろの口にハイネのウホッエキスを塗りたくられた一物を咥えさせ、カブの禁断の花園に指を突っ込みかき回した。奏でる合唱と淫らなメロディーが部屋を満たす。それがしばらく続くとハイネは2人の体に白濁液をぶちまけた。
外はまだ日が高い。
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